辻褄や時系列が合ってなくても笑って流して頂ければ幸いです
(o_ _)o))
追記
⚠️今回出てくるキャラの濃い人はオバロ公式キャラです…
詳しくはオバロWikiのユグドラシル年表へどうぞ
メンテナンス中の画面にユグドラシルの9つの世界についての説明が流れている
どうせ時間通りにはならないと諦めてはいるが、そんな画面を見てるだけでそわそわしてくる…俺は5周年のアップデートが明けるのを今か今かと待ちわびていた。
同じような気持ちでゲーム画面の前で待機しているプレイヤーは間違いなく沢山いる…
あの運営のことだから最初に攻略したギルドにはユニークアイテムとか職業の条件満たしたらユニークジョブを!なんて普通にやるだろうし…
あー、四周年イベント以上の争奪戦が始まる予感がプンプンするな~。ほんと困っちゃうぜ
5周年の目玉として今まで攻略するだけだったダンジョンを自分たちのギルド拠点として手に入れることが出来るようになることが告知された時、ユグドラシルプレイヤーそして配信などでユグドラシルのことを知り興味を持っていた人たちは熱狂の渦に包まれた。
あの輝かしい天空の城、おどろおどろしい毒沼の墳墓、中世ヨーロッパを完全に再現した城塞や、海洋系エネミーの宝庫である海底の楽園、力強く枝を伸ばす大樹、大地の躍動をありありと見せつける火山などなど…
ユグドラシルにはその光景だけでプレイヤーたちを虜にしたダンジョンやフィールドが数多くある。ガチ勢の中にはその光景を記録する為だけにそのダンジョンのボスを拘束してぎりぎりまでその景色を堪能するものなどもいたほど
そんなユグドラシルが誇る名所の数々を自分たちのモノにしていいなんて話を聞いてプレイヤーたちが奮起しないはずがないのだ
今まで見る専だった人たちが次々にユグドラシルを始めたせいか余り気味となっていた標準の装備やアイテムの需要が増えて商業ギルドが嬉しい悲鳴を上げ
古参のプレイヤーたちでさえどんなダンジョンをギルド拠点とするかで揉めに揉め長年続けていたクランやギルドを抜け、方向性を同じくした同士たちと新しいギルドを立ち上げたなんて話にも枚挙がないほどに…
あれだけ血眼になって試行錯誤していた最上級職探しも放っておいて、誰も彼しもがダンジョン攻略の話しかしていないといえばその熱狂具合が分かるだろうか。
俺たちのクランもそうだった。
幸いなことに脱退したのは一人しかいなかったが
そしてどのダンジョンを攻略するのかどういうった方向性でギルド拠点を造っていくのか白熱した討論が連日連夜続いた。
「あそこの牧場が良い!たくさん動物が居るとこ」
「クスっ…おっと失礼しました。あまりに可愛いことを言われたので。私はどこでも良いので、皆さんにお任せしますよ」
「キヒヒ、あの沼地の原生林はどうだい?あそこなら調合の材料に困らなそうだからねぇ。それに簡単な放牧地くらい作れるだろうよ」
すっかりうちに馴染んだ(散々伸びた鼻をへし折られた上で、更に婆さんから扱かれた)ウサギの子が身を乗り出してアピールする。その姿を見てうっかり笑みを溢してしまったライカンスロープが中立を表明。
そしてしわがれた魔女(婆さん)が自分の希望と折衷案を出してきた。
「やっぱ
「費用は全部俺が出してもいいからさ〜」
そして
「黙れ!それ以上その話を続けるようなら…お前をここから追放する」
つまらない事を言うカボチャに御曹司がブチ切れた。
「まぁまぁ、御曹司も落ち着けって…。じゃあ間を取って断崖絶壁の鍾乳洞で!」
「なんの間だよ…お前の趣味全開じゃねぇか!…俺は特にないから保留で」
俺がリザードマンの友人の意見をぶった切る。
「はー。ヤギとか狐とか飼えるし、貴重な素材も採れるし、高難易度だし!」
なんか続けてるが無視無視。
お前が洞窟探索好きなの知ってるんだよ
「おっす、オラはどこでも構わなぇぞ。あたらしい仲間と冒険できっなんてワクワクすっからなぁ」
そして新メンバー、野生の孫◯空。
ロールプレイなのか元の性格なのかわからないが…明朗闊達でさっぱりした男でユグドラシルでも大変な有名人
元居たギルドではムードメーカーやっており身分差ゆえの問題もなくワイワイやっていたらしいが、今回のギルド乱立騒動で解散してしまったらしい(これだけの身分差あってなお親しまれていたのは偉業に等しいのではなかろうか?)
サポートNPCの希望は野菜の国の王子さまらしい
新しく入って来たのはもう一人いるんだけど…
まぁ、そっちは
「意見をまとめてやる。モンスターの放牧地があり、ギルド内及びその近くで素材が取れ、自慢できるような高難易度で、グランドキャニオンみたいな断崖があって、水系モンスターを観察できる大河が流れていて、森林浴ができるほど広い森があり、拠点NPCが多く作れるところ――正気か?」
クランメンバーから出てきた要望を御曹司がまとめた。
うーん、改めて見るとこれは酷い…
幾つか両立できそうなモノはあるが、全部叶えようとするとウロボロスでも使って幾つかのダンジョンを統合しないと無理なんじゃないか?
「聞いておく、これらの条件を満たすダンジョンに心当たりがあるモノがいるなら話せ。そこを獲る計画を立てる」
御曹司からの質問に誰も答えられない。
そもそもダンジョンのギルド拠点化はどうなるか詳細が分からないのだ。
一応実装されているダンジョンを基準として語るならダンジョンの景観や様式は統一されていたのでこんな闇鍋みたいなダンジョンは存在しない。
だがそもそもVRMMO最大手のユグドラシルのプレイヤー数は100万人を超えていてギルド数も万を超える――しかし今確認されているダンジョンは200にも満たない。
つまり先着200ギルドしか拠点を得られないことになるが…それでは告知されているギルド戦などを行うには不足するので新しいダンジョンが大幅に増やされると思う
その中にもしかしたら俺らの要望と一致するダンジョンがあるかもしれないんだが…運営の考えることは分かんないからな~
「話にならんな。そこのウサギの放牧場とカボチャの自尊心を満たすための高難易度ダンジョン攻略は何とかなるとして。両立出来ない要素を抱えるものたちで話し合って結論をだせ。…では、次の話題に移る」
要望を出していたメンバーが一か所に集まって話あった結果。
UR出るまでガチャ10連勝負*1
持ち寄った風景データを使って他のギルメンへのアピール合戦
自分がこれから作るサポートNPC自慢(何やってんだこいつら?)
などで勝負をつけることになったらしい。
で、向こうでそんなことを話している間、ダンジョンに特に拘りがない俺たちが話すのはギルド長に誰がなるのかというめんどくさい話な訳で…
「この中でギルド長になりたいモノはいるか?」
そう御曹司が聞いてくるが誰も手を上げない。
そりゃそうだ。
ギルド長はギルドや所属メンバーへの権利が強い分、ユグドラシルにそれなりに拘束されたり、ギルドのシステムを扱う上で必ず立ち会う必要があるなど義務が生じる。
あとはギルド長が倒されると僅かだがギルメンへデメリットを与えてしまうのも痛い。
だから戦闘職の人は避けたいし、あまり時間の取れない人もなるのが躊躇われるんだよな。
で、この中で時間が余っていて死ににくいの俺なんですわ…
つまりこれは俺がギルド長になるように話を持っていくまでの予定調和で…
「おい窓際…お前がギルド長になれ」
「えっ、あの私、バリバリの前衛職なのですが…」
「あぁ、だから死ぬな」
「え、えぇ…」
「お前なら出来るだろう?」
御曹司がライカンスロープを名指しした。
ついでに結構理不尽なことを言ってる…ウケる。
というか御曹司が付けた窓際(族)のあだ名が馴染んできてる。最初は言うたびにみんなで笑ってたんだけどね。
窓際も「えぇ…それはちょっと…」って感じだったのにもう馴染みすぎて言い返すこともなくなった。
ウサギ娘が窓際ー窓際ー!って意味も知らずに呼んでくるのを複雑そうな顔してた時は笑った―なんて考えてたら窓際がギルド長へ就任していた。
「え~。ギルド長に就任しました。まぁギルド長とは名ばかりで、基本的に方針などはこれまで通り御曹司さんにお任せするのでそのつもりで宜しくお願いします」
(パチパチパチ)
向こうで話し合ってたメンバーもこっち来て窓際のギルド長就任を祝っていた。
何が楽しいのか知らんがピエロが玉を、カボチャが炎で様々な色を演出して
窓際も満更じゃなさそうだし、兎娘たちと一緒に写真撮っていた。
「よし、アップデート明けに攻略するダンジョンは決まった。メンテが明ける時間やダンジョン攻略に掛かる日数な不確定要素もあるが即日の攻略の為のローテを発表する」
「各々準備しておくように!」
御曹司がそう言って締めた。
(おー!)
(はーいッ!)
(やってやるぜ)
(腕がなっぜ!)
来るダンジョン攻略に向けて俺たちのやる気は満ちに満ちきっていた。かという俺も楽しみだしな
「藤さんなんか機嫌良さそうですね」
「あぁ今やってるゲームのアップデートがあってな」
「へぇ、藤さんもゲームとかやるんですね。」
「…まぁな」
仕事中も殆ど入り浸ってるなんて言えねぇ…
仕事部屋に入る前に周りにいた職員と話をしてる。
従弟とかはまず職員と話すことが無いんだけど俺はこんなだから世間話とかシステムについてとか話したりするんだよね。
なんだかんだここに配属される奴ってそれなりに出来る奴が多いからな。こいつらが対処してくれるなら俺らまで仕事来なくなるし…
「ん、今日も大きなことは起きないな。これなら邪魔も入らないだろ」
そのまま部屋に入り業務を片付け、こっちまで回ってきそうなもののチェックしていった。
おっ、アップデートが開けた
乗り込め~!とばかりに爆速でログインした。
未知へと挑むモノへ 試練と… 祝福を…
あれ?クランホームから出られないな
目の前に大きな文字で2:58:37…2:58:36…とカウントダウンをしてるしこれがゼロになったら更新されるのかな?
他にもログインしてきたメンバーと駄弁りながら0になる時を待つ
「ふむ、これはちょうど良かったようだな」
「おっ、御曹司も来たのか」
「これで2チーム作れるし、今日中に攻略できるかもな」
「連れていくペットも選び終わりましたー!」
直前に俺らの中では圧倒的に時間が取れない御曹司が来たことで10人のギルメンが揃った。
前哨戦のつもりだったけどマジで攻略出来ちまうかもな
『ワクワクが止まらねぇ!おらちょっと筋トレしてくっぞ』って出ていった〇空もそろそろ戻ってくるだろうし、婆さん作のアイテムもしこたま貰ったから持久戦も問題ない。
さてと、どうなるか
数字がゼロになった後、視界が切り替わって…
木漏れ日が差し込む森の中に立っていた。
いやいや、なんか一人でフィールドに出てるんだけど?
転移バグ!? それとも他ギルドからの攻撃!?
しかもこのフィールドのエネミー、ノンアクティブ*2じゃなくてアクティブ*3じゃねぇか!
もう突っ込んできてるし!?
ふわりと目の前に舞い降りた少女がトリケラトプスみたいなモンスターの突進を受け止めた。
良かった…サポートNPCは出せるのか。今のうちに契約している傭兵NPCを召喚して…
獣の雄たけびと流暢な剣劇の音が聞こえる
パスの接続完了…っと、これでもう大丈夫。
「…殲滅しろ」
お姉ちゃんと4人の傭兵NPCが
戦闘が終わった。
「はぁ、なんだってんだよ…。しょうがない、とりあえずギルドに戻って…」
登録しているギルドホームへ転移しようとする……パリン!
「はッ……?」
『お使いになられたアイテムは正常に機能しませんでした』
目の前にシステムの警告文が過る。
……え、どゆこと?
何度やっても戻れない…
ちょいちょい条件を変えて試行錯誤しているはいるんだが…『機能しません』だ、『登録されていません』だ、『その操作は実行できません』だの色々出てくるだけで
「アーミー!」そして姉もいるな」
「御曹司!」
そんな時に眼鏡を掛けたキツい目の男…御曹司が現れた。
「ふぅ、お前たちが居て助かったな。手持ちの傭兵NPCだけだと心許なかった」
「いったい何が起きたんだ?…まさか【ワールドアイテム】っ…!?」
こんな現象起こせるものなんてそうそう無い。
クランのホームという安全地帯から全く別の場所に俺たちを転移させ、加えて戻れなくするなんてことが出来るものなんてそれこそワールドアイテムくらいしかないだろう。
「違うな。それなら俺には効かないはずだ」
「あぁ…そうだったな…」
「何故目を逸らした?まぁいい、周りを確認したら近くの安全地帯に向かうぞ。ここではオチオチ話も出来ない」
御曹司と話している間にも襲い掛かってくるアクティブモンスター。
ちっ!弱いが手順を踏まないと倒せない敵ばかりだ――正直面倒くさい…
クランメンバーを探しながらお互いの持つ情報を交換する。
「転移が出来ないんだがそっちは?」
「俺も試したが使えなかった。転移門すら開かん」
「マジかよ…」
おいおい、どうなってんだよ。
近くに他のクランメンバーは居なかったのでそのまま近くの安全地帯へ向かう。
幸いメッセージは使えるようで仲間たちと連絡を取り合ってみたが、みんな知らない場所に飛ばされたとしか返ってこない。
ホント何が起きたんだ?幸いどこか他所のギルドからの攻撃ではないみたいだけど…
長閑な村に着いた。
ここは
いや、でも…そんなことあり得るのか?
できればもう少し大きな拠点となる町が良かったが仕方ない。クラン拠点に戻れない以上、死んだらどこに飛ばされるか分からんからな。
さっさとセーブポイントの更新をしないと…
って、なんで衛兵NPCに囲まれてるんだ???
『すみません、この村は異形種の立ち入りが禁止されています』
衛兵NPCから警告文が発せられる
「どういうことだ、連れているのは傭兵NPCだぞ?」
『この村は異形種の立ち入りが禁止されています』
一向に退かない衛兵たち
村人のアイコンが友好的の緑から中立の黄色へと変わった。
「……っ!まさか…」
御曹司が何かに気付いたそして俺も気づく。
なるほど…なるほどなァ…
俺と御曹司が異形種のNPCを送還した。
「ようこそ。ここはシューカ村。どうぞ休まれていってください」
衛兵から解放されアイコンが緑に戻った町長から迎え入れられる。
町長に着いていきながら御曹司と目があう。
「お前の推論を話せ。俺の考えと擦り合わせる」
おっと御曹司様からのご指名だ。
でも、その前に一つだけ言わせてくれ
『ユグドラシル』始まります
クロスオーバーのキャラの扱いについて どの程度までクロス要素を出するのがいいか
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がっつり描写する
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誰なのか分かるくらい
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それとなく分かるくらい
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知ってる人は分かるかも?くらい
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完全オリジナルで