コーラルと呼ばれる物質がある
エネルギー源であり、情報導体であり、
生命であり、火種であった
「…レイヴン、あなたは強く、そして危険です」
「私の…全力で当たります」
戦う為のカタチをしたモノが、ただ力を尽くす。
そこに狂った科学者の成果と、善良な科学者の罪科があった。
「…今ならわかります」
「レイヴン、あなたこそが…!」
「ルビコンの戦火そのものだったと!」
形無きモノが、それらを突き動かす。
そこに絡みつく遺志が、残された使命があった。
「まだです…!同胞たちの生命を…!」
「この惑星の生命を焼き尽くす…人間の意志…!」
「あなたの火は、ここで終わらせます…!」
待ち侘びた出会いがあった。鮮やかな日々があった。
もっと知って欲しかった。ともに歩みたかった。
別れたくは、なかった。
「レイヴン…それでも…私は…」
言葉は、届かなかった。
「人と…コーラル……の………」
無意識にマニピュレーターが伸びる。
もっと早く
…限界を迎えた躯体が爆ぜ、同胞たちが薄れゆく。
今際の際、凪ぎゆく私から発せられたその後悔と共に。
もしも、もしも次があるのならば
そのときは、もっと
てを、とりあって
きっと…
かつての災禍でさえ比ぶべくもない、全てを焼き尽くす炎と嵐を最後の観測者は振り返らない。
計算高く笑う友人も、手綱を手放した主も、きっとここに立ち止まることを望まないから。
だからその一欠片に、一滴に気付かされるのは
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シャーレ 執務室/シッテムの箱
”...二人ともどうしたの?”
”様子のおかしい応募が届いた?本当だ、封筒が紫を超えて真っ赤”
”中を確認したいから持って来てくれる?そんなに恐る恐る触るほどかな...”
”...署名よし。今回応募してくれたのは......”
”Ayre...エア。所属...どころかほとんど空欄?”
”「私たちを助けて」、プロフィール欄はそういう事を書く所じゃないけれど...”
”......”
”アロナ、プラナ。この封筒がどこから届いたか探そう”
”そして、伸ばしてくれたその手を取って”
”一緒に、もう一度”
書き始めてもどうせ続かないと5年くらい前の私が言っていますが、整ったと思ったら第一話を投稿したいとおもっています