やはり俺が四宮家の使用人なのは、間違っている。 作:ろーすけ
第一話:プロローグ
青春とは嘘であり悪である
青春を謳歌せしもの達は
常に自己と周囲を欺く
自らを取り巻く環境の全てを肯定的に捉える
何か致命的な失敗をしてもそれすら青春の証とし思い出の1ページに刻むのだ
仮に失敗することが青春の証であるのなら
友達作りに失敗した人間もまた
青春ど真ん中でなければおかしいではないか
しかし彼らはそれを認めないだろう
なぜならそれは彼らのご都合主義でしかない
結論を言おう青春を謳歌する愚か者共よ
砕け散れ
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『私立秀知院学園』
『かつて貴族や士族を教育する機関として設立された。由緒ただしい名門校である。貴族制が廃止された今でなお富豪名家に生まれ、将来国を背負うであろう人材が多く就学している。そんな彼等を率いまとめ上げる者が凡人であるなど許される筈もない』
「皆さん! ご覧になって! 生徒会のお二人よ!!」
「「キャァァァ」」
『そんな二人に見向きもせずに通り過ぎる者がいた。秀知院学園生徒会庶務比企谷八幡、表向きでは庶務裏向きでは、かぐやの近侍としかぐやの「恋愛頭脳戦」を見守る一人である。そして早坂愛、比企谷と同様にかぐやの近侍とし様々な無理難題に応える付き人のプロである』
八幡「なあ早坂」
愛「なんですか?」
八幡「外野の奴ら毎回同じこと言ってあきないのか?」
愛「さあ? わたしも彼らの言っていることは、理解できません」
八幡「だよな」
??「おい比企谷話があるついてこい」
八幡「げっ平塚先生なんですか……」
静「げっとはなんだまあいい作文の事で話がある。早坂比企谷借りていくぞ」
愛「りょうかーい! 比企谷くん頑張って!」
静「許可ももらったことだ行くぞ」
八幡「ちょ先生俺から許可っとてないですよてか引っ張らないで、痛い痛い」
静「君に否定権があるとでも?」ギロッ
八幡「で、ですよねー……わかりました行きますから離してください」
静「よろしいついてこい」
八幡「じゃあな早坂」
愛「はいは〜いそれじゃあね〜」
平塚静、秀知院学園国語教諭、俺が所属している2-Aの担当教諭でもある。
雑談を交えながら歩いていたらあっという間に職員室に付き併設している個室に連れられた。
静「そこのソファーに掛けたまえ」
さすが秀知院、このソファーもきっとかなり高級なものを置いているのだろう、そう思えるほど座り心地が良い。
そんなことを思っていると先生が口を開いた。
静「さて比企谷。私が授業で出した課題は何だったかな?」
八幡「……はぁ、『高校生活一年を振り返って』というテーマでしたが」
静「そうだ。ならこれはなんだ? なぜ君は、犯行声明をかいているのだ? 」
先生がギロリと音がするほどにこちらを見つめてきた。
八幡「い、いや、最近の高校生の真実を書いただけでしゅよ‼」
噛みまくってしまった。
静「はぁ……君と言うやつは.まあいい今回は書き直しだけで許してやろう」
八幡「ありがとうございます‼」
静「まあそれでだ比企谷。早坂とはどういった関係だ?」
八幡「どうってただの知人ですが……」
静「君とは真反対の性格だろどうやって仲良くなった」
八幡「仲良くなんて無いですよ、たかが知人です。今日も少し話していた程度でそれ以上でもそれ以下でもありません」
静「全く、捻くれているな……」
八幡「はは、アイデンティティとでもいっておきましょうか」
静「そのアイデンティティは矯正すべきだと私は思うがね?」
やれやれと首を振る先生に疑問に思っていた事を聞く
八幡「というか先生なんでそんなこと聞くんですか?」
静「あれだよ」
八幡「なんですか」
静「心配していたんだよ、入学式の日に君は事故をしただろ? その怪我が治って退院してから君の顔がくもっていたからな、だがその心配も要らなかったようだ」
と言うとニッカと眩しいほど良い笑顔で見つめてきた
八幡「っし、心配かけてすみませんでした」
この人ずっとこの顔していたら彼氏できてるだろ、誰か早くもらってあげて
静「比企谷……?」
八幡「な、何ですか」
心が読まれてるだと!?
静「まあ良いそれより比企谷今日は生徒会は、無いのかね?」
八幡「あっ、早く行かないと先生すみません行ってきます」
静「わかった。頑張れよ」
八幡「失礼しました」
勢い良く職員室を飛び出し生徒会室に向った。
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四宮家の使用人としての仕事を済ませお風呂に入ったあと自室に帰りベッドに飛び込んだ
ふぅ、平塚先生怖すぎ、ずっと笑ってれば今頃彼氏や夫も出来てるだろうに……ご愁傷さまです……とそんなことを考えているとコンコンコンとドアが鳴り響いた。
愛「比企谷くん早坂です」
八幡「どうぞ」
愛「随分お疲れのようですね」
八幡「平塚先生の説教がね」
愛「その話を聞きたいところですがかぐや様が呼んでおられますので来てください」
八幡「わかった準備するから先に行っておいてくれ」
愛「分かりましためんどくさいので、なるべく早くお願いしますね」
八幡「了解」
めんど、と思いながらもかぐや様が怒こったら怖いのですぐに準備して自室を出る。
とぼとぼと数十歩歩き、目の前の大きなドアをノックをする。
かぐや「どうぞ」
と中から我が主の声が響く
八幡「比企谷です」
かぐや「来たのね、入ってちょうだい」
八幡「失礼します」
とドアを開け中に入るや否や
かぐや「ちょっと聞いてください比企谷早坂が私が会長のことをす、好ましく思っているとか言うの!」
八幡「え? 違うんですか?」
かぐや「比企谷までそんなことを……? いいですか? 私は、会長のことはどうとも思っていませんただ会長がどうしても付き合いたいと言うのであれば私に見合う男にしてあげなくもないと言っているのよ」
八幡・愛「「あーはいはい」」
八幡「なあ早坂もう俺かえってもいい?」
愛「良いですよ私も帰るつもりでしたから」
かぐや「ちょっと二人共かえってきn」
−−−−ガッチャ
八幡「もう早告れよ……」
愛「ほんとに……」
八幡「もう疲れた。もう俺帰るわ」
愛「分かりました。お疲れさまです。それではまた明日」
かぐや様の部屋から帰ってきて再びベッドに顔を沈めこう叫んだ
「やはり俺が四宮家の使用人なのは、間違っている!!」
【本日の勝敗】
比企谷とかぐやの敗北
(比企谷は平塚の説教に疲れ、かぐやは早坂と比企谷に無視された為)
最後まで読んで頂きありがとうございます。不定期にはなりますがこちらでも小説を上げていくので、これからよろしくお願いします。