恐竜惑星とジーンダイバーのMOゲームを実況します   作:あーぷ

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蟹サーの姫の目に涙

 

 

「それにしても、ドライ・シックス。貴方の部下たちは、本当に勇敢だ」

 

 さあて、お待ちかね。リザルト画面の確認を一通り終えると、ステージ終了後の会話イベントが始まった。

 

 だんまりのまま背後に並んでいる、十数人ほどのエウロパ人たちに視線をやりつつ。遠距離攻撃欲しさに今回味方NPCとしてチョイスしたフィラ――もう片方のNPC出撃枠はドライさんが固定になっている。シナリオ上、部下たちの指揮を取るという体裁のため――が、外向けの表情を作って、ドライ・シックスにそう告げた。

 

「常に判断が良い意味でシビアで、また、自らを犠牲にすることすら厭わない。フォロルの戦士にも相応の矜持があるけれど、彼らの精強さは、我々のなかでもっとも優れた防人(さきもり)に、勝るとも劣らないものだと思う」

 

 

 

 場面は引き続きペルム紀末期、北極点近傍。エウロパ人基地の円形状プレートからのお送りだ。

 

 強化戦闘実行体の残骸や、ボス戦中に撃墜され不時着した数機の個人戦闘挺を背景に。登場人物たちが、エア・ポートの中央付近、ミサイル発射孔の手前あたりで勢ぞろいしている。

 

 

 

 その中のドライ・シックスは、つかの間顔をやや上に傾け。ちょっとした会話の切れ目を作ったあとに、応える。

 

「……私は。統率者として、彼らの、すなわち多くの仲間の遺伝物質を体内に預かっている身なのです」

 

 至って普段通りのように思える、淡々とした口調。

 

 ちなみにドライさんは、いつの間にか一人だけ戦闘用のカニ型形態から、コミュニケーション用のヒトガタ形態に戻っていたりする。

 

 おかげでカニ型のままで周囲を囲む、他のエウロパ人とはサイズ差が出来ている。総合的に見て他より二周りほど小さい今のドライさんからは、ある意味女性的というか、少々か弱い印象を受けるかもしれない。

 

 

 

「私とは群れのコアであって、私の死は形式上、群れそのものの喪失を意味します。したがって、私の指示と、身の安全を守ることは彼らにとっての絶対的な使命であり……そのために、必要となれば、己の身体を盾や捨て石ともするでしょう。それが、彼らの本能なのです」

 

「……ふむ?」

 

 怪訝そうに首を傾げるフィラ。隣のリックくんも同調して、似たような仕草をしてみせる。

 

 彼らのリアクションを前にして、尚もドライ・シックスは言葉を継いでいく。どこか、設えたかのような平坦さとともに。

 

「統率者と、その麾下の者たちの役割は、各々が歴然としたものとなります。我々の地域的なグループ、つまり『ドライ』の称を持つ集団のなかで。特定の条件が整った個体があらかじめ選出され、その個体が他の仲間たちの遺伝子を体内に預かり、情報をかき混ぜ組み合わせた後に、相応しいタイミングにおいて、遺伝子をそれぞれの元へと戻します。その過程を経ることで初めて、我々は、新たな個体を産み落とすことができるようになるのです」

 

 ここのところの説明は、『ジーンダイバー』劇中でティルに対してドライさんの口から出た内容とほぼ同じだな。

 

 この場にティルが居た場合、原作でのやり取りを踏まえて、もうちょっと違った感じの対話になるんだが。原作含めて丸っきり初見の方も多く居るだろうことを考えれば、今回のフィラたちに対する順序通りの解説のほうが、実情を把握しやすくなってより良いんじゃないか。

 

「各々が確たる性別を持ち、一対一の関係性の積み重ねによって種の存続を行うあなた方には、理解しづらいかもしれませんが……我々の間柄は、そうした一種の利害関係に基づいて成り立っているのであって。それはいわば、動かしようのない所与の事実であり、前提にすぎず、この場において殊更特筆すべきものとは、到底――」

 

 

 

 

 

 

 と、いったところで。

 

「――確かに、大筋は今言われたとおりではありますね。地球人の皆さん」

 

「……えっ?」

 

 ずらりと並んでいたエウロパ人の、左から二番目。その一人がおもむろに一歩前へ踏み出して、声を発した。

 

 リックくんに、ドライ・シックスに、フィラ、そしてユイ。おそらくインカムの向こうのアッケラ缶もか。

 

 この場を観測している全員が、一斉にそちらの方へと向き直る。

 

 

 

 今、とっさに驚きの声を上げたのは、当のエウロパ人から一番近くにいたユイだけれど。

 

 おそらくこの場で最大の衝撃を受けているのは、諸々の当事者たるドライさんだというのは間違いなさそうだ。

 

 他のエウロパ人よりも色味が濃い、リトル・グレイじみたヒトガタを振り向かせて。やや仰け反った動作を作ったまま、固まっている。

 

「もっとも、それはあくまで原則論ですから。誰も彼も、何もかもが、ただただセオリー通りに振る舞っている、というわけではないのですけれど。我々にも、我々なりの個性というものがありますので。……ねえ、シックス?」

 

 

 

 

 

 

 ◆

 

 

 

 

 

 

 エア・ポートから見上げた上空には、スネーカー謹製の巨大リング――ペルム紀の大絶滅を引き起こすための地球規模ラジエーター、円形の超電導体カーテンを極点に吊り下げておくためのもの――が、飛行機雲のように一本の線を成している。

 

 あたりは白夜として青白く晴れ渡り。凍てつく空気の抜けるような透明感も相まって、この場所は昼でもなく、夜でもない。どこか夢うつつなひと時を体現しているかのように見える。

 

 

 

「じ……自意識が、あるのですか、ドライ・ワン=エイト?」

 

 些かギクシャクした動きながら、ドライ・シックスが何歩か前に進んで言った。

 

「ありますとも、シックス」

 

 と、その先にいるエウロパ人、ドライ18は相槌を打つと。自身のカニっぽい片手をすっと掲げ、爪先を何度か開閉してみせる。

 

「とはいえ……つい先程までは、まるで硫化水素の黒煙(ブラック・スモーク)に視界がぼやかされているかのようでした。ここに並ぶ一同、誰しもが単なるユニットに過ぎなかった。この基地にやってきた折の貴方が、我々の目からすれば、わかり易すぎるほどガッカリしていたとおりにね」

 

「……」

 

「それが変わった、元に戻った。おそらくこの場所で、ほんの束の間に限って。私なりの、我々なりの、伝えるべきことを伝えるために。我々は今、こうしてここに在るのでしょうよ」

 

 

 

 硫化水素の黒煙が云々、というのは、たぶんエウロパ人にとっての「思考に霞がかっている」みたいな言い回しなんだろうな。

 

 意識がモーロー、前後不覚。アイデンティティが解れていて、何がなんだか分からない。そんな意味合い。

 

 

 

 

 

 

 原作中でも、このゲーム内においてもカニ呼ばわりされていることの多いエウロパ人だが。連中のモデルとしては、たぶん地球の[熱水噴出孔]近くに生息する[チューブワーム]が近いんじゃないか。

 

 環形動物門に分類される多毛類の一種。つまりミミズやゴカイなんかに近い動物であるこのチューブワーム、多くの種が[特殊なバクテリア]と共生しており、そのおかげで酸素の他にも、硫化水素など。一般には強毒性の化合物を利用可能な代謝系を備えている。

 

 熱水噴出孔近辺という、極限的な生息環境に適応した生態ってわけである。

 

 

 

 特殊化した血中ヘモグロビンのせいで、連中の体色は鮮やかな紅色を持つことが多い。そのあたり、エウロパ人という種族特有の、真っ赤なボディにしっかり反映されているように思う。

 

 

 

 エウロパ人という知的生命体のルーツを辿っていくと、木星の衛星エウロパの熱水噴出孔の周囲にコロニーを形成する、ケイ素系多細胞生命体に行き着くんだそうだ。

 

 エウロパの表面を分厚く覆う氷の層をはさみ、さらに水深数十キロを超える深海の底。

 

 高温高圧。地熱によって熱せられた海水が絶え間なく噴き上がる、地球上の[中央海嶺]付近――地球上の七割を占める海洋プレートはここを起点として生成され、外側に向かって年々僅かずつ押し出されていき。最終的には海溝やトラフへと潜り込んで、そのまま地球内部のマントルへとすべり落ちてゆく――を、更に煮詰めたような地質環境において。

 

 チムニーと呼ばれる煙突状の構造から噴き出す熱水には、地殻から染み出した重金属や硫化水素といった劇物が多分に含まれている。そのせいで噴煙に外部から光を当てると、まるで、海底から立ち上る真っ黒い煙のように見えるとのこと。

 

 ブラック・スモーカーという通称はそこから来ている。

 

 

 

 いわばそれは、エウロパ人たちの原風景。ヒト種にとってのアフリカの大地、田園の景色。あるいは、個人個人の懐かしき生まれ故郷のようなものなんだろう。

 

 

 

 

 

 

 エウロパ生命圏の発展とともに、エウロパ人の祖先たちは、海底からより上層部へと、次第に生息域を広げていった。

 

 おそらくそれは地球における生命進化と同じく。何千万、何億年とかけて段階を踏む、ひどく緩やかな進捗だったことかと思われる。

 

 

 

 いつしか数十キロの厚みを持つ海中を制覇し。卵の殻めいて星全体を包む、凍結した海水面をも穿ちきった。

 

 そして、彼らが文明を得た暁には、エウロパの平坦な表面部分。すなわち衛星を一様に覆う巨大な氷床の上に、一大都市圏を築くに至る。

 

 

 

 しかし、エウロパ人の繁栄はくじかれる。

 

 西暦1994年。シューメーカー・レヴィ第9彗星が相次いで木星へと衝突した。それによって発生した甚大な電磁波がエウロパ表面へと降り注ぎ、エウロパ人社会は、壊滅的な打撃を受けてしまったんである。

 

 

 

 未曾有の大災害から立ち直るために、エウロパ人はコンピュータの演算能力を頼りにすることにしたそうだ。

 

 自分たちの生存や意思決定を丸ごと人工知能に委ねることで。社会システムの急進的な効率化を進め、エウロパに総合管理社会を構築することで、文明そのものの再起を試みた。

 

 

 

 だが、その方針がマズかった。

 

 ある日、エウロパ全体に張り巡らされたコンピュータ・ネットワークの管理中枢が、突如としてスネーカーに乗っ取られた。既にコンピュータに頼りきり、管理統制無しには生きられなくなっていたエウロパ人たちの大半は、なす術もなく取り込まれ、システムの一端末へと作り変えられてしまった。

 

 

 

 そもそもがスネーカーによって仕組まれた罠だったってことだな。

 

 シューメーカー・レヴィの衝突も。管理社会の構築も。そして、大本となったエウロパ文明の成立、それどころかエウロパにおける生命の誕生という始まりすらも。

 

 

 

 エウロパ文明は再び瀬戸際に立たされた。

 

 以前よりも状況はひときわ悪くなっている。人的損耗の著しさは如何ともし難く、現実世界における抵抗手段はもはや皆無。

 

 そこでほんの僅かな生き残りが、密かにレジスタンスを組織し、スネーカーの支配下に置かれたエウロパ産のハイパー・バーチャル・システムにハッキングを仕掛けるという方法を採った。

 

 

 

 スネーカーの次なるターゲットとして白羽の矢が立っている、バーチャル世界上の太陽系第三惑星、地球。

 

 その各時代にいくつかの前線基地を構築。スネーカーへの対抗手段を見つけるため、現地で密かな活動を続けてきたのだ。

 

 ドライ・シックスたちを含むエウロパ人一行には、そんなふうなバックグラウンドがあったりする。

 

 

 

 

 

 

 ただ……現在の通説では、木星や土星のような巨大ガス惑星には、シューメーカー・レヴィ級の小天体衝突が、そこそこの頻度で起こっているものと考えられている。

 

 数万年、数千年に一度の稀な現象ではなく。もう少し小規模のものまで含めると、せいぜい数十年に一回くらいのイベントであると見当がついているんだな。

 

 

 

 巨大ガス惑星はその名の通り、地球型惑星よりも遥かに巨大な質量を持つ。

 

 比較的強力な連中の重力によって。太陽系内惑星系における小天体の多くは、木星、土星へと引き寄せられる力を常に受け続けている状態にある。

 

 宇宙空間における小天体のうちいくらかは、最後には流星となってどこぞへと降り注ぐことになるわけだけど。日ごろから外惑星に位置するガス惑星ふたつが代わりに直撃を食らってくれているおかげで、地球などの内惑星では、そこまで天体衝突事変が起こらない。

 

 

 

 頻度的には数百万、数千万年に一度くらいに抑えられる。白亜紀末みたいな飛来物による絶滅イベントを、地球が釣瓶打ちを食らわずに済んでいるってことになる。

 

 

 

 巨大ガス惑星が一つでは、小天体の大半を引き付けるには力不足である。その反面、三つ以上が外惑星として存在すると、恒星を回る惑星系全体の不安定性が著しく増大してしまうので逆効果となる。

 

 一般に[ドレイクの方程式]として知られる知的生命誕生の確率算出式の中には、「適度な距離に巨大ガス惑星が二つ存在する」可能性が、変数のひとつとして設けられていることも、昨今においては珍しくない。

 

 

 

 木星と土星。これら巨大ガス惑星が事実上の「弾除け」として機能している。

 

 そのおかげで地球は、生命誕生や、極めて多様な進化発展に漕ぎ着けられるだけの、時間的猶予を持つことができたってわけだ。

 

 

 

 そんなふうに考えられているため、エウロパ人社会の発展と破滅のストーリーは、今となっては少々苦しいものがあるんだが……まぁ、後出しの理屈だな。

 

 だいたい、シューメーカー・レヴィの衝突からたったの数ヶ月後に、このエウロパ文明の興亡話がお茶の間に流れていたわけで。当時としては驚きの先進性だったことはひとえに疑いの余地もないのだ。

 

 現時点での通説を踏まえた上で、それはそれとして。20世紀末のエンタメとしての秀でた水準――ひいては子ども向け番組という枠組みをしっかり保ちつつ、その上に更なる積み増しを載せきったスタッフさん方の手腕――のことを、古典に触れる眼でリスペクトすべきでありましょうさ。

 

 

 

 

 

 

「――今しがた、ドライ・シックスが下した我々に対する評価には、いささかの誤りが含まれています」

 

 と、ドライ18が、リックくんやユイ、フィラの方へと向き直って告げる。

 

「誤魔化し、というか、照れ隠し、といっても良いでしょう、おそらく。我々にだって、感情の振れ幅はあるのですよ? ただ、それを堅固に律することにつき、生得的に少々長けているというだけの話でね。もちろんそれは、そこの我らが統率者にも、同じように言えます」

 

 そう話しつつ、ごつく尖った爪先をドライ・シックスへ向ける。当のドライさんはと言えば、どことなく憮然としているかのように見えている。

 

 

 

「ところで、あなたがた、有機質人類は。ネガティブな精神状態に置かれたとき、主にどういった身体上の表現を行うのですか?」

 

「えっ?」

 

 一番近場に居たユイに対して、ドライ18が尋ねる。

 

 ……なお、先ほどの防衛戦イベントにおいて。ユイはゲンゴロウに乗り込んだままで、基地内部の動力源=最終防衛ラインを守るポジションに着いていた。

 

その関係で、強化戦闘実行体とのボス戦にあたり、彼女だけが後から遅れて現れることになったのだった。

 

 未だに虎哲はダウン中らしい。そのせいもあって、ゲンゴロウはジーン・ダイブを用いた緊急時の時空間移動がいっさい出来なくなっており、少々取り回しが悪くなっている。

 

 

 

 ワールド5を通してナビを務めたアッケラ缶については、虎哲より世代が古いシステムであるため。バーチャル・ステーションの演算補助を受けられない彼単品の処理能力だと、現状のバーチャル世界内にタイム・ホールを発生させるだけのスペックを満たしていない、とのことだ。

 

 相変わらずの無慈悲な世代間格差ってやつだな。たとえヒト文明が危機に瀕していようと、それはそれとして、10年分の積み重ねは厳然として存在する。

 

 

 

「ネガティブな精神って……すごく辛いだとか、悲しいとか、そういったこと?」

 

「ええ、そうです」

 

 ドライ18が頷き、応える。

 

「悲しい、というのが、おそらくニュアンスがより近しいでしょうか」

 

「ううーん……」

 

 ユイは右手の人差し指を、アイ・スーツの金魚鉢に覆われた頬のあたりにあてて、しばし考え込む。

 

「……そうね、色々あって、どうしようもないくらいに落ち込んだりしたときは。両目から、涙を流すってことが多いんじゃないかしら? ヒトは、悲しいときには泣いちゃうの。もちろん、どういう場面で、どのくらいの頻度でってことについては、個人差とかがすごく大きいと思うけど」

 

 

 

「なるほど。では、あなたがたから観て、ドライ・シックスの表面上外形が、しばしば、歪んでいるように見えるケースが有ったことかと思いますが」

 

「ドライ・ワン=エイト、余計なことを――」

 

「外形? ドライさんの、赤い身体の輪郭がっていうこと?」

 

 と、ユイ。

 

「ええ、そうです。あなたがたから観たシックスが、悲しみに暮れていたらしきとき。『涙を流す』に相応しい場面に置かれていたとき。その外形が歪んで見えていたのであれば、ドライ・シックスという一個体は、実質的に見て、涙を流していたものと観て差し支えないかと思われますよ」

 

 そう言うと、ドライ18は爪様の指先をドライ・シックスに向けた。それを受けて、ドライ・シックスの人間型の輪郭が、心做しか、微かに歪んだように見えた。気がする。

 

「実際、我々の標準からしてみれば、相当浮き沈みの激しい気質をしていますからね、そこの『それ』は」

 

 言うまでもなく、こんなシチュエーションで「泣いてる」わけじゃあなかろうが。ともあれ今しがた示された「外形の歪み」は、ドライさんにとって、何らかの感情表現の一端では有ったんだろうな。

 

 嫌がっているとか、恥ずかしがっているとか。そこらへんか?

 

 

 

 エウロパ人の外骨格表面はヒトの表情筋の役割を兼ねていて、微細な変化がエモーショナルな表現にあたる、と。

 

 原作の設定がどうだったかというのはさておき。とりあえずVWO上だとそういうことになっている。……らしい。

 

 

 

 つっても、原作中の場面場面で歪んでたって、それ単純にアニメーションの作画がチラホラ酷かったってだけじゃ――ああいや。はい。何でもないでーす。

 

 

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