この素晴らしい世界で再誕を 〜紅緑の嗎〜   作:柊 カスミ

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何度も確認してはいますが、誤字があるかもしれません。
その時は誤字報告をよろしくお願いします。


この幼馴染に餞別を

 

 魔王すらも恐れ近寄らない種族、『紅魔族』彼らは魔法のエキスパートであり、その殆どが上級魔法を操るとされている。

 そんな彼らだが勿論里内で優劣が付く。

 だが腐っても紅魔族、上級魔法を扱えるだけの才はある。……はずだった。

 紅魔族の中でただ1人、上級魔法を存分に扱えない者がいた。

 

 その名も『カズマ』

 

 彼は紅魔族の中で自他共に認める『最弱』である。

 そんな彼だが皆は知らない秘密を持っている。

 それはーーー

 

 

***

 

 「って言う感じで書き出したんだけど、何か秘密にしていることはないかい?」

 

 「いや、別に俺をモチーフに小説を書くのはいいんだけどさ?実名出すなよ。後々困るだろうが」

 「別にいいだろうカズマだし」

 そんな事を言ってくるコイツはあるえ。俺の幼馴染だ

 「いや、よくねぇよ!俺だったらいいってどう言う意味だよ!」

 

 全くコイツは俺の事なんだと思ってんだ。

 

 「まぁ、それはそれとしてね?聞きたいことがあったのだよ」

 と、言い出したあるえに俺は少し困惑する。

 「え?聞きたいことって小説のことじゃなくて?」

 「いや、それもあるんだけどね?」

 「あんのかよ、じゃあ聞きたいことっていうのは?」

 

 そう問いかけた俺にあるえは何かを含んだような笑みを浮かべながら言った。

 

 「いやなに、君もわかっているんじゃあないのかい?紅魔族であるにも関わらず、アークウィザードどころかウィザードにすらならず、冒険者となった挙句に卒業時に取った魔法スキルが初級魔法で里を震撼させた首席さん」

 「……はぁ、またそれか?いい加減鬱陶しいな。里の連中に聞かれ飽きたよ」

 俺はため息を吐きながら答える。

 「仕方ないだろう?中級魔法は兎も角、上級魔法は取ってもステータス的に宝の持ち腐れになるし、中級魔法も節約してやっとの状態。更に言えば俺は冒険者だ。他のスキルも取ることを考えると、これが最適解なんだよ」

 するとあるえは

 「なにを言っているんだか、スキルポイントは爆裂魔法を取れるくらいにはあっただろう?中級魔法を卒業課題としたほうがよかったのではないか?実際君は卒業後すぐに中級魔法を取っていただろう?さぁ、君は何を考えていたのか教えて貰おうか。今後のためにも、ね?」

 

 「あぁん?今後?……あぁそういえばお前もう直ぐプリズン行きか。お前は頭の回転も早いしヨユーだろ。首席取ってこい」

 俺が激励を飛ばすとあるえは居心地の悪そうにしている。ん?なんか変な事言ったかな?

 

 「……そういう意味じゃあないんだが、まぁそれは置いておこう。首席を期待してくれているところ悪いんだが少し難しいかもしれない。何せ同年代には紅魔族随一の天才と名高いめぐみんや、族長の娘のゆんゆんがいるのだよ。まぁタダで負けてやるつもりもないがね」

 

 「めぐみん…ってあぁ、ひょいさぶろーさんのとこの娘か」

 「おや?面識があるのかい?」

 首を傾げながら問うてくるあるえに応える。

 

 「あぁ、俺は魔道具なんかを主に扱う商人だからな。魔道具職人のひょいさぶろーさんのとこにはよく買い付けに行くんだよ」

 「そこでよく鉢合わせるって訳かい?」

 「あぁ……出会う度に豊胸薬やら成長薬やらをねだられるよ」

 

 俺はとんでもない形相で迫ってくるめぐみんを思い出し思わず苦笑を漏らす。

 あるえは察するような表情をした。と思ったらスンとした……いや、なんだよその顔。同情とも言い難く困惑とも言い難い。少し怖いぞ?

 

 「まぁ、それはそれとして……天才…ねぇ。」

 天才という言葉に顔が歪む。彼女も俺のように潰れなきゃいいんだが……。

 なんていう考えを消すためにあるえに問う。

 

 「なぁ、お前から見てめぐみんと俺、どっちが天才っぽい?」

 「そのセリフがすでに頭が悪いんだが…いやしかしな、まだ直接会ったことがないんだ。この時点で評価を下すのは難しいね」

 「うむむ、それもそうだ」

 「それに私は君の天才ぶりを目にしたことがないからね。いまだに疑っているよ」

 「なんだとこのやろう」

 「普段の言動を思い出してごらん?優秀さなんて全く見えないじゃあないか」

 

 コイツぅ、言ってくれるじゃあないか。

 「言っておくけどな、俺は商人としてそこそこ成功している方だし、冒険者としても中々にいい働きをしているんだぞ?これでも『いざって時に役に立つんカズマさん』って言われてるんだからな?」

 「それ、普段は役立たず扱いされているんじゃあないかい?」

 「……ノーコメントで」

 「語るに落ちるとはこのことだね」

 

 それはそれとしてだ。

 「で?聞きたい事っていうのはプリズンのことでいいのか?」

 あるえに問うと、彼女は真剣な顔をして言い放った。

 「あぁ、実は……どんな名乗りをすればインパクトを残せるのかと思ってね首席だった君に聞いてみようかと」

 

 ……なるほどな?そういう感じか。

 俺はあるえに笑顔を向けて、

 「はい、お疲れー。解散、解散」

 そして自室から退出するために席をt「ちょっと待ちなよ!カズマ!どこへ行こうというのかね!?」

 俺は思いっきり肩を掴んで揺さぶってくるあるえにため息を吐きながら、

 「しらねぇよ名乗りのことなんか。お前が自分で考えればいいだろう?」

 適当にあしらうことにした。

 

 「そう邪険にしないでくれよ、君ならインパクトを残しつつ、私という存在を知ってもらえるワードを思いつくんじゃないか?」

 あ〜くっそ。めんどくさ。

 「あ〜?そんなこと言われてもなぁ……『紅魔族随一の発育!』とかでいいんじゃあないか?実際そうだろうし」

 適当にそう言い放つとあるえは何やら考え込むような動作をした後、何かをメモに書き込み、

 「なるほどね、考えておくよ」

 といった。

 ヴッ!なんか、物凄い寒気を感じたぞ?なんなんだ一体?

 

 「それじゃあ、話を戻して君の秘密を、ってちょっと!どこへ行くんだい!?」

 

 

 ***

 

 

 めぐみんside

 

 今日から私たちはレッドプリズン、つまりは学園ですね。ウィザード、もといアークウィザードとして成長するための教育機関です。

 ここから私の爆裂道が始まるのです!

 

 「次、めぐみん」

 

 「はい!我が名はめぐみん!紅魔族随一の天才にして……魔法を一途に愛する者っ!」

 

 ふふん!決まりました。

 しかし、今年は数名面白い人がいますね。

 先生に忘れられる人や、ブラコンを名乗る者、婚約者がいるなんて言った人もいました。まぁ、よく聞いていませんでしたが。これからの私の躍進を考えればほぼ全てが有象無象でしょうが、ね!

 

 「ッと、ここで一つ紹介する人物がいる。入ってくれ」

 

 おや?なんでしょうか?って……!

 

 「我が名はカズマ!紅魔族随一の行商人にして数多のスキルを操る者!」

 

 なっ!なっ!

 

 「「「なんでカズマ(さん)がここに!?」」」

この小説どのくらいの投稿頻度がいい?そしてどの位の文量がいい?

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