終末トレインどこへいく?Train to the End of the World a novel   作:磯野米平

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第2話 推測、だろう、思われる 吾野~東吾野②

霧の向こうから姿を現したのは巨大な白鳥・・・を模したボートであった。

よく公園の池などで見かけるデフォルメした白鳥の形をした屋根が無いタイプの足漕ぎボートである。そのボートが築堤に停車した2000系電車に向かって近付いてきた。

その様子を静留達は面食らった表情で見ている。

「電車か?それは・・・お前たちは誰だ?」ボート上には中年と思われる男性が一人乗っていた。

甚平にサンダル履きという軽装で肩まで伸びた総白髪をした男性は静留達に訊ねた。

「気を付けて絶体、殺人鬼だよ!殺しに来てるよ!」玲実の陰に隠れて怯えながら昌が物騒なことを言い出す。

「そう私こそが高麗川最強のシリアルキラーと呼ばれた・・・っておい!失礼だろー」ボート上の男性も若干乗り気味に答えつつ、突っ込みを入れる。

しばしの沈黙の後、静留が口を開き「あの、どちら様?」と尋ねるが「名乗るほどの者ではない」と男性は返す。

「いやまあ、その俺はなんだ、高麗川を遡って色々記録したり調べたりしてるんだけどね。久しぶりに人に会ったんでビックリしちゃったよ。で何?君ら何してんの?」

「あっ・・・と・・・池袋行こうかと」

「いや池袋?そりゃすごい。私も池袋から来たが勇猛果敢な・・・」

「マジで!?池袋から?すごいじゃん!」思わず静留が乗務員室のドアを開けて列車を降り、男性の許に駆け寄った。

「いやあ、それほどでも」

「池袋から来た人って初めて見た!」

「あ、そう?」

「西武は?東武は?中池袋公園は?池袋アニメイトは?」と車内の玲実が池袋という言葉を口にした男性に関心を示し口を挟んでくる。

「ジュンク堂は?三星堂は?」昌が問う。

「あとタピオカ!今一番イケているカフェは?」更に玲実が畳みかける。

「さあ?」ボート上の男性は首をかしげてただ一言答えるのみであった。

「さあ?って・・・」「知らないのかよ」意気消沈した玲実と昌がそう言うと静留も溜息をついて男性の許を離れようとする。

「お待ちなさい。ただ一つだけハッキリしている事が有る。かもしれない」

「え~なに?」静留が興味なさげに言う。

「それは7G事件で、ここ西武池袋線沿線以外の世界は消えてしまった・・・と推測されるだろうと言う事かと思われる」

「推測、だろう、思われる・・・どっち!?」

「東の菌類は頭上高く聳え立ち征服を高らかに宣言し、さらにその東ではゴートとの共存で獣の名は違えども正にこれ猪突猛進なり」

「結局、どういう事?何言ってんの?」玲実が小声で昌に訊ねる。

「あれだね不出来な不条理劇のモノローグ」昌が男性を呆れた目で見ながら答える。

「ああそっか、なんか大袈裟なのはだからなんだ」撫子が応じる。

「もう行こっか」静留の言葉に車内の一同は頷く。

男性に背を向けて静留は運転席の方に向けて歩き出した。

「ちょっと、ちょっと待って!待って!ちょっと!とにかく言いたいことは池袋行きはお勧めしないと言う事だ!」慌てた様子で静留の背中に言葉を投げかける男性。

「なんで?」

「とにかく凄い!物凄い有り得ない事になっているらしいと推測される」

「と思われる?」

「うん」

「はい、行こう」要領を得ない事ばかりの男性の言葉に見切りをつけ静留は乗務員室に戻ろうとした。

「ちょっと待って!折角だから何か頂戴よ!ちょうだ~い。良い物あげる。良い物!交換!」

「良い物~?」胡散臭そうに静留は男性に再び目をやる。

「これ、自作の地図。超役に立つから、スーパーお勧め」と言って男性はリングノートから切り離したページと思われる折り畳んだ紙を静留に渡した。

「あ~どうも~」気だるそうに一応礼を述べる静留。

「あとはアドバイス。何も信じちゃダメ、信じるなら自分で確かめた事。あ、俺の言った事は別よ」

「自分・・・」

「愚にも付かない事ってこう言うんじゃない?」車内から昌がヤジを飛ばす。

「あ、痛~言うね~」痛いとこを突かれたのか男性は自分で頭をピシャリと叩きポリポリと掻くのであった。

「静留ちゃん、これはあげても良いんじゃない?お父さんのでしょ?私たち要らないし」乗務員室にやって来た撫子が屈みこみながら言う。その手にはMarucoroと銘打たれた加熱式喫煙具のカートリッジが握られていた。

静留は撫子から、それを受け取るとボート上の男性に手渡した。

何故そんなものが?と思われるかもしれないが、別に静留が未成年喫煙をする不良少女だからというわけではない。ただ単に彼女が荷物をまとめたリュックサックの中に入れっぱなしになっていただけのものであり、その正体はもう何年も前に静留の父が入れたまま忘れ去られていた代物である。

「や、やや!これは文明の利器、加熱式喫煙具・・・のカートリッジ」そんな事情を知る由もなく目を輝かせながら男性が応じる。

「うん、それで良ければあげる」

「ありがとう!メルシー!グラッチェ!コップクンカー」

「どういたしまして~気を付けてね、おじいちゃん」そう言い残し静留は乗務員室に戻り電車を再び発車させるのであった。

「任せ給え。高麗川を遡り西武池袋沿線を探究、探検、全ての謎を解き明か・・・まって、おじいちゃんって!俺違うから、まだ若いから~!」次第に遠ざかっていく2000系に対し彼は否定の意を伝えるのであった。

再び動き出した電車内では静留達が久しぶりにクロヒョウキャラバン以外の人間の大人に出会ったことを語り合っていた。

「なんかお札とか売りそうじゃなかった」運転席に座った静留が先程の男性の印象について語った。なお彼に関して今後は暫定的にスワン仙人と呼称させてもらう。

「ああ解る、怪しいうえに嘘っぽいの」と玲実が返す。

「善治郎さん以上に変な人って初めて見たなあ」

「そういえばさあ、なんで善治郎さん一緒に来なかったの?」昌が静留に訊ねる。

「ええ、やだ一緒とか、どこで寝るのよ?」玲実が拒否感を示す。

「そういう短絡的な話じゃないっつの、一緒ならもうちょい色々な事聞けたんじゃないの?」

「善治郎さんが吾野は出たくない、出られないって」静留が思い出しながら語る。

「なんで?」と玲実。

「吾野を出ようとすると頭痛や眩暈がひどくなるんだって、凄く。うにゃうにゃ手術のせいだって言ってた」静留が善治郎の事を語っていたころ、吾野では中富家に彼の姿は合った。夕暮れ時に老人の姿で軒先に腰かけている様は、彼の正体を言われなければ解らないほど良く溶け込んでいた。

その様子をモルモットに成ってしまった葉香の祖母、小雪が見守っていた。

「て言う暗示かもね」昌が懐疑的に答えた。

それに対し撫子が「暗示って?洗脳とか催眠術とか?」と聞いてくる。

「そう、『うにゃうにゃ状態だ』って、そういう風に暗示に掛けられていて本当は何とも無いのかもよ」

「でも実際、デコに痕あるしな・・・」静留が電車の運転方法を教わっていた頃の様子を思い出しながら言った。最初に帽子を被せて青年の姿に戻った彼がポンタローなる人物への悪態を口にしている時に『うにゃうにゃ手術で口封じを・・・』などと言っていたし、それ以降も運転を教わる際、彼を元の姿に戻すため帽子を被せる時に良く見たが確かにオデコに大きな傷跡がついていた。

そんな事を話しているうちに霧が薄れてきたようで電車の外は見通しが良くなってきていた。

とにかく善治郎さんと一緒じゃなくて良かった~てこと、と玲実がおちゃらけて口にしたのに対し静留は「一人増えたら食料も減るしね~」と特に考えも無しに答えてしまうのであった。

すると3人は静留に何故、池袋に行こうとしたの?葉香を吾野で捜しても見つからなかったから?どうやって?と矢継ぎ早に問いかけるのであった。

そして撫子は静留が何も言わずに吾野を旅立ってしまっていたら、葉香がいなくなって彼女自身が悲しんだように、みんなを悲しませてたかもしれないんだよ。と言った。

「そうか・・・それは考えてなかった。ごめん」静留がばつが悪そうに謝る。

「じゃあもう一つ謝って、『無理して一緒に来なくても良かったのに』って言ったこと」と撫子は続ける。

静留は先程のやり取りを思い出し「ごめん」と一言口にした。

「葉香ちゃんは私たちにとってだって友達なんだからね」

運転を続けながら溜息をつく静留、そこへ玲実も加わって来た。

「まあまあ、もう良いじゃん」撫子の後ろから身を乗り出し玲実が言う。

「いや~ごめん、みんなのこと考えてなかった」改めて謝意を示す静留。

「解ってくれたら良いよ」撫子が笑顔で答える。

「そうそう、そうと決まったら吾野に戻ろう」玲実が突拍子もない事を言い出す。

「はあ!?」「ばか?」「どういうこと玲実ちゃん?」静留、昌、撫子が立て続けに言う。

「えっ?だって準備しないと。着替えとか食糧とか毛布とかキャンプ用品とか。あ、アロマキャンドルとかも有ったほうが良くない?」「ああ」「確かに」玲実の提案に昌と撫子も納得した様子を見せる。

「寝不足はストレスのもと」尚も戻る事に前向きな発言を続ける玲実。

「ちょっと待ってよ!ここまで来て戻るの勿体なくない?」と静留が返したりしているうちに電車は築堤を通る区間から再び湖上に架かった鉄橋の上を通る区間に差し掛かっていた。

その足元では徐々に水位が上昇しつつあったが、静留達は未だ知る由も無かったのであった。

時刻は17時に迫ろうとしていた。吾野では小雪を連れた善治郎が駅にやって来て帽子を被せてもらっているとこであった。

「小雪さん、手間を取らせるな・・・」青年の姿に戻った善治郎が呟いた。

一方、静留は電車を一旦停止させると今まで運転をしていた前方に位置する屋根の前後2か所にパンタグラフと言う集電装置が付いた車両、クモハ2463から後方に位置する屋根に特に装置類が付いていない車両、クハ2464へと移動していた。その手にはブレーキハンドルが握られている。

後では昌と玲実がそれぞれ持っていきたいものとして高丘親王航海記やハラペーニョチップスなどを口にしあっていた。

撫子は「欠席届もちゃんと出さないと、ひょっとすると休学届けのほうが正しいかもだけど」と言っている。

クハ2464の乗務員室に入り運転台にブレーキハンドルをセットして出発準備を終えた静留が、それじゃあ出発するよと声を掛け今度は吾野方面へと電車を動かした途端であった。

車輪が水を切る音が響いてきた。

それに気付いた静留は間髪入れずにブレーキをかけて電車を停車させる。

「どういうこと?」静留は今まで通って来た線路の様子を見て戸惑っていた。

なんと線路が水の下へと消えて行っているのであった。その周りでは魚が泳いでさえいた。

「さっきまでこんなんじゃなかったよね?」玲実の問いに「水位が上がっている。なんで?」と昌が答える。

「地図!さっきの胡散臭い仙人の」と静留は言いリュックサックに差し込んでおいたリングノートの切れ端に描かれた地図を開いてみた。

それを見た途端に4人からため息が漏れた。

そこに描かれていたのは双六のように□、◇、○で書かれたマス目が続いた中に適当な絵が描かれているだけの代物で、とても地図として役立ちそうには無かった。

とその時、床下から何かを叩くような金属音が響いてきた。

「何この音?」と訝しむ玲実。

「あモールス!モールス信号だよこれ」金属音の法則性に気付いた昌が反応する。

「うわー!小雪おばあちゃんに頼んであったんだ!」と焦った様子の静留に「モールス信号を?」と撫子が問いかける。

「違う、違う。善治郎さん」

静留達がそんなやり取りをしている頃、吾野駅では善治郎が「返事がない。毎日17時に連絡を取り合うって約束だろう」と言いながらトンカチを手にして線路を叩き続けていた。それはモールス信号で『コチラ、アガノ、ヘントウセヨ』と発していた。

一方、水位が上昇し足がビショビショに濡れてしまいそうな状態となった高麗川上の線路では、ゴム長靴などの備えも無かったのでスニーカーのまま水面に静留は降り立っていた。

その手にはトンカチが握られており善治郎からのモールス信号に返答しようとしていたのではあったが、その仕方に困っていた。和文モールス符号をノートに書き留めてはきたものの読解に付いてはサッパリなままであった。

そうこうしていると後ろから昌がやってきて、静留の手からトンカチを取り上げると線路を叩き始めた。

その内容は『スイイ、ジョウショウ』であり吾野の善治郎にも伝わっていた。

そして彼から帰って来た内容は『モーターシンスイキケン、タカダイニヒナンセヨ』である。

昌がそれを読み上げると「え~いやいや、だからどっちに行けば良いのよ。やばいんだって」と静留が狼狽え始める。

「待ってよ、話し言葉に向いていないんだから」と言いながら昌が『ゼンシンカ、コウタイカ、ジョゲンモトム』と再びトンカチで線路を叩きモールス信号を送る。

それに対する応答は『アガノト、ヒガシアガノノ、ヒョウコウハ、コクドチリインニヨルト、ボボボボ』であり昌は不審がった。

「5分切れた~!」静留の叫びの通り、吾野では善治郎が再び老人の姿に戻ってしまっており、モールス信号も『ボ』しか送れない有様に成っていた。

と、ここで善治郎が朝の出発時と今回とで二回、元の姿に戻っていないかと思われるかもしれない。確かに朝の静留が出発する時にも帽子を被り青年の姿に戻っていた善治郎ではあるが、この後17時にも定時連絡の為に戻らなくてはならないという思いが有ったため、2分30秒経ったところで意識して老人の姿に戻っていたのであった。そのために出発する静留への助言が中途半端に終わってしまってもいたのであった。

そして今回のやり取りを残りの2分30秒程で済ませなくては成らなかったのだが、静留達の返答に時間がかかった事と彼自身の多弁な点も災いして碌なやり取りが出来ず仕舞いになってしまった。

そして高麗川にいる静留達の許では急激な水位の低下が起こりだしていた。

その様子を眺めていた静留達の後ろで、電車内に残っていたポチさんがしきりに吠えている。

水の引いていく先に目を移すと壁のような大波が、こちらに迫って来ていた。

「前進ー!」静留が叫ぶと共に全員電車内へと急ぎ戻る。

静留は再び前方の車両クモハ2463の運転台にブレーキハンドルをセットしブレーキを解除するとマスターコントローラを目一杯回すのであった。

急加速を始める電車のすぐ後ろに大波の壁が迫ってくる。

波の一部に全体を洗われるも、すぐに波の合間から突き抜けて来る電車。

「進め!行け!走れ~!」静留の必死の声に応じるように電車は加速を続けて100キロ近くに達して徐々に大波との差を広げつつ駆け抜けていくのであった。

それから10分程も走ったであろうか、徐々に後ろから迫ってくる大波も治まってゆき鉄橋の上を通っていた区間も終わり陸地に線路が通るようになり、高さもある程度確保できる地点で静留は電車を停止させ、ようやく一安心着いていた。

右側のドアを開き一度外に出る一行、その際に急成長していたゴーヤの蔓が外にまではみ出して来てた。その伸びた蔓には既に立派な身がいくつも生えていて、撫子はそれらの収穫を始めたのであった。その量は一度荷物を出して空にした静留のリュックを、すぐに一杯にしてしまう程であった。

当のリュックの持ち主である静留はというと水に沈んでいる後方の線路を眺めて「戻れないや・・・」と呟いていた。

彼女の視線の先には大波によってグニャグニャに曲がった線路が各水面から付き出している光景が広がっていた。意外なことに、大波に揉まれて各所でひん曲がってしまった線路ではあったが断裂した箇所は一つも無かったのである。

お陰で線路を伝って吾野に送られていた7G回線の異変による謎のエネルギーも供給を絶たれずに済んでいた。この謎のエネルギー、7G事件発生と同時に西武池袋線の線路を伝って供給されだしたものであり、既存の電力網が土地の広大化などによって寸断されてしまった世界においても引き続き電力を吾野の町に供給し続けてくれていた。しかし変電所を通していない為か家庭において冷蔵庫と電子レンジを同時に使うとブレーカーが落ちてしまう程に不安定ではある。他のインフラについてはというと両吾野浄水場は引き続き運転を続けられているため水道も確保されており、ガスについてもプロパンガスをクロヒョウキャラバンを通じて手に入れているので、ネットやテレビが寸断されてしまって使えない点を除けば、この2年間はそれほど不自由なく暮らせる環境であった。

話を静留達の許に戻す。

「でも、まあ良かったじゃん。進むしかなくなって」玲実が、この状況を前向きに捉えて口にする。

「アロマキャンドルどうするの?」と昌が玲実に聞く。

「池袋に着いてからで良いよ」と玲実が答え再度金の無心を昌にしたりしている。

「ねえ、本当に池袋に行くの?」そんな中、静留が改めて問う。

「行くでしょ」「もはや行くしか無いし」玲実、昌に続いてポチさんもワンと反応し、撫子が「静留ちゃんは?」と逆に問うと「行く、行って葉香に会う」と口にして笑みを浮かべるのであった。

その後、再び動き出した電車は一面の荒野を通る区間を走っていく。電車内の静留達は気付いていなかったが、その荒野には南米ペルーに存在する事で知られる巨大な地上絵と似た物がいくつも描かれているのであった。

陽が完全に沈もうとしかけていた頃、電車の進路上に幾つかの一軒家が見えるようになってきた。そしてしばらくするとプラットホームが見えてきた・・・東吾野駅である。

停止線の位置を特に気にする事無く静留はブレーキをかけて電車を停止させる。

吾野を出発したのが学校の始業からしばらくしてからだったので約午前9時頃であった。そして現在は18時を回ったところであるので、隣の駅に着くまでに約9時間も掛かったことになる。

7G事件以前の吾野から東吾野までの所要時間は5分であったころと比べると約11倍もの時間が掛かっていた。途中、スワン仙人と出会い停車していた時間や大波に追われて猛スピードで駆け抜けた時もあったが、静留は電車の速度を概ね60キロ台で運転していたので単純に計算してみると、その距離は約540キロにも及ぶのであった。

7G事件による広大化の影響がどれほどのものか知らしめられる数字である。

とにもかくも4人は東吾野駅のホームに降り立った。

すると駅舎の方から何人かの人が彼女たちの許へやって来た。

「やあやあ、ようこそ東吾野へ」「旅の方とは珍しい」「ほんとほんと、ゆっくりしていかれてはは如何ですか?」と言って出迎えてくれた人々の頭には大きなキノコが生えているのであった。




善治郎が朝の出発時と定時連絡の際とで1日2回元の姿に戻っていたことに関して、自分の意志で老人の姿に戻って夕方の分の時間を残したといった形に書きましたが、これはアニメ12話で元の姿に自分の意志で戻ったと思われるシーンがあったので、その逆も出来るのではと思い書いてみました。
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