公安特捜班 寝台特急殺人事件   作:新庄雄太郎

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そして、事件の一報が入った。


第8章 山口旅愁

特捜班に一本の電話が入ってきた。

 

「はい、公安特捜班、えっ、山口県警。」

 

と、松本は言った。

 

「おお、変わろう。」

 

「はい、山口県警からです。」

 

「どうも、公安特捜班班長の高杉です。」

 

「ああ、公安特捜班の方ですか、私は山口県警・捜査一課の楠田と言います。実話ですね、岩国で殺人事件が発生しまして、身元を紹介したいので調べてもらえないかと連絡がありまして。」

 

「それで、その被害者というのは、はい、広川 雄一郎、34歳、分かりました、さっそくこちらで調査します。」

 

と、高杉はメモを取って電話を切った。

 

「おい、山口県警から捜査協力の要請だ。」

 

「早速、当たってみます。」

 

「南主任、私と一緒に行きます。」

 

「小海、行こうか。」

 

「はい。」

 

早速、南と小海は広川の勤務先へ向かっていった。

 

「えっ、うちの部下の広川ですか。」

 

「ええ。」

 

「ああ、彼なら先日に休暇を取っていますけど。」

 

「ほう、休暇で。」

 

「彼に何かあったんですか?。」

 

「実はですね、山口県の岩国で殺人事件がありまして、その被害者がナイフに刺されて殺害されたんです。」

 

「えっ、殺された。」

 

「はい。」

 

「1日目は同窓生と会いに行くと言って下関へ行って、次の日に岩国へ行くと言っていました。」

 

「それって、高校の同級生ですね。」

 

「はい。」

 

「実は、広川さんは山口出身なので久しぶりに会い行くと会社中で話題になっていたんです。」

 

「ほう、なるほどね。」

 

南と小海は、高杉に報告した。

 

「ほう、先日から休暇で山口に。」

 

「はい、下関で同級生に会いに、次の日に岩国へ行ったと言っていました。」

 

「ほう、なるほどね。」

 

早速、広川の日程を調べてみた。

 

1日目 午前7時00分発 東海道新幹線「ひかり201号」に乗車

 

      9時52分着 新大阪で下車

 

     10時15分発 山陽新幹線「こだま541号」に乗車

 

     14時08分着 新下関で下車

 

2日目 午前9時01分発 東海道・山陽新幹線「ひかり52号」に乗車

 

      9時58分着 新岩国で下車

 

    午後12時28分発 山陽新幹線「ひかり172号」に乗車

 

      14時31分着 新大阪で下車

 

      14時39分発 東海道山陽新幹線「ひかり14号」に乗車

 

      17時32分着 東京駅で下車

 

「ほう、なるほどね。」

 

「休暇で新幹線に乗って山口か。」

 

「はい、2泊3日で同窓生に会いに行くと言っていました。」

 

「ほう。」

 

「いつもは息は寝台特急で行くけど、たまたま満席になっていたからあえて新幹線に乗って山口へ行ったんですって。」

 

「そう言う事か。」

 

そこへ、高山が戻ってきた。

 

「ただ今、戻りました。」

 

「どうでした、休暇は。」

 

「ええ、久しぶりの札沼と友人と一緒に大山に行ってきましたよ。」

 

「どうやって行ったんですか。」

 

と、小海は高山に言った。

 

「次の日に休暇を取って、博多から特急「いそかぜ」に乗って米子へ行きましたよ。」

 

「ほう、特急「いそかぜ」か。」

 

「いいわね。」




そして、犯人は誰なんだ。
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