なぜか続いたあとがき&裏話……。語りたいことが多すぎるので仕方ない。
前回はマサルについてコメントして、やるかもしれないifルートに軽く触れたところで終わりました。
続いて他の主要キャラクターについてコメントしていきます。
【ユウリ】
本作のメインヒロイン。最初はXYのサナのような明るい女の子、もしくは「その着せ替え人形は恋をする」の喜多川海夢ちゃんみたいなハイパー無敵ギャルっぽい子にしようと思っていたのですが……蓋を開けてみれば自惚れイキリンコ負け幼馴染ヒロインに。私の前作ヒロインに引っ張られた感は否めません。
第一話の時点でマサルの未来のお嫁さんになることが決まっていた勝ち確ヒロインだったので、どんな言動をさせてもいいというある意味無敵のヒロインでした。逆に言えば、勝ちを確定させていなければ誰も彼女がメインヒロインになるとは思わなかったでしょう。
でも私は彼女をこんな性格にしたことを後悔はしていません。もしもユウリが普通の真っ当な幼馴染ヒロインだったら……多分、他のキャラに埋もれて存在感を出せなかったと思うので。それに、こういう一見負け確定でヒロイン株価が乱高下する女の子がふとした時に見せる「ひろいんぢから」が私は大好きです。前回も触れましたが、ユウリは歴代女主人公の中で一番可愛いと私個人は思っています。
他の女の子がコツコツヒロイン力を積み上げていくのに対し、ユウリは一気にヒロイン力を100稼いだと思ったら普段の言動で-100になるような女の子です。それでも、マサルが本当に必要な言葉を必要な場面で確実に与えることができる存在でもあるので、他の女の子には初めから勝機なんてありませんでした。
ユウリは何というか……「本当に肝心な所でしかヒロイン力を発揮できないヒロイン」って感じですね。ifルートだと肝心な所で外してマサルが一人で旅に出てしまいます。
また、ずっとユウリは「マサルは私のことが大好きだからなーっ!」と言っていましたが、それは自惚れでもなんでもなく事実です。マサルが彼女のことを大好きなことには変わりません。ただ、自分のマサルに対する感情についてはあえて言及させませんでした。
前回も触れましたが、ユウリは自分の恋心を自覚したのがマサル戦後だったので。
この子は引っ越してきたばかりの頃は人見知りで引っ込み思案でしたが、マサル達との交流を通して明るい女の子へと成長していきます。基本的には甘えたがり屋さんで、小さい頃からマサルにベタベタしており、成長してからもそれは変わりませんでした。
ただ、マサルが抱えていた闇にはずっと昔から漠然と気付いており、だけどそれを尋ねてしまえばマサルが遠くへ行ってしまうような気がしていたのでずっと踏み込むことができなかった。マサルもユウリが気付いていることに気付いていて、お互いに一番近い場所にいながら最後の一歩を踏み出せなかった。
ユウリはマサルが自分から離れて行ってしまうのではという不安から踏み出せず、マサルは最後の一歩を踏み出すためにずっとあがいていた。だからといってお互いに気まずくなったりはしません。二人ともそれはそれとして平気でいちゃいちゃしながら旅をしていました。……言うほどいちゃいちゃしてなかったような気も。気のせいですね。
そして彼女は狂気的なほどなカレーキチでもあります。この辺はポケマスの性格に引っ張られたところがありますね。ポケマスでも彼女は「カレーを流行らせることが野望」や「一日三食カレーを作るから食べて」等と発言しています。ZAでも「クロワッサンカレー」というだいぶ頭のおかしいカレーが出てきていたので、ユウリはおそらくガイ&タウニーと仲良くなれるでしょう。
ちなみにマサルはポケマス世界でマオにカジッチュをあげたりサンクスデー(バレンタインデー)にスズナと一緒に料理教室を開いていたりと……なんか普通にモテ男要素を出しています。
バトル方面では、「相手が次に出してくるポケモンがわかる」というゲーム主人公と同等の才能を持っています。また、バトルだけではなく、ダンバルを普通にメタグロスに進化させているので育成に関しても天才です。ただ、マサルのような理論派ではなく感覚派なのでバトルの解説には向かないし、育成のアドバイスを求められても上手く答えることができません。この辺はマサルやホップの方が上手いです。なので、解説としてユウリを呼ぶ際には絶対にもう一人外付けの頭脳が必要になります。
マサルとのバトルでは、ほんの一瞬勝利を確信した隙を突かれて敗北寸前まで追い詰められたので、それ以降彼女はもう二度と、最後まで、相手のポケモンが倒れるまで勝利を確信したりしません。あのバトルはユウリにとっても飛躍の一戦であり、マサルとのバトルがなければダンデに勝つことはできなかったでしょう。
そして、数年間は無敗の女王としてガラルの頂点に君臨し続けましたが、ガラルスタートーナメントでマサルに敗北し、その場でマサルからプロポーズされて全国に何度目かわからない雌顔を晒してしまいます。まあ、プロポーズされる前からユウリがマサルとそういう関係だったのは周知の事実だったので彼女のファンも「やっとか」という心境でした。
ちなみにユウリは老若男女問わず幅広い年齢層から人気ですが、ご年配の方からの人気が特に高いです。みんな「孫のようで可愛い」と言っています。男性人気はマリィに負けています。マサルとくっついてるので。
他の同期四人はこんな感じ。
・マサル:子供達から大人気。次におっさんやスポーツ経験者から人気。男人気はユウリより若干上。
・ホップ:女性人気が最も高い。一番真っ当にモテている。
・マリィ:男性人気が圧倒的。でもネズが常に目を光らせているので下手な男は近づけない。
・ビート:乱入芸やヒールムーブを求められる。「わからせ適性」が高いのでそういう層から人気。
見事にファン層がわかれていますね。
ユウリに関してはこんなところでしょうか。せっかくの幼馴染だからもっと「誰も勝ち目がない最強完全無欠のスーパー幼馴染ヒロイン」っぽくしてあげたかったと反省していますが……よく考えたらホップがそういう存在でしたね。
【ホップ】
マサルと最も付き合いが長く、マサルの一番の理解者であり、ホップが女の子だったら誰も勝ち目がなかった完全無欠の最強幼馴染ヒロイン。また、マサルの覚醒に必要な最後のピースでもありました。いやほんとヒロイン要素しかないなこの男……。
ゲームでもすぐに褒めてくれたり、ヨロイ島で門下生を落としていたり、クララやセイボリーからも懐かれるという人たらしっぷり。ただ、一定以上仲良くなった相手には割と毒を吐くキャラでもあります。ゲームでソニアに対してそういう部分がありましたからね。
そして、ダンデという偉大過ぎる兄の存在がプレッシャーとなり、一時迷走しかけるも、マサルの言葉で「自分はダンデの弟ではなくホップという一人のポケモントレーナーだ」ということに気付く。やっぱヒロインだろこの男。
実際、偉大過ぎる兄と関係が拗れたピオニーがいるので、下手すればホップもピオニーと同じように兄と疎遠になっていた可能性があるというね。クリア後ストーリーで苦悩するホップが描写されていましたが、生身で暴走したザマゼンタを抑え込み、あまつさえ主として認められる規格外っぷり。ゲームの主人公がヤバすぎるだけでホップもとんでもない天才です。
本作ではソニアの助手をしつつチャンピオンを目指すガラルの四天王という二足どころか三足の草鞋状態で多忙な日々を送っていますが、きっと楽しんでいることでしょう。
マサルとユウリの結婚式ではマサルの友人代表挨拶をやり、誰よりも二人の結婚を祝福していました。ホップ自身の恋愛は……どうなんでしょうね。普通に異性からモテるタイプなので引く手数多でしょうが、案外マリィと良い感じになるかもしれません。
ゲームでエール団が迷惑をかけていたことをマリィが謝罪する場面で「ファンがいるなんてすごいな!」ってマリィを褒めていたのを見て、私は「初対面でその言葉が出てくるお前の方がすごいわ!」と戦慄しました。
ホップがいなければ、マサルはきっと燻ったままジムチャレンジを終え、そのまま一人で旅に出てしまい、マサルとユウリが結ばれることもなかったんじゃないでしょうか。本当に絶妙すぎるポジションにいる男ですね。
【マリィ】
ユウリと違い最後まで正統派ヒロインムーブを貫き通したあざとい女の子。ユウリにできなかったヒロインムーブを大体この子が担ってくれました。
そもそもマリィはゲームの時点でかなりあざとかったですよね。まず方言が可愛いし時々一人称が「マリィ」になるし主人公が近くに来ると後ろで手を組んでお行儀の良い姿勢になるしエール団について謝れる良い子だしイベントバトルで応援してバフかけてくれるしクリア後の笑顔イベントはあざとすぎるしガラルスタートーナメントでも可愛すぎるしジムのユニフォームはえっちすぎるし。
欲張りセット過ぎる。ヒロイン要素の塊だろこの子。しかも幼少期にシュートシティで迷子になっていたところをマサルに助けられて七年後のジムチャレンジで奇跡の再会……最初からユウリの勝ちが決まっていなければどう考えてもこの子がヒロインだった。
まあ、マリィはユウリがマサルのことを大好きなのは出会って割とすぐに気づいていたし、マサルがユウリのことを大切に思っていることも理解していたので、マサルに対して恋愛感情を抱くことはありませんでした。それはそれとしてマサルの服を拝借したりあまつさえ自分の物にしてしまうというね。ネズはだいぶ複雑な心境だったと思います。
マリィには本作では基本的にツッコミ役として苦労してもらいつつ、ユウリにできないあざと卑しか女ヒロインムーブをやってもらいました。この子がいると会話にメリハリが出るのでとても重宝しましたね。ただ、方言の再現が難しかった。純粋な博多弁ってわけじゃなく、色んな地方の方言が混ざっている感じだったので。
マサルからの評価も非常に高かったです。一人の女の子としてもそうですが、それ以上に「町の期待を一身に背負ってチャンピオンになる」という目標に向かってひたむきに努力を続ける姿を一人の人間として尊敬していました。マサルもかつてはマリィと似たような境遇にあったので。ヒロイン適性が高すぎる。
この子のヒロイン適性が高すぎた理由としては、ユウリがメインヒロインであると同時にユウリがマサルにとってのラスボスであったことも大いに関係していると思います。ユウリはマサルにとって過去のトラウマを爆発させかねない、ある意味地雷のような存在でもあったので。
マリィのその後の恋愛関係に関しては……どうでしょうね。異性からの人気は高いでしょうが常にネズが目を光らせていそうですし、マサルやホップといった男がそばにいた影響で普通の男は手を出しにくいのではと思います。
最終的に彼女の手持ちにはドドゲザンが加入し、
本作後も変わらずマサル達と交流し、ユウリにとっての一番の親友になり、スパイクタウンを大いに盛り上げていくことでしょう。
【ダンデ】
おそらく歴代ポケモンシリーズのチャンピオンで最もチャンピオンらしい男。スポンサーロゴまみれのクソださマントを着こなせるのはこの男以外にいないでしょう。ゲームプレイ中も本当に頼りになって、主人公を事件にかかわらせまいと奔走。最終的に一人でムゲンダイナを捕獲寸前まで追い詰めるという完璧すぎるチャンピオンムーブ。でもなんでマスターボール使わなかったの? きっとダンデはモンボ縛りをしていたのでしょう。ほら、プレイヤーもよくやってるし。
そして、シリーズを通して唯一「プレイヤーが勝っていいのか?」と思わせてくれたチャンピオンでした。というか普通に強すぎる。同レベル帯で勝負したら普通にめっちゃキツイ相手でしたね。リザードンを相手に意気揚々と水タイプを出せば「ダイソウゲン」をぶちかまされるという。
そんなダンデは本作ではマサルの厄介ファンです。子供の頃、自分を天才だと信じ込んでいたダンデは、まどろみの森にソニアを助けに行った時、自分のヒトカゲよりも遥かに高レベルのキテルグマ、パルスワンに的確な指示を出し、アーマーガア、マタドガスを撃退したマサルを見て、その瞬間からマサルはダンデにとって憧れになりました。
本編でも述べましたが、マサルはダンデにとって生涯で唯一憧れたポケモントレーナーです。まるでヒロインのようだ。マサルと肩を並べてムゲンダイナに挑んだ時は恋する乙女のような心境になっていたことでしょう。
そんなダンデですが、恋愛方面は本編の通りです。私の中でダンデはソニアのことをとても大切に思っており、ただその思いの表現の仕方が独特というか……「ソニアは俺と結婚するだろうな」と勝手に思い込んでいる節がありそうで、「好きだ」という思いを伝えるよりも「え? 俺達もう付き合ってるだろう?」と言いそうなイメージがあるんですよね。
で、この二人が結婚するにしてもマサル達の結婚式に参加した後で「俺達もそろそろ結婚するか」ってあっさり言って「ムード考えてよ!」ってソニアにツッコまれてる情景が目に浮かびます。
また、ダンデはバドレックスが手持ちになったことでパーティーの火力が大幅に強化されます。バド様がダンデの手持ちになったのはぶっちゃけバランスを取るためです。一人のトレーナーに伝説系が偏り過ぎるのは面白くないと思ったので。
本編後はガラルのNo.2として他トレーナーの前に立ちはだかります。ユウリを幾度となく追い詰めますが、未だ一度も勝てないまま。でもユウリに勝てるマサルには勝ち越せます。ガラルの上位三人はそんな感じのパワーバランスですね。
【ソニア】
本作の不憫枠。ゲームではダンデに対して劣等感を抱いている描写がそれなりにあったものの、本作では幼少期にダンデとのバトルでの敗北をきちんと受け入れているので、変に拗らせたりはしていません。
ゲームより出番が増えたものの、ツッコミ役兼不憫枠兼苦労人枠だったので彼女にとって幸せだったかどうかはわからない。
公式の描写はないものの、ゲーム内での彼女の部屋に準優勝トロフィーっぽいものがあったので、おそらくダンデと一緒にジムチャレンジに参加した際、セミファイナルトーナメントの決勝まで勝ち残ったことが想像できます。比較対象がダンデなだけで、ソニアもトレーナーとしての実力は相当なものだろうと解釈しました。本作ではオリーヴにしっかり勝っています。
彼女のパーティーはワンパチ、ギャラドス、ドリュウズ、マホイップ、マルヤクデの五体。ダンデと同じくバランス型のトレーナー。これは完全に妄想です。ゲームでもガラルスタートーナメントにソニアが参加してくれればなぁ……。ルリナとのタッグや他キャラとの絡みが見たかった。
ゲームだと要所要所でアイテムをくれて、ガラルの歴史を覆す世紀の大発見をした頼りになる可愛いお姉さんですが、「年下にも平気で甘える」という公式設定がある残念なお姉さん。こういう残念なお姉さん好き。特にゲームで見せる(>_<)この顔とても好き。へそ出しニット白衣というえちえちファッション好き。考え事をする時に指先で髪をくるくる弄る癖も好き。
恋愛方面は空回りというか相手がダンデだから悪かったというか……まあ、恋が叶ったのでとにかくヨシ! ソニアってロマンチックなことに憧れてそうだけどダンデに期待するのは諦めましょう。
最終的にマサルに口説き落とされてガラルの四天王を務める。周囲が濃い連中ばっかりなので「平凡な私で大丈夫なのか?」と不安がっているが、君も十分規格外だよソニアちゃん。これからもダンデやマサル達に振り回されることでしょう。がんばれソニア博士!
【ビート】
ビート「リーグ委員長のポケモンを使って国の重要文化財を破壊してジムチャレンジを追放された僕がフェアリー婆に拾われてピンクの力で成り上がり!?」
ポプラ「あたしの弟子になったことを後悔してももう遅いねえ!!」
追放系主人公。なお後悔するのは周囲じゃなくて自分の模様。
本作で唯一、というか剣盾で唯一と言っていいほどのヘイトキャラ。古典的な嫌味ったらしいライバルキャラですが、残念ながらエスパータイプの全盛期は初代で終わってしまったのです。
ヘイトキャラというのは物語を劇的に動かす上で欠かせないファクターであり、ある意味シナリオの被害者と言ってもいいですね。孤児院出身でローズに才能を見出されたという彼のバックボーンがもう少し詳しく語られていればプレイヤーの印象も変わったと思います。
まあ遺跡をぶっ壊したのは謎ですが。あの突拍子もない行動は伝説のポケモンに操られていたとかの方がまだ納得できる気がします。ただ、感情に敏感なミブリムが懐いているあたり根っからの悪人ではないのでしょう。
フェアリータイプのジムリーダーとして腕を磨き、マサル達同期組からは彼の所業をさんざん弄られることになります。大人になってからもそういう関係は続き、彼らは良き友人として在り続けるでしょう。
【サイトウ】
幼少期にマサルと知り合い、マサルをジムチャレンジに推薦するという重要な役割を務めた少女。登場回数は少ないものの、その少ないタイミングでヒロインムーブをぶちかまし、ユウリに唯一警戒心を抱かせる。
そして、ユウリのマサルに対する感情を即座に見抜き……見抜かせたのはサイトウを恋愛の土俵に上げないためです。前回も述べたように複数ヒロインは扱いが相当シビアになると前作で思い知ったので。
なぜサイトウを幼少期に登場させたかというと……本物の「マサルさん」で連載するかどうか悩んでいた際の名残です。マサルさん主人公だとおそらくサイトウがメインヒロインになっていたので。
残念ながらマサルさんルートは没になるものの、ジムリーダーとは一人くらい何かしらの関係があってもいいと考え、サイトウを抜擢。結果的にジムリーダーに知り合いがいるという設定はとても便利だったと思います。ユウリやホップとの違いを描写できたので。というか、チャンピオンが地元の知り合いを三人も推薦するのはあらぬ誤解を生みそうで……いや二人の時点でも大概ですがね。
本作のサイトウの性格は……割と残念な部分が目立ったと思います。基本的に真面目でしっかり者ですが、甘いものが好きという公式設定があったり、薄明の翼ではワイルドエリアでサイドンと殴り合うという脳筋全開のトレーニングをやっていたりという描写があったのでそれにプラスアルファで残念要素を付け足しました。
……私はどうも残念な女の子が好きなようです。いや、物語を展開させていく上でツッコミどころがあるヒロインってものすごく便利なんですよ。
また、ヨロイ島ではマサル達と共に修業し、高速ヤドンを捕獲するためにマサルが作った罠にかかって涙目になるという始末。サイトウって絶対あの高速ヤドンを馬鹿正直に追いかけ回すと思う。可愛いね。
【ローズ】
剣盾の黒幕枠。ゲームのオープニング時点で胡散臭さと黒幕オーラが半端なかった男。でも実態はガラルの未来を憂う超絶有能おじさん。たった一代で炭鉱夫からガラルを代表する企業集団マクロコスモスを作り上げた怪物。日本に例えるなら、期間工がトヨタの社長になるとかそんなところでしょうか。
ゲームでムゲンダイナの復活を一日待てなかったことを色々とツッコまれていましたが、これはどう考えてもゲーフリの描写不足だったと思います。もうちょっと待てなかった理由をきちんと描写できなかったものか……。いくら子供向けゲームとはいえ、シナリオを重視する人は一定数いますからね。SVのシナリオが良かっただけに余計にそう思ってしまいます。
なので、ローズが一日待てなかった理由を独自に解釈し、ダンデがムゲンダイナに勝てなかった場合の保険も用意させました。ダンデが負ける=ガラルが滅びるという状況をローズが許すはずがありません。ローズのガラルに対する愛は本物なので。
正直、本作のブラックナイト関係はローズをどれだけ有能に描写できるかにかかっていたと思います。ここを上手く処理できないと物語として破綻してしまいかねなかったので。読者の皆様がどう思われたかはわかりかねますが、少なくとも私は自分で納得できるようローズとブラックナイトについて描写したつもりです。
そして、ファイナルトーナメント準優勝という肩書持ちなのでトレーナーとしての実力も申し分なし。ただし弟のピオニーはそれを超える才能の持ち主だった。
マサルと自分の境遇に重なるところがあったので、ローズは一人のトレーナーとしてマサルを応援し、最終的に警察に捕まって裁判が終わるまで自分の大事なポケモンをマサルに託します。さらに、マサルが誰にも明かしていない秘密、転生者という秘密に最も近づいた男でもあります。ヒロインかな?
「No.0060 ねっとり!! ローズさん」のマサルとの会話で「君は一体、何者なんだい?」と問いかけたのは、マサルの特異性に気付いていたからです。
まあ、だからといって完全に転生者だと見抜いたわけではありませんが。
本作後はダイオウドウ達と共にガラルを旅していることでしょう。ピオニーとの和解イベントが欲しかったですね。
【ツワブキ・ダイゴ】
私の贔屓枠にして本作の月島さん枠。
「マサルのレアコイルが進化できたのもランプラーが進化できたのもマリィのキリキザンが進化できたのもユウリのイーブイが進化できたのもユウリのメタグロスが大暴れできたのもマサルが
やりたい放題過ぎる。この人なら「マサルくんとユウリちゃんは僕が育てたんだよ」って言っても許されるな。
そもそも、ダイゴさんを出そうと思ったきっかけは進化用の石をくれる人を用意しようと思ったからです。で、石と言えばダイゴさんというかるーい気持ちで出したのですが……よくよく考えてみればガラルとダイゴさんの相性が良過ぎました。
ガラルは鋼複合のポケモンが多く、「ねがいぼし」という世にも珍しい石の力でポケモンをダイマックスさせている……こんなんもうダイゴさんのためのような地方じゃないですか。なんでゲームでダイゴさんが出てこなかったのか不思議ですね。剣盾リメイクにダイゴさんが登場して旅の先々で主人公に石をくれる人になってほしい。
この人が出ると話の内容がほとんどこの人に支配されてしまうくらい強烈なキャラでした。基本ギャグキャラの自由人ですが、決めるべき時はしっかり決めるバチクソに格好良い男。歴代で一番イケメンなチャンピオンだと思います。これで推定三十歳超えてるってマジ?
ルビー・サファイアでは主人公にグラードン、カイオーガの対応を任せていましたが、その気になればこの人一人で鎮められただろうし、マグマ団アクア団にも余裕で対処できていたでしょう。
マサルとユウキの境遇に似た物を感じ取り、時代を変える天才を前にして心が折れることなく立ち上がったマサルを見て、ホウエンに帰ったダイゴさんは「マサルVSユウリ」の動画を見せ、マサルのトレーナーとしての在り方を話します。マサルの存在に大きな刺激を受けたユウキはもう一度立ち上がり、怒れるグラードンを鎮め、チャンピオンハルカと肩を並べる存在になった……という感じですね。
ダイゴさんはその後も旅を続け、婚前旅行中のマサルとユウリに度々遭遇し、パルデアではペパーのマフィティフを救うためアオハル姉弟、マサユウと共闘してヌシを蹴散らし、最終的にホームウェイ組と一緒にエリアゼロに突入することになります。そしてオモダカと交渉してエリアゼロの結晶を持ち帰るのだった。
感想でも何度か触れられていましたが、おそらく本作で一番良い空気を吸っていた男です。
【イッシュ組】
イッシュ組、特にNを出そうと思ったきっかけは、Nが追い求める「人とポケモンの理想と真実」に最も近いものがガラルだと考えたからです。ガラルはポケモンバトルを興行として成立させている……ものすごく悪く言えばポケモンを金儲けに利用しています。
だけど、ゲームをプレイしていて皆様も感じられたでしょうが、ポケモン達がガラルの人々の生活に驚くほど自然に溶け込んでいるんですよね。ポケモンをただ興業のために利用しているわけじゃない。確かな信頼関係の下に共生できていると私は解釈しました。ミアレシティの市長も視察に来るべき。
なので、Nにガラルの光景を見せてあげたかったというのが一番の理由です。BW本編後は勝手にどっか行ったのでガラルに来ても不自然じゃないかなって。ただ、ローズはNの存在を把握しており、Nにガラルの情報を流すことでNの動きを誘導していました。まあ、ある程度の誘導があったとはいえNはガラルでの旅に、マサル達との出会いに感謝しています。
「人とポケモンの理想と真実」を追い求めていた名もなき青年が、マサルとの出会いがきっかけで自分自身を見つめ直し「自分の中にある理想と真実」を「こうありたいと願う自分の名前」を追い求めるようになる。そして、数年越しに再会した少年に胸を張って自分の名前を伝えられるようになるのだった。
まごうことなきヒロインですね。本編後はトウコが後見人になって城で穏やかに過ごしていることでしょう。
そんなトウコはNを追いかけてガラルにやってきます。トウコにNの情報を流してガラルに誘導したのもローズというね。あのおっさん本当に有能すぎる。
トウコも登場回数自体は少ないですが、即座にユウリの才能とマサルの苦悩を見抜き、マサルが覚醒するきっかけの一つになりました。力を求めて道を踏み外しかけたチェレンを見てきたから余計に二人のことが心配だったのでしょう。
ゲームでは人を殺せそうな目つきで話題になりましたが、ポケマスで自分の目つきのことを気にしていたり、仕草がものすごく女の子らしかったりと可愛らしい一面を見せてくれます。そういう女の子好き。もふもふのポニテもグッド。あと、とてもけしからん良いお尻をしていますね。
もしもこの子がヒロインだったら、マサルよりも年上なので頼れるお姉さん枠になりますが、トウヤの妹という設定なのでマサルに「お兄ちゃん味」を求めることもありそうですね。日替わりで「今日は弟で!」「今日はお兄ちゃんで!」という感じで他の人の目には特殊なプレイをやってるように映るかもしれません。可愛いね。
数年後にマサル達と再会したらイッシュの色んなところに連れて行ってくれるのでしょうね。最終的にヤーコン探検隊として伝説の巨大シビルドンを追いかけることになりますが。
ちなみに、イッシュ編のヒロインはカキツバタです。トウコの紹介でブルーベリー学園にやってきたマサルが燻っていたカキツバタを覚醒させます。男をヒロイン化させることに定評のあるマサル。
【カントー組】
リビングレジェンド。私が赤緑青世代なので絶対出したかった枠にして、ローズのブラックナイトにおける大本命の保険。ローズは何があってもレッドとグリーンがいればどうにでもなると考えており、実際どうとでもなりました。この二人は終盤も終盤の登場でしたが、ポケモンデーにレッドとグリーンを出せて大変満足。
グリーンはちょっと影が薄くなったかなとも思いましたが、バトルの解説に絶対必要な人材でした。レッドだけだと放送事故になるので。実際、バトルの展開を描写する際にはグリーンにめちゃくちゃ助けられましたね。グリーンはレッドがマサルにあれほど興味を持っていることに対して珍しいと思いつつ、交友関係が広がりそうなので嬉しくも思っています。
カントーに帰ってからレッドがリーフにでんTを着せた挙句マサルの話ばかりするのでリーフが「マサルって誰よその男! わからせてあげなくちゃ!」と意気込みます。そして、カントーにやってきたマサルとポケモンコンテストの「可愛さ部門」で勝負することになり、「負けた方が勝った方の言うことを一つ聞く」というお決まりの賭けをした結果、自分のイーブイがマサルのニンフィアに負けるという屈辱を味わった上、ムゲンダイナTシャツを着ることになり二重の屈辱を味わうことになります。可愛いね。
レッドについては本編で述べたとおりです。マサルを他人とは思えず、初めて会った気がしない。マサルは自分のカントーでの旅路を誰より近くで一番そばで見守ってくれていたような人だと言っていました。うーん、これはヒロイン。レッドが女の子だったらやばかったですね。
もしレッドが女の子だったらこんな感じでしょうか? 寡黙で表情が乏しい少女が初めて会ったはずの少年を他人と思えずずっと自分のそばで見守ってくれていたような印象を抱き、その少年に対しては普段の少女からは考えられないほど饒舌になりずっと使わなかった思い出のマスターボールを託すことになる。
これは勝てない。
後日談のラストをマサルVSレッドで締めくくることできて私は大満足です。結果がどうなったのかは皆様のご想像にお任せします。きっと歴史に残る名勝負になったことでしょう。
以上、主要キャラに対する所感でした。
な、長過ぎる……。他にもたくさんキャラがいるけどこれ以上は無理です。いくら字数があっても足りない。あ、ボールガイは無事に就職しました。ダイゴさんの次くらいに良い空気吸ってますね。
あとはマサルとユウリの旅についてちょっとだけ語ろうと思います。
最初にパルデアを訪れたマサル達はナンジャモにコイルTシャツを着せつつ、アオハル、ダイゴさん、ペパーと共にヌシを蹴散らしマフィティフ復活に号泣し、ホームウェイ組、ダイゴさんと一緒にエリアゼロに突入します。ついでにパルデアの災厄を叩きのめしてパルデアポケモンリーグに貸しを作り、テラリウムコアの技術をガラルへ持ち帰りました。
アオハル達とキタカミの里にも行ってお祭りに参加し、オーガポンと出会います。マサル達と出会ったことで色々と変化が生じ、最終的にオーガポンはスグリの手持ちになるのでスグリが脳破壊されてグレることはありませんでした。よかったね。
ただ、キビキビパニックに巻き込まれた際に、マサルは自分に飛んできた餅を華麗に回避した瞬間、スグリのおでこに当たって跳ね返った餅を飲み込んでしまい、ボタン以上にキレキレなキビキビダンスを披露します。
が、ウーラオスが「恐ろしく早い手刀」でマサルの意識を奪ったのでマサルとバトルするという展開にはなりませんでした。そんな感じですね。他の地方でもこんな風に面白おかしく旅をしたのでしょう。ミアレでユウリがタウニーとカレーについて語り合っている間にマサルはアスレチックを完全制覇してカラフルなネジを全部集めたんやろうなぁ……。
話は変わって次回作ですが……ぶっちゃけもう連載はやるつもりはありません。一発ネタなら何個か思いついています。
【タイトル】アヤセガワノゴローの大罪
【原 作】ダイヤモンドの功罪
【内 容】
綾瀬川の性格とメンタルが高校時代のノゴローだったら。イガは覚醒するしヤスは野球を辞めない。大和も真っ向から捻じ伏せる。学生野球の闇もどうにでもなる。
綾瀬川「テメェらケツの穴しめて本能でかかってこねえと完全試合くらわすぞ!」
……ダイヤモンドの功罪の皮を被ったMAJORですね。イガがトシくん枠になりそう。
【タイトル】ニイチャンの名にかけて
【原 作】名探偵コナン
【内 容】
工藤新一、毛利蘭と中学時代からの同級生である松田陣平の弟が、彼女を放って事件を追いかけ回している新一に罰をくだそうとするお話。
松田弟「工藤が帰ってきたらクラス全員の前で毛利への告白シーンを再現してもらう!」
蘭「新一が絶対帰ってこなくなるからやめて!」
松田陣平の弟なので将来的に爆発物処理班を目指す。「爆弾といえば科学! 科学といえば阿笠博士だな!」という小学生並みの連想ゲームで博士の家で日夜爆弾トークや科学トークを繰り広げる。
松田弟「ろくに連絡もしないで可愛い彼女を長期間ほったらかしにして事件ばっかり追いかけている男ってどう思う哀ちゃん?」
灰原「最低ね。毒でも飲んで苦しめばいいと思うわ」
コナン「……」
松田弟「江戸川少年。工藤は良いヤツだけど、ああいうところは見習っちゃダメだからな!」
コナン「う、うん……」
コナン達の正体には微塵も気付いていない。めちゃくちゃ頭が良い小学生だと思っており、「米花町で生き抜くにはそれくらい賢くないとな」と勝手に納得している。ヒロインは多分哀ちゃん。劇場版にも登場するが、大体途中で死にかける。
佐藤刑事と安室さんの特大の地雷でもある。
……こんなくだらないことを考えるよりもifルートの内容を考えます。はい。
本当はマリィルートを最初に書こうと思っていたのですが、カナリィがあまりにも可愛すぎるのでカナリィルートを最初に書こうかな。でもカナリィはシビルドンTシャツを着ることが確定してるからギャグになりそう……。いや、絶対あまあまなお話にしてみせる!
あまり期待せずにお待ちください。
最後に、私が本作を完結させることができたのは読者の皆様の温かい応援のおかげです。正直、何度かエタってやろうかと思いましたが、その度に頂いた感想を読み返してモチベーションを上げていました。人様の作品に感想を書くというのはとてもハードルが高いですが、一つの感想で救われる作品は多々あります。もちろん私の作品も例に漏れません。
なので、応援している作品にはぜひとも感想を送ってあげてください。たった一言でもいいんです。その一言が作者にとってどれだけ励みになるか……。現に私は何度も救われていますしね。
皆様の応援がなければここまで走り抜けることはできなかったでしょう。
この場をお借りしてあらためてお礼申し上げます。
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