呪術廻戦とまどか⭐︎まぎかのクロスもの。メインは呪術 作:かりん2022
傑くん劇的ビフォーアフター
それは夏休みに入る直前の事だった。
一時帰省する前日の夏油は、深刻な顔をして、告げた。
「悟。お願いがあるのだけど。もし、私のいう効果のある呪具を持っていたら貸して欲しい。必要なんだ。代わりに任務受けたりするよ」
「なんだよ、改まって」
「幼女になる呪具が欲しい」
「は?」
「幼女になる呪具が欲しい。心も幼女になるなら、なおいい」
「???」
「お前は結論急ぎすぎ。事情を話せよ」
「妹が仲間に入れてくれないんだ……。大人と男はすっこんでろって」
深刻そうに言った言葉に、俺と家入は爆笑した。
「うちは女性が強いんだ。女の子に生まれたかった」
「何、傑。泣いてんの?」
「妹にすっこんでろって言われた兄の心なんて君にはわからないよね……」
俺は笑った。笑ってしまったんだ。
本当はすごく深刻な話だったのに。あの時、傑が笑わない事を不安に思ってたのに。
いつもの傑が戻ってきたって、冗談言えるくらい元気になったって勘違いしちゃったんだ。
だから俺は……
あの時、特別休暇をとって夏休みに家に帰った傑を止めなかったんだ。
傑が実家から戻って来た時、俺は驚愕した。びっくりするほど可愛い。
なんだどーした。でも傑いつも通りだしな。
びっくりするほど可愛いってことか。傑は可愛い。確かに可愛い。
それは真実だった。
「おはよー」
「おはよ。実家どうだった? 妹と仲直りできた?」
「できたよ」
椅子に這い上がり、ちょこなんと座るのだが、机が目線の高さに来ている。
足がつかず、ぶらぶらと揺れた。
「傑。それ。黒板見える?」
「見えにくいかも。困ったな……」
「俺の膝の上にこいよ」
「ええ……? 迷惑じゃないかい?」
「全然!」
俺はちっちゃくて軽い体をヒョイっと持ち上げて膝の上に乗せた。可愛い。あったかい。小さい。なにこれ尊い。
「夏油、お菓子食べる?」
「ありがとう、硝子。けど、何か違和感ないかい?」
「何が?」
「いや、何でもないよ」
そこで教室の扉が開いた。
「傑。至急行ってほしい任務があるのだが。一級任務だ」
「わかりました」
「正気か?」
「それって大丈夫なの?」
心配する俺たちに、夜蛾先生は訝しげにした。
「何を言っている? 今までも別にやっていただろう」
「そうだよ、悟。私は大丈夫だよ」
「けどよ……」
夜蛾先生は傑を見るた。
傑は、幼い顔をキリリとさせていた。すっげーかわいい。宇宙一かわいい。
「傑……? いや、今回の任務はちょっと難しそうだな。傑には四級任務を振ろう」
「いや、大丈夫です。私はやれます」
「傑……できるからと言って幼女に四級任務は振れん」
「でも私、もう高校生ですよ」
「それはそうだが……いや、しかし不安だ。術師としてこういう直感は大事なんだ」
「じゃあ、俺が一緒に行く!」
「それはいいな」
任務が終わった後、傑がシャワー室に入って問題となり、無事女子寮に入った。
なんで男子寮にいたんだよ逆に。
なんか色々意味のわからない文句を言ってきたが、総監部はしっかりして欲しい。
そんな傑だが、すげーかわいい。
めちゃくちゃかわいい。
物を食べるのがかわいい。てててって小さな足を動かして走るのがかわいい。
俺のお膝にちょこんと乗るのが可愛い。
ミニマムなのが可愛い。何なのこの可愛さ。
あーもう傑大好き。呪霊狩り、滅茶苦茶手伝っちゃう。
そんな可愛い傑だが、深刻な顔をしたから思わずついて行った。
そこで、妙な敵と戦って、傑がピンチになって、俺が庇って……。
無限ごと、追放された。
それでとにかく学校に戻ったら、俺と傑が睨み合いをしてたんだ。
なあ、傑は無事だよな? 無事じゃなかったら殺すけど。
未来のあいつが離反したって信じられない。あんなに幼いのに。
え? スマホの写真データ見せろ? それはいいけど……。
これ? 傑だな。一年生の。
これ? 2年生の傑だな。
それぞれに対する印象?
どっちも可愛い。
なんで引くんだよっ 可愛いだろ、傑っ!!
百人に聞いて百人ともが可愛いっていう容姿だろ、傑は!
身長?
それは確かに半分以下に縮んでるけど……。
忙しすぎてご飯食べないせいじゃないかって、今は色々食べさせてる。
でも、傑いくら食べても太らないし伸びないんだよな。不思議。
なんだよ、なんでため息吐くんだよ。早く傑に会わせろよ!
マシュマロ
https://marshmallow-qa.com/lucaluca
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