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あれから私は少女と一緒に近くの人通りが少ない公園まで行きベンチに二人して座っていた。
「改めて、さっきは大丈夫だった?怪我とかしてない?」
「うん」
ふ、普通あんな事が合ったら、もう少し怯えたり、泣いたりするもんだと思ったけど……この娘、凄い肝が据わっているなぁ。
「そう?ただ、もし思い出して怖くなったりしたら言いなさい、私が出来る限りの事は何でもして上げるわ」
「まっ!………」
「ま?」
「ううん、何でも無い大丈夫」
「そう?」
まぁここまで普通に会話が出来るなら本当に心配はしなくても良いのかも知れないわね。
それにしても……この子。
「ねぇ?」
「……ん?」
「そんなにジロジロ見られると……流石に恥ずかしいのだけれど」
めっちゃジロジロ見てくるんだけど?
何だったら隠す気なさ過ぎてガン観の域よコレ。
「嫌だった?」
「い、嫌と言う訳じゃなくてね?」
「じゃぁ問題ないよね?」
「……そう……ね」
『そうね問題自体は無いわ……けど!そんなに見られちゃ、私が喋り辛いでしょ!』って言えたらなぁ。
言えないのよぉ。
私って元々他人の前だと結構な小心者だからぁ(レミリアに成ったおかげかで改善されたけど)。
それに、何か彼女から変な圧を感じて微妙に怖いし!
はぁ、ここは私が黙って我慢するしかないかぁ。
「…………」
「…………」
………?
「…………」
「…………」
………あの〜、この沈黙の時間どうにかしてくださる?
いや分かる、分かるよ!
会話の時にたまに有る、この地味にキツい変な間!
だけどね、こっちは貴女のビームが出るんじゃないかと思うぐらいの眼差しを受けてる状況な訳で!とてもじゃないけど耐えきれないのよ!
何でも良いから早く話し掛け来なさいよ!そして、この地味に辛い空気を何とかして!
もう、私の精神が保たないのよ!
それかアレなの!?貴女も私と同じで話し掛けられるのを待って……。
レミリア「………」チラッ(; ・`ω・´)
少女「………」(◉‿◉)ジーーーー
あっ、……コレ違うわ、ただ単に私を見詰めるのに夢中で話す暇が無いって感じがする。
あと、瞬き位して、怖いから。
……はぁ、ここは一つ彼女の為(自分の為)に私が会話のリードをしてやりますか!
「え、え〜っと、何か聞きたい事があったら答えるけど……何かあるかしら?」
そう、焦るように言うと、数秒私から目線を外した、そして思い付いたのか目線を戻して来た彼女は目を少しだけ下に向け。
「その服、可愛いね」
私の服装を褒めてきた……って、そっち!?
「いやいやいや何で今服装の話するのよ!? 確かに可愛いとは思うけど! もっと聞かなきゃいけない事とか有るでしょ!?」
「……貴女の方が服より何倍も可愛いよ」
なんでやねん!
「それも違う!……け……けど、ありがとう!!」
「……どういたしまして」
「褒めてないわよ!?」
この娘マジで何なの!?
「あのね?常識的に考えてみて。今のこの状況で聞くことなんて、服以外にもっとあるでしょ!?」
「……例えば?」
例えば!?
「ほら!この翼は何なのかとか! どうやって空から来たのかとか! さっきの凄いパワーは何なのかとか! いっぱいあるでしょ!!!」
そう言いながらベンチから立ち上がりパサパサと大げさに翼を羽ばたかせたり、
人間では不可能な程のスピードで素振りをして見せたりして少女に人外的アピールをしてみたが。
「……うぅ……はぁ……はぁ……」
彼女は胸の辺りを押さえながら蹲りプルプルと震えて、何かを耐えるのに必死の様だった.......。
って、何その反応!?
「ちょっと!私の話ちゃんと聞いてる!?」
コッチが頑張って人外アピールしてるのに、無視は良く無いと思うな!
すると、何かが引っ掛かったのか彼女は震えながらも少し頭をコチラに向けプルプルと震えながらも片手を私の方へ突き出し。
「安心して……はぁ……貴女が話した言葉は一文一句全て……はぁ……記憶してるから」
汗を垂らしながらグーサインを作り、無駄に綺麗なドヤ顔でそう言ってきたが。
「いや、そこまでちゃんと聞けとは言ってないわよ!」
私そこまで深い話してないからね!?
「はぁ、もう良いわよ勝手に名乗らせてもらうから」
「ばっちこい」
今にも倒れそうなクセに何が、ばっちこい、じゃ。(可愛いな、おい)
「まず、私の名前はレミリア。レミリア・スカーレットよ。こんな幼稚な見た目でも一応500年生きた吸血鬼なの!」
と、そんな彼女を無視して自信満々に胸を張って名乗った訳だが。
実際500年も生きてないし、何だったら先日まで唯の一般男性……うん控えめに言って気持ち悪いわね。
改めて今の自分の自己紹介が恥ずかしく成ってきた。
けど!けどね!!
いきなり私は元々大人の男で、つい最近こんな姿に成っただけの人間です、何て言う方が信じられないと思うのよ!
それに、名乗るんだったら人間としてでは無くちゃんと人外ですよって分かる様にして。
あと、せっかくレミリアなんだから、そのままレミリアの設定を名乗った方が様になるかなぁ?…みたいな。
けど、こう言うのって大体何時かはバレるのが定番よね?
っま、バレたらバレたでその時考えましょ……そんな事より。
さぁ〜て彼女の反応は如何ほどかって、えぇ!?
「ど、どうしたの!?」
え?ちょっ、どゆこと!?
何で!?
「何で、泣いているの!?」
「……え?……あれ?」
彼女は自分自身ですら泣いてる事に気付 いていなかったのかポロポロと零れる涙を手で拭いながら困惑していた。
「えぇ〜っと、だ、大丈夫?」
そう確認すると彼女は私から顔を隠しな がら涙を拭い
「……うん、大丈夫……な、何でも無い……よ」
と、私に向って目元を赤らめながらコチラを安心させる様に薄っすらと微笑んでくる……が。
流石に眼の前で、いきなり泣いておいて、何でも無い訳がないでしょ。
「……はぁ〜」
「ふぇ?」
「少し失礼するわよ」
ため息を吐いた私はそっと、無理して笑 っている彼女の側に寄り添い、包み込む ように抱き締めた。
「……な、何?」
「泣きたい時はちゃんと泣きなさい」
「……え?」
「いちいち気を使うなって事、分かった?」
「ゔぅ……んっ!」
「大丈夫よ私が側にいるから」
「ゔぅん!」
彼女の腕が私の背中に回されると、ギューーっと、力強く抱き締め返してきてくれた。
「ゔぅ……ゔっ……ひっ……」
そして、そのまま彼女は私の腕の中で大声をあげて泣き出すのであった。
てか私、何やっているのかしら?いきなり彼女か泣き出したとはいえ慰め方がちょっと刺激的過ぎない?
自分でやっといて何だけど、なんで私こんな事をやってしまったのかしら?
うぅ〜………謎ね
それに、何でいきなり泣き出したのこの子?
拉致から助けた時でさえ泣いていなかったのに……まぁ、彼女がどうして泣いているのか何て、私が今考えた所で分かるわけ無いか。
今はただ、彼女を泣き止ませるのに専念しましょう
そうして彼女を抱きしめたまま背中を擦る。
「ふひひっ」
何かこの子喜んでない?
数分後
さきほどまで蹲り震えて泣いていた彼女は泣き止み。
一目みただけで分かる程、落ち着いた雰囲気に包まれていた。
「ぇ〜っと……もう大丈「ねぇレミリア」ぶ……な、何?」
そして次の瞬間、私を抱き締めていた腕が更に力が増し、顔を俯いたままの彼女は私に語り掛けるように名前を読んできた……え?
いきなりレミリア呼び!?
きょ、距離の詰め方エグくないかしら貴女。
あと、そんなに力強く抱き締めないでくれる?何か凄く危機感を感じるから!
「わ、私ね」
少女は意を決したかの様に、俯いていた顔を上げ
「っ!?」
力強い眼差しで私を見つめてくると。
「将来の夢……決まったの」
「……え、今?」
え?急に話飛び過ぎじゃない?
さっき貴女凄い勢いで泣いて無かった?
何でそっから将来の夢の話になるの?
あと、ドサクサに紛れて私の翼に触らないで? 気付いてるからね?
「うん、私ね将来……メイドに成る」
「そ、そう頑張ってね?」
勝手に成ってなさいよ、あと、いちいち私に言わなくて良くない?
「何だったら今からメイドに成る」
「な、成れば?」
だから、私に言わなくて良いって。
「それで私、レミリアのメイドに永久就職する」
「………はい?」
ずっと何言ってのこの子?
「そして何時かはレミリアの全ては私が管理するの!」
「ソレは止めて」
そんな満面な笑顔でサラッと狂気じみたこと言わないで?
私そんな性癖無いわよ?
「あ、あとレミリアって名前で呼んでも良いかな? それともお嬢様って呼んだほうが良い?」
「うん、レミリアで良いけど、ちょっと待って」
今更そんな事をどうでも良いわよ。
どっちかって言うと貴女が私を管理しようとしてる方が私にとっては重大よ?
「分かった今日からレミリアって呼ぶね!」
「呼んで良いけど、まず私の話を聞いてもらえないかしら!?私、待ってって言った筈だけど!?」
この娘一切、私と会話してくれ無い!?
「そうと決まったら早速明日の用意をしなくちゃ!」
「用意って何の!?せめて私に分かる様に説明してくれないかしら!?
ずっと貴女の話聞いてたけど、今だに何一つ理解できて無いのよ私!?」
私コレでも頑張って貴女の話を聞いてたつもりだけど!
全然追い付けてないのよ、貴女の話に!!!
「それじゃもう行くね!」
「あれ? 私の声、聞こえてない感じ?」
そう言って彼女は私の話を聞かずに、惜しむように抱き締めている力を緩め、立ち上がり。
「明日、朝一に家に行くから待っててねーー!!」
「………えぇ」
私に向って楽しそうに手を振りながら公園の出口へと走り去ってしまった。
え?ちょっと待って?
今あの娘、サラッと私の家に行くって言ってたけど、それって私の事をストーカーしてたって自白した様なものよね?……まぁ今更どうでも良いわね………いや良くは無いけど!
もう、そういう事考えるのも面倒になるくらい……疲れた。
主にあの子のせいで。
そもそも、何で拉致犯をぶっ飛ばした時よりも、あの子と喋っている時の方が疲れるのよ!
しかもさっきの会話で私の正体も教えたのに、結局!
最後まで何も言ってこなかったし!
はぁ〜………私も帰って寝よ。
それにしても、あの子さっき拉致られかけたばっかりだった筈なのに、良く一人で帰れるわね。
そして、肩を落としながらトボトボとフラつきながら出口に向かって歩き出していた、その時。
「言い忘れてたけど!」
少女は再び戻って来て私に喋り掛けてきた。
「ひゃっ!? な、何!?」
い、いきなり声を掛けて来るんじゃ無いわよ!!
完全に気抜いてたからビックリしたでしょ!
「咲夜!」
「………はい?」
……あれ?今サラッと、とんでもない事言わなかった彼女?
「私の名前、十六夜 咲夜って言うの!」
「………あぁ……そうなの」
っあ、フルネームも同じなのね………え?
「これからは咲夜って名前で呼んでね!」
「………」
「じゃ、また明日ーーーー!!!」
………
……………
………………………
………………………………帰ろ。
そして私は考える事を放棄し、ヘトヘトになりながら家に帰るのであった、まる
「っあ」
そう言えばあの子、改めて、咲夜に何で私の事ストーカーしていたのかを聞くの忘れてた。
・
・
・
・
・
帰宅
「ハァぁぁぁ〜〜...........疲れた」
家に帰った私は玄関からベットへと直行し、そのまま崩れ落ちる様に寝転がり、今日一日の疲れを癒す……と言ってもまだ外出してから数時間しか経っていないけど。
……いや何でその数時間でこんなにも疲れなきゃならないのよ、まったく。
それに結局、最後まであの子、何も反応してくれなかったわね。
眼の前で、拉致犯を人外パワーで蹴散らした所を見た筈なのに。
普通はもっと驚いたり、疑ったりするも んじゃないの?
それに、名前を言った途端、目の前でいきなり泣き出すわ(精神不安定過ぎない!?)
泣き終わったら終わったで次の瞬間にはそんな事が有ったなど思わせない程の楽しそうな笑顔で、私のメイドに成ると宣言して来るし。
そんでもって最後の最後に。
「はぁ〜………本当にどうなってるのよ」
まさか彼女から咲夜の名前が出て来るとは思わなかった。
私はベットの上で俯向けになり、天井を見上げながら彼女の事について改めて考える…………と言うか思い出す。
今思えばあの子の容姿って、黒髪を銀髪にして、目も青色にしたら、まんま咲夜(原作)なのよねぇ。
まぁ、あの子が私が思っている咲夜じゃ無い可能性もあるし。
もしかしたら本当に唯の、同姓同名のそっくりさん、だったり……いや、無いわね。
自分で言っといて何だけど、あそこまで似ていて違ったら逆に怖いわ、
それに
「何時の間にか胸の中に有ったモヤモヤが無くなっている」
最初に咲夜と会ってからずっと感じていたモヤモヤとした気持ち、それがスッカリ消えており、それどころかスッキリと晴れ晴れとした気持ちになっている。
例えるなら……そう、紙に書いた文字を消しゴムで綺麗に消せた時の様な………分かるわよね?
まぁ、何が言いたいかと言うと。
「あの子が本物とか偽物とかなんて、消しゴムのカス程、どうでも良いと言う事よ」
此処まで引っ張っておいて何だけど、私的には彼女が本物か偽物かなんて、どっちでも良い。
そもそも、あの子が何なのか何て私がどうこう言っても仕方がないし。
まぁ、私がいきなりレミリアに成っちゃう様な、非現実的な事が起こったのだから、現実に咲夜が居ても可笑しくわ無いかもしれないわよ?(無いはよね?)
けど、あの子と最初に会った時、凄く大人びてる子だなぁ、っと思ったけど、今日話していく内にやっぱり子供なんだなと思えたのよ。
あの、人の話を聞かずに自分の世界に入って勝手に自己完結しちゃう所とか特にそうよね。
そう考えると、あの子はそんな特別な存在じゃ無い、何処にでも居る普通の女の子よ。(ストーカーされていた事実から目を逸らす)
だから、いちいち、本物とか偽物とか、そんな難しい事は考えないし、考えても疲れるだけ。
あの子はあの子、原作の咲夜は原作の咲夜、それで良いんじゃない?
それに
「これ以上考えると私の頭がパンクするわ」
そもそも私、前も言ったけど難しい事を考えるの苦手なのよ!
私が出来ることと言ったら精々、頑張ってこの話を丸く収める事ぐらいなの!(いや、それも出来てるか怪しいけど!)
だから!
「この話はぁ……終わり!!」
そう言って私は手足を伸ばし、そのまま伸ばした手で、スマホを掴み、
飛ぶ様にベットから立ち上がりながら、スマホの電源をつけると同時に勢い良く天井に掲げ。
「スペル!」
現実『逃げるは恥だが役に立つ!』……なんちゃって
「まぁ、とにかくゲーム!ゲー……あっ、そう言えばアレって、どうなったのかしら?」
電源がついたスマホの画面を見た時、
ふと、ある事を思い出し、スマホで今日のニュースを調べる。
「あら?……フフッ」
そして、検索から数秒して探していた記事を見つけ、つい微笑んでしまった、
だってその記事には。
【〇〇県〇〇市で貨物列車と車の衝突事故で男性4名の死者を出す】
『〇月〇〇日
午後〇〇時〇〇分ごろ、〇〇県〇〇市で走行中の貨物列車と車の衝突事故があった。衝突した車には男性4名が乗っており、車に乗っていた4名は重傷。病院に搬送されたが死亡が確認された。同署が詳しい事故原因を調べている。』
男達の死因ですが、レミリアが車を蹴り上げた時にブレーキが壊れていて、そのままブレーキが効かず列車に打つかったというかんじです
あと次回は咲夜視点です!