ありふれた職業と死を運ぶ暗殺者   作:雪とk

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え〜一つ謝罪を、私がストーリーを細かく追えていないので白紙化はこの世界線ではなかったことにさせてください。
また、キャラ崩壊等々があるのでご注意ください。


2章 迷宮巡礼
レイシフトそして出発


深夜、私達は庭に設置されたアーキュラーの周りに立っていた。

すでに起動されたアーキュラーは通信状態を示すランプかすでにが赤い点滅から青色に変わっている。マーリン様が持ち込んだ通信機で伝えられていた時間になったその時、

アーキュラーのすぐ下の地面がひかり放ち始める。

そのひかりはアーキュラーを中心に円形に広がってゆき魔法陣を形成し始めた。魔法陣の周囲の空気がうずまきよりいっそう強くなる。ついにホワイトアウトするほどの光が強くなったあとアーキュラーの周りに三人の人影があった。

 

光が収まったあと私はその人影を確認する。

立っていたのはカルデアの藤丸立香様、マシュ・キリエライト様、そして時計塔から来たロード・エルメロイⅡ世様だった。

魔法陣が消えたのを確認し私は三人に近づき話しかけた。

 

「はじめまして。私は宵崎灯火と申します。初代様やマーリン様から皆様のことは聞いております」

「はじめまして藤丸立香です」

「はじめましてマシュ・キリエライトと申します」

「ロード・エルメロイⅡ世だよろしく頼む」

 

一人ずつ挨拶をしながら握手を交わす。

ついでに三人の記憶を見たが間近で本物の宝具を見たときの記憶は幻想投影(ザバーニーヤ)を使うときに役立つだろう。

 

【読心】と言い様々なスキルやステータスがあの蘇生のおかげで強化されて随分便利になった。…まあ偶然の出来事すぎてこの先がちょっと怖いが…

 

その後私達はこの世界トータスの情報共有を行った。

この大陸の地形、魔法形態、技術レベルなど様々なことを伝えた。

 

「ーー以上のことから人間族が信仰している神エヒトは人間を使ったゲームと称し戦争を煽っている可能性があります。故に真偽は不明なものの放置すべき案件でもないと思います」

「そうだね。カルデアにも神霊は何人もいるしその全員が人類に肯定的なわけじゃないけど。どの神も人は駒としてではなくしっかり一つの種族として扱っていた。少なくともそれが事実なら僕はエヒトを神とは呼びたくない」

 

そう言って藤丸様は拳を握りしめていた。

 

「それに、ダ・ヴィンチさんやホームズさん達も言っておられましたがエヒトは地球にもちょっかいをかけようとしているようです。どちらにせよ放っておける相手ではないと思います」

「私としても時計塔に解決してこいと圧力がかかっている。全く、私は胃薬を常用するつもりはないのだが…」

 

ロード様はなんというか大変そうだった。

その後も私達と彼らは今後の方針を決めた。

私達は力をつけるため予定通り今夜中に出発。

マーリン様含めたカルデア組は南雲と動くつもりらしい。

 

最初は私達が彼らが目覚めるまでは近くにいるつもりだったが藤丸様たちだけで出発してもステータスプレートがない以上うまく動けないと言うことで藤丸様たちが南雲たちを預かってくれるらしい。

 

優しい涙出そう。

 

そこで私達は甘えさせていただくことにした。

 

私達は居住区にあった布などから新しく手に入れたスキルに合わせて作った新しい服に着替え南雲たち向けに藤丸様たちのことや私達の目的、行き先を書いた手紙を書いて残したあと私たち出発した。

 

翌日、誰かも分からない相手から手紙を渡されて読んだハジメ達が 「普通置いてくか?!」となったのはまだ別のお話

 

 

外行きの魔法陣によって私たちは洞窟の中に転移した。

洞窟から出て確認するとライセン大渓谷に転移したようだった。

クラスメイト達の動向を調べるために妄想幻像(ザバーニーヤ)で作った分身を王都や宿泊地、迷宮入口へと送った。身長や体格を大きく変え骸骨の仮面をつけた姿にしたので万が一気づかれても私とはバレないはずだ。

魔力量が上がったことで今まで再現できなかった事も色々出来るようになったので結構便利だ。

 

分身体が見えなくなったところに私達も移動を始めた。

 

目指すは【千里眼】で見つけた一番近い町だ。

まずは物資を補給しなければ砂漠の向こうにあるグリューエン大火山にはいけないからだ。

 

道中魔物を倒しながら移動するがマーリン様の特訓や英霊と混ざったりして強くなり、さらに魔物を食べて新たなスキルを手に入れたりした私達にとって正直に言って相手にならない魔物ばかりだった。

 

「しかし、魔力が吸われて威力の下がった魔法でも死ぬなんて魔物が弱すぎない?」

 

と恵里が口にする。

 

「恵里、感覚麻痺してるけどこいつらでもそこそこは強いからな。奈落の魔物の強さがおかしいんだって」

「そっか〜マーリン様に毎日戦わされてたから感覚が麻痺してたよ」

 

そんな事を言いながら走っているとまた新たな魔物が見えてくる。その魔物は頭が2つあるティラノサウルスのような魔物が二匹いた。

 

「そんなこと言ってたらまた出てきた。2匹だ」

「了解、じゃあ進行方向右は僕が殺る。もう一匹はお願い」

「はいよ」

 

恵里の提案道通り私は左側の魔物に狙いを定めた。

 

外での使用感に慣れるため迷宮内で手に入れたスキルを中心に使っていく。

【刃翼】を発動すると【射出】で自分自身の加速度ベクトルを操り翼と合わせて私は空を飛ぶ。射程距離に捉えたあと【刃翼】の羽を【射出】する。すると何枚もの羽が魔物の体を貫く。私はさらに接近し翼で斬りつけ絶命させた。

 

恵里も同じくマーリン様との特訓の中で魔物から手に入れたスキルを使っていた。【剛翼】と【風域】を使い飛び上がり。そのまま魔物に接近する。恵里は魔法〝炎槍〟を発動する。

放たれた炎の槍は魔物の組根っこに突き刺さり爆発した。

 

魔物が両方死んだのを確認したあと図書館にあった本の情報をもとにいくつか素材と魔石を取り再び移動し始める。

 

「う〜んやっぱ、魔力持ってかれるね」

「【剛翼】や【刃翼】はほとんど魔力使わないとはいえ【射出】や【風域】は体内で完結しないからか魔力の消費が大きくなってる。ここでは防御系と自己強化系以外魔術、魔法、スキルすべて控えるべきだろうな」

「実験も十分だろうし【気配遮断】を使って街まで急ごうか」

「そうしよう」

 

私達は足を魔術で強化しさらに【気配遮断】を発動し魔物を無視して街の入口までたどり着いたのだった。

 

入口には門番が建っており私たちが近づくとステータスプレートの提示を求められたので【気配遮断】を解く前に【偽装】で名前をトウカとエリに変更しステータスやスキルは隠した状態で提示する。

 

門番に冒険者ギルドの場所を聞いたあと私たちは登録と素材を買い取ってもらうためにその場所へ向かった。

 

ギルドの建物は想像と違いきれいな建物だった。

中へと足を進めると冒険者たちの視線が集まる。ここでは私たちは初顔だ珍しいのだろう。恋人らしき人に殴られた冒険者たちを無視しつつカウンターに向かう。

 

そこには恰幅の良いおばちゃんが座っていた。

このおばちゃん…とてつもないベテランの風格を感じる。

 

「おやまあ、可愛い子がきたね〜あんたそんな見た目だが強いだろう。これは期待できそうだね〜」

「あはは、そんな事ないですよ。大げさです」

 

このおばちゃん戦闘力はないがとんでもない観察眼を持っている。

 

「そんなこと言っても私の目はごまかせないよ。それに謙遜しすぎるのはよくないね。冒険者なんてもんは実力を示さなきゃならんからね。じゃないと他の奴らに依頼を持ってかれちまうよ」

 

このおばちゃんよっぽどできるらしい周りの冒険者たちからなにやら温かい視線を感じる。これがいつものことなのだろう。もしかしたら頭の上がらないやつがほとんどかもしれない。

 

「あらやだ、ごめんね歳を取ると説教臭くなっちゃってね〜。それで今日は買い取りかい?」

「そうです。いくつか買い取りお願いできますか?」

「はいよ、じゃあここに素材出してね。あとステータスプレートも見せてね」

 

私はその言葉に首を傾げる。目の前で鑑定して支払いもして貰うのに身分証明が必要なのか?

 

「ステータスプレート?なんで必要なんですか?」

「おや、あんたたち冒険者じゃないのかい。いいかい冒険者は買い取りのときの金額が1割増になるんだよ」

 

なるほど冒険者がどうか調べるために身分証明が必要なのか。

他にも提携している店や宿で割引があったりと様々な特典があるらしい。登録しておいたほうが便利だろう。そう考え私と恵里のステータスプレートを門番に見せたのと同じ状態にしてステータスプレートを渡す。

 

戻ってきたプレートを見ると天職の隣に職業という欄があり“冒険者”と青い点が書かれていた。

 

青色の点は、冒険者ランクだ。上昇するにつれ赤、黄、紫、緑、白、黒、銀、金と変化する。

この冒険者ランクは通貨の価値を示す色と同じだ。つまり、青色の冒険者とは「お前は一ルタ程度の価値しかねぇんだよ、ぺっ」と言われているのと一緒ということだ。切ない。きっと、この制度を作った初代ギルドマスターの性格は捻じ曲がっているに違いない。

 

「はい、終わったよ。せっかく冒険者になるんだ一番上目指しなよ」

「はい、ところで素材の買い取りもここでしていただけるですか?」

「ああ、そうだよ。私は鑑定の資格も持ってるからね。ここに素材置きな」

 

私達は素材や使わない魔石を売り払った。

その後おばちゃんからもらったこの町の地図を見ながら物資の補給を済ませ私達は宿へと向かった。

 

「しかし、あのおばちゃん凄いなこんな正確な地図を無料でくれるとは…」

「そうだね〜まあもはや地図と言うよりガイドブックだけど」

「必要なものは揃ったし今日は宿に泊まって明日にでも移動しようか」

 

その後物資の補給をしたあとギルドでおすすめされたマサカの宿と言うところに向かった。

 





【刃翼】魔力を消費し持ち手の無いスローイングダガーのような刃物を皮膚から生えてくるように生成し背面に翼のような形に集め待機させる。鳥のように空気を押し出して飛んでいるのではなく翼を媒介とした魔法で飛んでいるので魔力が尽きると滑空しかできなくなる。

【剛翼】強靭な翼を生やすスキル。自力で飛行可能なうえ、羽ばたくだけで並みの人間は吹き飛ばされるレベルの風を起こすほどパワーもある。

【風域】指定した場所に一定の方向に風が吹き続ける領域を作る。

【千里眼】灯火の千里眼は透視、遠視ができる。 

幻想投影(ザバーニーヤ)】記憶の中の技や宝具を空間あるいは自分自身へ投影し再現する。逆に自力で再現できるものや、より詳しい記憶があるほど魔力の消費が少なくなる。しかし、消費した魔力量が必要な魔力量に届かないと足りない分だけ威力や効果が弱まる。


新しい灯火の衣装のイメージを書きました下手くそですのでこんな格好格好かなぐらいに思ってください。あと背中から刃翼を出すためにシャツは背中側が大きく空いています。普段はマントで隠れてます。

【挿絵表示】


恵里は本家様の服装とほぼ同じですがスカートから短パンで変更。翼を出すためにこちらも背中側が空いてますがマントで普段は隠れてます。
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