ガラスの脚系TSナマケモノ娘   作:ヤキブタアゴニスト

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皐月賞

「4番人気、2枠3番はセイウンスカイの登場です。前走弥生賞では3着と敗れましたが、クラシックに入ってから成長著しいウマ娘です。そして、逃げに有利な枠番にも恵まれました。」

 

「他の有力ウマ娘がウィトルムペデスだけに集中すれば、セイウンスカイへの注意が薄くなるかもしれません。気づいた時にはまんまと逃げ切ってしまっていてもおかしくありませんよ。」

 

「あのウィトルムペデスが強敵として意識していますし、実力は十分でしょう。そのウィトルムペデスとの先頭争いも含めてどうレースを組み立てていくのかも注目です。」

 

 

 

 

 

「6枠12番はキングヘイロー、2番人気です。弥生賞ではスペシャルウィークとの壮絶な争いを制しての勝利。昨年の東京スポーツ杯では不利があったとはいえウィトルムペデスをギリギリまで追い詰めました。間違いなく今年のクラシックの主役の一人です。」

 

「GⅠの舞台でも全く物怖じしていません。むしろその注目を力に変えることが出来るウマ娘でしょう。」

 

「後半の仕掛けどころにも注目です。」

 

 

 

 

 

「さあ、1番人気、7枠14番注目のウィトルムぺデスの登場です。ここまでなんと10戦10勝、堂々とこのクラシック第一の関門に進んできました。前走はまさかの参戦となった1200mのクリスタルカップですが、これを圧勝。舞台もこれまでに何度も走っている中山レース場ということで、無敗の皐月賞制覇にまさに死角なしといったところですが、あえて不安要素をあげるとしたら何でしょうか。」

 

「やはり距離と疲労でしょうね。

ウィトルムペデスが2000mを走るのははじめてということですから、いつものペースで走ると最後の坂での失速ということもありえます。特に前走が短距離からですし、逃げというのもあってペースが上がりすぎないように抑えることが重要です。

それから、疲れの方はやはり連闘というのもありますから、当然蓄積していると思います。普通のウマ娘ならば、レースに出るのも大変なプランです。それに彼女にとってはこれからというのも当然視界に入ってくるでしょうから。」

 

「なるほど、ダービー、それから秋も重要なレースが続きます。そこを押さえて他のウマ娘たちがどう立ち向かうのでしょうか。」

 

 

 

 

 

「最後に大外枠、8枠18番スペシャルウィークです。前走も負けて強しの2着、その前のきさらぎ賞ではバ群を割っての末脚が光りました。」

 

「昨日のサイレンススズカに続いての勝利を期待したいですね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ファンファーレが響き渡りました中山レース場。伝説の始まりをその目で見届けようと9万人もの観客が集まりました。未来の三冠ウマ娘の誕生か、はたまたついに覇権が揺らぐのか。

今年のクラシックロードはこの場所から始まります。GⅠ皐月賞。

生涯1度のレースに進んだ18人がこれからこの中山の2000mに挑みます。

 

 

続々とウマ娘たちがゲートに入っていきます。

 

 

 

セイウンスカイがスタッフの手でゲートに入ります。

 

枠入りは順調に進んで残りは半分。

 

圧倒的な人気を背負ってウィトルムペデスが14番に入りました。

 

最後に大外にスペシャルウィークが収まります。

 

全ウマ娘、ゲートの中に収まって皐月の舞台に立ったウマ娘たちに拍手が送られます。

 

己のプライドとファンの願いを込めて、皐月賞、今スタートしました。

 

 

 

 

 

全ウマ娘、きれいに揃ったスタートを切りました。

 

さあ、先頭には誰が行くのか。

 

行きます。やはり外から一気に前に出て切り込んでくるのはウィトルムペデス。

 

この大舞台でもやはり逃げでのレースを選択しました。

 

さあ、しかし内からはセイウンスカイも前に出て待ったを掛けます。

ウィトルムペデスを自由には逃がすまいと先頭争いに加わっていきます。

 

注目のスペシャルウィークとキングヘイローは中団からのレースを選択しました。

 

 

さあ、先頭の争いは内ラチまで切り込んできたウィトルムペデス、ピッタリ内側にセイウンスカイ。

ウィトルムペデスがハナを取ろうと前に出るとセイウンスカイもペースを上げる形で二人が並んでレースは早くも直線を抜けて第1コーナーへと進みます。

 

先頭は依然、ウィトルムペデスとセイウンスカイが並んでいます。

 

3バ身ほど離れて3番手はピンクの勝負服、カンジョウシオン。すみれステークスからの参戦です。

 

続いてコーエーテンカフブ。フジハッピーガールが続きます。

 

スペシャルウィークはここ、6番手に控えてのレースです。

 

その内、シンセイライトは末脚勝負。

 

そしてキングヘイロー、緑の勝負服が前を睨んでこの位置に付けました。

 

 

 

おおっと、先頭を行くセイウンスカイとウィトルムペデスは未だ並んだまま、どんどん後ろを離していきます。

 

単独一番手を取ろうとするウィトルムペデスに対して、セイウンスカイが脚を使って内に入れさせません。

 

2コーナーに入って未だ両者並走、しかし、後ろとはもう7バ身も差がついている。

外を回るウィトルムペデス、内を進むセイウンスカイ、両者一歩も引きません。

 

あーっと、ここでウィトルムペデスが一気に加速して直線に入る手前で先頭を確保しました。そのままのペースで進んでいきます。

セイウンスカイはペースそのままで単独2番手で向こう正面に入ります。

 

先頭ウィトルムペデス、早くも5バ身のリード。このペースは大丈夫なのか。

セイウンスカイは後ろとの距離を6バ身として追走しています。

 

3番手はカンジョウシオン、外々を回ってフジハッピーガール。

 

おおっと、ここでスペシャルウィークが上がってきた。

 

スペシャルウィークはなんとこのタイミング、向こう正面入ったところでカンジョウシオンを外から抜きにかかります。

 

内コーエーテンカフブ、外にはじりっと位置を上げてのキングヘイロー。

ユアアウェイシチー、トウカイバチンが追走しています。

 

後ろは詰まって集団を形成しています。スペシャルウィークから最後方のエスケイバッドニャンまでは12バ身ほど。

 

しかし、前が飛ばしている。

 

単独の逃げになりましたウィトルムペデス。少しペースを落とすも後ろに対してこんなにリードを取っている。

 

後続はどう出るか!

 

っと、ここでスペシャルウィークが上がっていく。

すごい勢いだ。あっという間にセイウンスカイに並びかけていく。

 

さらにキングヘイローも中団から進出を開始した。

 

とんでもない展開になってきました。

 

4コーナーに入って先頭は依然ウィトルムペデス。追走するのはスペシャルウィーク、5バ身に詰めてきた。

すぐ後ろにセイウンスカイ、エンジン脚は残しているのか。

その2バ身後ろにキングヘイロー。

 

すさまじいレースになりました。物凄い歓声と拍手です。

 

有力ウマ娘が雪崩を打って4コーナーに入っていきます。

 

今、残り400の標識を過ぎて、これから直線コースに向かっていきます。

 

さあ、覇者が貫禄の勝利を見せるのか。それとも他が待ったを掛けるのか。

早くも、早くもウィトルムペデスが最後の直線に入ってくる。

 

後ろのウマ娘はここからの短い直線でウィトルムペデスを捕まえることが出来るのか。

 

残り300、スペシャルウィーク、迫る迫る、あと3バ身。キングヘイローも後ろを振り切って上がってくる。

 

ウィトルムペデスはまだスパートしないのか。ペース変わらず。後ろとの距離が縮んでいく。

 

 

 

スペシャルウィーク、外からウィトルムペデスに並びかける。ついに、ついに、その背中に手が届くのか。

 

 

 

 

 

 

届かない。届かない。いや、届かせない。

 

ウィトルムペデス、並ばれた瞬間に一気に加速したー。

 

1バ身、2バ身、あっという間に再びスペシャルウィークを置き去りにした。

 

 

 

 

 

 

残り200、坂を上る。セイウンスカイが盛り返してくる。

キングヘイローも外から追い込んでくる。

 

しかし、ウィトルムペデス先頭。スペシャルウィーク2番手。

 

懸命に追う。スペシャルウィークは伸びないか。

 

ウィトルムペデス先頭だ。差を広げていく。突き放した。放した。

 

これは強い。これは強い。

 

ウィトルムペデス、盤石ーー。今先頭のままゴールイン。

2着はスペシャルウィーク。3着争いはキングヘイローが優勢か。

 

貫禄の走りで危なげなく勝ち切ってみせました。

ターフの覇者ウィトルムペデス、まずは一つ目の関門をその力でねじ伏せました。

 

食い下がったのはスペシャルウィーク、早めに仕掛けていきましたが最後の直線ではウィトルムペデスに軍配が上がりました。

 




評価、お気に入り、感想、ここすき等よろしくお願いします。

次回は皐月の後始末or他視点を入れるかも。










芙蓉ステークスの距離を当時のものに修正しました.

参考のためにいろいろ聞きましたけど、アナウンサーってやっぱりすごいんだなぁ。
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