評価バーが真っ赤になってて怖い(評価してくれた方ありがとうございます!)
「私は海原商事の社長の娘なのよ。あなたたちとは格が違うの!」
クランの会議室のど真ん中でそう宣言する兎の少女
「でもこのクランはまだマシって聞いたわ。だからこのクランに来たって訳、これからは私がこのクランを仕切ってあげるから感謝してよね」
如何にも自分が一番凄いと勘違いしてるクソガキが俺含んだクランメンバーを見回している。
なんというか親の力で今まで周りから忖度され続けたんだろうな…
既にクラメンの半分は白けてるし残りのメンバーも頭を抱えている始末
「あちゃぁー」
頭に手を当て呆れるライカンスロープ
「きひひっ…とんだじゃじゃ馬が来たねぇ…」
楽しそうにはねッ返りを眺めてるしわがれた老婆
「凄いね。ユグドラシルの友達からよく聞くよそこ!」
素直に感心して拍手してるピエロ
その他のメンバーも生暖かい目でこの歓迎会の成り行きを見守っている
…偶に来るんだよな勘違いしたの
しかもこの調子だと他のところでも同じようにしてたんだろうし、大ごとにならなきゃいいけどね
「ふん。アーミーにピエロ着いてこい!営業の時間だ」
新人の話を聞いてもいなかった御曹司が俺とお調子者を呼んで会議室を出る
あー、サポートNPCの顔見世ね了解っと
周りに会釈しながら俺も会議室を出る。外交してくるからあとの事はよろしく~
そうして一時的に拠点としている簡易拠点からでて転移門の中に入っていった。
営業先(?)のギルドの前で不気味な笑みを浮かべている御曹司へと話しかけた。
「わる~い顔してるぞお前」
「ふっ、お前たちに見せる分には何も問題ないだろ」
「そうだけどさ、お前の相手をさせられる奴ら可哀そ…少しは手加減とかしてやらないの?」
「ライオンはウサギを狩る時も全力を尽くすというだろう?それに遊びだからこそ全力でやらねば面白くない。お前もそうだろ?」
「確かにな…ってお前の全力とかシャレにならねぇからな!」
ガチで帝王学を修めてるコイツの相手をさせられるヤツには同情するよ…
さっきの兎っ子ともそう年は離れて無さそうなのにモノが違う、こんな荒れてる中で多くのギルドに友好関係を保ちつつwinwinの関係を築けているんだからな。
なんたって今からウサ耳が見下してたアーコロジー外の人たちにも頭を下げに行くんだから
頑張れウサギ少女よ、ばあさんが興味ありそうだったし上手くいけばうちのマスコット枠になれるだろうからさ
「待ってよー」
追って来たピエロと一緒に営業&情報収集に出かけた。
その後も行く先々のギルドで俺たちのサポートNPCを見せつけた。
姉もりゅーたんもデザインもAIも全部外注している分出来が良い。さり気なくアピールをして彼らのサポートNPCへの欲求を煽りながら交渉は終わった。
「ふはははっ!見ろ、これが確定ドロップだ!必要数が多いくせに地味に落ちないレア素材がこんなに落ちたぞ!」
「ざまぁ見ろ運営これが絶対値の勝利だ!」
あるフィールドのエネミーを全滅させそのドロップを見て狂喜乱舞してる御曹司。
今は俺たちのクランしか居ないとはいえ、はしゃぎまわる御曹司を見て思った。
「なぁもしかして違うヤツがログインしてねぇか?」
「それはないはず…さっきまでいつも通りだった…し?」
「いや、なんか普段とテンション違いすぎてな」
御曹司の変り様に思わず確認し合った俺たち。
「あれ?たくさん落ちるって聞いてたけどあんまり変わってないような」
「…ピエロはいつもこんなに落ちてるの?」
「うん、流石に最上級素材なんかは落ちないときは落ちないけど…これくらいの素材なら普通に」
「「ふーん」」
「大漁だ~!」
リポップしたモンスターを高笑いしながら蹴散らしてる御曹司
「・・・・」
そっと目を逸らした先にいたリザードマンと視線が合う。どうやらこいつも考えていることは一緒のようだ
「「とりあえずその事アイツの前で言うなよ(言わない方がいいぞ)」」
「えっ、なんで?」
「「なんででも!」」
御曹司が張り切っていたのと確定ドロのお陰でその日の戦果は凄まじいモノになった。
4.5周年が来てレベル100が解放された。
これにより今まで噂話レベルだった最上級職の開発が進み。
ガチプレイヤーや上位ギルドではそれらの持つぶっ壊れスキルを最大限活かす構成を考えて日々試行錯誤を繰り返して…
いるわけがないだろっ!
ク ソ 運 営 め !
簡単にいうとレベル100にするまでに必要な経験値が限定されているせいで95から100にレベルを上げるのがゴッズ級の武器を作るほどに苦行となっているのだ。
しかもレベルを100に上げれるからと言って最上級職に就けるかどうかは別なのがほんとクソ!
レベル100にする分はまだ良いとして…*1それより面倒なのはクラスの方だ、最上級職って90レべ以上で条件を満たしたら習得できるんだが…
最上級職に就く為の条件がクソゲー過ぎるっ…!!
例えばエレメント系最上級職の一つ『原初の精霊』へクラスチェンジするには一度全ての精霊の職業を最大レベルまで上げたエレメント種になる必要がある。
基本となる水精霊、風精霊、土精霊、火精霊、全てを上級職まで修めることで派生出来る精霊種(10クラス以上ある)への転職クエストを全てやり遂げ。
出てきた上位の派生クラスを最大レベルまで上げた後にレベルダウンして…という作業を20回以上繰り返す必要がある。
獲得方法が分かり易くて派生クラスへの転職条件は判明してるから楽――
な訳あるか!派生クラスの中には95以上でしかなれないクラスがあるせいで95~100までの地獄のレベル上げを数回繰り返す必要がありエレメントクラスのプレイヤーは死んだ目でパーティを組み経験値ダンジョンに入り浸っている
例えばゴーレム系び最上級職『刻まれし言葉その土くれ』だとユグドラシルで最上級となる鉱石を必要数集めて砕き文字通りの
その耐久値がゴミの土くれに最高位のルーンを全て刻み(一文字でもミスすれば最初からやり直しになる)奇跡的に出来上がったものと一体化することで習得できる(らしい)
これも色々と言いたいことはあるが…最高位のルーンを扱えるのはルーン系の最上級職だけ
どうして自分の職業レベル上げに他の最上級職のプレイヤーが必要になるんだ?
…わけがわからないよ
他にもクリティカル率99%カットのボス相手に一人で100回以上クリティカルを出す*2
三つ首のそれぞれ操作の異なる部位を同時に操作し続けあるクエストをクリアする*3
他種族のプレイヤーを1万回PKする。
NPCの街を数十か所以上統治しながら守り続ける*4などクソみたいな条件が揃いぶみ。
これは明らかにデマだろって条件もある!
…あるんだが!
なんだこの条件はっ………!
運ゲー!周回!ランダムイベント!
条件全部クソ…!
クソゲーじゃねぇかっ……!
通るかっ・・・・!!
こんなもん…!
はっ……?
「仕方がないことだな……!これは…」
「ユグドラシルをプレイする上で避けては通れない道だ。最上級職を狙えるまでユグドラシルをプレイしてきたお前たちには分かるだろう」
「お前が今まで運営にされてきた不条理、理不尽、掌返しッ…!」
うっ…(蘇るトラウマ)
「それを乗り越えた先でまだ何も知らない初心者たちが足掻く姿を見て笑ってたじゃないか」
「なのにその理不尽をまた自分がされた時には御免被ると…」
「それは、通らないだろう」
そん…な……っ
「さあ君が第一人者になるんだ。《b》ユグドラシルは未知に飛び込むものを祝福するぞッ!」《/b》
う、うぅぅッ……!
や、やってやらァァーーッ!
「ふむ、素晴らしい心意気だ」*5
「あ”あ”ぁ~~ッ!
そう!どれもこれもあの運営ならやりかねないという圧倒的ッ!
圧倒的!負の信頼がッ……!!
プレイヤーの心に忍び寄るッ…!
結果
情報と違うーッ!
俺の一年間の稼ぎがぁ…
達成させる気ないだろっ!このクソ運営が~ッ
こうして高価なアイテムや数か月のプレイ時間を無駄にし、呻くだけの屍が出来上がった
――とまぁこんな感じで偽情報に踊らされて全資産を溶かすプレイヤーが続出しているのが今のユグドラシルってわけ!
いやぁ、酷い…ホントに酷い。
被害を受けてないプレイヤーは居ないんじゃないかってくらいどったんばったん大騒ぎだからな今のユグドラシル。
上級者も廃人も、偽情報を流してるやつも、それに踊らされた奴も、これは本物だと裏を取ったやつも、全員が全員がやらかしてゲーム内資産やら時間を吹っ飛ばしたんだよなぁ…
俺?俺はそんな被害出してないよ。文字通り頭の出来が違うんでね。
情報処理速度も段違いだしこんな幼稚な偽情報に流されるわけ…
「よぉ、裸の王様!今日は
「あぁ快適だぜ。お前こそ逆鱗シリーズはどうした?後はその眼球にはめ込むだけだっただろ?」
「「・・・・」」
「「殺すッ!」」
てな感じでクラン内で突発的な決闘が起こることも珍しくないんだよな、っ!
おら!くたばれリザードマンッ……!
最上級職でプレイヤー種族に存在しないドラゴンに成れると、せっせとドラゴンの素材を身に着けていたお前の姿は滑稽だったよ!
「はぁ…はぁ…」
「いやお前…指揮官職なのに戦士職にタイマン挑むのはどうなん?」
「装備あるしイケるかなって」
「ずっと全裸でフィールド彷徨ってたやつは言うこと違うぜ…」
うっせぇ!あると思ったんだもん裸の王様!
装備不可の制約あるならその分強力なはずだしッ!
その結果は散々馬鹿にされスクショで撮られた上にユグドラシル板でデジタルタトゥーとなったけどな!
ちぃ…他にも奇行を繰り返してた連中がグロス単位*6でいたから大して目立たずにいられたが…
クソ運営がぁ!
こんな時におとぎ話モチーフにした紛わしいイベント開いてんじゃねぇよ!
「二人ともまた喧嘩してるの?」
あぁピエロが来た。いつもと同じそのマスクは喜んでいるようにも怒っているようにも哀しんでいるようにも楽しんでいるようにも見える…
こいつジョブチェンジ成功させたんだよなぁ。
あぁ羨ましい…
俺とリザードマンのじめっとした視線に耐え切れなくなったピエロが新聞を取り出して見せてくる。
「それよりこれ見てよ!」
これはユグドラシルの告知方法の一つで重要な告知がある時に各ワールドの主要拠点に配られる号外だ。
これを配るってことはまた大きなアップデートするんだなーなんて思ってたら…
「「攻略したダンジョンをそのギルドの拠点に出来るぅ?」」
「うん凄いよね。あのダンジョンを自分たちのモノに出来るんだって!」
新しい玩具を買ってもらった子供の様に喜んでるピエロ
えっ、ダンジョンをギルド拠点に出来るってマ?
データ量とかグラフィックとかギルド数とかトンでもことにならないか???
ギルドを設立する必要があったり*7、攻略難易度が狂ってるんだろうけど…
でもダンジョンを自分たちのモノに出来る?
褒めてやる運営!あのダンジョンを俺達が好きにしていいなんて…今までのクソみてぇなバグや煽り以外何でもない行為の数々も許して…
許して……許し…許す?
あのくそ運営を…俺…が……?
いや、絶対許さねぇわ!
いい加減イベント紹介で載せてる俺が王座に座ってるスクショ消せやこらぁ!
何だよ顔以外全部モザイクって!そこまでやったら顔もモザイクにしろやボケカス!!
そろそろマジで訴えてやるから覚悟しとけよ!
クロスオーバーのキャラの扱いについて どの程度までクロス要素を出するのがいいか
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がっつり描写する
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誰なのか分かるくらい
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それとなく分かるくらい
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知ってる人は分かるかも?くらい
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完全オリジナルで