やはり俺が四宮家の使用人なのは、間違っている。   作:ろーすけ

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第十話:生徒会は言わせたい

 

『前回のあらすじ

パリの姉妹校と交流会の準備をする生徒会』

 

千花「えっと、パーティは週明け月曜、設営は前日の日曜」

かぐや「あと土産菓子の買い出しも必要ですよ、これは二人必要でしょうね」

千花「二人ですか?」

かぐや「小さな土産菓子でも参加者全員分となると結構な量ありますから、あと細々した雑貨も」

御行「休日返上で買い出しか、全く面倒な訳だ」

優「とりあえずモンスター3箱密林で買って届いたので全部冷蔵庫に入れときますね」

八幡「おー優ナイス」

かぐや「み、密林!? 石上くん、あなた、まさか犯罪に手を出した訳じゃありませんよね?」

優「あれ? かぐや姉知りませんか? Amazonの事を最近は密林って言ったりするんですよ」

かぐや「あら、知らなかったわ、ややこしい言い換えをするんですね……」

白銀「ほう、ネット注文か、世の中便利になったんだな」

 

ジジババくさい事を言っている2人を放っておいて話を戻す。

 

八幡「それで? 菓子類の買い出しは誰と誰が行くんだ? 少なくとも俺は休日は外に出たくないから嫌だぞ」

千花「そんなの、比企谷くんに限らず皆そうですよ、あ! じゃあゲームで負けた人が行くっていうのはどうですか!?」

御行「ゲーム?」

 

おい、この頭リボンオバケがまた何か変な事思い付いてしまったぞ、俺行きたくないのに……休日は録り溜めしたアニメを見ると決めている。しかも今週は俺がずっと楽しみにしてきたアニメも始まった!! よって絶対買い出しに行く訳にはいかないのだ!! しかし、藤原の事だ、どうせ、俺がどれだけ足掻こうと逃がしてはくれないだろう、であれば1つ、この勝負必ず勝つ

 

八幡「ゲームって何するんだ?」

千花「よくぞ聞いてくれました! 今回皆さんで行うゲームはズバリ『NGワードゲーム』です!」

 

『NGワードゲーム!! その名の通り会話の中で「特定の言葉NGワード」を言ったら負け、というシンプルなゲーム!』

 

千花「これは例ですが、NGワードはこんな風に英単語帳に書いたのを右隣の人に渡す、という形にします。渡された紙が、その人の『言っちゃダメな言葉NGワード』です。自分に見えないように掲げてくださいね」

 

と言って藤原は単語帳にペンで『かんたん』と書いて白銀に渡した。

 

御行「自分のNGワードは判らない訳か」

千花「ルールは理解できましたか?」

御行「あぁ、簡単・・だ」

千花「ドーン」

 

はぇー藤原、こういうゲーム得意なんだな、普段のぽわぽわした性格からは想像出来ないが意外と人の事をしっかり見ているようだ

 

千花「じゃあ本番行ってみましょう」

 

『こうして生徒会NGワードゲームが始まった!! 』

 

ワード

白銀→藤原 「ちぇけら」

藤原→かぐや 「好き♡」

かぐや→八幡 「嘘だろ」

八幡→石上 「こわ」

石上→白銀 「本気」

 

千花「じゃあ準備はいいですか〜? YO! YO! 早速スタートだYO!」

御行「!?」

 

『白銀、痛恨のミス、ワードを書く際の白銀の思考はこうだ』

 

御行(あくまで効率! 俺と四宮が買い物に行けば、荷物持ちの俺とフランス人に振る舞う和菓子の造詣の四宮で完璧なタッグとなる! しかも比企谷や石上に土曜まで仕事をさせるのは気が引ける!! つまり効率でかんがえたらこのタッグが、ベストな選択!! ならば導き出されるこのゲームの勝利条件は、こう! 藤原書記を勝たせ、俺と四宮が比企谷と石上に負ければいい、つまり藤原書記に勝たせるにはこのNGワード、藤原書記が「まず言わない言葉」に設定すればいい! 「ちぇけら」これは言う筈ないだろう、この勝負勝ったな!)

 

『だが残念! 藤原は普段の口調ではなくDJっぽい口調になってしまったのだ!!』

 

御行「ふ、藤原書記……な……なんだその口調は」

千花「ふふふ……NGワードにオレッチガよく使う語尾を指定されてはたまらんYO! だから口調を変えているんだYO! ハーン? もしやそれを書いたのかYO! 残念だったなメーン!」

2人以外「おー…」

 

御行(違う……やめろ! そんな目で見るな! 狙ってない!!)

 

おぉ、白銀すげぇなおい、まさか、藤原の口調の変化まで予測してあのNGワードにしたのか

 

『偶然である』

 

千花「かぐやさんのNGワードは私が書いたんだYO! どんな事書いたと思うYO!」

かぐや「……」

千花「セイホーっお♪ セイホーっお♪」

かぐや「……」

千花「セイホー……」

かぐや「……」ニコッ

2人以外(((大人気ねぇ!!)))

 

『このゲームには必勝法がある。それは一切喋らない事! 絶対的に沈黙は金なのである!』

 

石上「かぐや姉、さすがにそれは大人気無いですよ、最低限喋ってください」

かぐや「仕方ないですね……」

 

白銀(こいつガチで勝ちに来てる……? 今回の構造に気付いてないのか? それとも……気付いた上で俺と買い出しに行くのが嫌なのか……?)

八幡(……これ、かぐや様のワード言わせること不可能だな、この場合1番負かせやすく、かぐや様の機嫌が悪くならない組み合わせはと……御行と優か)

 

八幡「藤原、お前嫌いな事とかあるか?」

 

『比企谷、かぐやを負かそうとして来るであろう白銀を負かすため、一見白銀有利となるよう、好きに直結する嫌いという言葉を使い藤原にパスを行う』

 

千花「嫌いな事ですか……そうですね……私……空気読めないってよく言われるんですYO」

八幡以外「「「ん?」」」

 

八幡(あ、これコイツ嘘ついてるな)

 

『比企谷藤原の発言がブラフであると予想また、比企谷はこれに乗じ攻撃に出る』

 

八幡「おい、藤原それ“嘘だろ”」

優「あ、先輩それNGワードですよ」

八幡「は???」

 

『比企谷痛恨のミス』

 

千花「比企谷君、最後まで聞いていないのに嘘だとは辛辣ですYO……」

八幡「す、すまない……」

 

八幡(負けただと……このピンクリボンに……?)

 

御行「まぁいい、藤原書記話を続けてくれ」

千花「はい、皆には空気読めないところも私のいい所って言ってくれるんですけどyo……でも恋バナとかする時には混ぜてくれないんですよ〜絶対地雷踏みにくからって〜〜〜〜」

 

一同(((いい判断だな)))

 

千花「でもちょっぴり疎外感を感じますYO……知らぬ間に迷惑かけてるのかなって考えると悲しくて、、、それが嫌いな事ですYO」

かぐや「藤原さん、みんな迷惑なんて思ってませんよ、貴女のそういう裏表の無いところに助けられている人はたくさんいます」

千花「かぐやさん……本当? かぐやさんは私の事嫌いじゃない?」

かぐや「えぇ、まぁ……好きですよ」

 

ドーンだYO!!

 

 

かぐや「!?」

 

『必然的行動! なんやかんやで面倒見の良いかぐやが落ち込んでいる藤原を褒めるのは必然的行動! それを読んだ上での藤原の行動!』

 

八幡「やっぱり嘘じゃねぇか!」

かぐや「真面目に答えたのに……」

千花「嘘じゃないですブラフですYO♪」

優「それただの嘘じゃないですか、藤原先輩こわ……」

千花「ドーンだYO!!」

優「は??」

千花「石上くんも引っかかってくれました〜!」

 

御行(もう最下位は決まってしまった……まぁ、比企谷と四宮だ、間違えは起こさないだろう、さてこうなれば後は俺がする事は…………)

 

御行「藤原書記、ここからは本気でやらせて貰うぞ」

千花「ドーンだYO!!」

御行「!!? はーーーーーー!?」

千花「やったー! 会長にも勝ったーっ」

 

『必然的行動、白銀の目的であるかぐやとの買い物というのが達成できなくなった時負けず嫌いのこの男がゲームであろうと他人に負けるというのは許せないのである。そして、この行動や心理を読むのがこのゲームの肝、NGワードゲームは相手への理解度が問われるゲームである。』

 

八幡「え、俺マジで買い物行くの?」

御行「あぁ、決まったことだ、文句を言わず買ってきてくれ……四宮も、よろしく頼む」

かぐや「えぇ、分かりました」

 

かぐや(本当は会長と行く予定でしたが、久しぶりに比企谷君と買い物に行くのも良いでしょう)

 

 

【本日の勝敗】

白銀&比企谷の負け




さて、何とか書けましたと、言いますがこのお話はもう数ヶ月間くらい倉庫の中に6割ほど書けた状態で放置されていました。いやはや、やはり面倒が勝ってしまうんですね、モチベの低下は作家が必ず陥る病気でしょうね、さて、そういう事ですからコメントやイイネよろしくお願いします。スタンプも嬉しいですが、コメントで面白いとか何か足りない部分を指摘してくれるとわたくし的には嬉しいです、のでよろしくお願いします。
次回についてはまた数ヶ月後…………とはならないように上げたいと思っています(保険)まぁ、はいそれでは皆さんお疲れ様ですまた逢う日まで!
京都某所 ベッドに寝転がり半分意識を手放しながら
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