どういうことだよまじで…
"…まあ、この話は後でじっくりするから、とりあえずあの子たちに謝りに行こう"
"私も行くからさ"
…叱りも怒鳴りもせず、諭して同行…
今まで見てきた中でも異質な大人だよな、先生って
…一人似てる大人がいたな、元気だろうか
ゲーム開発部前──
すぅ…はぁ…
この謝る前の精神がガリガリ削れてくこの感覚…
何を言われるか色々妄想する高揚感…
ああ、生を実感する
じゃあ、いくか
扉を開ける
目の前にはいつもの4人が、待っていたかのように、此方を向いていた
表情は読めない、モモイですらどういう顔か分からない
ただ、4人とも真剣だということが分かる
(…さて、何を言うべきか…いや)
(選択肢なんて、あってないようなもんだ)
重たい、空気がとても重たい
口が開かないほどに
先に口を開いたのは、モモイだ
「なんであんな事したの?」
冷静に、端的にそう質問される
「興味が湧いてしまった」
過ちを認め、回答する
「そんな理由でゲームを壊したっていうの?」
「申し訳ありませんでした」
謝罪の言葉と土下座
顔を上げるな、姿勢を崩すな
長引くだけだ
「信じらんない、あなた何したか分かってるの?」
嫌いな質問だ
何言おうが反論されるからな
「はい、勿論です」
「私たちの力作を、命の結晶を、それに泥を塗った」
「私はね、悲しいの」
「あなたが面白いと言ってくれたゲームを、あなたが破壊するのを」
「面白いのに壊すのなんて…もったいないじゃん」
そうだな…
「ごめんなさい」
「話は終わり。先生、ロイをしっかり見張るんだよ?」
"…分かった"
そうして、ゲーム開発部から離れた
"…反省してないでしょ"
「…」
今は一旦シャーレに戻っている
理由は単純
先生が叱る場面を他の生徒に見せないため
「してないよ、後悔も」
"…もう一度怒るね"
「はい」
"今ロイはゲーム感覚でここにいるんだよね?"
「はい」
"耳が痛いかもしれないけど、例えロイが平気でも他の人はそうはいかない"
"ロイがやりたいことは尊重するけど、やりすぎはだめ"
"…私だって一人の人間だからね、ロイの今回みたいな行動は目に余るんだ"
"だからもしまた似たようなことを考えているのなら、また謝らせる"
"分かった?"
「はい」
やっぱこの大人は異質だな、色々と
"で、本題だけどさ"
「はい?」
"あの技術はほんとに知らないの?"
「知らない…まじでどういうことなのあれ」
議題はロイの処罰から例の技術へ
"でも偶然にしては…さ"
「何かおかしいってことですか?」
"うん、そういうこと"
"アリスと初めて会った時のこと、覚えてるかい?"
「えっと…あ」
そういや、俺の事を知ってたな…?
"気づいたと思うけど、何故かロイは名も無き神たちとのなんらかの繋がりがあるみたい"
なにそれこっっわ
…でも気になる要素ってのはあるんだよな
【寝て起きたらキヴォトスでした】、はいいとして
突然出現したとかロケットがあるだとかセーブ&ロードができるだとか
おかしなところはあった
でもこういうもんだとも思った
名も無き神の仕業…?なぜ俺を?
"まぁ、今はそれくらいしか分からないんだけどね"
"頼まれた身なのにこれじゃ私もまだまだだね"
「あれ、俺なんか頼み事したっけ?」
"ん?最初に言ったじゃん"
"【私のことを調べて欲しいです】って"
「そんなこと言って…」
待てよ、この話をしたのは確か黒服のはず…
ならコイツは…
「…先生をどうした」
"…クックック、やっと気づきましたか"
姿を変え、俺の目の前に現したのは黒服、その人だ
「どうでした?私の先生の真似は?」
「へ…まんまと騙されたよ」
「いつからだ」
「そうですね…尋問室に居たあたりからですかね」
「で、先生をどこやった」
「安心してください、彼は仮眠室で寝てますよ」
「…」
「本当ですよ、なんなら確認しに行かれますか?」
「や、いい、どちらにしろロードは挟むんだ」
「お前が来たってことは何かあるんだろ?」
「俺の情報が」
「クックック、その通りです」
「…教えてくれ」
そう言いつつ、ソファに腰を掛ける
「…チヒロから聞いた、てのも嘘だな?」
「ええ、そうです」
「名も無き神との繋がり…それなんだろ?」
「話が早くて助かります」
「貴方のそのケツイ、それと貴方自身のこと」
「ある程度まで調べ上げられたのでそのご報告しにきました」
「…」
話を促す
「結論から申し上げますと…」
「…ごくり」
「何も分かりませんでした」
「はあ?」
おっ無能か?(隙あらば煽り)
「当たり前でしょう、実験するのに実験材料がないとか頭がおかしいのでは?」
「あっ」
「それで一体何を調べろというのです」
「それを言いにここへ…?」
「そうですが、なにか?」
「スゥー…」
黒服からすっごい怒りのオーラが
ごめんってば、実験体にしていいから
「ごめんなさい…」
「はぁ…一割程度なら調べられたのでそれだけご報告しときます」
出来る大人だ…なんで一割も分かるんだよ
有能か?(手のひらドリル)
「貴方のそのケツイと呼んでる品物、それはとあるゲームからインスピレーションを受けたんですよね?」
「そうだね」
「その元ネタであろうゲームを全てクリアして分かったことがあります」
こいつさらっとアンテ全クリしてやがる?!
もしかして黒服ってゲーマー?
「貴方のケツイはセーブが何個ありますか?」
「え、三つかな?」
「元のゲームは一つです」
あれ?確かにそうじゃん
ならなんで三つも出来る?
「まあ、今はそれくらいです」
「貴方が用意していればこんな無駄な時間過ごさなくて良かったのですが」
「はい、申し訳ない」
マジでやらかした
今度菓子折り持ってくね
「全く、最近のデータで一番古いのはどれですか?」
「ん、多分黒服と会った時じゃね?」
最近は適当にセーブしてたせいで覚えてないんだよな…
メモは…ロードしたときの出来事しか載ってないや
無能だな
とりあえず、ログを確認する
あれ?
「廃墟が一番古い…」
「一週間前じゃないですか」
「マジでごめん」
「はあ…今度から気を付けてくださいね?」
「はい…」
反省したのでセーブとロードを一致させました
二度とゴメンだね!!こんなこと!!
なんかムカつくからそこら辺のオートマタでもぶっ壊すか
のちのちifエンドの世界のモモイ視点とか書けたら良いなと思ってる
そんな余裕が果たしてあるのかどうかだがな
あ、チョコ(感想、評価など)ください
セリフのキャラ名を入れるかどうか
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入れろ
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いらない