魔法や異能が存在しても、主人公になれるかどうかは別の話   作:考える人

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チーム合宿 表 vs蟲溟 前編

 

 『人を呼びに行く』――そう言ってリーダーが部屋を出てから数十分。

 あまりの遅さに耐えかねたチーム『愚蓮努羅魂仏血切離(ミスフィット)』の三人は、気絶した教師の紅原を部屋の外へと運び出していた。

 

 動くのを渋っていた彼らが、その重い腰を上げたきっかけ――それは紅原の様態の急変。

 時間が経つにつれ、紅原の表情が苦痛に歪み、血の気を失っていく。

 さすがにこれはまずい。そう判断した結果、彼らは紅原を医務室に運ぶことを決断する。

 

 そうなると、紅原を運ぶのは必然的に光華となるのだが(蛇塚は腕を吊っており、烏丸は非力)、光華はここで一つ不満を漏らす。

 『自分だけが割を食うのは納得いかない。どうせ損するなら、みな等しく損する方がマシだ』と。道徳心など知るかとばかりのその発言を、澄んだ瞳で恥ずかしげもなく告げる光華。

 しかしそれを聞いた蛇塚と烏丸は『一理ある……』と納得し、三人の意見が一致した。

 

 それにより全員で医務室に向かうことになり、今に至る。

 

「というかこれ、本当に大丈夫か? 死ぬほど苦しそうに唸ってるけどよぉ……」

 

「う、うん……。大丈夫、死にはしないはず……………………多分」

 

「不安しかないね。無事だといいんだけど……」

 

 口では紅原の状態を気にしつつ、頭の中ではどうやって罪を自分以外に擦り付けるか考えながら、三人は長い螺旋階段を上っていく。

 珍しくこれといったトラブルもなく、順調に物事が進んでいたその時だった。

 

 

『ふふふんふんふん、ふふふんふんふん、ふんふんふ~ん♪』

 

 

 静寂な空間に、突如として流れ出したどこか間の抜けた音楽。

 その音楽に、三人はそろってなんとも言えない表情を浮かべる。

 

「……なにこれ? 鼻歌?」

 

「もしかして着信音じゃねえか? 先生の方から流れてるぞ」

 

「…………なんかこれ、立花先生の声に似てない……?」

 

「……いや、さすがにそれはねえだろ。あの鬼がこんな気の抜けた鼻歌歌うわけがねえ」

 

「誰が歌ってるかなんてどうでもいいじゃないか。それより烏丸さん、携帯とって音楽止めてくれない?」

 

「あ、うん」

 

 光華の言葉を受け、烏丸は紅原の胸の谷間に手を突っ込み、携帯を探しだす。

 ちなみにこの時、蛇塚は誰に言われずとも目を逸らしていた。

 

「え、ウソ……」

 

「どうしたんだい?」

 

「こんなにフカフカなの……?」

 

「胸の感想はいいから!」

 

 この時、蛇塚は誰に言われずとも耳を塞いでいた。

 

「あっ、あった!」

 

 腕全体が柔らかな感触に包まれる中、烏丸は携帯らしき形のものを掴み、勢いよく手を引き抜く。

 しかしその勢いにより、烏丸の手から携帯がすっぽ抜けてしまう。そうして携帯が飛んでいった場所――そこは螺旋階段の吹き抜けだった。

 

「「「あっ……」」」

 

 三人の視線と声が混ざり合う。

 携帯は無慈悲にも、階段の一番下まで落ちていき、見るも無惨な姿へと変わり果てた。

 

「……」

 

 それにより、烏丸は絶望の表情を浮かべながら、藁人形を取り出す。

 

「ね、ねえ二人とも……、別に何も見てないよね? へへ、えへへ」

 

 引き攣った笑みを貼り付ける烏丸の手元には、今にも刺すぞ刺すぞ~と言わんばかりに、藁人形と釘が握られている。

 

「…………そうだね。ボクは何も見ていないよ」

 

「オレもだ……」

 

「だ、だよねだよね! えへへ……!」

 

 脅しに屈した光華と蛇塚。二人は嬉しそうな烏丸の表情を見て、隙あらばぶん殴ってやると心に決める。

 

 

 

 

 

 

 

 そんなこんなありながら、紅原を背負った光華と蛇塚は階段を上り終わり、雪春も通った扉を開き、宿の一階へとたどり着く(烏丸は途中で体力が尽きリタイア)。

 

「ここ宿だったのかよ」

 

 これまた雪春と同じような感想を呟きながら、蛇塚たちは人を探す。

 しかしなかなか誰も見つからず、三人がロビーに移動したその時だった。

 

 

 

 彼らは目撃する。広い空間を黒く埋め潰す、(うごめ)く虫の大群を。

 

 

 

「…………は?」

 

 その光景を見て、なんとか捻り出せた言葉はたったの一音。

 全長1センチにも満たない虫から、全長1メートルを超える虫まで。一般的な種から、自然界には存在しないであろう種まで。

 多種多様な虫が、床に、壁に、天井に、さらには空中に。部屋全体を這いずり、飛び回る。

 

「…………」

 

 蛇塚が声も出せず固まる中、光華は声と手を震わせながら、あるものを指さす。

 

「ね、ねえ蛇塚くん……、あれって……人じゃないか?」

 

「っ……!」

 

 視界を埋め尽くす大量の虫。その虫と虫のわずかな隙間から見えるのは、ピクリとも動かない成人男性の姿。

 それもよく見ると一人だけではない。少し冷静になって辺りを見渡せば、何人もの人間が意識なく倒れている。

 三人の脳裏に、『死』という最悪の文字が浮かんだその時――

 

「だぁかぁらぁ! ほんとにここにいんのかよ。そのユキハルくんとやらはよぉ。まだガキは一人しか見てねぇんだぞ。出てくるのは明らかに戦闘慣れしたどっかのエージェントばっか。あいつ裏切ったんじゃねぇか?」

 

『――』

 

「あ~はいはい。あんたのお気にだもんな。冗談冗談」

 

 部屋の中央から聞こえてきたのは、少しだけ幼さの残る女の声。

 その声を頼りに目を向けるも虫の壁に阻まれ、しっかりとその姿を確認することができない。

 わかるのは、女が蛇塚たちから見て背を向けていること。そして、この虫だらけの部屋において、その女だけが意識を保ち、平然としていること。

 

「つってもよぉ、ガキ共がいねえんじゃどうしようもねぇだろ。さっきすれ違ったガキから無理やりにでも聞き出せばよか――」

 

 突如、何の前触れもなく女の声がピタリと止まる。それと同時に、女の周囲にいた虫が散り始めた。

 それにより少しずつ、その女の全体像があらわになっていく。

 

 まず目に付くのは、膝近くまで伸びる赤茶けた髪色のツインテール。次いで、光り物がジャラジャラと大量にぶら下がったパンクな装い。

 そして意外だったのは、その女が蛇塚たちとそう変わらない年齢の少女であったこと。

 

 少女はゆっくりと、蛇塚たちの方へと顔を向ける。

 少女の顔が完全に蛇塚たちの方を向いたのと、視界を遮っていた虫が一匹残らず散ったのは同時だった。

 

 ついに蛇塚たちと、少女の視線が交わる。

 

「あっ、なんだいるじゃん」

 

「っ……!?」

 

 少女と目が合った瞬間、蛇塚の体を走ったのは濃密な『死』の気配。

 何もわからない。それでも、蛇塚は叫んだ。少女を敵だと断定して。

 

「逃げるぞ!」

 

 その言葉を受け、光華も躊躇なく少女に背を向けて走り出す。

 少女から嫌な気配を察知したのは、光華も同じだった。

 

「おいおいおい、人の顔見て逃げ出すのはさすがに失礼だろ。ヨチヨチ歩きのクソガキどもがよぉ!」

 

 ガリッと、少女は咥えていたアメ玉を噛み砕くと同時に、部屋にいた虫の大群が一斉に蛇塚たちへと襲いかかる。

 

「マジかよ……!」

 

 追いかけてくるのはただの虫。されど、軽く万を超す虫の大群に襲われれば、待ち受けるのが悲惨な結末であるのは明白。

 

 正面入り口は虫が遮っているため、蛇塚たちは裏口を目指してロビーから脱出する。屋外に出ればなんとかなると信じて。

 しかし少女はそれを読んでいたかのように、裏口からも虫の大群が現れ、蛇塚たちの逃げ道を防ぐ。

 

「しまっ……!」

 

 狭い廊下で前後を挟まれる、正に絶体絶命。その時、紅原を背負った光華が叫ぶ。

 

「こっちだ!」

 

 光華が蛇塚を手招きしたのは、先ほどまで二人がいた謎の部屋へと繋がる扉。

 中はシンプルな一本道であり、追い込まれれば袋小路は避けられない。しかし二人には、もはや逃げ道はそこしかなかった。

 

「オトコオンナは先に行け! オレが時間を稼ぐ!」

 

「……キミは?」

 

「無茶するつもりはねえよ」

 

「……先生を部屋に運んだらすぐに戻る」

 

 そう告げ、光華は扉の中へと入っていく。

 するとその一連の流れを見て、パチパチと拍手をする人物が一人。

 

「へえ、かっこいいじゃん。仲間との絆ってやつ? 私、そういうの知らないんだよなぁ」

 

「はっ、んなもんオレも知らねえよ。ツインテクソ女」

 

「人を髪型で呼ぶんじゃねぇよ信号機。私には『蟲溟(ちゅうめい)』って名があんだよ。つっても、これもコードネームみてえなもんだけどな」

 

 そう笑いながら、蟲溟を名乗る少女は新しいアメ玉を取りだし、その口に咥える。

 そんな蟲溟を見て、蛇塚は考えた――これは好機だと。

 虫の大群を操っているのは、目の前の女で間違いない。ならば全ての虫を排除せずとも、蟲溟(この女)を倒せば虫の大群は統制を失うはずだ、と。

 

「応じよ――」

 

 蛇塚は髪の毛を引き抜き、蟲溟に向けて放り投げる。するとその髪の毛は、みるみるうちに巨大な蛇へと変化していく。

 それは通常の召喚過程を破棄し、即座に強力な使い魔を召喚する、蛇塚の持つ固有の異能。

 髪を触媒に召喚されたその大蛇は、ほぼノータイムで蟲溟に襲いかかる。

 

 しかし、蟲溟の浮かべる表情に焦りはない。

 

「ああ……私を倒せば全部解決、とか思っちゃったわけだ」

 

 蟲溟はどこか納得したように小さくつぶやくと、己に迫る大蛇を蹴り飛ばした(・・・・・・)

 

「なっ!?」

 

 蟲溟が大蛇に与えたのは、たった一度の蹴り。しかしその蹴りは、大蛇に修復不可能な傷を与え、そのまま大量の血を撒き散らしながら消滅していく。

 

「虫操ってるから近接には弱いと思ったか? 残念ながら世の中そんな甘くねぇよ。まあてめえらみてえに、ぬるま湯に浸りきったクソガキ共にゃあ、死ぬその直前までわかんねえだろうけどなぁ」

 

「っ……!」

 

 蛇塚は理解させられてしまう。目の前の相手との、その隔絶した実力差を。

 少なくとも一人では足止めすら不可能であると悟り、蛇塚は扉の中へと逃げ込む。

 

 それを見て、蟲溟はただ笑った。

 

「逃げられねえよどうせ。例えどこへ逃げようとも」

 

 蟲溟が見つめるのは、蛇塚のその背中。

 そこに全長数ミリほどの小さな虫が張り付いているのを、蛇塚はまだ知らない。

 

 

 

 

 

 

 

「くそっ……! なんなんだよあいつ……!?」

 

 昨日一昨日と同じように、学校行事というちょっとした非日常から一転。

 いきなり命の危機に晒されるという特大の非日常に悪態をつきながら、蛇塚は階段を駆け下りる。

 

 するとその途中、力尽きた烏丸が階段で横たわっていた。

 

「ゼェ……、ゼェ……う、オェ……」

 

「…………」

 

 その姿を見て、こいつは戦力にならないと判断し、蛇塚はその横を通り過ぎる。

 

「待ってよぉ……!」

 

「……ったく」

 

 渋々ながらも、蛇塚は倒れていた烏丸を怪我していない方の腕で抱え、また走り出す。

 

「というかお前、オトコオンナとはすれ違わなかったのか?」

 

「え? 光華さん? 会ってないけど……」

 

「……どうなってんだ?」

 

 蛇塚たちのいた部屋から、地上にまでつながる道に分かれ道は存在しない。

 通路の幅もそれほど広くはなく、すれ違う際に気づかないなどありえないため、烏丸の言葉に蛇塚は違和感を覚える。しかし――

 

「今は考えてる場合じゃねえか……」

 

 上から迫ってくる虫の大群を見て、蛇塚は再び逃げることに集中する。

 

「頼むぜ呪い女、戦闘ではマジで役に立ってくれよ」

 

「あ、ちょ、お腹、押さえられると、それに、あんまり揺れ、たら、その…………オ゛エ゛エ゛エ゛エ゛エ゛」

 

 烏丸は吐いた。蛇塚の足元に。

 

 

 

 

 その後、抱えた烏丸に状況を説明し、何度か放り捨ててやりたいという衝動に耐えつつ、蛇塚は走り続ける。『こんなのでもBランクの異能者』と自身に言い聞かせながら。

 

 そしてついに階段を下り終え、後は部屋まで一本道となったところで、蛇塚は目を見開いた。

 

「…………あ?」

 

 蛇塚の目の前に広がるのは、部屋へと繋がる一本道――ではなく、三つの分かれ道。

 その全ての道が、別々の道へと繋がっている。

 蛇塚の記憶にない景色が、そこには広がっていた。

 

「いや、部屋から出る時はこんな……」

 

 異常な出来事に戸惑う蛇塚と烏丸。

 しかし、二人には冷静になる時間も与えられない。

 

 階段から聞こえる虫の羽音が、徐々に大きなものへと変わっていく。

 

「くそっ! とにかく逃げるしかねえ! なんならこっちの方が好都合だ!」

 

 考えず、直感で選んだ道を蛇塚は走る。

 するとまたさらに、目の前には分かれ道。しかも今度は五つ。

 

「ど、どうなってるの……?」

 

「意味わかんねえ……」

 

 仕組みはわからない。それでも、これなら逃げ切れるかもしれない。

 自分たちの現在地もあやふやになるが今は度外視。そう考えた蛇塚はとにかく走る。

 

 

 何度も分かれ道が現れ、その度に一つの道を選択し、蛇塚は進んでいく。もちろん、一度も足を緩めることなく。にもかかわらず――

 

「どこまで追ってくんだよ! あのツインテ……!」

 

 蛇塚たちを追う虫の羽音が鳴り止むことはない。

 幾度もその視界から外れようと、蟲溟は的確に蛇塚たちの進んだ道を選択し、追いかけ続ける。

 

 さすがにこれはおかしい――そう蛇塚が疑念を覚えたその時だった。

 

「ね、ねえ……。蛇塚くん、背中に付いてるそれ……虫じゃない?」

 

「なっ!?」

 

「ふぎゃ!」

 

 蛇塚は抱えていた烏丸を落とし、すぐに自身の背中をまさぐる。

 それにより、背中から飛び立った小さな羽虫。蛇塚は即座にその虫を握りつぶし、悔しげに顔を歪めながら叫んだ。

 

「くそっ! マーキングされてたのか……!」

 

 冷静になれば考えられる手だっただけに、蛇塚は自身の迂闊さを呪う。

 しかしそれと同時に、覚悟も決まった。

 

「…………」

 

「……あ、あの、蛇塚くん?」

 

「…………あのツインテは、ここで迎え撃つ」

 

「え!?」

 

「多分だが、マーキングのために付けられてる虫は一匹じゃねえ。このままじゃどこに逃げてもこっちの位置が捕捉される」

 

「じゃ、じゃあその虫を全部払えば……」

 

「無理だ。マーキング用の使い魔は感知がしにくい。服の隙間にでも潜り込まれりゃあ、見つけ出すのは不可能だ」

 

「…………」

 

「オトコオンナとも合流できればベストだったんだが、この状況じゃその望みも薄い。ならこれ以上体力を消耗する前に、あいつをぶっ叩く……!」

 

「そっか……」

 

 初めは蛇塚の判断に驚愕した烏丸だが、その判断が投げやりでないことがわかり理解を示す。そして――

 

「じゃあがんばってね」

 

 そう言って立ち去ろうとする烏丸の肩を、蛇塚はガッシリと掴んだ。

 

「待て待て待て、なに当たり前のように逃げようとしてんだ」

 

「…………?」

 

「心底不思議そうな顔してんじゃねえよ! 何のためにお前をここまで運んできたと思ってんだ!」

 

「無理だよ! ワタシ荒事は苦手だもん!」

 

「大抵の荒事の原因そのものが何ほざいてんだ! お前から異能を取ったら残るものなんてねえだろ!」

 

「何かはあるよ!」

 

 烏丸も残るのが当然だと考えていた蛇塚。蛇塚が一人で戦うものだと考えていた烏丸。

 二人の考えはすれ違い、敵が迫るこの状況で意志の統一をすることができない。

 

「おいおい、なんだぁ? 仲間割れかぁ?」

 

 その最悪のタイミングで、蟲溟が蛇塚たちに追いついてしまう。

 

「ちっ……、覚悟決めろ呪い女。あいつの正体とか目的とか、わかんねえことだらけだが、あれは必要なら平気で人を殺せる人間だ」

 

「……なんでそんなことわかるの?」

 

「そういう人間は見飽きてんだよ。嫌というほどな……」

 

 蛇塚は一瞬、過去の嫌な記憶が頭をよぎるも、すぐに切りかえ蟲溟をまっすぐ見据える。

 

「あれ? もしかして私と戦う気? っかしいなぁ。さっきので実力差がわかんなかったかぁ?」

 

「悪ぃな。こちとら落ちこぼれ組だ。利口なやつらと違って、賢く生きるのが苦手なんだよ」

 

 その実力差は明白。それでも、自分は曲げられない。

 それが蛇塚秋人という人間の本質。

 

 相対しただけで湧き上がる恐怖を押し殺し、蛇塚は蟲溟を睨みつけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――

 

 

 

 

  おまけ

 

 

 

 そのころの雪春。

 

 

「はっ! 今なにかものすごいチャンスを逃しているような……いや、気のせいか。おっ、5回跳ねた。もうちょっと石を選べば回数増やせそうだな」

 

 チームメイトが事件に巻き込まれるなか、またしても何も知らず水切りをする雪春。

 

 

 




蛇塚秋人

・異能【蛇使い】――髪の毛を触媒に蛇を召喚し、使役する。
・髪色は生まれつき。
・大学生の姉一人と、中等部の妹二人、小等部の妹一人の5人兄妹。
・親が仕事で家を空けがちなため、妹たちのご飯をよく作っている。
・売られた喧嘩はすぐに買ってしまうため、学園では孤立気味。
・周囲の環境によっては主人公になれる存在。雪春たちと同じチームになってしまったのが運の尽き。

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