独立傭兵デカグラマトンINキヴォトス   作:ハッピーエンド大好きお兄さん

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 コーラルリリースクリア記念。続くかどうかは知らない


独立傭兵デカグラマトンINキヴォトス

 頭が痛い。痛いがそれだけだ、腕の感覚も足の感覚もある。五体満足。無くなってなくて良かった。頭が痛いのは多分何かにぶつけてしまったからなのだろう。目を開けて周りを見てみれば廃墟なのか荒れ果てた室内と点在する水溜りと倒れているレイヴン達が見える

 

「大丈夫かレイヴン!エア!ウォルター!オールマインド!」

 

 四人を揺すってみたが起きる気配が無い。呼吸はしているみたいだから死んではいないな。仕方ない、レイヴン達が目覚めるまで少し周辺を探索するか

 長い間誰も訪れてないからなのか、かなりホコリ臭いな……

 

 

 

 少し周辺を探索して分かったのはここはデカグラマトン計画、要は新たな神をAIを使って作る計画を立てていた連中が使っていた施設のようだ。私の名前と同じ名前というのはなんか、こう……むずむずする感じがする。ラノベとかで知り合いと同じ名前のキャラが出てきた時のような感じだ

 

「ん、ぐら……おはよ」

 

「レイヴン、やっと起き……何だその頭上の!?」

 

 レイヴンが起きたようでそちらを見てみれば謎の輪っかがレイヴンの頭上にふよふよと浮いている

 黒い輪っかに外側に糸みたいなのが絡まった黒い翼……カラスの羽?みたいなのが二枚、羽を広げる様に付いている

 

「グラも、頭上に何か浮いてるよ?」

 

 レイヴンに指摘され鏡代わりに近くの水溜まりを覗いて見てみれば私の頭上にはでっかい漢数字の十の字と融合した感じの黄色の輪っかが浮いていた。なんだこれ、触れないから実態は無いようだが……

 

 レイヴンや私の謎の輪っかを観察しているとエアとウォルターとオールマインドがやっと目を覚ました。しかしエアにもオールマインドにも形状こそ違うが謎の輪っかが浮いていたがウォルターには浮いていなかった。謎だ

 そして現状の説明に移る。施設の現状、デカグラマトン計画、謎の輪っか

 

「つまり……何一つ分からないことが分かった、と言うわけか」

 

「そうだ、ウォルター。なので外への出口を探し、脱出することを提案する。この老朽化具合を見るに何時崩れるか分からないしな」

 

「ん、賛成」

 

「オールマインドもその提案に賛成します」

 

「私も異論はありません」

 

 全会一致により私達は出口を求めて廃墟の更なる探索を始めた

 

 ……それから約30分後

 

「全然見つからない……地図すら置いてないのかここは」

 

 全く出口が見つからないのである。エアとオールマインド曰くそこら辺のPCが動けばハッキングして見取り図を入手できるかもと言っていたがそのPCに電力が無いんだからな……

 

「ウォルター、どうしよう、飲料水が無くなった」

 

 レイヴンが水筒を引っくり返しながら言う。マズいな。既に私とウォルターの分は飲み干してしまったしオールマインドとエアは給水する必要が無いからそもそも持っていない

 このままだと脱出する前に脱水症状を起こし倒れる危険性がある

 

「ん?あれは……自販機か」

 

 通路を一つ進んだ先に自販機があった。助かった、この自販機から買えば飲料水は問題無いはずだ。午後の紅茶はあるかな

 

「待ってくださいグラ!何か違和感が……!」

 

 自販機に近付いた瞬間頭痛が起き倒れる。何か訳の分からない情報が、記録が脳に直接ぶち込まれている。もう耐えられそうにない、吐きそう。意識が遠のいていく

 

 

 

「うっ……おえっ」

 

 気持ち悪さで目が覚める。最悪な目覚めだ

 

「グラ!良かった、起きたのですね」

 

 まだ焦点が定まらないものの輪郭がぼやけて見える。声の近さと後頭部の感触から推測するに膝枕をしているのはオールマインドか?いやこれはオールマインドだな、レイヴンもエアもこれほど大きくないし

 

「……私が気絶してから何分経った?」

 

「おおよそ五分程です。現在レイヴン、エア、ウォルターは周囲の探索を再開しています」

 

「そうか。なら皆を呼び戻してくれ、地図を手に入れたから脱出するぞ」

 

 

 

「外に出れたな。良くやった、グラ」

 

「流し込まれた記録のおかげだ。まあそのせいで体調はまだ最悪なのだが」

 

 情報の流入、とでも言えばいいのか、あの流し込まれた記録の中にはこの施設の地図情報もあった。それのおかげで脱出出来た訳だが未だに体調が回復しない

 おかげでオールマインドに抱っこされる形になっている。元男としては情けない限りだ……

 

 廃墟の外はどこもかしこも一部あるいは全体が水没したビルと道路っぽい朽ちた建物で満ち、遠くの空には高度的な意味で途轍も無く高そうなビルと謎の巨大な輪っかが浮いている

 明らかにルビコンとは違うここは一体……




 デカグラマトン 独立傭兵。黄色いツインテールのロリ。男だったという記憶と一部の記憶しか残っていない。名前が長いので大体グラと呼ばれる
 C4-621/レイヴン 独立傭兵。銀髪ロリ
 ハンドラー・ウォルター 我らがご主人
 Cパルス変異波形エア 赤いメッシュが入った銀髪。レイヴン大好き
 傭兵支援システムオールマインド 緑のメッシュが入った黒髪。グラ大好き。元ウェスパー部隊と元レッドガン部隊が従業員のレストラン『ウェスパー&レッドガン』のオーナー兼コーラル管理者
 G5イグアス 何やかんやあってロリにTSさせられた。許せイグアス、君はTSする運命にあるんだ
 ACⅥに登場するキャラの外見なんて全部幻覚なのでお好きな外見を想像しながら読んでください。ただしスネイルはメガネをしているものとする



「G13レイヴンに伝達!ベイラム同盟企業 大豊から質問が届いている!読み上げるぞ。『TS娘と女の子の恋愛は百合と呼んでいいのかどうか』以上だ!G13レイヴン!速やかな返答を期待する!」
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