公安特捜班 寝台特急殺人事件   作:新庄雄太郎

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そして、寝台特急「さくら」の車内で列車スリが起きた。


第3章 列車盗難

瀬戸内海を通っていると、夜明けを迎えていた。

 

朝日を浴びて、寝台特急「さくら」は山陽本線を走っていた。

 

「おはよう、歩夢。」

 

「おはよう、侑ちゃん。」

 

しずくちゃんが、トイレから出てきました。

 

「しずくちゃんも、もう起きたの。」

 

と、侑は言った。

 

「ええ。」

 

「よく、眠れた。」

 

「うん、まぁね。」

 

「A寝台だから、歩夢は上で寝ていたからね。」

 

歩夢と侑としずくは、顔を洗って歯を磨いて後はトイレへ向かった。

 

「千歌ちゃん、曜ちゃん、、悪斗君。」

 

「何だい、ルビィちゃん。」

 

「もうすぐ、下関だって。」

 

「もしかして、機関車の交換か。」

 

「そうだよ。」

 

「わかってるよ、ちゃんと写真撮るからさ。」

 

「うん。」

 

そして、事件は起きた。

 

寝台特急「さくら」が徳山を発車した直後の事だった。

 

キャーッ!

 

「ん、何だ今の声は。」

 

「行ってみようか。」

 

「うむ。」

 

と、千歌とルビィは隣のA寝台へ向かった。

 

「どうしたの。」

 

「大変なのよ。」

 

「私たちが乗っていたA寝台でスリがあったのよ。」

 

「もしかして、隣のB寝台でも。」

 

「そうよ。」

 

そこへ、車掌がやって来た。

 

「どうしましたか。」

 

「大変なのよ、車内で列車スリがあったのよ。」

 

「犯人は、小郡で下車したって事は考えられないかな?。」

 

「ああ、それも考えられるわね。」

 

と、千歌は言った。

 

「ほう、なるほどね、早速、鉄道公安隊に連絡します。」

 

「あのー、すいません。」

 

「ん、何だい。」

 

車掌は、歩夢に言った。

 

「さっきのスリの事なんですけど。」

 

「はい、あなたは何か盗難に会っていませんか?。」

 

「あのー、私は盗られたんじゃないの。」

 

「えっ。」

 

「私は、スリをするところを見たんです。」

 

「じゃあ、あなたはそのスリの犯人を見たんですね。」

 

「ええ。」

 

「どんな人だったか、覚えている。」

 

「ええ、私が夜にトイレへ行こうとしたら2人組の男が隣のB寝台で盗むところを見ました。」

 

「どんな人かわかりますか。」

 

と、車掌は言った。

 

「そうね、1人はキャップ帽とサングラスをかけた40代ぐらいの男で、もう1人は20代ぐらいの若い男でした。」

 

「ほう、なるほど、その時に君は列車スリを目撃したんだね。」

 

と、車掌は歩夢に言った。

 

「はい、後ろ姿だったから。」

 

「ほう。」

 

「それで、何処で見たか覚えていますか。」

 

「そうね、長崎行当たりのB寝台の方で何か財布みたいなものを盗んでいました。」

 

「わかりました、さっそく公安隊に報告しておきましょう。」

 

と、車掌はすぐに鉄道公安に連絡した。




そして、寝台特急「さくら」で殺人事件が起きた。

犯人は誰なのか?
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