夢見兄妹のヒーローアカデミア   作:月神サチ

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補足 今回はダイジェスト気味です。


第12話 雄英高校体育祭(なお夢見三兄妹は出禁)その4

少し時間遡り

 

――Side 葉隠透

 

最近出番が少なくて影が薄い気がする……。

 

瀬呂君や障子君あたりがなぜかこちらを見たけど気の所為気の所為。

 

そんなふうに思いつつ朧君がいなくなったあとのA組の観客席を見る。

 

朧君探しに夢見姉妹は何処かに行ってしまい、八百万さんは応援席に戻ってくる可能性を考慮して待ちの姿勢に。

 

ちなみに夏目さんは虎の威を失った狐よろしく朧君居なくなったあとそそくさと逃げていった。

 

そんなこんなで観客席で次競技が何かを待っていると、峰田君から声をかけられた。

 

「重要任務だ、A組女子を集めてくれ」

 

……なーんか怪しいけど……たまにはいいかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

相澤先生からの指示で女子はチアガール姿で午後からの競技を応援!

 

と言われて実行したのは良かったのだけど……

 

「上鳴さん、峰田さん、騙しましたわね!!!」

 

『騙して悪いが』的嘘だったらしい。

 

でもせっかくなので、私はチアダンスやっちゃお。

 

『次の競技はレクリエーション! 最終種目参加者以外基本全員参加だ!』

 

……この競技も出禁なのかな、あの3人。

 

せっかくももちゃんが創ってくれたチアコスを着替えて私はレクリエーションのため、フィールドへと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

――Side イレイザーヘッド

 

トーナメントは波乱万丈というか、混沌というか……。

 

一回戦から見どころは多かった。

 

第1試合は緑谷と心操の試合。

 

心操の個性で一度洗脳して場外勝ち手前まで持ち込むが個性により洗脳解除からの逆転勝利。

 

第2試合は轟が瀬呂を瞬殺してどんまいコールに包まれる。

 

第3試合はB組塩崎を上鳴がナンパして瞬殺宣言した挙げ句瞬殺された。

 

第4試合の飯田はサポート科の発目の発明品発表のちょうどいいモニターにされた挙げ句棄権されてやり場のない悲しみに包まれた。

 

第5の芦戸と青山は芦戸の近接戦闘のセンスに翻弄されて青山の場外負け。

 

第6の常闇と八百万は常闇の攻撃速度に八百万の生成速度が追いつかなかったことで常闇の勝ち。

 

第7の切島、鉄哲の試合は泥臭い、ミッドナイトがなんか悶えるような試合で引き分けからの腕相撲で切島が進出。

 

第8試合 爆豪と麗日で結果は爆豪の勝ち。途中アホなヒーローとかにオレが怒ったことがネットに上がり、賛否両論が一部の掲示板で繰り広げられ始めた。

 

「……だるいから寝る。夢見、あとは任せた」

 

オレはそう言って近くに寝袋用意し、そのまま目を閉じて意識をまどろみに委ねた……。

 

 

 

 

 

――Side 夢見朧

 

2回戦以降、大体原作通りの試合展開と結果になった。

 

そして決勝戦も爆豪が勝利。

 

しかし勝ち方に不満が爆発したのか、口がいつも以上に悪かった。

 

「オラでてこいよ夢見野郎! てめえぶっ潰してオレが一年最強ってことを理解させてやる!」

 

フィールドの真ん中で中指立ててるのはまずいだろう……。

 

そう思ってるとプレゼント・マイクが問いかける。

 

「どうするよブラザー」

 

「……時間的に大丈夫そうなので」

 

オレはそう言って部屋を後にする。

 

 

 

 

 

 

――Side 轟

 

観戦席に戻った私は、フィールドでストレッチしてる朧とカルシウム足りてなさそうな爆豪をみながら他の女子と話していた。

 

「たぶん朧君が勝つけど、もしかしたらもしかするかも……どっちに賭ける?」

 

芦戸がそんな事を口にした。

 

「……賭博なんて見つかったら怒られるで済むかな……」

 

「お金は賭けないから!ほら、賭けてるのお菓子だし」

 

そういって抱えるくらいあるお菓子の群れを見せてきた。

 

「……やめとく。実況に座ってる相澤先生怖いし」

 

「まさかこっちを見てるわけ……そうだね!やめとこう!」

 

慌てて返却を始める芦戸。

 

フィールドでは一礼する朧の姿が見えた。

 

『それじゃあ、エキシビションマッチ! 優勝者 爆豪勝己 VS 八葉一刀流9代目剣仙 夢見朧 ファイッ!』

 

プレゼント・マイク先生の言葉でエキシビションマッチの火蓋が切って落とされた。

 

朧は徒手空拳でもそこらの人よりかなり強い。

 

直線的な爆豪の右ストレートを軽く手を添えて受け流す。

 

そこからさながら舞の様に、同時に手ほどきするように、爆豪の攻撃を受け流し、あるいは受け止め、時には反撃してみせる。

 

しかも爆破などのタイミングをまるで全てわかってるかのように最低限の回避と反撃を繰り出していく。

 

数分……体感だと数十分の後、肩で息する爆豪と、少し土埃のついた朧が相対していた。

 

「…………」

 

何かを言っているが聞こえない。

 

『イレイザー! なんて言ってるか通訳よろ!』

 

『……才能の塊と言えるお前なら受け流しのコツ、見えてきただろ。今度はこっちから行くぞ……だとさ』

 

『つーことはこれから攻守逆転か!?』

 

プレゼント・マイクの言葉とともに、朧は意図的か分からないが私たちでも視認できる速度で、『先程爆豪がしたような攻撃』を繰り出し始めた。

 

半分くらいを爆豪は受流し、残りの2割は受け止めてみせた。

 

しかし――最後の一撃に加えて回し蹴りを爆豪の腹に決めて場外の壁に吹き飛ばした。

 

『あれ?爆豪は最後にあんなことしてないような』

 

『お前コレ試合だぞ?同じ技を繰り出して完成度見る演武じゃねぇ。……爆豪が応用できるか最後の最後に試して対応できたなら勝ちを譲り、できなかったのならそれはそれ。って感じでやったんだろうな。この年でこのレベル、しかも刀を使うのがメインと来たものだ。腕っぷし自慢のヒーローは危機感持たないとあっという間に追い越されるだろうな』

 

 

 

 

――Side 夢見朧

 

閉会式はオールマイトによるメダル贈呈が行われ、締めの挨拶でオールマイトが盛大に滑ってグダグダに終わった。

 

オレとの試合に思うところがあったのか、放課後の練習に爆豪(となぜか真衣)が顔を見せるようになった。

 

ヤオモモの食義の修練に困惑したり、食義の効果を知り「オレにも教えろ」と言い出したり色々あったが、体育祭は穏やかに幕を下ろした。

 

 

時系列的に夏休み→映画(I・アイランド)→合宿だけど、映画編ほしい?

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