ありふれた職業と死を運ぶ暗殺者   作:雪とk

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冒頭部分はトータスとFateの魔術が干渉しあったらどうなるかを考えたときふっと思いついたため書きました。
なので深く考えないように!

あとこれからもオリジナル設定、キャラ崩壊等々があると思うのでそれが大丈夫という方はお楽しみください!


オルクス攻略終了

灯火が目を覚ますと知らない天井があった。あたりを見回すと天蓋付きの大きなベッドの上だった。

軽く伸びをしてから立ち上がり扉を開け隣の部屋へ移動するとリビングのようなところでそこには恵里とマーリンがいた。

灯火に気づいた恵里は灯火に飛びついて涙を流しながら喜んだ。

 

「良かった!良かったよ〜」

「ありがとう恵里」

「おはよう灯火、体調は大丈夫かい?」

「おはようございますマーリン様、はい、体調は大丈夫です。それであの、私が気絶したあとどうなったのか教えていただけますか?」

「ああ、いいとも」

 

その後私が気絶したあとのことを聞いた。

まとめると

・私が受けた攻撃は肉体を侵食し崩壊させる力があった。

・そこでマーリン様が無理やり現界して助けてくださった。

・肉体の崩壊が進みすぎて魂が肉体から抜けそうになった。

・それを恵里が〝縛魂〟で繋ぎ止めてくれた。

・しかし、現界する際予想以上に消耗していたマーリン様では直せなかった。

・なので居住区が霊脈が集まってたのをいいことに私の体を触媒に英霊召喚した。

・そしたら私は召喚された魔力体と元の肉体が混ざりそこに魂も収まった。

・今日は気絶した日から2日経っている

 

ということらしい…さらっととんでもない発言が出たぞ!?治療できなかったから英霊として呼び出した?え!?つまり私死んだの?!

 

「あの、マーリン様、私が英霊で召喚されたということは私は死んでしまったのでしょうか?」

「正直どちらとも言えないと思うよ?」

「?どういうことですか?」

「前例がないから僕にも正確なことはわからない。何しろトータスの魔法と英霊召喚と言うこちらの魔術が干渉し合った結果のバグみたいなものだからね」

 

バグ?なんだそれ私は大丈夫なんだろうなそれ。

 

「ええ〜と?」

「まあ、あくまで仮説だけど君の魂が英霊の座に登録された段階で恵里君が魔法で無理やり現世に繋ぎ止めちゃったんだと思うよ。んで、召喚されたとき魔力体だけで現界して現世にどどまり続けてた魂をとボロボロになった肉体と混ざりあったんじゃないかな?だからなんとも言えないんだよ。英霊ではないし、人間でもない。しかし、デミ・サーヴァントともまた違うそんな存在になってしまったんだ」

 

ええっと?つまり私は死んで英霊になるはずだったが魂が現世にとどまり続けた影響でなんかバグって人間としての体と英霊としての体が混ざった結果治ったと。 

 

「いや、いや、いや、意味分かんないですって!どういうことなんですか!」

「そんな事言われても…まあなんか知らんけど助かった程度で考えておいたら?それに死後英霊となれることは確約されたようなものだし」

「そんな、適当な…」

 

しばらく混乱する思考をなんとかまとめた結果放置することにした。だってマーリン様にわからないことなんていま考えてもしょうがないですからね!(ヤケクソ)

 

「ところでマーリン様はどうやってこちらに?」

 

私は頭を切り替えるため別の話題を持ち出す。

 

「ああ、それかい君との縁を通じてこっちの世界に単独顕現の応用で顕現したのさ」

「ではマーリン様は私を助けるために来てくださったのですか?」

「それが一番だけどもう一つついでの任務もある。と言うか君が倒れていなければそっちがメインの任務だったね」

「その任務というのは?」

「ああ、それを説明するためにはカルデアの現状を話す必要がある。まずカルデアは魔術協会や時計塔などのと協力しながらこの世界へ来る方法を探していたんだが縁がないからどう頑張ってもレイシフトができない状態だった。そこに現れたのが僕というわけだよ。さっきも言った通り僕が君との縁を利用してこの世界にやってきてこれを設置するというわけさ」

 

そう言ってマーリンは三脚の上にアンテナを付けたかのような装置を取り出した。

 

「マーリン様これは?」

「アーキュラーと呼ばれているカルデアの新装備さ。要はこれの信号をたどることで理論上この世界にレイシフトできるらしいよ」

 

こんな物を数週間で作るとは、やはりカルデアの技術は私の想像を絶するものらしい。

 

「えっ、つまりカルデアのみなさんがここに来るということですか?」

「そうだね、ただ向こうにも準備があるから来るのはあと1週間ほどかかるらしいね。あとこれはお願いなんだけど、今回の件には君にもぜひ協力してもらいたいいいかい?」

 

マーリン様からの協力要請。彼は命の恩人だ、できることなら手伝いたい。

 

「お断りする理由もありません。もちろん協力いたします」

「そうかい、あっそうだキング君から君に伝言がある」

「初代様からですか?どの様な伝言でしょうか」

「そうだね“汝は我の予想を裏切りすでにこちら側に踏み込んだ。汝を山の翁として認めよう。しかし、友とこちらに帰ってくるまでは宵崎灯火として成すべきことをなすがよい。”だってさ」

 

私は初代様の伝言を聞き再び気合を入れた。

山の翁として認める。それはつまり暗殺教団を導くものとして認められたということ。

これからの教団としての方針はまだどうなるかわからない。

しかし、私は自らの夢を叶えるためこれからも前へ進む覚悟を改めて決めた。

 

「それからこれは私からのアドバイスだよ。君はすでに力だけ見ればキング君の足元ぐらいには届くようになった。だが君はまだ未熟だ。世界を見て自らの目指す場所をしっかり見据え様々な体験をするといい」

「ありがとうございます。初代様の言葉とともに心に留めておきます。」

「さあ、君は病み上がり何だから何か食べたらもう少し休んでおいで。ここの探索結果はまた明日にでも共有するから。恵里君も疲れて寝てしまったようだし」

 

気がついたら私に抱きついたまま恵里が寝ていた。マーリン様の話だと私が目を覚ますまで一睡もしてなかったようだし。オルクス攻略の疲労と合わさって限界がしてしまったのだろう。

私は恵理をベッドへ運んだあとマーリン様に言われた通り、恵理が用意してくれたというスープを口にしてから恵理の横で再び眠りについた。




アーキュラー
正式名称 時空間錨アーキュラー
特殊な信号を発信し設置された場所や時間にレイシフトできるようにする
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