リリカル・ストラトス~黒き帝王は魔導師~ (一時更新停止)   作:妖精絶対許さんマン

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篠ノ之箒を懲罰部屋に放り込んでもうすぐ一ヶ月が立つ。監視の先生の話だと初めの二日間は騒いでいたらしいが三日目には大人しくなったらしい。束さんからは電話は掛かってこなかった。愚兄はあの試合(お遊び)以降、俺に近寄らなくなった。まあ、別に構わないけど。

「さて、行くか」

今は朝の七時。刀奈は隣のベッドで寝ている。可愛い寝顔をしているな。写真を撮って・・・保存っと。クローゼットからお気に入りのコートを取り出して着る。刀奈の頭を撫でる。

「しゅーくん・・・」

「行ってきます」

テーブルに書き置きと余ったクッキーを置いておく。電車の時間があるから急がないとな。クッキーが入ったタッパーと財布、スマホと変装用のメガネを掛けて部屋から出る。





「すぅ・・・すぅ・・・しゅーくん・・・だいしゅき・・・」


第31話 運動会!

「視線がウザイな・・・」

 

学園を出てから電車の中や駅のホームで道行く人から見られる。特に女性からは顔を赤くして、チラチラ見られた。そんなに俺の服装っておかしいか?俺の服装は黒色のコートに黒色のズボンに黒色のシャツ、黒色の靴を履いている。(バイオハザード5のアルバート・ウェスカーの服と靴)

 

「もうすぐ約束の時間だな・・・」

 

八時に翠屋に来るように桃子さんに言われてるからな、急がないと。海鳴駅から走ること五分。なんとか、翠屋に間に合った。

 

「すいません!遅れました!」

 

「あら、いらっしゃい秋くん。もう少し用意に時間が掛かるから待っててちょうだい」

 

翠屋には桃子さんがいた。

 

「おや、来てたのかい、秋くん」

 

「む?お前も来たのか、秋」

 

「おはようございます、士朗さん、恭也さん」

 

翠屋に士朗さんと恭也さんが入ってきた。士朗さんも恭也さんも親バカとシスコン全快だ。士朗さんは首から一眼レフを掛けて三脚を持っている。恭也さんはビデオカメラを二つ持っている。バッテリーの予備もバッチリのようだ。未来の義妹の姿も撮る気だな。

 

「あ、秋くん!来てたん・・・だ」

 

「あ、美由希さん、おはようございます」

 

美由希さんが入ってきたが俺を見ると顔を赤くして止まった。

 

「そんなに俺の服装っておかしいですか?」

 

「そ、そんなことないよ!むしろカッコいいよ!!」

 

「そ、そうですか・・・」

 

そんな風に言われると照れるな。

 

「にゃあ!秋くん、おはよう!」

 

最後になのはが入ってきた。

 

「おはよう、なのは」

 

「うん!秋くんの服、カッコいいね!」

 

やっとまともな感想がもらえた。でも、なのはの顔も赤い。何でだ?

 

「みんな揃ったし、行きましょうか」

 

桃子さんも用意が出来たようだ。聖祥大付属小学校は翠屋から歩いて十五分。だから、なのは。俺と手を繋ごうとするな。美由希さんも羨ましそうな目でなのはを見ないでください。恭也さん、その殺気を抑えてください。桃子さんも士朗さんもなにピンク色の空間を作り上げてるんですか。助けてください。

 

 

~六人移動中~

 

 

「なのは。また、昼休みにね」

 

「うん!」

 

「頑張れよ、なのは」

 

「うん!頑張るから見ててね、秋くん!」

 

「ああ、見てるさ」

 

なのははそう言うと校舎に入っていった。

 

「私たちも行きましょう。忍ちゃんが場所を取ってくれてるはずだから」

 

忍さん、早いな。

 

「恭也さん、恭也さん」

 

「ん?なんだ?」

 

ずっと気になっていたことを恭也さんに聴く。

 

「いつ忍さんと結婚するんですか?」

 

「ごふぅッ!げほ、げほ!!」

 

恭也さんは顔を赤くして咳き込んだ。

 

「しゅ、秋!何て事を聴くんだ!?」

 

「早めに結婚式の日を教えてくれないと困るんです。俺がIS学園在学中に式を挙げるなら外泊届けとかの用意をしないといけないで」

 

まったく、恭也さんは奥手だな。

 

「ま、まだ結婚はしない!!」

 

「へぇ~なら、いつ結婚式を挙げてくれるのかしら?」

 

あ、忍さん。

 

「そ、それはだな!なのはが成人してからだな・・・って、忍!?」

 

いま気づいたのか。

 

「やっぱり恭也はシスコンね~」

 

「ま、待ってくれ忍!?」

 

将来、恭也さんは忍さんの尻に敷かれるな。

 

「結婚・・・ね。俺にも好い人見つかるかな?」

 

一生独り身なんて嫌だしな。

 

「しゅ、秋くんに好い人が見つからなかったら・・・わ、私が・・・」

 

「美由希さん!?」

 

美由希さんは顔を赤くしてモジモジとしている。少し、可愛いと思ってしまった。

 

「はいはい、四人ともイチャイチャしてないで行くわよ」

 

イチャイチャって・・・俺はイチャイチャしてません!!

 

 

~六人移動中~

 

 

忍さんの案内で場所取りをしていた所に行くと、すでにヴォルケンリッターとハラオウン家とエイミィ、鮫島さんがいた。

 

「お、秋じゃねえか。どうしたんだよ、そのメガネ?」

 

「ヴィータか。なに、一応の変装だよ。俺も複雑な立場だからな」

 

「ふ~ん。おめぇも大変なんだな」

 

大変ですんだら警察も管理局も必要ないわ。

 

「ザフィーラは・・・あい変わらず犬か」

 

「(・・・何も言うな)」

 

犬の状態だからか念話で話をした。

 

「鮫島さん、お久しぶりです。やっぱりレオンさんは・・・」

 

「はい。旦那様は仕事で来れませんでした。ですので、こちらに」

 

鮫島さんはビデオカメラを取り出した。

 

「録画しております」

 

用意がいいですね、鮫島さん。リンディさんは桃子さんと話をしていた。

 

「秋!久し振り!」

 

「久し振りだな、秋」

 

エイミィとクロノが話しかけてきた。

 

「元気そうだな、クロノ、エイミィ」

 

エイミィは少し大人ぽくなったか?クロノは・・・うん。どこも変わってない。

 

「秋・・・その服は暑くないのか?」

 

「これか?暑くないぞ。夏は涼しいし、冬は温かい。それに、動きやすいから気に入ってるんだ、この服」

 

服屋で見つけて気に入ったんだよな。

 

 

『ただいまより、聖祥大付属小学校の運動会を開始します!選手入場です!!』

 

 

クロノとエイミィと話をしてたら開会式の放送が入った。うわ~恭也さんと士朗さんの眼が血走ってカメラを構えてるよ。桃子さんと忍さんはそんな二人を冷たい目で見ている。

 

『続いて!四年一組の入場です!!』

 

放送の先生テンション高いな。士朗さんも恭也さんはものすごい勢いでシャッターを押している。

 

「なのはー!がんばれー!」

 

桃子さんもなのはに手を振っている。フェイトとはやて、すずかにアリサもなのはと同じクラスなんだ。作為的な何かを感じるな。

開会式も無事に終わりなのは達は五十m走と綱引き、玉入れの三つの競技をして、綱引き以外全て一位だった。そして、昼休み。

 

「秋くん!私、頑張ったよ!」

 

「ああ。頑張ったな、なのは」

 

なのはは保護者席に走ってくると桃子さんや士朗さんではなく俺の方に走って飛び付いてきた。俺じゃなくて士朗さん達に飛び付けよ!恭也さんなんかスタ○ド出してるぞ!?あのスタ○ドは・・・まさか!!スター・プラ○ナ!?

 

「あーー!!なのはズルい!!」

 

次はフェイトが抱きついてきた。うん。もう諦めよう。

 

「そう言うフェイトちゃんもズルいで!!私も混ぜてえな!!」

 

しまいにははやてまで抱きついてきた。場所で言うならなのはが俺の腹、フェイトが左腕、はやてが右腕だ。

 

「やっぱり、秋は人気ね~。そう思わない、すずか?」

 

「そうだね、アリサちゃん」

 

俺達をニヤニヤ笑顔でアリサとすずかが見ていた。

 

「お前らも抱きつくか?」

 

からかい半分で言ったら・・・

 

「あら?なら、私たちもお邪魔するわ」

 

「うん、お邪魔するね」

 

そう言うとアリサは俺の背中、すずかはどうやったのか俺の肩に乗っている。

 

「みんな、仲が良いわね」

 

「そうね~」

 

桃子さんとリンディさんの母親組が楽しそうに見ている。見てないで助けてください。

 

「桃子さんにリンディさん、それと・・・秋くんはそのままね。お昼ご飯の用意ができましたんで、こっちに来てください」

 

「俺、この状態で行かないといけないんですか!?」

 

小学生とは言え、五人は流石にキツイ。

 

「頑張りなさい、男の子♪」

 

「武装隊で訓練してるんだから、それぐらい余裕よね?」

 

桃子さんとリンディさんが笑顔で言ってくる。

 

「ああもう!わかりました!!」

 

肩のすずか以外を引きづらない様に気をつけて皆が集まっている所に行く。まあ、たまにはこんな日も良いかもな。




第31話でした。この話は元々午前中で終わらせるつもりでしたので適当になってしまいました。すいません。
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