転生チートなのにハーレム出来ないんだが 作:タツオ・クローニン
王立魔術学校 1年1組 ホメロス ホメロヨ
これが俺の名前だ。学年1位で入学し、成績もトップだが問題が1つある。
モテないのである。容姿が別に劣っている訳ではない。平民出身ってのも理由の1つだろう。
王立魔術学校は魔術を伸ばす学校だ。魔術は便利だ。極めればなんでも出来る。俺は魔術師としては平均程度、固有魔法が反則ってタイプなんだ。
固有魔法ってのは、個人1人につき1つだけ使える魔力の源泉みたいなもんで、これがなきゃそもそも魔術は使えない。俺の固有魔法はコピー、一度みたことがあるものならなんでも使えるようになる。
身体の動かし方から、他人の固有魔法まで1度コピーしてしまえば練度以外は完全にコピー出来る。
出力、魔力量、練度はこっち持ちで、個人の資質によって違う部分が、完全に俺が優れていればいいってなるんだ。
俺の出力、魔力量はずば抜けている。転生者特典かなんか知らんがここが断トツでトップ。学園で2番目に高いやつでも俺の半分以下王族貴族含めてもトップなのよ。
そんな俺がどうしてモテないかと言うと、この固有魔法コピーは遺伝しやすい。優勢遺伝ってやつなんだ。戦争じゃ強力な固有魔法のが未だ主体で英雄が闊歩してる。そんな中コピーだけになったらどうよ。最終的には誰も固有魔法使えなくなりますよ。って話さ。優秀な王族貴族がコピーだらけになって滅んだ国もある。
1組は王族貴族が、多いそのせいか完全に避けられている。男からはよく話しかけられるんだが、女からは完全にさよならコースですよ。
優秀な固有魔法を得られる機会を完全に捨てることになる。練度はあと付けでどうにでもなるけど出力、魔力量は完全に生まれつきだからだ。
ここが劣っていても反則染みた固有魔法で逆転される可能性もある。
コピー出来たとしても練度で劣る下位互換になりやすい。
そんな能力でどうやって女からモテろと言いたくなる。
遺伝子的にあなたは劣等種です。と言われているようなもんである。
まあ一旦置いといて、鍛錬を続けて国1番の英雄になれば、流石にモテるっしょ。多分、きっと、モテるために鍛錬をするってのもなんか矛盾してる気するけど、この国じゃ強いやつほどモテるからしょうがない。
学校で一番強いのに、モテないことからは目をそらしつつ、鍛錬して強くなれば、きっとハーレムも出来る。結婚くらいは出来る。恋人くらいは出来る。と思いたい。そう思いながら俺より、強いやつを、探しに行く旅に出た。
尚 、現時点で世界最強とする。