面白くならないので各キャラの掘り下げがしたい⇒掘り下げる為にリアルや拠点での会話が欲しい⇒ギルド拠点攻略には人数が居る⇒人数を揃えるためにはキャラを出すしかない⇒一キャラに割ける割合が薄くなるという負のループ
もういいやギルド拠点攻略しよ…
ナザリック大墳墓のあるワールドは「ヘルヘイム」でしたね、何故かアースガルズにあるって勘違いしてた
あと異業種が有利なワールドは『ヘルヘイム』『ニヴルヘイム』『ムスペルヘイム』の三つです
ユグドラシルのサービス開始から6年と半年が過ぎた。ギルド拠点の開発も落ち着き、フィールドで他のギルドのメンバーを見かけるようになってきた頃…
(ぶっ殺せ!)
(拠点作ったぞ連れてきてリスキルだッ!)
(俺たちの拠点の案内図なんか作りやがってぇ…)
(灰も残すな)
(なぁにが公式まとめサイトだ…便所の落書きのがよっぽどマシだっての!)
「これは酷い…」
燃えていくギルド拠点を見学しながらつぶやいた。
俺の目の前で見るも無残なリンチを受けているのは『燃え上がる三眼』のメンバーたちだ。
100人にも満たない構成員たちが上位ギルドごちゃ混ぜの連合軍に成す術もなく屠られていく。
「でも残当なんだよなぁ…」
今燃やされてる奴らはユグドラシルの有料会員サイトを運営することで知られているギルド『燃え上がる三眼』
公式からのアップデートまとめや有用なアイテムの狩場や採掘場、確認されているバグや不具合、およびその不正利用方法、新しい職業なんかが載せられるまとめサイトを運営しているギルドだ。
お値段は月に1000円。つまりコーヒーを2杯我慢すれば会員になれる。
勿論のこと未確定で詐欺っぽい話や虚偽情報も載っているから、サイトに書かれていることを完全に信用できるかと言えばノーだが――それでも攻略のお供としてユグドラシルのプレイヤーが一度はお世話になるサイトだった。
そうしてユグドラシルの隆盛に伴い勢力を増していた三眼だったんだが…少し前から各ギルドで独占しているはずの情報が公開され始め、情報を秘匿していた上位ギルドから問題視され始める
そしてこれ以上の情報の流出を防ごうと上位ギルドが協力してスパイの排斥を本格化し始めて―
1人1人と締め出されていく『燃え上がる三眼』のスパイたち、追い詰められた彼らは最後の抵抗として各ギルドで管理されていた【ワールド・アイテム】の詳細を暴露!
名称から始まり『効果』『使用条件』『どのように使用されたのか』などアイテムについての詳細と経緯を丸ごと全部サイトに乗せた。
因みに【ワールドアイテム】っていうのは上位ギルドでも2~3個持ってたら凄いアイテムで、多かれ少なかれギルドの切り札として運用できるアイテムのことだ。
そんな自分たちの切り札ともいえるワールドアイテムの詳細を詳らかにされたギルドたちは当然…
ブ チ 切 れ た !
そうして怒ったギルドが同じく被害に遭ったギルドと連合を組んで自分のとこに居たスパイもろとも『燃える三眼』のメンバーをフルボッコにしてるのが今。
うへ~塵も残ってないよー。
坊主憎けりゃ袈裟まで憎い…ギルド武器は勿論、中にあったアイテムや施設も一つずつ粉々に砕いている
仮にギルドが再結成されたとしても襲撃するメンバーが決まってるらしい*1こりゃ暫く『燃え上がる三眼』は何もできないだろうな
あっウチは被害受けてないぞ。うちに入ろうと思ったら御曹司のお眼鏡に敵わないとダメだからな。
勝手にホームまで入ってきて演説してた兎が例外すぎるだけだ
あとはアインズ・ウール・ゴウンとかトリニティとかは『燃え上がる三眼』のスパイが入り込めなかったらしい。
アインズ・ウール・ゴウンは異業種オンリーで入る条件が厳しいと聞くし、トリニティ*2は特に人数が膨大な2ch連合から散々諜報を仕掛けられてた為、入る条件がやたら厳しいのでそりゃ三眼程度じゃ内部に入るのは無理だよな…
まぁ入り込めなかっただけで副次的な被害は被ってるみたいだけど。
特にアインズ・ウール・ゴウンで当たり前のように周知されている『誰でも楽々PK術』なんていう指南書にはエンジョイ勢どころか上位ギルドのガチ勢たちもドン引きだった。
なんでも一部とはいえガチの戦術指南に加え、PKした後のアフターケア*3まで書かれているPKの教科書とも言っていいモノだったらしい
…いや怖ぇよ!
相当PKしているギルドだって聞いていたけど、こんなガンガンいこうぜって感じのPKギルドだったのかよ!?
噂だけどユグドラシルから強制的にログアウトさせる手段とかもあるみたいだし…
うーん、アあそことはお近づきになりたくないですね()
いや、ゲームなのにそこまで…する?幾ら運営がPKを推奨しているって言ってもね…
もうwikiでのアインズ・ウール・ゴウンの紹介に『PKギルド』という言葉が外れることはないだろう。妥当な判断だ成仏してくれΩ\ζ°)チーン
あとは上で今まで秘匿されていた【ワールドアイテム】の情報が大公開されたため、戦略的価値が高いモノを巡ってギルド間戦争が勃発した。特に条件さえ揃えばレベル上限を開放できるWIは上位ギルド連合が消滅させた他のも大概だったけどあれはマジでゲームバランスぶっ壊すんだよね。運営仕事しろ!
それ以外のスキルやレベル上げ、種族特性の引継ぎなんて代物もあって上位ギルド同士の戦いが中堅やエンジョイ勢を巻き込んだ大戦になった結果二つの上位ギルドが倒れた。
でもこれはしょうがない。
レベル上げしかり、スキル構成しかり、種族特性しかり、ぶっ壊れアイテムを作って放置し続けてる運営が悪いよ!
運営がな!!
クソ運営め…わざとぶっ壊れアイテム配ってプレイヤー同士で潰し合わせたりしてないだろうな?
今回のゴタゴタ主犯の三眼も含めたら上位ギルドが3つ吹っ飛んでるんだが…?
いや、まさかな…でもユグドラシル運営だからなぁ…
転移事件で異種族ギルドが出遅れた時にも違う種族が一つのギルドで協力してることはそれだけ難しい事です…な~んて言って流しやがったからな。
やりかねない…
今回だとユグドラシルで力を持ち続けるには競争は必須、なんでずっとそのままの地位に居られると思ってるんだ?みたいな回答が返ってきそうだし…
まっそんな感じで
サポートNPCに持たせるために頼んでいた武具やアイテムの作成も他のギルドにも邪魔されることもなく、狩場で他所のギルドと喧嘩することも少ない。
これは御曹司のギルド間交渉の手際が凄いのと…
俺たちの所で一番有名なワールド・アイテムが『流転する交差する縁』だったからかな?
作ったサポートNPCは強奪出来ないし*4アイテムの詳細はイベントの説明にあるし、普通に作ったらそこまで肩透かしな性能のモノしかできないことが周知されている。
偶にサポートNPCを見せてくれって言われてお披露目会してるから、連れ歩けるだけで拠点NPCと変わらないって思ってるプレイヤーも多い。
俺たちと一緒に戦ってる姿を見ていれば別だけどアルゴノーツは活動範囲が他のギルドと全く被らないから見られる機会が殆どない。
データクリスタルやユグドラシル通貨に不自由してないせいか普通のギルドとは違う場所に行った方が効率が良いんだよね
あとアルゴノーツの噂は色々あるけど大体は課金で優遇されてるとか運営と癒着してるとか…誹謗中傷も混ざっていてあからさまな嘘も多いからガチで不味い噂が出回っても大半のプレイヤーたちは嘘乙!で聞き流す人が大半なんだよね。
事実なこともあるけど大体課金額と本人のスペックがおかしいのが原因だし調べられたところで痛くない…どうせマネできないし(悟空や御曹司を見ながら)
あと上位ギルドで他と違う反応していたのは『ワールド・サーチャー』だな。
あそこは調べたことが大量に暴露されていたけど気にも止めてない。
てかそこにいたスパイも彼らの遠征に同行して未開領域から帰ってきてないから懲罰も何もない*5
御曹司によるとワールドアイテムの情報を流した今でもギルメンの一員として仲良く冒険してるらしい…一番情報を流されている被害者のはずなんだが??
てか、そいつらに着いてけるガッツあるならさ!スパイなんかやってないで最初からユグドラシルの開拓してくれよ‼そっちのが遥かに有意義で向いてるよ
こうして『燃える三眼』は滅んだ。
まっこういう盤石だったギルドが突然滅ぶなんて事ユグドラシルではよくあること
次は頑張れ、移り変わり激しいしあと一年もしたらみんなの記憶から消えてるだろうからね。…消えてるかな
でも御曹司が持ってる【ワールド・アイテム】
あれバレたら同情されるっていうか…ネットの玩具にされるっていうか…
正直ちょっと見てみたかった気も…
「おい!」
「お、ぉおう!ど、どうした御曹司何か用か!?」
「…貴様、なんでそんなに動揺している?」
追及してくる勘が鋭い御曹司の手を躱して傭兵NPCの保管庫へと逃げ込んた。
もうすっかり見慣れた仮拠点の会議室
「ふん、これまでご苦労だったな。サポートNPCたちの育成・装備の目途が立った」
「やっとか」
「長かったなー」
「ピエロが別チーム行ってから泥効率が凄い落ちたしな…」
前にでた御曹司の演説の冒頭だ。これはもしかして…
言葉を発していない落ち着きのあるギルメンたちもワクワクさせてその続きを待っている。
「これよりアルゴノーツはギルド拠点を獲りに行く…異論のあるモノはいるか?」
「「「・・・・・」」」
「うぉぉ~!」
「ずっと待ってたよー!」
「私もやってやるわよ!」
「僕に相応しい舞台が整ったみたいだね」
「年甲斐もなくワクワクしてしまいますね」
やっと来た!
ギルド拠点化が発表されてからもはや二年と少し…
これまでずっとサポートNPC獲得のイベントの周回と彼らに持たせる武器やアイテム素材の周回ばかりで飽き飽きしてきたところだった。
俺も場合だとレベル上げもあったしな…
もう要らないモンスターだけ倒して特定のモンスターだけ残したり、ボスを瀕死まで追い込んだあとパーティを全滅させてレベル上げするのを一人で放り込んだり…
なんて神経を削る作業がなくなるのか。
ひゃっほー!胸が熱くなるな!
「よろしい。ならば紹介しよう俺たちが攻略するダンジョンは『白夜の暗黒街』だ」
「えっ、それって前にあったイベントのやつ?」
「あのイベントでカジノ系のミニゲームがたくさん追加されましたね」
「おどろおどろしいねぇ。私たちにはお似合いのダンジョンかもしれないけど」
「・・・・」
ギルメンからもその選定に様々な声があがった。
という俺も驚いた。
『白夜の暗黒街』は四年目にあったイベントがリメイクされたダンジョンだ。
大方ダンジョン拠点化のリソースを捻出するためだろうが…この年のユグドラシルは節約傾向が強かった。
運営がまっ~~たぁくイベントを開かなかった*6中で開催された数少ないイベントの一つ『白夜の暗黒街』
文字通り夜でさえ白夜の様に明るい街に華やかだが金と策謀渦巻く暗黒街を舞台としたイベントで、カジノによって激レアアイテムが手に入ったりやマフィアたちの派閥争いに手を貸したりすることで進行していくイベント
また色んなミニゲームが追加されてコインを集めることで貴重なアイテムと交換できた。
ユグドラシル通貨を消費することでレアモンスターがたくさん出てくるフィールドなどもあって面白いイベントだったのは覚えてる。
また換金用のコインはゲームやクエストで得たコインしか使用できず、運に自信があるプレイヤーはカジノで、自信のないプレイヤーは抗争争いに
なおカジノのゲームのクオリティは高く、不正なんてしたら一発退場。
出目のアルゴリズムもそれなりのモノを使っていた為、いかさまや目押しなどは対策されていた。
因みに交換アイテムは週ごとにリセットされる上に無駄にイベントの期間が長くてその点が不満として言われていた
しかも同じ場所に多くのプレイヤーが集まったせいで接続エラーは出るわ、カジノで遊んでたら遅延行為でペナルティ受けるわ、無駄にミニゲームが凝ってるので廃人が出てくるわと散々な影響を齎したこのイベント…
あぁ、金が無くなったらレアモンスターから落ちるドロがほぼゼロになるとかいう落とし穴で何人ものプレイヤーを阿鼻叫喚に叩き込んだりもしてたっけ?
俺たちは勿論、御曹司にとっては鬼門のイベントのはず、だった。
そう御曹司にとっては鬼門のこのイベント。
うちにはそういうのが大得意な奴がいた。
「どうしたのアーミー?いやぁ楽しみだよねダンジョン攻略♪」
目の前で楽しそうにダンジョン攻略の準備を整えてるピエロ
もとい暗黒街イベでのウチのMVP…
カジノに行けば元金を10倍以上に増やしてくる
依頼を受ければ隠しクエストを持ってくる
最終的にはジャックポッドを当て根こそぎ持って行く…
あのあと俺たちは暫くこいつに頭が上がらなかった。
というかピエロがカジノで勝ちすぎたせいで運営から贔屓されてるって噂が強くなったような…
「どうしたの?」
「いや、お前は運が良いなって思っただけ」
ということは今回のダンジョン攻略もピエロを主軸に置くのだろうか?
明らかに運ゲー&カジノ要素ありそうだしな。
「まずはそこにおいてある概要を見ろ。ダンジョンになってから行った者たちの話を聞いておいたものをまとめてある」
御曹司から指示され用紙をめくる。
都市型のダンジョンなんだな…ってことはイベントステージが殆どダンジョン化してるっことか。
ダンジョンには大きく分けて『拠点型』と『都市型』の二つがある。
文字通り拠点型は城や砦などを主とした防衛や攻撃に向いたダンジョンであり、都市型は街やオアシスなど他のプレイヤーを受け入れるダンジョンである。
『要塞型』は戦闘系ギルド向け、『都市型』は生産職ギルドが攻略委向いてる傾向にある。
というのもボスや道中の所見殺しに阿鼻叫喚し続ける『要塞型』と違って『都市型』はお使いクエストや特定の条件をクリアしないと先に進めない条件がある代わりにボス戦などの戦闘が
勿論攻略メンバーによっては一生条件がクリア出来なくなるこがザラにあるんだけどね!*7
今回の暗黒街のダンジョンも十中八九カジノやマフィアの抗争の依頼などを熟していってストーリーを進行させいき。
更にラスボスはイベでも出てきた裏カジノのオーナーだと推測できるが1割の外れを引いて打つ手がなくなる可能性も高いわけだ。
…というか運営が他の要素を入れてこないはずがない
御曹司が二年掛けて準備して選んだダンジョンに何か言う事はないが…この攻略情報の危うさはみんな分かってるぞ。
「ふん、お前たちの考えていることは分かっている。あの運営のことだクソみたいな初見殺しがあるに決まっている…が初見殺し一つは判明した」
「まじでっ?」
「やるじゃないかい」
「やったわね。これで残ってる罠は2個くらいで済むわ!」
「流石は御曹司さまだな」
ギルメンの沸く声。
クソ要素が一つ分かっているのはデカい。
なんたって残りのクソ要素を探すときの心持ちが違うからな!
「あぁ、実はこの『白夜の暗黒街』、今も多くのギルドが狩場として籠ることがある」
「えっ?」
「まさかカジノに行ってるの?」
「いや、ユグドラシル通貨集めならあそこ使われるんじゃね?」
「ミニゲームは…別にあそこじゃなくても出来るか」
各々自分の意見を言ってくメンバー。
まぁうちのギルメンってユグドラシルを楽しんでるというよりユグドラシルで楽しんでるから、本格的に情報集めとかしてるの半分も居ないんじゃないか?
ライブのための各フィールド選びとか、自分のロールプレイのための装備とかそういう変なとこにアンテナ張ってるやつもいるしな…
「知ってるモノもいるだろうが説明しておく。暗黒街はダンジョンでありながらイベント時の特徴も持ち合わせている稀有なダンジョンでもある。つまりレアモンスターや高レベルの鉱石がランダムで沸くフィールドが残され、カジノのコインを使えば出現するレアモンスターや素材などを偏らせることができる。だから上位ギルドが籠って足りてない素材を早急に補給する拠点としても使っているわけだ」
周りには傭兵NPCたちが立っており、各宗教関連の儀礼具やライブのグッズ果てにはいろんな服なんかが浸食してきつつある会議場。
そんな雑多極まるモノに囲まれて会議をしてるギルメン一同…
いや、すまん。
拠点出来たら傭兵NPCたちは邪魔にならないとこに纏めとくから今は許してくれ…
うちは俺と同じ指揮官を持つ御曹司もいて、ギルメンも少ないからクエストなどでどうしても傭兵NPCを頼ることが多い。その結果傭兵NPCの数が増える…
俺も使うたびに一々呼ぶより永続契約にしてしまったほうが手間が少ない…と考えて契約し続けてたら一チーム(30人)くらいの傭兵NPCと契約し続けることになってしまっていた。
しかも設置していれば効果があるガチャのアイテムなんかを数十単位で置いているのでさらにカオスなことになっている*8
仮ギルドホームだと兎っ子のテイムモンスターもあんま置けてなくて文句言ってるよ、気持ちは分かる…
まっ、そういう意味でも早く拠点欲しいんだよね。
「あれ?そんな良さそうな所なのに噂でも聞いたことないんだけど…」
「あぁそれは…緊急で欲しい素材がある時にいく場所であって常用できるような狩場ではないからだ」
「それってどういう?」
当たり前のことを聞いたカボチャの疑問に答える御曹司。
「端的に言えば費用対効果が悪い。早急にある程度の量が欲しい素材があるなら使うかも程度の効率でしかないからだ。それに暗黒街に滞在し続けるとユグドラシル通貨が減っていくからな」
そう暗黒街はレアモンスターの出現などの対価としてユグドラシル通貨を凄まじい勢いで消費していくダンジョン。
カジノでの景品交換機能はまだ残っているみたいだが報酬も不味くなっているのでそこまでいきたいとは思えない程度。
総合的に見て期限付きで必要なものがあった際の最終手段として運用される狩場なんだよね
しかも出現させられるレアモンスターは暗黒街のクエストの進行によって変化するから、一度使ったギルドはまた使うけど一度も使ったことのないギルドは尻込みする。
そうして時間が進むごとにもっと美味しい狩場が出来て大体のプレイヤーはそっちに行くようになる。
結果的に今は穴場としていくつかのギルドが使ってるダンジョンとなった訳だな。
「そういう訳だな。そしてユグドラシル通貨が枯渇した場合、様々なデメリットが発生するため暗黒街からの長期的なクエストを熟したものはまずいない」
「しかし逆に言えばユグドラシル通貨に困ってない我々にとってそのギミックは大した痛手にはならない…どうだやれそうな気がしてきただろう?」
ギルドメンバーたちの目に熱がこもる。
「よし、ではこれより我らアルゴノーツはギルド拠点獲得に向けて動く。日程の調整は任せたぞ窓際」
「えっ、一番苦労するところじゃないですかそこ⁉」
「ダンジョン攻略の要となるピエロにアーミーは予定が都合しやすいだろう?」
「いや、他の人たちはどうするんですかぁ~!」
「では会議を終わる。参加するやつは窓際に日程表を送っておけ」
「はーい」「おう」「楽しみだなー」「どんまい」
「ちょっと待って…」
そうして俺たちの『白夜の暗黒街』攻略が始まった
ダンジョンギミック
兎にも角にも金を消費させてくる。
金が尽きても攻略自体は続けられる(ワールド系でのごり押し)が隠し条件がクリアできなくなる。
実はダンジョンとして認識されていたため暗黒街にはたびたび人が来てお金を消費すれば出てくるレアモンスターを討伐している人がいた。
お金とレア泥を交換させる悪魔のダンジョンとしての地名度が上だった。
フィールドで効率は悪いが、どうしても今すぐ素材が欲しい人や金が余っている人は利用することがあるくらいのモンスターがポップする。