幕間的なの。
他のFateキャラ出すかどうかで悩み中です。
奈落へと落ちていく灯火たちの姿を見ている者がいた
「ついに最後の試練が始まる」
キング・ハサンこと初代ハサン・サッバーハである。
彼の目には青白い炎が浮かんでいた。
すると彼しかいないはずの霊廟の中に白髪の魔術師の声が響く。
「彼女のことずいぶんと気に入っているんだね?わざわざ試練を用意するなんて…なんというか君らしくないね」
そう白髪の魔術師がキング・ハサンに話しかける。
「あの者がハサンを目指すと言うだけならば我もここまではしない。だがあの者が目指すのは我と同じ場所に立ち人を導くと言った。ならばそれにふさわしい実力が無ければならぬ。あの者はまだ暗殺者としても人としてもまだ極まったとは言えない。故に我は試練を与えたまでだ。それに…」
キング・ハサンは言い淀む。
「それになんだい?」
「カルデアの魔術師とその相棒と出会いかの者らの在り方を見た。そして我もまた変わるべき時が来たのかもしれんと思った。我はそれを見極めたい。それだけだ…」
キング・ハサンはそう言って物思いにふける。
脳裏によぎるのはカルデアの最後のマスターと身長ほどの大きさを持った盾を手にするデミ・サーヴァントの姿。
「あぁ、そう言えばだけど今回の異世界からの干渉を受けてカルデアや魔術協会はてんやわんやだよ。なんでも異界から干渉できるほどの神霊がこちらの世界へ干渉を再び始めたらしい。カルデアではあの転移の痕跡を辿りレイシフトを行おうという動きもあるそうだ。まあ、異界から干渉できるほどの力を持った存在が敵対的な行為を行っている。この時点で人理焼却程ではないけど十分に動く理由になる訳だ」
「そうか、レイシフトするのは例の二人か?」
そう言ってキング・ハサンは先程の二人を思い描く。
「その二人とカルデアの他のスタッフ、そして時計塔からも一人送るらしい。まあ、今はあの時と違って複数人投入できる余裕があるからね。と言ってもまだ座標の特定ができなくてレイシフトできないみたいだけど」
「そうか…時が来れば私とあの者らも協力しよう。必要なら呼ぶが良い…」
「彼と出会って僕も君もずいぶん考え方が変わった。これが良い事であると信じよう。さて、僕も彼女に会いに行ってみるとするかな?」
そう言って白い髪を持つ花の魔術師ことマーリンがその場から姿を消した。
「好きにするが良い。どの道あの者にはまだ成熟する余地がある。我はその時をただ待つのみ」
そう言って手元に映る灯火たちの姿に目を移す。
「しかし、最後の試練にはいささか早かったか?…仕方が無い我も少し手伝うとしよう」
(ぞんがい我もかの者らに影響されているらしい…)
彼の目に再び青い炎が灯る。
とりあえず書いたものの藤丸やマシュ、他の英霊を出すかは考え中です。