この素晴らしい世界で再誕を 〜紅緑の嗎〜   作:柊 カスミ

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友人「おみゃあ、良い加減に続き書けや」
私「イヤ!イヤイヤ!最近大変なの!やること多いの!続き書けないの!」
友「ウルセェ!やれ(順当)」
私「わ、アァ……(泣)」


今回少し少なめ


ようお前ら、早速だが……名乗れ

 

 ゆんゆんside

 

 私はゆんゆん、紅魔族族長の娘。次期族長として恥じる事のないように学園に来ました。

 教室には同年代の女の子たちがたくさんいます。何人かはお互いに交流があるようで、先生が来るまでおしゃべりをしていました。

 私にもお友達ができるかなぁ…。できるといいなぁ。

 

 なんてことを考えていたらそろそろ私の自己紹介が近づいてきました。

 うぅ、恥ずかしいけど、やるしかないいのよね?

 

 「我が名はあるえ!紅魔族随一の発育にして…愛する運命の伴侶の告白を待つ者!」

 

 うぇ!?は…伴侶!?ふぇぇ!ず、随分と進んでるなぁ。それに発育って…でも確かに、背おっきいなぁ。……あの眼帯はなんだろう?怪我してるのかな?

 

 「我が名はふにふら!紅魔族一のブラコンにして、アークウィザードを志す者!」

 

 えぇ!?ぶ、ブラコンって……そんなに胸はっていうことかな?……あ、ちょっと顔赤い。恥ずかしかったのかな?

 

 「我が名はめぐみん!紅魔族随一の天才にして……魔法を一途に愛する者!」

 

 て、天才!?自分で言うの?……いや、そうじゃないわね、それくらいの気概がないとダメってことね!

 

 うん、次は私の番ね!

 

 「わ、我がn「じゃあこれで全員だな?」えぇ!?せ…先生!私、まだ名乗ってないです!」

 

 うそ……私、無視されそうになった?

 

 「ん?おお!悪いな!じゃあ紅魔族次期族長のゆんゆん!名乗れ!」

 

 「はいっ!って、先生がほぼ言っちゃったじゃないですかぁ!」

 「気にするな!」

 「そんなぁ…。ごほん!わ、我が名はゆんゆん!次期紅魔族族長にして、アークウィザードを志す者!」

 

 「なんか、パッとしない」 「独創性がないね」

 「もっとこう、何かないのか?」

 

 ひ…ヒドイ!そんなふうに言わなくても…。

 涙目になりながらみんなを睨む。すると先生がこんなことを言い出した。

 

 「ッと、ここで1つ紹介する者がいる。入ってこい!」

 

 紹介?誰だろう?……里の外の人かな?意外と閉鎖的だしね、この里。

 ガララ……と音を立ててドアが開く。(建て付けがいいので本来音は鳴らない。)

 入ってきたのは男の人だ。

 駆け出し冒険者のような服に淡い緑のマントをつけている。腰には短剣を着けていて…なんだろうあの剣、少し反ってる?マチェットみたいなものかな?

 髪は黒くて左目に眼帯を着けている。右眼は薄緑色をしていて……って!カズマさん!?なんでここに!?

 

 「我が名はカズマ!紅魔族随一の行商人にして数多のスキルを操る者!」

 

 久しぶりに聞いたなぁカズマさんの名乗り…ってそれより!

 

 「「「なんでカズマ(さん)がここに!?」」」

 って、嘘!?私以外にも知り合いがいるの!?

 

 「おうおう、うるさいぞぉ叫ぶなよめぐみん、あるえ。成績下げるぞ」

 

 「んなっ!そんな横暴な!」

 「始まったばかりでそれは酷いんじゃあないかい?!」

 

 ……あれ?私無視された?

 分かっていた事だけどカズマさんはヒドイ人だわ。私がいることに気づいてるくせにいないように扱うなんて、それにあの時言ってたわよね?この里で友達は私だけだって(言ってない)。周りとの交流も私以外とはないって(言ってない)。それに、か、可愛いって!(それは言った)恋人にしてくれるって!(そんなことは一言も言ってない)。でもいいの、そんなカズマさんでも(中略)…。

 

 

 カズマside

 

 俺は今、かつての母校にいる。別に大したこと学ばなかったし、なんなら冒険者時代の方が得るものが多かった。なくても良いんじゃないかなこんなとこ(善意)。あ、いやでもやっぱ困るわ。プリズン行き目近のガキにプレッシャーかけらんねぇじゃん。やっぱ必要だわココ(悪意)。

 

 そんなバカなことを考えながら、教室のドアをガタガタ揺らしながら開く。そして目の前のガキどもに向かっていつもの名乗りをする。

 

 「我が名はカズマ!紅魔族随一の行商人にして数多のスキルを操るもの!」

 いつもの名乗り。これによって俺は紅魔族に馴染めた。さすが母さん、紅魔族を分かってる。(自分名乗りを考えない怠惰)

 そして本題に入ろうと思ったその時!

 

 「「「なんでカズマ(さん)がここに!?」」」

 

 出鼻をくじかれた。

 俺は騒ぎ出したガキども(2人)を宥めつつ、なんか座った目でこっちを見てくるゆんゆんに戦慄しつつ、本題に入る。(担任は追い出した)

 

 「さて、お前たちには今からやってもらうことがある」

 一拍置いて告げる。

 「……お前たち、今から名乗れ!」

 

 『……え?』

 

 全員から困惑の声が漏れ出す。ん?何かおかしかったか?

 「別におかしなことは言ってないだろう?俺にお前たちのことを教えてくれ。コミュニケーションは挨拶から始まって、友達付き合いは名乗りから始まるんだ。この里の伝統だろう?知らんけど」

 

 「最後ので台無しだよカズマ……いや、カズマ先生」

 

 あるえがそんなことを言ってくる。

 「うるせー、まぁ一つだけ注意事項があるんだ」

 少し間をおいて、告げる。

 「名乗りで、嘘をつくな。自分を偽るな。自分の想いをさらけ出せ。こう在りたい、こうなりたい。それを言葉にしろ。決意表明だ」

 教室が静まり返り生徒たち各々が何か考え込んだり、こちらに視線を送ってきたりする。そのどれもが真剣だ。

 俺は頃合いを見計らって、告げる

 

 「各々腹は決まったな?それじゃあ、お前ら名乗れ!自らの目標を、欲望を、未来を、ここに宣言しろ!」

 

 それぞれの生徒が名乗っていく、それらはありふれた物ではなく、その生徒の確かな個性として記録する。

 そして、1人の生徒に手番が回る。その生徒は何かをためらうような表情をした後、決意のこもった顔をして立ち上がる。

 

 「我が名はめぐみん!紅魔族随一の天才にして、……爆裂魔法を愛する者!」

 

 今ここに紅魔族一の天才にして、最強の魔法使いが誕生した。

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