転生チートなのにハーレム出来ないんだが 作:タツオ・クローニン
ホメロス ホメロヨが目の前にいた。
正面切っての戦闘じゃ勝ち目がない。相手はなんたって上位竜でも最強の武力を真正面からぶちのめした英雄だからだ。
まあそんなんだから暗殺命令が俺に下ったんだが、
まあ正面にこられたらやることは1つしかない。
俺は魔道具を胸元から取り出し、全魔力を込めて自爆した。
話を少し遡る
教国から1つの依頼がきた。
俺に回ってくるってことは、どうせ碌でもない俺以外に、ひょっとしたら俺でも達成出来ない無茶振りだ。今回で俺は死ぬんだろうな、そう思い、依頼を確認した。
ホメロス ホメロヨの暗殺 手段は問わず
との事だ。
はい、無理ゲー入りました。ありがとうございます。
事実上の死刑宣告を受けて、まあ、どうするよ。
勝ち筋は細い、こっちの初見殺しが刺さればどうにかなるか?
刺さっても竜殺し相手に勝てると思えないんだけどなぁ、
これが相手が並の竜殺しなら対抗手段もいくらでもあるよ?
そりゃ、俺だって、一応英雄な訳ですし、初見殺しがビタっとハマればいくらでも殺せるよ。でもホメロス ホメロヨってコピーらしいじゃん。手数が無限にあるってのは、それは、それは、厄介よね。
手札によっては、俺の初見殺しも無意味になるかもしれないし、
もう厄介払いか何かか?とも思ったが、まあ教国の教義的に上位竜殺しは不味いか。それで殺しにいけと、ちなみに教国では上位竜は神そのものとして扱われている。まあやったことが神殺しならそりゃキレますよ。信仰対象ぶっ殺してるんだもの、まあ俺の魔法でどこまでやれるか、見ものですね。
俺の魔法は、時間を操る。未来を予知したり、現在から過去へ攻撃したり、時間を止めたり、急速に老いさせたり、その逆若返らせたり出来る。どれも魔力量という制限はあるがやれることの範囲は広い。
今回、暗殺するために使うのは、逆行攻撃と、未来予知です。相手の未来が確定で死になるまで、未来から攻撃し続けます。因果律が無茶苦茶になって予知し辛くなるからあんまやりたくはないけど、確実に殺すために、未来から一方的に攻撃し続けます。
俺の確殺コンボ、未来から一方的に攻撃し続ける。未来で生存してるので向こうは攻撃今までは絶対出来ないし、未来予知で途中から詰まないようにもしてるバージョン2でホメロスに攻撃するのは確定として、まずホメロスがどこからきてどこへ向かうのか知る必要がある。
俺の魔法は過去改変である。過去に起こったことを書き換え確定させる。主観時間軸は今な訳だから攻撃が起こることは確定する。そこまでは逆説的に生存が確定する能力でもある。
過去視で過去を見てホメロスを探した。一週間前通った道を見つけた。
今からホメロスの一週間前に攻撃する。愛剣のぶっ殺し丸で今ホメロスの過去に向かって首の位置を切り裂き、胴体を縦真っ二つに切り裂いた。過去視で確認、なんか首から再生したんですけど、怖周りを見渡してるね。流石に時間系の能力はコピーしてないっぽいね。
今度は脳を貫くように攻撃をした。防がれた。てか刃が通らない。
物理的に固くなって攻撃を防いだようだね。なら次は老いの加速で攻撃しようとして過去視でホメロスを探したが見当たらない。四方八方500mほど探したがどこにも居ない。完全に消えたみたいだ。まさか透明化?そんな都合の良い能力ありますか?多分持ってるんだろうなぁ、これは詰みましたわ。ホメロスから逃げる事を意識してホメロスを探す。
どっちも鬼の鬼ごっこの形になった。先に捕まえた方が勝ち、
こっちの有利点は姿がバレてないって点。逆に不利な点は攻撃の種が割れれば、攻撃位置が補足されてしまうという点だ。向こうの有利な点は単純に姿が見えない。不利な点はおそらく能力が割れてないって点だろう。一撃で仕留めれなかったのが、問題だった。そこからは時間との戦いだった。ホメロスは一週間前からこっちを探しているが、こっちはホメロスを探し始めてるのは今からだ。一週間分タイムロスがある。こうなってくるとこの能力の不利な点が出始めてくる。
単純に俺に干渉して、ホメロスへの攻撃をやめればいいって?
俺への干渉は逆行では出来ないんだ。単純に矛盾が容易に生まれてしまうからな。今回のケースだと俺の攻撃をもし止めたとするとホメロスに攻撃されてないって結果が生まれて隙がサイド生まれるその結果、今干渉した要因まで消えるから、結果として干渉した事実も消える。そうなると再び攻撃が有効になり、失敗攻撃を止めるっていう無限ループが生まれる。これの解消のためなのか、単純にルールからなのか時間遡行者には時間遡行で干渉出来ないってルールっぽいのがある。単純に俺の魔法の限界なのかもな、まあそんなこんなでホメロス探しぞ。
一週間がすぎたころホメロスに補足された。
「どうして俺だと気づいたんだ?」
「片っ端から敵意感知に引っかかったやつを殺してる。」
「ローラー作戦ね。おっかな。」
「降参です。命だけは助けてください。」
「却下」
「ですよねー」
俺は胸元から魔道具を出して全魔力をこめて自爆した。
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