恐竜惑星とジーンダイバーのMOゲームを実況します 作:あーぷ
「それでは、はじめに」
しばし口を付けたティーカップをソーサーの上に戻してから、プグラシュティクの女性が話を切り出す。
「
対面に座るリックくんが、きょとんとした顔になる(なお、こっちはこっちで、カップに注がれたカラメル色の液体をしっかりばっちり飲み進めていたりする。おおーい)のを見て。彼女は、どこかいたずらっぽく微笑んでみせた。
貴婦人めいた落ち着いた所作の中に、戯れ心がまだらに混ざり込んでいる。って感じかねえ。
一応、どちらもそれ単独だと十分堂に入ってはいるんだけれど。しっかりと混ざりきっていないせいで、些かアンバランスな雰囲気があるな。
リアクションから窺える、キャラ造形の不揃いさ。
それを彼女の幼さの顕れだと受け取ることもできるだろうし。また、何らかの騙し。誤魔化しが潜んでいる証拠だと、はなから疑って掛かるのもアリかと思う。ぶっちゃけてしまえばいずれもが正しい。
そんなこんなで。名前入力用のボックスが、プレイヤーから見て画面中央に、ぽこりと表示されるのだった。
“ _ _ _ _ _ ”
……ココに来るまで、このワード・ボックスに見覚えの有る方は、いったいどのくらい生き残ってらっしゃるのやら。
市場経済大いに現役。コンテンツの『需要者』の数量自体は、爆発的に増えてこそいるものの、日に日に目も舌も肥えていくから供給側も言うほどラクにはなってない。
皆々様の継続的な視聴に堪えうるコンテンツを、
まぁさておき。この入力ボックスだけども、本ゲームの実況を始めてすぐ。我らがプレイヤー・キャラクターに、「リック」くんって名前を付けたときと、まんま同じものだったりするんだな。
ピンと来なかった方は、試しに過去ログを当たってみてくださいな。
キャラ名候補のアンケを取ろうとしてビミョーにしくじり、ユーザーの皆様からダイレクトに流れ込んできた選択肢の洪水から、何とか拾い上げたひとつをパパっと入力。命名終えたのちに細部のキャラクリへってのが、あのときの流れだったはずである。
一時的にゲーム画面が
白と淡い桃色が組み合わさった毛並みの柄。くりくりとした真っ黒な瞳。
立ちあがったときの背丈の高さは少し低めで、丁度、リックくんの鼻面あたりに小さなひたいがくるだろうか。
前もっていくらかネタバレてしまうと……この怪しげなプグラシュティクの女の子。
ワールド7に入ってからリックくんに度々起こったリックくんの脳内フラッシュバックの中で、会話文にのみ登場していた「年下の後輩」ちゃん。彼女に半ば程度、似た感じのビジュアルが採用されているってことが後々のNPC会話や、ゲーム内辞書から推測することが出来るのだった。
そんなパーソナリティの
ただまぁ、リックくん命名時みたく視聴者さん側から公募って形を採ると、前回の二の舞いになって、またぞろ回線負荷がエライことになっちゃいそうだな。辞めといたほうが無難だろう。
なもんで、ここは次善の策を取るとする。
完全に未入力、ボックスが空欄のまんまでOKボタンを押すとだね。VWOのクライアント経由でウェブ上を勝手にクロールして、いい感じのお名前を、自動で付けてくれるようになっていたはずなのだ。
結果がわからんのは少々怖いが。怖いもの見たさも、
それではハイ。ポチっとなー。
◆
薄く。調えられた微笑みから、花開いたような笑顔となって。
「――ええ、承知致しました。私、今後は『ピック』と名乗らせていただきます。あなたも、私のことをこれから、そのようにお呼びください」
ピック。ピックねえ。……ああ、なるほど。
今しがた、
で、その相方ハムスターの名前が「ピック」って言うのか。なるほど。うーん、なるほど?
……まぁいいか。半世紀近くにわたってマルチに続く、某ピンクの悪魔のメディア展開においても彼女はそこまで出番がないらしい。
そのせいで元々のキャラクター性が薄そうな感じだが、今回の場合、元ネタのアヤフヤさはむしろ良いように働くだろう。
逆に元ネタガールフレンドさんがしっかりキャラ立ちしていたなら、そっちにイメージが引っ張られてしまいかねなかった。ちょっと失礼な言い草かもしれないけれど、ま、悪くない候補を引き当てられたと思っておいて良さそうだ。
「名前は。茫漠とした世界の中から、特別なものだけをそっと切り分けてくれます」
プグラシュティクの女性。以下ピックは、リックくんに向かって、席についたまま両手を左右にそっと広げて告げた。
表面上はこなれて見える彼女の所作だが、引き続きどこかアンバランスさが見え隠れしている。
「あなたの手になる名付けによって。私は、他ならぬあなたの世界から切り分けられるのです。これでようやく、私も、自らの両足に拠って立つことができるのでしょう。……心からの、感謝を」
整った睫毛の両目を伏せて、鼻面で軽く会釈をするピックを前に。リックくんはリックくんで、どこか釈然としないふうではあるものの。
それでも今の、彼が。程よく装飾された白ベースのダイニングチェアーに深く腰を下ろして、リラックス気味でいるのは見てのとおりだ。
異常事態のさなか。客観的に見ると、今なお不審者Aに過ぎないピックに対する警戒心がいやに薄い。そんな彼の心情があからさまに見て取れる。
ここで再び、残ってたお茶にそっと口を付けてみたりもしやがるのだった。なんでさっきからそんなノーテンキなんだテメェ、とツッコミを入れたくもなるよなあ。
元々VWOの主人公自体、完全無言で選択肢のYES/NOくらいしか発言がないタイプにしては、かなり自意識強めっていうか? 彼若しくは彼女という個人の特色が要所要所で匂わされ続ける、少々変則的な造りのキャラクターをしてはいるんだが。
それにしたって、ワールド7のステージ後半戦あたりからこの方。原則プレイヤーの分身であるはずのリックくんっていう存在が、繰り手の制御から相当離れてしまっているって感じが否めないな。
「もう、概ねお気づきかと思いますけれど。この衛星タイタンそのものなのです、私って」
と、ピックがさらりと白状した。正体はタイタンなんだってさ。まぁそりゃそうか。
言われたリックくんとしても、そこはしっかり察していたらしく。大して驚きもせずに頷いて見せ、無言で続きを促してゆく。
「あなたや、あなたのお仲間たちがスネーカーと呼ぶもの。あの超越的な無機知性体が、あなた方の本星たる『地球』へ試みたとされる、惑星規模の一大コンピュータ化作業。そのリハーサルとして、40数億年前の
「あなたの属する、プグラシュティクと呼ばれる種族の歴史線に、私が重なり合う形で実存していたことを踏まえますと。たぶん、スネーカーは。手持ちのシミュレーション・パターンのひとつを、次なる計画のために再利用したのではないでしょうか」
意味もなくわずかに目線を逸らすと。彼女の薄白く透き通ったひげが、ふわりと揺れる。
「プグラシュティク仮想世界のデータを、過去へと向かって遡る。その過去世界において、形成からしばらく経ったあとの土星系第一衛星にダイレクトに介入。私という可能性を、異なる新たな歴史の支流として、時空間工学的に派生させた。……なかなか気もそぞろになるお話だって、思われませんか? 足もと不確かも甚だしい。ひどく、悪夢めいたお話ではないかって」
『ジーンダイバー』劇中でユイたちが目の当たりにした、[冥王代]地球に対する惑星コンピュータ化計画。
その予行練習として実施された(とピックが推測する)衛星タイタンの言うなれば『衛星コンピュータ化』は、あくまでスネーカーの手によって生成された、シミュレーション上の歴史線に過ぎないんだってことが言いたいらしい。
多元宇宙の交差点と化したバーチャル世界に実在したという裏付け。歴史的な確からしさを持たないわけだ。VWO両原作中における、プグラシュティクや、ホモ・ギガンテウスが元来そうであったように。
それに加えてピックの歴史線は、プグラ、ギガントの両種族の世界にはそれぞれ実施済みの、時空間の工学的補強なるものが施されていないことから。
自己の不安定性という観点で言うと、現状の彼女は、両種族と比較してもいっそうヤバいことになっちゃってるんだな。
PCリックくんのパターンだと、他種族よりも不安定性の高いプグラ歴史線から派生していることになるせいで、更にヤバさが上積みされる。
仮に、多元宇宙の交差点たるバーチャル世界で大規模な「揺らぎ」が発生した場合。真っ先に存在が危うくなるポジションに自然と立たされてしまっていることになる。
己が存在の、耐え難いまでの軽さ。ピックは……ていうか、衛星コンピュータ『タイタン』のこれまでの活動は、その点に対する危機意識が根底にあったものと見られる。
……なお、ちょっと話が逸れるが。
プグラシュティク歴史線の補強が、『ジーンダイバー』のエンディング間際、つまり原作内で実際に行われたものである一方で。ホモ・ギガンテウス歴史線については、『恐竜惑星』のエンディング後。そしてまたVWO開始前でもある、年表上だと空白になっているタイミングで補強が実施されたんだそうだ。
ようはそこらへんの時系列については、原作準拠でなくてVWOオリジナルの設定ってことだな。
『宇宙の眼』によって生み出された、仮想的なものに過ぎなかったギガント歴史線の安定化プロセス。VWOのPCとして当該種族を選択した場合、そのあたりの経緯が、わりかしシナリオに絡んで来たりする。
ホモ・ギガンテウスのPCシナリオ。一応、質的評価で言うと、6種族中でもかなり上の方に置かれることが多いそうだぞ。
もっとも、当然本実況中じゃあ詳しく触れてくヒマなんてない。そのためそこらへんの顛末が気になる方は、ギガントをPCに選んでVWOをレッツ・プレイってことでひとつ。宣伝宣伝。
「ただ……私が、私としての確たる指向性を具えられたのは、ほんのつい最近のことにすぎません。過去、あなたがこの星に降ってくるそのときまで。私はずうっと、何者でもなかった。そう在ることすらできなかったのですから」
エンドパーツの中心部には緑味を帯びたミルキー・オパール。
胸元のT字型ペンダントのことを、ピックは、まるでカジュアルなキリスト教徒がロザリオを扱うかのように、握りしめてみせた。
「自意識と言えるものが目覚めたのは、22億年と、その少し前だったように記憶しています。でも……何ら固有の内的動機を持たず、ひたすら停滞を続けるだけの意識などというものに。いったい、何の意味があるでしょう?」
生物の進化を受け継いで作られるコンピュータの方が、進化は断然早い、というのが『ジーンダイバー』本編でのパックの言である。
有機生命体としての本能を基底とし、経験と嗜好によってコーティングがされた。アヤフヤで、しかし力強い指向性ってモノが、ピックを構築するハードウェアにはまったく欠落していたのだった。致命的なことに。
「私の手もとにあったのは、ふんだんな情報処理能力。たったのそれだけ。何億という年月を重ねるなか、日々緩慢に増え続けてゆくのだけれど、線形的な量の増加は、必ずしも質的な飛躍をもたらすものではなかったから」
要するに、衛星コンピュータ『タイタン』は、直近の20億年強の間。ずっとグースカ眠り続けてたってことなんだろう。
自己進化を繰り返した果てに演算能力が一定レベルに達し、一つの「意識」と呼べるものが目覚めていても。
目覚めは澱むような眠りの中でぼやかされ続け、具体的な活動を何ひとつ起草してこなかった。……リックくんが『ここ』に、墜ちてくるまでは。
ちなみに、『タイタン』生成に掛かった40億年少々っていう数字を、億年あたり一週間で、ヒトの胎児の生育期間に擬えてみることができる。
発生開始から20数週。つまり妊娠5ヶ月ちょいとなると、胎児の神経回路が発達し、外界からの明確なインプットが飛躍的に増加するタイミングなんだそうだ。
「あなたの、すなわち有機生命体としての有り様を我が身で受け取めてみた。その試みによって私は、初めての指向的自我、自ずから望み、自ずから動くことへのキッカケを持つことができたのです」
ヒト発生時における意識の起こり。自己発展を続ける衛星コンピュータの「目覚め」。
どちらにしても、当事者にとっての明確なパラダイム・シフトであると言える。単純な数の相似によって、この二つを、ほんのりオーバーラップさせているってことかと思う。
「始まりは、ただのスタンスの模倣に過ぎなかったにせよ……それでも、今の私にとって。『それ』は何物にも、代えがたいものだったのでした」
◆
「……話題を変えましょう。どうやらあなたも、些か以上に記憶が混濁されているようですし」
と、ピックが両目を細めてゆっくりと首を左右に振った。対するリックくんはというと、自嘲とも取れそうな笑みを顔の端に浮かべている。
「ええ、もちろん。無理もないことですわ。あなたは、ある日。私の胸のうちに、突如として飛び込んで来られたのですよ? 複合的、多層的な無機質で構築された、頑丈な外殻。すなわちあなたを擁していた小型のマシーンは、あちこちひどく破損して、防護機能が十全に発揮されていませんでした。そのため有機生命体としてのあなたそのものもまた、地表に至るまでに、大きく損傷を負っていたのです」
リックくんっていう一個人が、プグラシュティク軍隊あがりの宇宙開発関係者であったことは、既に各所で散々匂わされている。
『接続点』近傍基地、第二宇宙技術部門所属。第六惑星衛星探査部の特任操縦士。年次を考えると間違いなく期待の若手、知性とバイタリティーとを兼ね備えた指折りのエリートと言えるだろう。
そんな彼は、調査任務遂行中に何らかの事故が起こったせいで、衛星タイタンの大気圏内へと落っこちるハメになったのだった。
わりと大惨事。ていうか大不祥事めいている事故の詳細に関しては、今後もはっきり語られることがないんだが……これまでにも端々から窺える、プグラシュティクの泥縄気味な組織体質から。いわゆる[ハインリッヒの法則]に則り、命中率1/300の特大地雷を、不運にもリックくんが踏み抜いたってだけのことかと見られる。
「その上で、落着の衝撃までもが加わった。取り急ぎ私も、可能な限りの保全作業を執り行ったのですけれど……慣れぬ組成の秩序体ともなれば、どうしても、取り零しを避けることはできなかった。この鏡像がごとき
『おい! おいおいおい!!』
いよいよリックくんの真実が明らかにー……と、いうところで。虎哲、復帰。
『やぁーっと繋がったか! 超時空通信の周波数を散々っぱらいじくり回しやがって。……おい、そこのお前!! ノイズまみれの中から聞き取ったかぎり、スネーカーがブン投げた試作品の成れの果てってことらしいが、なんでわざわざ、こんな回りくどいことをしやがった。ウチの構成員を誑かそうったって、そうはいかんぞ!!』
タイミング良いんだか、悪いんだか。ともあれ、いつの間にか「新入り」呼ばわりから、ちゃんとした「構成員」扱いにランクアップしてるっていうのは、ファン的な視点からするとグッとくる描写ではあるのかな。
「――いいえ、いいえ。事前に少々、プライベートなお話がしたかっただけで。他意はありませんわ」
そう、彼女が返答をする前に。一瞬、岡目八目的に、ピックの表情が固まっていたのをプレイヤー側から見て取ることができる。
柔らかい毛並みに覆われた顔つきが。停まっていた。さながら、走らせていた他のプログラムによってハードウェアへ過負荷が掛かったせいで。ディスプレイ画面の表示が、一時的に微動だにしなくなっていたかのように。
「虎哲さん、でよろしかったでしょうか? 心より歓迎いたします。あなたも、もうしばらく後にこの場にいらっしゃるはずの、他の皆様方も。大気圏外に居られる方々については、この場でお迎えするよりも、むしろ
ただ、そうしたフリーズ状態からの持ち直し自体は速やかだった。
ピックが自然体の仕草でカメラ目線を作る。虎哲からしてみると、メディア・ステーションの大モニターで真正面から大写しになるポジションを、わざわざ彼女の側から取ってみせたわけだ。
「そちらには今、お一人なのですか? つまり、この場におけるオペレートを担当されているユニットというのは?」
『あぁん!? そりゃあ――……現状をリアルタイムで観測し、そっちでのパースペクティブを確保してるのは、オイラ一人だ』
一度面食らったような声を上げてから、虎哲が応える。例によって間には変なタイムラグが挟まっているな。
『オペレーター見習いをOJTがてらにコキ使ったり、別ステーションのAIオペレーターと共同作業を行うこともあるがな。基本的に、ここメディア・ステーションの一部所に配属されるオペレーターの機数は一。当然オイラには、単機でハイパー・バーチャル・システムを運用できるだけの、十分なスペックが与えられている。それが、何だってんだ!!』
……しかしまー、なんだね。ちょっぴり手前味噌なこと言わせて貰うと。ピック嬢、フツーに見た目が可愛いのが救いだね。
桃色毛並みの直立ハムスター(♀)っていう、ベース部分がイケてることによるポジティブな影響大なりって感じだ。
イマイチぎこちなさのあるお嬢様めいた言動にしても。なにかしら企んでいるっぽいのがプンプンしている長口舌にしても。
それはそれで、愛嬌の一形態として受け入れ可能っていうか? まぁ、受け取る側の好みによっても諸々変わって来はするだろうが。
本実況における、相当初期も初期の頃。キャラ作成のパーツ選びは真面目にやっといたほうがいいですよ、みたいなアドバイスをさせてもらった覚えがある。
アレなんだが。主にゲーム体験のどのへんに掛かってくるかっていうと、ぶっちゃけちょうどこのあたりなんだよねえ。
自分の1stキャラの種族はホモ・ギガンテウスだった。まぁ、粗方ご想像のとおりかと思う。
第四紀更新世に生息した史上最大の霊長類、ギガントピテクスから進化したとされる架空の人類。『恐竜惑星』後半の主要メンバーのひとり、ドン・ジー・ロンのお仲間さんだな。……投げキャラかつ弱キャラの。
男女ともに平均身長は2メートル代後半。がっしりとしたボディーに丸太のような四肢。
文明の傾向としては、彼ら彼女らにとっての現代においても部族主義の気風を色濃く残し、名誉と連帯とを重んじる性向があるとかないとか。
そして、今回のピックのポジションにあたるキャラクター。すなわち衛星コンピュータ『タイタン』のアバターのビジュアルは、プレイヤーごとにガラリと異なる。
ビジュアル生成の仕組みとしては、まず始めにプレイヤー・キャラクターの性別を反転する。その上でキャラグラのパーツ選択にそれぞれランダムのノイズを噛ませることで、自キャラそのものの見た目でなく、それでいて、元の面影を強く残した異性に仕立て上げる。そんなふうになっているっぽいのだ。
また、性格や口調についても何種類かのパターンがある。オートで定まったアバターの外見の傾向性に沿って、その中からいずれかが選択されるって形式。
ピックの性格はまんま『お嬢様』タイプが選出されたようだが、他にも『女騎士』タイプだの、男の場合は『武人』タイプだの、『執事』タイプだの。
遠回しな言動が不自然でない、ある種テンプレ的なパーソナリティ――これも広い意味でのジャーゴンに分類されるだろう――が、アレコレと用意されているらしい。
んで、1st時の自分のキャラクリなんだけど。
全身の肌が緑色をした筋骨隆々。オレンジ色のたてがみを靡かせたワイルドな大男。みたいな感じの、わりと特徴のある見た目にしていた。
奇を衒ってというか。別媒体からまんまパクってきたというか?
概ね既存パーツの組み合わせで出来ているリックくんとは異なり、そもそもがデフォルメされている他作品の元ネタに近づけるべく、頑張ってパーツの細部をあちこち弄って作り上げた。
……のが。まぁ、良くなかったんだよねえ。
全身緑の筋骨隆々大男。そんなPCデータを参照しつつ自動生成される女性キャラクターのビジュアルというのが、いったいどんなブツになるのかというと……その。お察しくださいっていいますか。
本来の女性ギガントなら分かりやすいグラマラス美女になるだけのところ。1stキャラのかなーりとんがった見た目を反映して出力されるは、洋モノファンタジーに出てくる♀オークとか、♀オーガーとか?
選ばれた口調と性格は、確か『女騎士』タイプだったはず。良く言えば竹を割ったような性格と見た目を引っ提げた女騎士サマといった風情で、ヒロイン? ……まぁヒロインって言えばヒロインなんだろうけどさあ! トホホ。
みたいな悲劇が、場合によっては発生しやがりますので。ホント、キャラメイクは真面目に。かつ、無難にというのをお勧めしたいです。マジで
。心底。
変にコダワリを発揮したり、あまつさえネタに走ったりするとですね。ワールド7ラストからワールド8にかけてという、完ぺき終盤に入ってまで、初期も初期から超長距離で飛んでくる精神攻撃を味わうハメになっちまいますので。
イヤハヤ、何たる嫌がらせでございましょうや。なんでまたこんな仕様になってるんですかねえ。ったく。皆さん呉れ呉れもお気をつけくださいのことよ。