リリカル・ストラトス~黒き帝王は魔導師~ (一時更新停止) 作:妖精絶対許さんマン
「うう・・・・・・」
放課後、俺の目の前で机の上でぐったりしている一夏を俺は見ている。
「い、意味がわからん・・・・・。なんでこんなにややこしいんだ・・・・・?」
「しょうがないだろ。ISは今の世界で最高峰の技術の塊だ。それに、入学前の参考書を捨てたお前が悪い」
「うっ・・・・・」
俺の一言がこたえたのか一夏は呻いた。かくゆう俺も入学前の参考書で予習していなければ今の一夏のようになっていたかもしれない。
「ああ、一夏くんと秋くん。まだ教室にいたんですね。よかったです」
「はい?」
「ん?」
俺と一夏は呼ばれて顔を上げると、山田先生が書類を片手に立っていた。
「えっとですね、寮の部屋が決まりました」
そう言って部屋番号の書かれた紙とキーを渡してくる山田先生。
「俺と秋の部屋、決まってないんじゃなかったですか?前に聞いた話だと、一週間は自宅から通学してもらうって話でしたけど」
「そうなんですけど、事情が事情なので一時的な処置として部屋割りを無理矢理変更したらしいんです。・・・・・一夏くんと秋くん、そのあたりのことって政府から聞いてます?」
最後は俺と一夏に聞こえるように耳打ちしてきた。
寮に入れられるのは世界で二人だけの男のIS操縦者が現れたんだ、安全面を考慮して当然だろうな。
「そう言うわけで、政府特命もあって、とにかく寮に入れるのを最優先したみたいです。一ヶ月もあれば個室の方が用意できますから、しばらくは相部屋で我慢してください」
「・・・・・・あの、山田先生、耳に息がかかってくすぐったいですが
・・・・・」
愚兄はなにを言ってるんだ?
「あっ、いやっ、これはそのっ、別にわざととかではなくてですねっ・・・・・!」
「いや、わかってますけど・・・・・。それで、部屋はわかりましたけど、荷物は一回家に帰らないと準備できないですし、今日はもう帰っていいですか?」
それは俺も気になる。枕とかの準備をしないといけない。俺は枕が変わると眠れない体質だ。初めて更識家に泊まったら枕が違うくて眠れなかった。
「あ、いえ、荷物ならーーー」
「私が手配しておいてやった。ありがたく思え」
姉さん、いつの間にいたんだ?
「ど、どうもありがとうございます・・・・・」
「ありがとうございます・・・・・」
姉さんが用意したのか・・・?姉さんが用意したのなら俺の部屋は確実に荒れているな。
「まあ、生活必需品だけだがな。着替えと、携帯電話の充電器があればいいだろう」
俺の荷物の中に枕ははいっているだろうか?
「じゃあ、時間を見て部屋に行ってくださいね。夕食は六時から七時、寮の1年生用食堂で取ってください。ちなみに各部屋にはシャワーがありますけど、大浴場もあります。学年ごとに使える時間が違いますけど・・・・・えっと、その、一夏くんと秋くんは今のところ使えません」
「え、なんでですか?」
俺の兄が犯罪者になるかも知れない。
「アホかお前は。まさか同年代の女子と一緒に風呂に入りたいのか?」
「あー・・・・・」
姉さんに言われてやっと気づくのか?
「いっ、一夏くんっ、女子とお風呂に入りたいんですか!?だっ、ダメですよ!」
「い、いや、入りたくないです」
おい、一夏。それだとまた誤解を生むだろ。
「ええっ?女の子に興味がないんですか!?そ、それはそれで問題のような・・・・・」
山田先生・・・あまり大声でそういうことを言わないでください。
「織斑くん、男にしか興味がないのかしら・・・・・?」
「それはそれで・・・・・いいわね」
「中学時代の交友関係を洗って!すぐにね!明後日までには裏付けとって!」
「一×秋・・・いえ、秋×一よ!!」
「「「それだ!!!!」
それだ、じゃねえよ。
俺はノーマルだ。普通に女の子が好きだ。彼女にするならたっちゃん先輩がいい。ん?なんで俺はたっちゃん先輩が彼女になったらいいなんて思ったんだ?
「えっと、それじゃあ私たちは会議があるのでこれで。一夏くん、秋くん、ちゃんと寮に帰るんですよ。道草くっちゃダメですよ」
山田先生がなにか言っているが俺は思考の海に潜り続けている。
「おーい、秋。行こうぜ」
「あ、ああ。悪い」
一夏に声をかけらて思考の海から抜ける。
なんであんなことを考えたのは後で考えるか。
俺は一夏と別れて自分の部屋の『1085』とかかれたドアの前にいる。
一夏は『1025』号室だ。
「さて、入るか」
俺は部屋のドアを開けるとその先には・・・・・
「お帰りなさい、貴方。ご飯にする?お風呂にする?それとも、わ・た・し?」
裸エプロン姿のたっちゃん先輩がいた。
選択肢があらわれた。
1・ドアを閉める。
2・虚さんを呼ぶ。
3・たっちゃん先輩にイタズラしかえす。
当然、3だな。
俺は周囲を見渡し、誰も居ないのを確認。部屋に入りカギを閉める。
「なら、たっちゃん先輩で」
「へ?」
俺の答えが意外だったのか呆けているたっちゃん先輩。
俺はそんなことお構い無しにたっちゃん先輩に近づき、押し倒す。
「きゃ!」
たっちゃん先輩から可愛らしい小さな声が漏れた。
俺は倒れた、たっちゃん先輩に覆い被さる。
「しゅ、秋くん?」
「たっちゃん先輩が言ったんですよ?」
「た、確かに言ったけど・・・そ、それに初めてはやっぱりベットの上で・・・」
たっちゃん先輩の顔がみるみるうちに赤くなっていく。
「プ、くく、あはは!」
「?」
たっちゃん先輩のしおらしい反応を見て笑いが込み上げてきた。
「冗談ですよ、冗談。立てますか、たっちゃん先輩?」
「うう~!酷い、秋くん!!」
「放送の仕返しですよ。掴まってください、たっちゃん先輩」
俺は倒れているたっちゃん先輩に手を差し出す。
「・・・だっこ」
「え?」
「だから・・・・・だっこ」
たっちゃん先輩が何か言っているが真ん中の部分が小さくて聞き取りづらい。
「すいません、もう一回言ってもらっていいですか?」
「だから、お姫さまだっこしてくれたら許してあげる!」
お姫さまだっこって・・・
「わかりました。失礼しますね」
俺は倒れているたっちゃん先輩の横にしゃがみ、膝裏と胴体を持ち上げ支える。
「きゃ」
たっちゃん先輩が持ち上げた時にまた声を出した。
たっちゃん先輩は俺の首に手を回して抱きついてきた。
「・・・たっちゃん先輩」
「何かしら、秋くん」
「もしかして、エプロンの下って何も着けてないんですか?」
たっちゃん先輩の胴体を持ち上げるとき、水着の紐が無くて違和感を感じてたっちゃん先輩に聞いてみる。
「そうよ」
たっちゃん先輩の素肌はものすごくサラサラで気持ちいい。
ずっと触っていたいぐらいだ。
その事を考えないようにしてたっちゃん先輩をベットまで連れていく。
第6話でした。