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【前回のあらすじ】
・ルーキー狩りイワークくん
・リスと和解せよ!!
・おっきなヒトモシちゃん(♂)
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「諸君! 本日より我が『マサル組』の一員となったポケモンを紹介しよう! キュートな見た目からは想像がつかないクールなゴースト獄炎使い───ヒトモシちゃん(♂)だっ! はい、みんな拍手!」
「ぎゅわ~!」
「ふぁーっ!」
「イヌヌワン!」
「もうどこからツッコんでいいかわからない!! マサル組って何!? あとジメレオンはともかくラビフットとワンパチもマサルの言うこと聞きすぎでしょ!」
「ウチの
「ね、寝取られやんけ~!」
ヒトモシを捕まえて巣穴を出た後、辺りが結構暗くなり始めていたので湖の近くにテントを張り、キャンプの準備を一通り終えたところで新しく仲間になったヒトモシを改めてみんなに紹介していた。
「よし、ヒトモシ。自己紹介だ」
「も、もしもし~……」
ヒトモシは恥ずかしそうにもじもじとしているも、ジメレオンとラビフットは器用にパチパチと手を叩き、ワンパチはキュートなお尻をフリフリしながらヒトモシを歓迎していた。こいつらほんとに仲良しだな。
「まずはお近づきの印に……ほい、飴ちゃん」
いつものように自家製蜂蜜キャンディーを取り出してヒトモシに差し出すと、最初は戸惑っていたヒトモシはキャンディーへの好奇心を抑えられず、その小さな可愛いおててでおそるおそるキャンディーを受け取り口の中へ入れた。
「もし~♪」
途端にほわほわした笑顔になりほっこりとした気分になる。この可愛さで雄なんだよな。あれだ、内気な可愛いショタ枠。エロ同人だと年上のお姉さんに逆レされるヤツだ。そういや今思い出したけど、サイトウちゃんと熾烈なメジャー残留争いを繰り広げていたオニオンくんもシャンデラを使ってたな。彼も内気な可愛いショタ枠だし……やべえショタコンお姉さんのファンとかいそう。
オニオンくん、強く生きろ。
「じゃあヒトモシの緊張もほぐれたところで……飯にしよう!」
「ぎゅわっぎゅわっ♪」
「ふぁーふぁー!」
「イヌヌヌヌヌワ!!」
「も、もし~っ♪」
「わーい!」
「お前は俺を手伝うんだよ!」
いつの間にかユウリも座り込んでポケモン達と一緒に手を叩いている。なんでお前食べる専門になってんだ。お前だって普通に料理上手いだろ。カレー料理のレパートリーだけならハロンタウンでナンバーワンだからなこいつは。
「マサル、今日は何のカレーにするの?」
「リーグスタッフさんから『ボブのかんづめ』を買ったからな。それを使って……ちょい辛口と甘口の両方にするか」
「じゃあ私、甘口の方作るね」
ユウリはそう言って料理に取りかかる。俺達が作っている間にポケモン達は……うん、みんなで仲良く遊んでるな。偶然出会ったキャンプキングって人からカレー図鑑とポケモン用の玩具を貰ったから、みんなそれで楽しそうに遊んでいる。
いやー……ポケモン達が遊んでる光景って何時間でも見ていられるな。現代社会の荒波に揉まれて荒んだ心が癒されていくようだ。
それにしても、あのキャンプキングはユウリと同等かそれ以上のカレーキチだったな。放っておいたら二人で何時間もカレーについて熱く語り合ってそうだったし。
「マサルー。明日の朝ご飯はどうするの?」
「晩飯作ってる時にもう次の飯の話か。ん~……ホットサンドメーカーを持ってきたからなんか適当に挟むか。ベーコンとか卵とかチーズとか」
「ホットサンド! 私大好き! あ、ねえねえマサル。私の好きなメーカーのココアって持ってきてくれた?」
「ちゃんとリュックに入ってるから安心しろ」
「えへへ、やった~♪」
お前が好きそうなもんとか食べたいと思ってるもんは大体持ってきてるよ。あと、この旅で嫌いな野菜を克服させてやるから覚悟しとけ。いつまでも子供舌のままでいられると思うなよ。
「ね~え♪ ま~さ~るぅ~♪」
「なんぞ? 気持ち悪い猫撫で声出しやがって」
俺がそう言うとユウリがゲシゲシ蹴ってくる。料理中に危ないだろうが。
「こうしてね。二人で並んでご飯を作ってるとさあ……私達って───」
「『夫婦みたいだね』みたいなクソつまらん典型的なことを言うつもりじゃないだろうな。まさかユウリちゃんがそんなありきたりなこと言うわけないよなぁ?」
「い、言うわけないじゃん。わ、私を誰だと思ってるのかな~、ぴゅーぴゅー」
ユウリがわざとらしく下手くそな口笛を吹き始める。相変わらず嘘ついたり誤魔化すのが下手くそなヤツだ。っつーか、俺とお前でそんなラブコメみたいなことになるわけないだろ。何年一緒にいると思ってんだ。
「夫婦じゃなくて……そう! ダグトリオ!」
「一人足んねーじゃん」
「……ホップはいつでも私達の心の中にいる」
「死んだみたいに言うな」
こんな風にユウリとぐだぐだ話しながらカレーを作るのだった。甘口と辛口両方作ったから多いかなとも思ったけど、ポケモン達が大喜びでたくさん食べてくれたおかげでお鍋は空っぽだ。……絶対余ると思ったのに。それとヒトモシちゃん(♂)が小さいおててと小さいお口で一生懸命食べている姿が非常に可愛らしかったです。
「はぁ~……お腹いっぱい……余は満足じゃ」
「そーかい。よかったな」
「マサル、お風呂入りたい」
「満足してねえじゃねえか」
風呂……風呂ねえ。気持ちはわかる。今日はいっぱい歩いて汗かいたもんな。寝る前に体をすっきりさせたいって気持ちはひじょーによくわかる。それに、ユウリがそういうことを言い出すのは想定の範囲内だったので……一応俺にも考えがあった。
「ちょっと待ってろ。風呂作ってくる」
「うん。いってら……つくっ!? 作ってくる!?」
キャンプチェアでだらしなく寛いでいたユウリがツッコんでくるも、俺はそれを無視して草むらの方へと向かっていくのだった。
「えー……というわけで、今回のお風呂作りに協力してくれる『バルキー部隊』の皆さんです」
「幼馴染が『風呂を作る』などと訳の分からない供述をした後、なぜか野生のバルキーを五体も引き連れて帰ってきました。どうすればいいですかホップ」
せっかくお前の望みを叶えてやろうってのになんだそのリアクションは。このバルキー達は
「大体予想できるけどあえて聞こう! どうやって手懐けたの!?」
「実家のモーモーミルク」
「実家が万能すぎる!! せめてポケモンに愛される才能とか言ってほしかった!!」
まあ、確かに俺
「シャベルは持ったなバルキー諸君! では……穴掘り開始!」
俺の合図とともにバルキー達がシャベルを使ってせっせと穴を掘り始める。ユウリはこの時点で俺が何をやりたいのか察したらしく、楽しみ半分ドン引き半分という微妙な表情をしていた。
まあ、そんなユウリは今はいいとして、さすが力自慢のバルキー達だな。あっという間に人間一人が入るには十分な大きさの穴を掘ってくれた。で、その穴の中にバカでかいブルーシートを敷いて……次はバルキー達によるバケツリレー。湖の綺麗な水をせっせと運び、堀った穴を水でいっぱいにする。仕上げにヒトモシとラビフットの炎で四十度前後のお湯にしてやれば……はい完成。
「できたぞユウリ。風呂だ」
「『風呂だ』じゃねえよ! 丸見えじゃん!! 露天風呂にもほどがあるよ!!」
「だからこのワンタッチテントをこうやって移動させてだな……」
予備のワンタッチテントで穴を隠すようにしてやれば完璧な風呂のできあがり。野外キャンプでここまでやれば上出来だろ。
「ありがとうバルキー諸君。これは追加報酬だ」
見事な仕事をやってくれたバルキー達にきのみやら食材やらを報酬として渡すと、バルキー達は嬉しそうにそれを受け取って草むらの方へ帰っていった。いやー、まじで助かったわ。ありがとう。
「んで、どーすんのユウリ? 入らねーなら俺だけ入るけど?」
「……私も入る。あっ! は、入るって言っても『一緒に』って意味じゃないからね!」
「当たり前だろ。何言ってんだ?」
「……覗いちゃだめだよ」
「ソニアちゃんくらい成長してから言え」
俺がそう言うとユウリがたいあたりをぶちかましてきたのでそれを受け止めてやる。おいおい、キテルグマのメガトンパンチを受け止められる俺にそんなもんが効くと思ってんのか?
「むーっ! むーっ! こーなったらマサルがお風呂に入ってる時に乱入して『……ちっさ』って笑ってやるんだからぁ!!」
「お? お? 突撃してこいよ? 絶対してこいよ? お望み通り一糸纏わぬ姿で腕組みして仁王立ちで待ってるからな? そんで『きゃーユウリさんのえっちー!』って大声で叫ぶからな?」
「うぅ……ばかーっ! あほーっ! ……ば、ばかぁーっ!」
「罵倒のボキャブラリーどんだけ少ないんだよ」
幼稚園児並みの捨て台詞を吐いて、顔を真っ赤に染めたユウリは風呂を作ったテントの中へ入っていった。俺の入浴中に乱入する度胸なんてないくせになーに言ってんだ。ってか、あいつちゃっかりマイシャンプーやらトリートメントやらボディソープやら準備してたな。抜け目ないヤツめ。
そして俺はユウリが風呂から出てきた時に湯冷めしないように温かいホットミルクの準備をするのだった。
「あ゙~……予想以上に気持ちえがったんじゃ~」
「おっさんみたいなこと言うな。ホットミルク飲むか?」
「飲むーっ!」
ほくほく顔で風呂から上がったユウリにホットミルクを進めると、幸せそうな表情で飲み始めたので俺も思わず頬が緩んでしまう。
「ユウリ、タオル貸せ。まだ髪が濡れてんぞ」
「えへへ~♪」
ユウリの毛先から雫が落ちていたのでタオルでわっしゃわっしゃと拭いてやる。ちゃんとしておかねーと風邪引くぞ……と思ったけど、俺もユウリもホップも病気知らず怪我知らずの優等野生児だからな。多分、そんじょそこらの人間とは免疫力が違うんだろう。まさにハロンの申し子。
さてさて、そんなハロンの申し子である俺もせっかくだから風呂に入ろうかね。
「ジメレオンも一緒に入るか?」
「ぎゅわっ♪」
「ヒトモシは……だめだよなぁ」
「もし~……」
ヒトモシはどことなくしょんぼりしている。さすがに炎タイプのポケモンを湯船に入れるのはな。頭の火が消えちゃいそうだし。ただ、体を拭いてやるくらいは大丈夫だろうからそう言ってやるとヒトモシは喜んでいた。よし、じゃあ今からは男と男の熱い入浴タイムだ。
「男三人……風呂……何も起きないはずがなく……」
「起きてたまるか。アホなこと言ってないでさっさと寝る準備しとけ。あと、周りにゴールドスプレー撒くのを忘れんなよ」
「は~い」
俺が指示を出すとユウリは素直に従って俺のリュックからゴールドスプレーを取り出してテントの周りに撒き始める。寝てる最中にポケモンに襲われるとか洒落にならないからな。予防しておくのは大事。
その後俺は風呂に入ってジメレオンとみずでっぽう勝負をしたり、ヒトモシの身体を綺麗に拭いてやるのだった。いやー、めちゃくちゃ気持ちよかったしさっぱりしたわ。
ちなみにユウリは思った通り、突撃してくることはなかった。はんっ、あのヘタレめ。
「ましゃる~~~っ!!」
風呂から出るとユウリが半泣きになりながら俺に抱き着いてきた。今度はなんやねん。またリスが出たんか?
「ミロカロスの抱き枕……持ってくるの忘れちゃった~~~っ!!」
「むしろあれ持ってくるつもりだったのかよ!?」
確かに、旅先でもmy枕じゃないと眠れないって人はいるけどさぁ……まさかあのでかいミロカロス抱き枕を持ってくるつもりだったとは。っつーか、あんなにデカいんだから普通忘れないだろ。でもユウリだからなぁ……
「あれがないとぐっすり眠れないし……それに、マサルがプレゼントしてくれた大事な物だから……」
「持ってくるのを忘れるくらいの大事さなんだな」
「ちーがーうーっ!」
ユウリは駄々っ子のように俺に抱き着いたまま俺の胸のぐりぐりと顔を押し付けてくるので、やれやれと思いながらも頭を撫でてやる。忘れたもんはしゃーねーだろ。さすがに俺も代わりになるようなもんなんて持ってないからな。
「だから、マサル……」
「なんだよ?」
「私の抱き枕になって」
「は? やだ」
「なんでー! なんでー! 小さい頃はよくくっついて寝てたじゃん!」
「暑いから」
「ふしゃーっ! このやろー! 可愛い可愛い幼馴染の言うことを聞いてあげようとは思わんのか!?」
「今日だけでどれだけ言うことを聞いてやったと思ってんだ」
「ぴゅーぴゅー♪ あ……そ、それに~……マサルがあのミロカロス抱き枕をプレゼントしてくれたから私はあれがないと生きていけない身体になってしまったのです! ま、マサルは私をこんな身体にしてしまった責任を取るべき!」
結局その後も駄々っ子攻撃は続き、俺はユウリのわがままを受け入れて二人で一つのテントで寝ることになる。二つ立てた意味がなかったじゃねえか。しょうがないからもう一つのテントはポケモン達に使わせよう。せっかくだし、たまにはボールの中じゃなくて外で休むのもいいだろ。
「うへ、うへへ~。マサルの匂いだ~。マサルの匂い、安心するから好き」
「犬かお前は」
「わんわんっ!」
「……今度首輪とリード買ってやる」
「ま、マサルが特殊プレイに目覚めちゃった! わ、私はマサルをそんなえっちな子に育てた覚えはありませんっ!」
「知ってるかユウリ? そういう反応をするヤツの方が百倍えっちなんだよ」
「はー!? そ、そそそそんなことないしーっ!! 私はどこに出しても恥ずかしくない清純派淑女のユウリちゃんなんですけどぉー!? 私がえっちとかありえないんですけどぉー!?」
布団に入ってくっつき合いながらもしばらくは二人でぎゃーすか騒ぎ、一段落したと同時に一気に疲労と眠気に襲われてそのまま何事もなく朝までぐっすりと寝るのだった。
俺とユウリで何か起こるはずないだろ。
そして翌朝はホットサンドを食べた後、片付けをして真っ直ぐエンジンシティへ向かう……予定だったんだけど───
「ほえー、ギャラドスおっきい……」
「あんまり近づくと食われそうだな」
「あ! あっちに小島があるよ!」
「……今の俺達じゃまだ無理だ。たとえどうにかして行ったとしても、やべえポケモンがいる気配がプンプンしやがる」
「もっと強くなってからだね~」
「りんごがいっぱい落ちてる! マサル、今日のおやつは焼きりんごにしようよ!」
「蜂蜜とバターをたっぷり使ってやるからな。カロリー計算? え? それ美味しさよりも優先すべきことですか?」
「きのみがたくさんなってる木だ! よーし、行くよみんな! 私は同じ轍を踏まない女ユウリ! いざリベンジ!」
「……あっ、またヨクバリスが降ってきて……ってあいつ、きのみをヨクバリスと半分ずつ分け合っただと……!? れ、歴史的和解を果たしてやがる……!!」
「この辺はゴーストタイプのポケモンが多いな……」
「見てマサル! あそこのサマヨール! あれ絶対強いヤツだよね!」
「スルーしろ。お姉さんの言うことを信じるならちょっかい出さなきゃ大丈夫だ」
「……こっちをものすっごくじーっと見てるよ」
「無視だ無視!」
「おっ? どうしたヒトモシ。そんなに嬉しそうにして」
「もし~♪ もし~♪」
「あの塔が気になるのか? しょうがにゃいにゃぁ……ヒトモシがご機嫌だしあの塔に登ってみるか!」
「マサルがだだ甘過ぎる! あの塔、絶対なんか出るって!」
「ゴーストなんざその辺普通にうろついてんだろ?」
「あ、それもそうか……」
「オニオンくんの秘密の修行場だったりしないかな」
「今度のダイマックスポケモンはホーホーか! よしっ! いけヒトモシ! ダイマックスデビューだ!」
「こっちも! いっておいでワンパチ! ダイマックスだよ!」
いや本当はね。すぐにね。エンジンシティに向かう予定だったんですよ。でもね、その……あまりにもワイルドエリアが楽し過ぎてですね。気になるところとか寄り道したいところがたくさんあり過ぎて……三日ほど滞在してたわけなんです。
「ふー……俺、ワイルドエリアに住みたい」
「わかる。ここが私達の
俺とユウリの野生児の血とワイルドエリアの相性が良過ぎたんだ。いやいや、こんなのさあ! ポケモンや冒険好きだったら絶対こうなっちゃうって! で、でもほら……遊んでたわけじゃないし。ちゃんと色んなポケモンを見つけて図鑑に登録したし。マグノリア博士を喜ばせるっていう理由もあったし。
「ユウリ」
「なぁに?」
「……そろそろ現実と向き合おう」
「……そうだね」
「名残惜しいが……大変名残惜しいが……俺達はエンジンシティに向かわねばならない」
「うん。私達には……目的があるから……」
「だがっ! だがしかし! 俺は……俺達は必ず戻ってくる。必ず……必ずだ!」
「さらばワイルドエリア。また会う日まで───」
そして、このワイルドエリアで一回りも二回りも成長した俺達はようやく、ほんっとーにようやく……エンジンシティへと向かうのだった。ものすっっっごく後ろ髪を引かれながら。
「すごいよマサル! なんだか久々に人の営みに触れた気がする!」
「なるほど。これが───文明開化か」
「ぶんめーかいか……意味わかんないけど響きが格好良い!」
エンジンシティに到着するなり、俺達は初めて都会にやってきたジャングル育ちの蛮族のようなリアクションをしながら街の入り口に立っていた。たった三日間だったとはいえ、この三日間は俺達を原始人へとタイムスリップさせるには十分すぎる時間だった。
「人がたくさんいるね。あっちにはおっきな時計台……? お城?」
「シュートシティほどじゃないけど……デカい街だ。面白そうな店もたくさんあるし」
「ねえ、マサル」
「なんぞ」
「私達は遂にエンジンシティへやってきました。では問題です。新しい街に来て最初にやることはなんでしょーか?」
「はんっ、そんなのわかりきってんだろーが」
俺とユウリは得意げな笑顔を浮かべて顔を見合わせる。どうやら俺とこいつは考えていることが全く同じらしい。
そして───
「「ブティックーーーっ!!!」」
「三日間もどこほっつき歩いてたのよあんた達!!」
俺とユウリが同時にブティックへと駆け出そうとしたところで、ポケモンセンターから出てきたソニアちゃんに盛大にツッコまれるのだった。
あ、ソニアちゃん久しぶり。
エンジンシティに無事到着! 次回は開会式までやれそうですね。
初プレイではワイルドエリアが楽し過ぎて気付いたら手持ちがレベル30くらいになってました。
「もうちょっとだけ……あそこだけ探索したらエンジンシティに行くから」
「あと一回だけ……あと一回だけ巣穴に潜ったらエンジンシティに行くから」
「んほぉ~巣穴の報酬たまんね~。あ! あっちの巣穴も光ってるやんけ!」
「この序盤でシャドーボールが!? こんなんゴースト系捕まえるしかないやん!」
「ワットが美味しい! え? もうクイボが手に入るんですか! 捕まえ放題じゃないですか!」
「橋の向こうのポケモンつよっ! でもちょっとだけ……ちょっと先を見るだけならかまへんか……」
「キャンプ中のポケモンが可愛すぎる……もうずっとこの画面を眺めていたい」
「オンラインにしたらトレーナーがいっぱい! みんなアイテムくれて優しいなぁ……。マジカル交換!? めっちゃ便利やん!」
初ワイルドエリア時の私は大体こんな感じです。レベルが上がり過ぎてジムリーダー戦がヌルゲーと化したのは良い思い出。
だって「けいけんアメ」がいっぱい手に入るし、捕まえるだけで全員に経験値はいるし……
まあ、元々私はがっつりレベリングしてから挑むタイプですがね。カスミのスターミーが小学一年生の私にトラウマを植え付けたせいで。
ではでは、ここまでお読みいただきありがとうございました!
次回もよろしくお願いします!