夢見兄妹のヒーローアカデミア   作:月神サチ

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1日空いたので初投稿です。


第26話 クラス混合!? 期末実技試験! その2

――Side 第一回チーム

 

訓練場クシーの西側にある建物にて、複数ドローンの映像を見ながら残りの生徒がひそひそ話をしている。

 

そして画面には――夢見姉妹、八百万百、小森希乃子、小大唯に護衛対象の夏目真衣。……敵役の白いオーラを纏う夢見朧、イレイザーヘッド、オールマイト、スナイプが映っていた。

 

『リモートで司会進行及び実況解説する麻呂こと九條弾正忠満宗と』

 

『八葉一刀流最年長、山爺こと山本元柳斎重國。孫娘で次剣仙候補筆頭の五十六じゃ』

 

『紹介にありました山本五十六です。曽祖父共々、初めての方も多いでしょうが、今日はよろしくお願いします』

 

少し離れた所にあるモニターには実況席に座る3人が映っていた。

 

「「「「「「よろしくお願いいたしますー」」」」」」

 

『うむ。では司会進行をしていこうぞ。今回急遽司会進行頼まれたのでな、カンペ読みながら進めさせてもらうがゆるしてたも』

 

麻呂がごめんねポーズ。

 

『逆にソレダメなら儂が雄英高校にカチコミするだけじゃ。八葉一刀流の老いぼれなど容易く伸されるかもしれぬがな』

 

『爺様、雄英高校の生徒たち怖がらせたらダメですよ』

 

なんか爺孫コンビで会話し始める。

 

『コホン。まずは1回目。チームメンバーは夢見綾、夢見奏、八百万百、小森希乃子、小大唯の5人で、護衛対象は夏目真衣じゃ』

 

『……夢見姉妹の使う糸と音は間違いなく強いですし、八百万さんの創造は作るもの次第。小大さんの個性は色々なモノがある市街地や八百万さんみたいな生成系個性と相性が良いでしょう。小森さんは被害度外視で先手を打てるなら我々も膝をつくことになりそうです。いずれも敵相手に強く出られると思います』

 

五十六が冷静に分析を述べる。

 

『キノコ……湿り気のない灼熱地獄を顕現してその範囲内で戦えば何ら問題ないがのう』

 

『それは八葉一刀流では山爺と当代含めた歴代剣仙くらいしかできんじゃろ。……っと、チームで何やら話しているな。【……チームに教えられる敵の情報は1人か2人だけ。敵役に対してどう動くか、誰が判明してる敵役とぶつかった時対処するか。……護衛対象を護りながら戦うのは容易いことではない。考えること、やらねばならぬことが多いこの試験を突破したい】……か』

 

麻呂の読唇術を聞いて遠い目をする五十六。

 

『1人で数十人の一般人を複数の敵から逃がしながら撤退戦するよりかは考えること少ないですがね。恐怖心から誘導方向から逸脱してしまう人とかのケアが必要で、万一死なせようものなら袋叩きですから』

 

『その愚痴は後で。……時も満ちた。それでは――スタート!』

 

麻呂の言葉で第一回がスタートした。

 

 

 

 

 

 

――Side 護衛チーム

 

「……スタートがほぼほぼ訓練場南口の建物の中でゴールが訓練場北口。……最短ルートは大通りを北上だけど、それだとお兄ちゃんの斬撃とか飛んでくるだろうし、スナイプ先生とかいるなら狙撃しやすいよねぇ。……ある程度迂回を考えようか」

 

そういいつつ、一階に降りようと綾が提案。

 

全員移動開始する。

 

「ソナーの応用で索敵すれば兄様に逆探知されかねないので……」

 

「奏さんの索敵で『釣れる』ならアクティブデコイしてもらいたいところですが……」

 

ヤオモモは夏目を見る。

 

「護衛対象は最脆想定で一般人だからワンパンマンでアウトだよ」

 

「……とのことですから、サウンドアーマーを展開したり再展開できる奏さんを夏目さんから離したくは――」

 

綾が瞬間的に自分以外のチーム全員を糸で包んで窓から放り投げる。

 

それと当時に、ビルの1フロアが土煙を上げた――。

 

 

 

 

 

 

――Side 控室

 

『剣仙殿の須佐之男が十束剣の斬撃を放ち、ソレに気がついた綾が糸でチームメンバーと護衛対象を包んで窓から放り投げることで被害を自分一人に抑えた。剣仙は【本気に近いが、殺意は薄い】な』

 

山爺は滝のような白い髭を撫でながら解説。

 

『糸が崩れて自由になったチームメンバーと護衛対象は迂回路を選んだようですが……おや、小森さんは綾さんの方へ向かうようですね』

 

『剣仙の肺にキノコ生やして呼吸困難で戦闘不能にさせるつもりじゃな。……歴代剣仙相手でも有効打ではあるが……』

 

麻呂は困った顔をする。

 

『……頑張れば半日くらい呼吸なくても戦えるので本人がその気なら意味ないんですよね。……私あの人の後継いでも、あの人みたいになれる気がしないんですが……』

 

五十六が遠い目をする。

 

その言葉に御通夜状態の控室。

 

『……そう言ってる間に小森が綾に合流。……カエンダケを肺に生やした……!? 朧でなければ死んでたな』

 

『血を吐いても普通に戦ってるあたり、剣仙は本当に化物ですね……』

 

麿の言葉に頷く五十六。

 

『コレ……いや、まさかな……』

 

『その間に護衛対象がスナイプ先生の射程範囲に入ったようじゃな。狙撃は奏のサウンドアーマーで弾かれたのでセーフじゃ』

 

山爺が何かをぼやく横で麻呂が実況をしていく。

 

『っと、剣仙と同等の戦闘力のオールマイトが来ましたね。――八百万さんの作った道具類を小大さんが投げながら巨大化させて、着地狩りをしょうとしたようですが、すべて回避されましたね』

 

『――とか思ってたら小森と綾が合流? どうやら朧が一度撤退したから交戦してた2人は合流を選んだようじゃな。……どういう縛りがあるか分からぬが、撤退する水準を満たす痛手をあの2人が与えたのは間違いない。……かなり快挙じゃな……』

 

その言葉にB組は歓声を上げた。

 

『八百万さんが武器を作り、小大さんが巨大化させて、綾が糸で操り攻撃。……相性良さそうですね』

 

『その間に奏と小森の2人は護衛対象と共に大通りから数本外れた路地裏を北上中。ゴールまであと半分切ったようじゃ』

 

麻呂が笑顔で扇子を広げると、「後半戦!」と書かれていた。

 

『スナイプ先生の攻撃が散発的に来て少し奏のやつイラついておるのう……餓鬼の時分、一番やんちゃで今とはかけ離れていたと……ん? 【後で覚えとけよクソジジイ】……?』

 

『奏、このくらいの距離で密室になってない部屋の音くらい全部聞こえますからね。……ところでウチって浄土宗でしたっけ?』

 

『弁護の1つくらい……』

 

『無理です。さ、実況戻りますよ』

 

 

 

 

 

 

――Side 夏目真衣

 

「あと1キロ? ちょいと遠いなぁ……」

 

体力的に余裕だけど、一般人レベルのスタミナなのを加味したらココで一休みが必要だろう。

 

「いやいや、止まらないで、走って!?」

 

小森さんが、そういうけど

 

「一般人に無理言えませんよ。……必要なら担いで行くしかないですし」

 

と奏が冷静に窘めた。

 

が、直ぐに奏の顔が険しいものとなる。

 

「……ここで兄様とイレイザー……旗色悪いなんてものでは、ありませんね」

 

道の前後から白いオーラ纏った朧と相澤先生。

 

「……」

 

奏がおもむろに私と小森さんの身体を俵抱えすると、一瞬で路地裏の上に飛び上がり、そのまま建物の屋根をパルクールの要領で駆け出した。

 

「小森さん! 追いかけてくる二人に!」

 

「わかったノコ!」

 

須佐之男展開して攻撃してきたり、捕縛布が飛んでくるが的確に、瞬間的に加速して回避する。

 

途中相澤先生が建物の上で膝をついた。

 

たぶん肺にきのこ生えて呼吸困難になったのだろう。

 

しれっと朧が回収しつつ追いかけ続ける。

 

「本当にアレ人間ノコ????」

 

「兄様を侮辱ですか?」

 

「肺にきのこ生えて呼吸できてないのに活動してるから人間か疑わしいってだけノコ!」

 

「……そういえば兄様の食義の応用で半日くらい無呼吸でも酸欠とかにならないんでしたっけ……」

 

「ソレなら攻撃の意味ほとんどなかったノコ!!!!」

 

小森さんの悲痛な叫びと共に奏がゴールゲートを通り抜けて1回目終了した。

 

 

 

 




夢見コソコソ小話
このあと、阿鼻叫喚の実技試験が有ったが詳細は省略予定(感想次第)。
実技により補習となったのは以下の生徒(原作乖離)。
ミッドナイト先生にうっかり近づいて眠らされた切島。
夏目からベクトル操作か肉体改造の個性コピろうとして暴発、自滅した物間。
ブラドキングを足止め中、ミスって自滅した峰田。
目測ミスで護衛対象の夏目を負傷させた鎌切。
ゴールに護衛対象投げ入れた拳藤。
泡瀬を庇って朧の裏疾風を受け行動不能になった瀬呂。
無差別電撃したあとセメントスのセメント棺桶に封じられた上鳴。

時系列的に夏休み→映画(I・アイランド)→合宿だけど、映画編ほしい?

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