書き忘れてのですがこの世界線では理焼却や白紙化が解決しもとに戻った後なので初代様ことキング・ハサンもカルデアの記憶があります。
カルデアやその他魔術協会なども存在します。
灯火はキング・ハサンの記憶経由で知っています。
また、教団の教義なども変化しているということにしてください。
もし、Fate世界の暗殺教団の教義について知っている方がいたら教えていただけると幸いです(探しても言及があったかどうかも分からなかったので)。
AIで灯火のイメージを出しました。自分で書こうとしましたがあまりに下手くそすぎて断念しました。
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灯火と恵里は気がつくと霧の立ち込める不思議な場所に来ていた。
(ここは、初代様の…)
その時、キング・ハサンの声が聞こえてきた。
「汝ら心せよ。これより試練の始まりである。己のあり方を見極め貫き通すがよい。…それから一度だけ我が汝らを助けよう。よく考えてその権利を使うがいい」
それを聞いたあと灯火と恵里は気を失いそのまま奈落の底へと落ちていった。
灯火達が目を覚ます。
意識がはっきりすると辺りを確認し始めた。
「ここが大迷宮の深部…」
恵里がつぶやく。
「ごめん恵里これは私の問題なのに巻き込んでしまって…」
「いや、いいよ。僕も初めからそのつもりでいたし。そんなことよりも周りはどうかな?」
「ああ、魔力感知、気配察知ともに反応なし。だけど身を隠せそうなところもない」
「そっか、なら僕の魔法で壁に穴を開けて隠れる?」
「そうだな、良さそうなところを探して…!!」
その時、突然2人の頭上に気配が出現し二人めがけて急降下してきた。
灯火と恵里がバックステップで回避する。
次の瞬間急降下してきた何かが地面に衝突し土煙を巻き上げる。
二人はすぐさま武器を構えて気配遮断を使い土煙の中の存在を見る。
そこにいたのは大型犬ほどの大きさのあるハチのような魔物だった。
その姿確認したのと同時に二人が暗器を投げる。魔物に暗器が突き刺さるが魔物には対してダメージになっていない。
二人を見失った魔物が羽を広げ再び飛び上がろうとする。そうはさせないと二人が短剣で斬りかかる。二人に気づくのが遅れた魔物は避けることができず短剣の一撃を受け死んだ。
「ふ〜、なんとかなったね」
「ああ、だが初代様が最後の試練と形容する場所だ。どんなやつがいるかわからん。とりあえず身を隠そう」
「わかった。」
二人は【気配遮断】を使い隠れながら移動し魔法で簡易的な陣地を作り周辺の調査を始めた。そしてわかったことは、
・下の階に向かう通路はあるが上に戻る道がないこと。
・ここの魔物はベヒモスと同じくらいに強かったり厄介なのが多いこと。
・この階にはの他に人がいる痕跡が無かったこと。
といったところだ。
「僕たちこれからどうしようか?と言っても脱出するなら下に行くしかないけど」
「そうだね、だけどその前に解決しないといけない問題がある」
灯火が真剣な顔で言う。
「ん?他に何かある?」
「食料だよ。緊急時に備えて携帯食は何個かあるし私は一般人より食べる量が少なくても大丈夫とはいえ到底脱出まで持つとは思えない」
「あ〜その問題もあったか、と言ってもどうするんだい?ここでまともな植物や動物がいるとは思えないけど」
「取り敢えず、下の階層で簡易拠点作ったら
その言葉を聞いて恵里は顔をしかめる。
「でも魔物って人間が食べると死ぬんじゃなかったっけ?」
「そうだけど、そこら辺はなんとかするしかないでしょ。私は自動再生と肉体改造で乗り切るとして。問題は恵理なんだよね。自動再生がない上に私は治癒魔法も使えないし…しょうがない私が先に食べてから考えよう。もしかしたら私たち異世界の人間には無毒かもしれないし」
「え〜?大丈夫なのそれ?」
「わからん!だけど今はやるしかないそれに私なら最悪、恵理に直してもらえるし」
「わかった。言っておくけど僕も治癒魔法は適性低いからね?」
「わかってる。だけど腹をくくるしかない。よし、そうと決まれば食料が尽きる前に早めに行動しよう」
そう言うと灯火達は立ち上がり気配遮断を使い仮拠点である洞窟を出た。周りは相変わらず岩のように見える床と天井が広がり、岩山のようなものがいくつも見える。しばらくすると魔物が争っているのが見えた。十匹ほどの2尾の狼型の魔物と空中を蹴り高速で移動するウサギ型の魔物が争っていた。
「いたぞ」
「そうだね。私はウサギ型を殺る。そっちは狼型を頼む。こっちが早く終わったら手伝う」
「オッケー、じゃあ始めようか」
二人が散開しそれぞれの目標に向かう。ウサギ型が狼型複数体による無差別放電を回避し距離を取り着地したところで灯火がしかけた。短刀をウサギ型の足へ向かって投擲し命中させる。短刀を足に受けた魔物は意識外からの攻撃に驚き周囲を見渡すがすでに背後へ回っていた灯火が短刀を魔物の頭部に気功術と八極拳を用いた打撃を加え頭部を吹き飛ばした。
恵理は短刀の投擲によって後ろから指示を出していた個体を無力化し首を切り裂いて殺す。【気配遮断】によって姿を隠しながら投擲や斬撃を与え次々に殺していく。そして、その死体を降霊術で操り他の魔物と戦わさせ全滅させた。
「お疲れ様、恵理」
「お疲れ様、そしたらこれを持っていこうかと言っても持っていくのはウサギ型と狼型一匹までしか持てないけど」
「取り敢えず持っていこうかその前に【隠蔽】」
灯火はその場を離れる前に暗殺術から派生した隠蔽と言うスキルを使い匂いなどの痕跡を消した。
その後二人は洞窟へ戻り解体を始めた。
解体した肉を前に二人は苦悩していた。なにせ魔物の魔耐が高く魔法ではなかなか火が通らなかったからだ。そのため、肉を焼くことを諦めそのまま食べることになったのだ。
「いっ、いくぞ」
恵里はすでに治癒魔法を準備しながら灯火に不安げな目を向け見守る。灯火は見守られながらその肉を口にする。
すると、
「ぐぁぁぁ!!」
灯火の口から悲鳴が上がる。灯火は暗殺教団いた頃訓練や任務で様々な怪我や痛みを受けたがそれを上回る痛みが全身に走った。
魔物の肉に含まれる魔力によって体のあちこちの細胞と魔術回路が破壊されていた。すぐさま自己再生が発動する。恵里もすぐに回復魔法を使っていたが細胞や回路の破壊は止まらない。
灯火は戦闘続行のスキルを発動し魔力の制御などの戦闘能力を取り戻す。体内の魔力を制御しようとするがしかし、ほとんど効果がなかった。
(痛い、痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い、痛い!体が、細胞が壊れていく度に修復されていく。そして私の細胞が少しずつ魔力と結びついて変わっていってる)
しばらくすると黒かった髪の色が抜けて灰色になり目も黒から灰色に近い色になった。
痛みが治まったあと灯火は自分の状態を確認し始めた。
「髪の色変わってる…筋肉も少し増えたか?ありがとう恵理の回復魔法のおかげで生き残れた」
「いや…僕の魔法正直効いてた感触なかったんだけどね」
「いや、そんなことはない。正直、戦闘続行と自動再生だけでは足りなかったかもしれない」
「あ〜それなら私はやめといたほうがいい?」
「いや、大丈夫かもしれない。この肉の毒性は毒ではなく暴走状態の魔力が暴れまわるのが原因みたいだ。気功術を使えばお前の体内の魔力を安定化できる。だから私ほどダメージはないはずだ」
「マッ、マジ?ぶっつけ本番でやるの?」
「マジ、大丈夫さっきステータス確認したら全ての値が大幅に伸びてたし、【胃酸強化】とか言うスキルが手に入ってたから一度食べたら大丈夫になるから」
恵理が肉を手に取る。意を決して食べると
「あぁぁ!」
恵理の口から叫び声が上がる。灯火がすぐに気功術で恵理の体内の魔力を制御する。しかし、それでも肉体へのダメージはある。ポーションを飲ませ治療する。しばらくして収まると恵里は髪の毛に白色のメッシュが入ったようになっている。
「死ぬかと思ったよ。初代様にふっとばされて全身骨折したときレベルの痛みだったよ」
「大分効果あったみたいだな。恵里は何かスキル手に入ったか?」
「うん、【胃酸強化】と【空力】、【魔力操作】とか言うスキルが手に入ってる」
「説明を見るに【胃酸強化】があれば魔物の肉も問題なく食べれるみたいだ。【魔力操作は】…魔法陣無しで魔力を扱えるのか」
「食料問題も解決したしそろそろ本格的に攻略を始めようか」
そう言うと二人は洞窟を出て壁をもとに戻し下の階層へと向かった。
隠蔽…血痕を消したりして証拠隠滅ができる。
気功術…気を操る東洋系の魔術。
八極拳…小さい動きで大きなダメージを与えることを目的とした技が多い。また、気功術と合わせて使うことで相手の魔術回路などをズタズタにする技も編み出しておりオリジナルとは大きくかけ離れたものになっている。
変化後のイメージ
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