南雲サイドです。
俺の名前は南雲ハジメ。
俺はつい先日までオルクス大迷宮の奈落と名付けたエリアを今は恋人となったユエと攻略し最奥の守護者である
…だが今俺は死にかけている。
「AAAALaLaLaLaLaie」
「アンサズ!」
というのも先程から降りそそぐ雷や魔法が容赦なく俺を襲ってくるのだ。
「ほらほらどうしたんだい?ほかのことを考えている余裕があるのかな?」
こんな怪我が治ったばかりの俺にこんな訓練を強制しやがったのは
なぜこんな事になっているのかそれは数日まで遡る。
ーーーーーー俺が目を覚ますとそこはベッドの上だった。どうやらここはヒュドラのいたところのさらに奥らしい。起き上がり目線を下に向けるとユエが俺の隣で眠っていた。ここで見つけたのだろう大きめのシャツのようなものを羽織っている。自分の体を見るとヒュドラ戦で受けた傷は無くなっていた。ユエが直してくれたのだろか。
その時こちらに来る気配を感じ取った次の瞬間この部屋の扉が開いた。
「おや、思ったより早く目が覚めたね。どうだい目覚めの感想は?」
入ってきたのは白髪のいかにも魔法使いです!といった服装の男だった。
「誰だお前」
「おっとこれは失礼。私の名はマーリン。君の治療をした者だ。雨のように感謝の言葉を浴びせてほしい」
思い出したようにその男はマーリンと名乗った。
「…そうかよ、ところでお前はなんでこんな所にいるんだ?」
「あれ?無視かい?僕は君の命の恩人なんだけどな〜」
(なんだコイツ…)
ひとしきり文句をたれ後奴は経緯を喋り始めた。
「つまりお前はアーサー王伝説にでてくる魔術師でカルデアとか言う組織の連中とこっちの世界に連れ去られた俺達を助けるために来たってことか?」
「まあ概ねその通りだね。ただし地球に手を出そうとしているこの世界の神とやらをどうにかするのも目的の一つだけどね」
魔術うんぬんとか正直地球にもそんな物があるなんて驚きしかない。だが俺の目的は変わらねえ俺はユエと元の世界に、家に帰る。そのためなら邪魔するやつはどんな奴でも殺して押し通す…それだけだ。
「そうか…まあ、助けてくれたのは一応感謝するだが俺はお前らには協力しねえぞ。俺の目的はあくまで地球に帰ることだ。間違ってもお前らの言いなりにはならねえ。もしそれでも俺の邪魔しようってんなら、いくら命の恩人でも 殺すぞ」
「え〜、う〜ん困ったな。君には道案内とかを頼みたかったんだが…せめてこの世界で私たちがステータスプレートを手に入れるのに協力してくれないかい?」
てっきり世界のために協力しろ〜とか言われると思っていた俺は呆気にとられた。
「ステータスプレート?なんでだよ」
「いやなに灯火からの情報によればこの世界ではステータスプレートとが無いと街に入るのすら一苦労らしい。だから君のステータスプレートを使ってなんとか街に入ろうという訳さ。せめてそのくらいは協力してくれないかい?」
「灯火!?お前宵崎と会ったのか!?」
突然でてきた知り合いの名前に俺は驚いて声を上げる。その声でユエを起こしてしまった。
「〜どうしたの〜ハジメ〜」
「あっいやなんでもない。ちょっとコイツと話してたら予想外の名前がでてきてな…」
「コイツ?マーリンのこと?」
「そうだ」
「マーリンはハジメと私のこと治療してくれたしハジメの言ってた宵崎達の知り合いらしいから多分ある程度は信じてもいい」
どうやらマーリンは会ったどころか宵崎の知り合いらしい。ということは宵崎と中村が今どこにいるかわかるのだろうか。
「なあ、あんた宵崎がどこ行ったとかわかるか?」
「彼女と中村なら君たちを私たちに任せて3日前にここを出て他の大迷宮に向かったよ。おっと大事なものを忘れてたよ。ちょっと待ってて持ってくるから」
奴はそれだけ言って部屋から出ていった数分後奴が戻ってきた。
「じゃっじゃっじゃ〜ん宵崎嬢達からの手紙〜」
と言いながら一通の手紙を渡された。中身は宵崎と中村からの手紙で内容としては、無事を祝う言葉と最悪カルデアの連中が身分証を゙手に入れるまでで良いから手伝ってやってくれってことだった。
「は〜こんな重要なこと普通手紙だけにするか?」
「それでハジメどうするの協力する?」
「…正直気は乗らないが協力するよ。あいつには例のアレをもらった恩があるからな」
俺が宵崎からもらった恩それは錬成で操作しやすいようにいろいろな術式が刻まれた液体金属
それを作ってもらった恩もあるし結局俺は奴らが身分証となるステータスプレートを゙手に入れるまで協力することにした。
その後カルデアのマスターとやらと時計塔のロードとやらと俺が寝呼び出されたのだろうサーヴァント共と顔合わせをしたり生成魔法を手に入れたり義手を作ったりしてその日を終えた。
その数日後。俺がリハビリを終え体の動きが戻ってきたときマーリンに呼び出されて庭に向かうとそこにはマーリンの他に2メートル以上の身長を持つ赤髪の筋骨隆々な大男、征服王イスカンダルと青色の髪と赤い槍を持つ男、クランの猛犬、クー・フーリンがいた。
「よう!坊主体の調子はどうだ?」
「ああ、お陰様で義手やらにも慣れてきたよ。それで?なんのようだ?」
「あぁ、来たね。なに今日は君に特別なリハビリを用意したんだよ。な〜に簡単なことさ私たちの攻撃をかいくぐるそれだけさ」
「はっ!?」
驚いた俺は悪くないと思う。来ていきなり同意も何もしていない状態でマーリン達から攻撃が飛んできたのだから。俺はとっさにかわして向き合う。
「おい!いきなりなにすんだ!」
「な〜に実践にまさる訓連はないもう十分動けるのだしこれくらい大丈夫だろ?」
俺の抗議の声は届かず結局、俺たちがここをでていくまで続いたのだった。