事件の推理をしていたら、しずくちゃんが行方不明になった。
「ほう、と言う事はその男が指示して窃盗したって事か。」
と、高杉は言った。
「ええ、恐らく犯人はB寝台で窃盗を行っているすきにA寝台に入って殺害したんだよ。」
「ほう、なるほど犯人はそれを利用したんですね。」
「その通りだよ、高山。」
「じゃあ、犯人は最初から寝台特急に乗っていたって事ですね。」
「ああ。」
「もし、下車したとしたら犯人はどうやって岩国と広島へ行ったんですか?。」
と、小海は言った。
「つまり、犯人は最初から寝台特急「さくら」に乗っていたんだよ。」
「なるほど。」
「そうか、犯人は寝台特急「さくら」に乗ってA寝台で殺人の後に下車したんだよ。」
「なるほど、すると犯人は博多で下車してそこから岩国と広島へ向かったって訳か。」
「ええ、犯人はこれを利用したんですよ。」
と、高山はみんなに言った。
「えっ、それは本当なのか。」
「はい。」
早速、時刻表で調べて見たら。
寝台特急「さくら」
東京発16時37分 乗車
大阪から岡山辺りで、犯行。
博多着8時14分 下車
特急「いそかぜ」
博多発8時20分 乗車
東萩着11時16分 下車
東萩から岩国へは、バスに乗る。
岩国で第二の殺人
そして、岩国から新岩国へ向かう。
新岩国からは新幹線に乗って、広島へ向かう。
山陽新幹線「こだま554号」
新岩国発12時58分 乗車
広島着13時17分 下車
平和記念公園で、殺人。
東海道山陽新幹線「ひかり26号」に乗車
広島発19時00分 乗車
東京着23時35分 下車
「そうか、犯人はこれを利用したって事か。」
「はい、犯人はそれを利用したんですよ。」
「ほう、なるほどね。」
「と言う事は、犯人はあの人か。」
「ええ。」
「そう言えば、彼女の話だとトイレに行こうとしたらその男に会ったと言っていたな。」
「つまり、犯人は顔を見られた。」
「そして、男は博多で下車して岩国と広島へ向かったんだよ。」
「なるほど。」
そこへ、1本の電話が入った。
「はい公安特捜班、えっ、何、行方不明!?。」
「えっ。」
「うんうん、しずくちゃんが、わかった、こっちからも捜索してみます。」
と、電話を切った。
「どうしたの。」
「しずくちゃんが行方不明になったって。」
「えーっ。」
と、高山達は驚いた。
「そうか、やはり犯人はあの人だ。」
「わかったの、しずくちゃんが何処へ行ったか。」
「ああ。」
「恐らく、あそこだ。」
翌日、南と高山と小海は新幹線に乗って小郡へ向かった。
「本当なの、しずくちゃんはここにいるって。」
「ああ、恐らくな。」
「やはり、しずくちゃんは小郡へ向かったんだよ。」
「そうか。」
「いたわ、あそこよ。」
「やはり、ここか。」
「大丈夫か、しっかりしろ。」
「あっ、南さんに高山さん。」
「よかった、無事で。」
と、そこへ1人の男がやって来た。
「ん、誰だてめぇ。」
「鉄道公安隊だ、お前を殺人及び誘拐と監禁の容疑で逮捕する。」
「くそーっ、何でここがわかったんだよ。」
「逮捕した稲葉と小原が自供したんだよ。」
「何。」
犯人の名前は、立岡康弘45歳だった。
「ちくしょー。」
そして、南は確保して高山は立岡に手錠をかけた。
「これで、解決ね。」
「はい。」
こうして、寝台特急「さくら」の殺人事件は解決した。
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劇中の列車時刻は、平成4年の7月のダイヤを使用しています。