そしてエルフって人間種なの!?なぜか亜人種だと勘違いしてた…
アウラとマーレが階層守護者してるのが悪い!(責任転嫁)
そもそもナザリックに人間はいない(キリっ!)みたいなこと言ってなかった?
なのに*1ってもはやギャグだろ…
あと調べてて思ったのはペロロンチーノこと変態『バードマン』って異業種じゃなくて亜人種なのでは?とか
ナザリックが本拠地あるの『アースガルズ』っておかしくない?とか
他にも色々あったけどこっちはまだ修正が効く…
あとから種族周りを修正するかもしれませんが…今はこのまま行きますm(__)m
「ふじさん、ここどうしたらいいんでしょうか」
「あー、ここ間違ってるな…仕様書置いとくから終わったら確認の為にB班に出しといて」
「分かりました。いつもいつも教えて頂いてありがとうございます!」
お礼を言う社員に手を振りながら別の部署に異動する。
やぁ、
ここ最近は御曹司に合わせてログインしていることもあり時間があり余ってる。
一人でフィールド回るのもいいんだけど、折角の予定が決まってる空き時間だからな。
伸びそうな社員たちに俺たちの持ってる技術の一部を教えて回ってる。
彼らがそれなりのものになれば俺や従弟の仕事も減って…今より暇になるな
でも、ほら!会社全体の業績が上がるのは良い事だから…
えっ、これ以上業績上がってなんの意味あるのかだって…哲学的な話かな?
いかんいかん!
今の俺は社員のスキルアップに尽力し、給料そのまま負担を減らしつつ、福利衛生を整える。
ぐれーとな上司って訳っ
新人や転職してきた人たちに向けた研修のプログラムとかも作った。
管理してる機構の組み換えパターンとか一新させ、新しいプログラム導入によって戸惑ってる社員のミスもカバーしてる。
オマケに通常業務でも問題起きそうな所を事前に解決しておいた。
こんだけ色々と手を打ってサポートしてるんだ、これこそ部下から頼られる理想な上司の姿よ!
…全部ネットサーフィンの片手間にやったけど
でもちゃんと仕事はしてるから!
例えずっと会社で一番いい部屋*1で、寛ぎながらユグドラシルやっていても!
年に数回*2くらいしかまともな案件受け持つことがないくせに役員報酬を満額貰っていたとしてもッ……!
繰り返す俺は窓際族じゃない!
いや、別にあの人も窓際族なんかじゃないだろうけどさ
俺に向けて言われてる訳じゃないけど、やけに胸に刺さるのよね兔っ娘の言葉…
ギルメンの中で一番ログイン時間が長いの俺だし…
…ユグドラシルのアカウントもう一つ作ちゃおうかな
とまぁ半年ほど前から色々としていたおかげで社員たちのスキルが上がって、通常業務の精度が上昇している。それに伴って突発的に起きる残業が減り、って感じで新しい好循環を生んだ。
そのついでに俺たちは感謝されると…
winwinの関係、良いこと尽くめなことが続いている。
まぁこれからの時間取られるであろうダンジョン攻略の際に仕事入れられたくないだけ…なんて言えない。
じゃ、そろそろ御曹司がログインする時間なので失礼する。
問題起きても対処出来るようにしたんだから社員一同で頑張ってくれ(本音)
「お前は何時もタイミングが良いな」
「そう?時間決めてるし、こんなもんじゃない?」
ちょうどログインしたばかりの御曹司と重なるようにユグドラシルへ旅立った、
悟空と御曹司との男三人旅の末にやっと兎っ子たちが居るニダヴェリールの主要都市へと着いた。
獣人やトロールなど明らかに人間じゃないキャラたちが闊歩している。
「ふぅ…時間がかかったな」
「いや、とんでもなく早かっただろ!」
「あっていうまだったなぁー」
一週間ほどで『ニダヴェリール』の主要都市まで着いた。
アースガルドからニダヴェリールまでに立ちふさがった門番は物理攻撃がよく効いたのでバフを纏った悟空がスルッと倒してしまった…まではいいとして…
いや、ホントに凄まじいよ御曹司のコネと人脈
なにせ『アルムヘイム』、『アースガルズ』、『ニダヴェリール』三つの世界を一から移動したのに、掛かった時間が数週間だ。
それもそのはず道中の9割以上を他所のギルドやクランに手伝って貰いテレポートでショートカットしてるんだから。
しかも本人の気質的にゲームにリアルの事情を持ち込んでない。
純粋にユグドラシルの中だけで築いた伝手とコネだけでこれだ。
確定天井のせいで唸るほど余っている課金アイテムなんかは交渉の材料として使ってるんだろうけど…
それでも凄さまじいの一言
明らかに政治とカリスマ、交渉のスキルツリーがカンストしている。
プレイヤースキルだけでこれだからな…
やっぱアーコロジーでも
「ふっ、強面には連絡している。お前らも待機していろ」
「はいよー」
流石の御曹司も疲れた様子で喫茶店へと入り腰を落ち着けた。
「よーし、あのおっさん来っなら久々に決闘でもすっか」
「後にしろ」
元気があり余ってるのが1名いたが…
緊急で借りたギルドホームの中、殺風景なそこでリザードマンと兎っ子が来るのを待った。
すると飛び込んできた兎っ子が御曹司へと向かっていく。
「私のピーちゃん~っ!」
「うるさいぞ小娘!あんな感情的な駄文ではなく、今の貴様の状態をキチンと説明しろ」
入ってくるなり御曹司にしがみつく兎っ子。鬱陶しそうに引き剥がす御曹司。
よくしがみつけるなお前…ある意味大物だぞ
御曹司と兎っ子が格闘することしばし*3兎っ子の現保護者がホームへと入って来た。
「まぁ、ウサギも落ち着けよ。こんなすぐに御曹司たちも来てくれたんだし何とかしてくれるだろ」
「で、何が起きてるんだ?非常事態!非常事態です!ってそいつからメール来てたけど」
「あぁ、それがだな…」
「この町は亜人種のリポップ地点の1つなんだが…」
報連相が出来ない兔に代わってリザードマンが説明を始めた。
まずこの町は亜人種のテイマーやダンサーレンジャーなど戦闘も出来るサブ職業のプレイヤーが死んだ際にリポップするところらしい。
あの転移事件以降にも死ぬとペナルティはあった。
一つ目は基本的な経験値減少。これは以前のままで蘇生アイテムや神殿や仲間の神官がリザレクションしてくれればデメリットをうち消せた。
…が、転移直後に仲間が傍にいるはずもなく、登録していた神殿の情報も白紙化されていたので持っていた蘇生アイテムが強制的に使われたらしい*4
二つ目は蘇生された町や村での足止め。蘇生された場所でのクエストを一定数達成しなければ遠くまで行けないらしい。
この縛りのせいで転移初日におっ死んだ兎っ子を追いかけて亜人種の窓際と強面がこの街を目指すことになったようだ。
まぁクエストと言ってもそう難しいものじゃない。兎っ子も既に規定数終わらせており何時でも旅立てる状況だ
「…で、どうにも重複してることになってるらしいんだよな。ギルド長になったおっさんが色々やってたから、その辺り俺たちより詳しいだろうけど。今あの人向こうに行ってるからなー」
「はぁ…。そんなバグを悪用する輩にも、そんなものを作った愚か者どもにも言いたいことはあるが…くそっ、考えれば考えるほど頭が痛い」
「バグ、悪用、仕様そしてやっぱバグと調整中()とか…せめて一つにしてくれよぉ…!」
リザードマンから詳細な話を聞いたが、これ被害に遭ってるうちのギルドだけじゃないだろ他の場所でもやってる奴いるだろうし。
間違いなく他所のギルドにも被害が出てる根深い問題で、更にユグドラシルの三大害悪がそろい踏みしてやがる…
「おら全く分からねぇから、決まったら教えてくれ」と言って町に繰り出していったアイツが羨ましい。
ということで…ただいま兎っ子はギルドに二つ所属している状態みたいです。
みたいというのは確認が出来ないから、そもそも所属出来るギルドやクランは一つであり、他所と合同で作るパーティ*5やレギオン*6なんかでは一時的に所属が重なる場合があるがそれは特殊な場合なのですぐに元に戻る。
しかしどうやら兎っ子は今この瞬間も違う二つのギルドに所属し続けており、他所のギルドからギルドの会費を徴収されているみたいなのだ。
ギルドはギルド長の権限が強く会費として月に10%所属メンバーからユグドラシル通貨やアイテムなどを徴収する事ができたりする。
このやり方だとレアリティが低いものからとはいえランダムに徴収されるので殆ど使ってるところはないが。
普段ならば「多少は痛いかな。でも明らかにバグだし治るまで待っといても良いか…さっさと直せや運営!」って感じで済んでいたこのバグ。
それが現在どうなっているかと言うと…
「うわーん!私のピーちゃんがぁ~っ⁉」
「やだぁー!どうして!お気に入りにしてロック掛けて専用装備に登録してたのに~!」
はい、所持金とランダムなアイテムを10%徴収されるという鬼畜仕様となっております。身に着けてる装備とか課金倉庫にしまってるやつとかお構いなし!問答無用で持って行かれると!
兎っ子も普通にレジェンド装備ごと専用モンスターを持って行かれたみたいで…
「それに徴収の回数が多すぎー!まだひと月も経ってないのに!なんで三回も取られてるのーッ!!」
A運営が時間弄ってるから
いや、他にも時間経過がおかしくなっているものがあるので運営が時間を弄ってるのは間違いないんだよね。
このバグと組み合わされることで極悪なことになってるだけで…
いや、ユグドラシル通貨くらいなら幾らでもくれてやって良いんだけどね…
本命装備まで取られたら堪ったもんじゃないぞ⁉
マジで洒落になってねぇ!とっとと直せやクソ運営がッ!!
お気に入りのモンスターを盗られ、泣き止まない兎っ子に流石の強面も困り顔
「で、どうする?このまま放っておいたら延々と兎娘のアイテムとか吸われ続けるぜ」
「どうするもこうするもない。さっさと脱退させるしかないだろう」
「だよなぁ。でもこんな大掛かりなことやってる時点で悪意しか感じないぜ」
同感だわ、明らかに故意にやってるよコレ。このバグだけならば何の問題もなかったのだ。
問題なのはこのバグを悪用して初心者やあんまり戦えないプレイヤーからアイテム徴収しているギルドの存在で…
どうやら町からのクエストの中に紛れて依頼を出しており、気づかない間にギルドに所属させられていたらしい。
…ユグドラシルくんさ~!ホントそういうところだぞ
幾ら世界観重視!プレイヤーがなんでも出来る自由度を売りにしてるからってさ。
個人からの依頼とシステム上の依頼の区別ができないってどうなのよ…
兎っ子が所属させられたギルドやこの街について詳しいことを御曹司と強面が話し込んでいる。
何というか時間かかりそうだし、俺はここいらのフィールドの調査しとこうかね?
暫くお世話になりそうだし、消耗品を余分に蓄えるくらいしか出来ることがなさそうだ
「…一先ず俺が交渉に当たろう。向こうのギルドと連絡を取る、強面は付き合え」
「ありがたいわ。俺だとどうしても先に手が出ちまうからな」
「ふっ、そこがお前の弱みであり強みだ。好きにするがいい俺が良いように使ってやる」
結論が出たようだ。
面倒で時間の掛かる交渉になるだろうけど、俺はお呼ばれされてないので悟空と一緒に街を探索しに…
「仕事だアーミー、100程集めておけ」
「はっ?……何レべ?」
「80~90だ。このあたりから引っ張って来い」
御曹司から周辺の地図を渡された。
この街に来たの俺と一緒のはずなんですけど…なんでこんな地図持ってるんです???
強面も驚いている。
こんな素人だらけの町で高レベル帯含んだフィールドの調査出来る奴なんかまず居ないだろうし…
窓際が作ってなかったらどこかのギルドに作らせたってことなんだよな
やる気満々のリザードマンを引き連れて御曹司が向こうのギルドにアポを取っていた。
はぁ…じゃあ自分もお仕事しに行きますかね。
1人で虚しくフィールドを彷徨っている間にも詳しい状況が伝えられてきた。
兎っ子が重複してるギルドは『三修の看守』でギルド長は『シッガイ』という男らしい。
この街では他にも同じようなギルドが運営されていて*7同じように装備を盗られたプレイヤーたちの救助要請が届いてはいたらしい。
しかし今はどこのギルドもクソ運営のせいでどったんばったん大騒ぎ!
ギルド単位でワールドを移動をするのもリスクが高いし、ギルドメンバーが被害に遭っているところもほぼ無くて、静観するところが殆どだった。
一応中堅のクランが幾つか『三修の看守』への対応に当たっていたが、ギルド拠点に引き籠られた上に徴収したアイテムや通貨を使ってギルド拠点を強化し続けているため手が出せなかったようだ。
で、ウサギっ子の話とそちらの救助要請の話が御曹司まで行き俺たちのギルドが解決する運びになったってこと。
そう考えると途中までの移動が以上に早かったのも頷ける。
上位ギルドでフットワークが軽くて同じく被害に遭っているメンバーが居るんだから解決してくれるだろうと縋られてたってわけだな。
…カバーストーリーくせぇな
ということにしておくのが後で楽になるからでっち上げてない?
まぁ良いけどね。
で、今御曹司がそこのギルド長たちと会ってるらしいんだけど…
と言ってるうちに御曹司から連絡が来た。
「えっと、コイツら連れて行けばいいのね。了解…っと」
悟空も先に行っているみたいだし、急がないとな。
推敲に時間かかり過ぎなので途中で投稿。
あと二話くらい書いてるので次は三日以内に投稿できる、はず。