オリジナル設定のオンパレードです。
それでも良いという方のみご拝読ください。
〜灯火Side〜
あの暖かさを感じ悪夢が消えたあと私がヒュドラ攻撃によってあの様な状態になったということはすぐに察せた。
「しかし、不甲斐ない。初代様と同じ場所を目指しておきながらこんなに簡単に無力化されるなんて。私にはやはり無理なのだろうか、あの高みに至ることは…」
誰もいない空間で私は無意味にその言葉を口にした。すると誰もいないはずの空間で返答が返ってきた。
「それは当然じゃないか。君が目指す場所は同じでも道のりが異なるのだから」
「誰だ」
「ヤダな〜私だよ私、花の魔術師ことマーリンさ」
そう言うのは私も何度かあったことのある白髪の魔術師、マーリンであった。
「マーリン様でしたか。無礼な態度をとって申し訳ありません」
「いいよ、僕もそういうかしこまった喋り方はあまり好みじゃないしね」
「そうですか…、ところでマーリン様私では至れないとはどういうことでしょうか」
私は平静を装っていたが内心怯えていた。マーリン様はこんなに軽いノリだが何百年じゃ収まらないほど長い時間人類を観察し見守ってきた存在だ。そんな存在に夢が叶わないなんて言われれば平静を保つことなど不可能だった。
「何、難しい話じゃない。彼のみならず全ての人にはそれぞれ全く異なる物語がある。そして英霊となれるような存在の技というのはその物語の結晶でもある。それを完全な模倣ならともかく自らの技として確立させるには同じ道を歩まなければ人の身では不可能だろう。君がいくら記憶が読めると言っても結局それは他人の物でしかない。それをそのまま己の肉体または周囲の空間へ投影して具現化させるのが君の持つ【
「つまり、私では彼に並ぶことはできないと?」
「いや、それは違う。あくまでこれはキング君の技を自分のものにするのは難しくて当たり前という話さ」
その言葉に私は首を傾ける。
「それはつまり私では初代様に並べないということでは?」
「いいや、違う。確かにキング君の技を自分のものにすることはほぼ無理と言っていいだろう。しかし、僕がさっき言った通り僕たちの持つ宝具や技はそれぞれの物語の結晶だ。故に君の結晶を磨き続ければいずれ彼と並べるだろう。」
つまり、彼が言いたいことは模倣ではどうあがいても究極の1である初代様には並べないが自ら編み出したものであれば並びうるということだろうか?
「それにキング君も言ってただろう?己のあり方を見極めて貫き通せと。まあ後はできることをするといいよ。そうだキング君が今あの蛇と戦ってるからみて学ぶといい。」
そう彼が言った途端私の視界が、いや全ての感覚が切り替わる。これが初代様の技。
初代様が体を動かす感覚、力の流れまでよくわかる。
これが初代様の技。だがなんだろうこのあやふやな感覚はまるで生と死の間に立っているかのような感覚だ。
そう言えば初代様も行っていた。彼は死と同化していると。
初代様がヒュドラのブレスを切るたび内側から何かがブレスに流れ込んでいるような感覚がある。もしかしてこれが死の運命を手繰り寄せるということなのだろうか。
なんという高みだろうか。しかし、他ならぬマーリン様が私は届きうると言ってくださった以上その過程が異なっていても目的地が同じであるのだから私にもできるはずだ。
私は殺した相手の記憶や感情を知ることができる。ならば
私は決意して私私が記憶の奥底に封印していた殺した全ての人の生と死、そして私の願いと向かい合い始めた。
次から次へと私の脳裏に流れてくる私の
私はひたすら向き合い続けた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
目が覚める。目の前に初代様の姿からもとに戻り私が目覚めたことに気づいた恵里がいた。
「灯火!灯火!大丈夫?ごめんなさいあのとき私がもっと警戒するべきだった!私がもっとしっかり気を引き付けるべきだった!私が…」
「おっとストップ、大丈夫それに私にも問題があったしね。それより先に私は
少し離れた場所に目をやれば首がすでにいくつか無いヒュドラが必死に回復していた。
私は目覚めるまでの時間で少しだけ己の罪そして己の在り方、つまり夢を理解した。
私が初代様になれない理由それは簡単なことだった。
私の夢は初代様と完全に同じではなかったからそんな簡単なことだった。
こんなことに気づかなかったとは恥ずかしくなってくる。
私の願い、それは人を導きたい。
人として迷い人には気づきを与え、初めの一歩を踏み出せない者がいれば背中に手を添える。
暗殺者として不条理の鎖によって最低限の幸せすら奪われている人がいれば鎖を
それが私の目指す夢であり願い。
今できる範囲でいい。後はこれを形にするだけだ。多少無理してでも今できる最高を形造る。
私が持っている暗器も短刀も魔石爆弾も周りの瓦礫もそれら全てを【射出】で空中に浮かばせた。唇を噛み100強の【射出】の制御で頭痛がする頭を強制的にクリアに戻し初代様の力の流れを思い出す。自分の中にある死を浮かばせていた全ての物にへ注ぎ込む。
その間の時間を恵里が接近しヒュドラの目に攻撃したりして注意を引き時間を稼いでくれている。
「ふふ、あっははは!できた。初代様の物には比べることもできないほど弱いが確かに成功した!」
私の今浮かばせている物、拳程度の大きさの瓦礫から人間の何倍もの大きさの水晶の塊まで全てに微弱ながら死の運命を手繰り寄せる力が付与された。
「私の編み出した技だ存分に味わえ!名前はそうだな、初代様の
私はそれを次々とヒュドラに向けて放つ。一つでは殺すには届かないが同じ力を持った武器や瓦礫などが何十個も突き刺さり茶、赤、金、黒と次々とヒュドラの頭の運命を殺していく。そして緑の頭を殺し残りは白色の頭だけとなった。
そして私は残っている全ての浮遊物を白色へと射出した。
そして白色の頭も死に私は肩の力を抜いて恵里のもとへ向かった。
その時、ヒュドラの体から銀色の7つ目の頭が私へ向かってブレスを放ってくる。
「【障壁】!」
直前に気づいた私はすぐに【障壁】をはりすぐさま【縮地】で離脱をはかるが障壁は一瞬で壊され右手と右足が巻き込まれ消滅し転倒する。
「うぐぁぁぁ、!」
「灯火!」
恵里が残り少ない魔力を使って攻撃しヒュドラのブレスをキャンセルさせその隙に私を柱の陰まで運んだ。そこでどうやってとどめを刺すか考えていると恵里が提案して来る。
「首一つだけなら僕の魔法でも倒せる。だから援護をお願いできる?」
「ありがとうよろしく頼む」
そして私は残りの武器をいくつか恵里から受け取る。
「ありがとう恵里、【戦闘続行】!!」
そう唱えると両手両足が揃っているかの様に動けるようになった。
「全く油断しないようにって反省してすぐこれとは恥ずかしいな!!」
そう叫び【気配遮断】を切って飛び出す。
やつに細かく攻撃を入れ何度も視界内を動き回りヒュドラの気を引く。
しかし、恵里の魔法が完成しかかった瞬間ヒュドラがそれに気づいたのか恵里へ向かってブレスを吐く。
恵里へ直撃する寸前私がなんとか滑り込んだ。私は【障壁】を魔力を全て込めて展開し恵理を守る。
「灯火!?」
恵里が叫ぶが私も負けじと叫ぶ。
「気にするな!はやく打て!」
それを合図に恵理が完成した〝炎槍〟を放ちヒュドラの最後の頭を吹き飛ばした。ヒュドラが完全に死んだことを確認したあと
「良かったよ〜やっと終わった〜!」
そうつぶやく恵理続き私も声を上げようとしたが限界が訪れ気絶するように眠りに落ちた。
Fateは設定多すぎてなかなか追えないので表現おかしくても許してください。
初代様のアズライール周りとかマジで訳わかんないし…何だよ運命を殺すって…