思ったより下書きを時間が掛かりました。
今回は、台詞が多いです。
なので誰が話しているか分かりにくいので台詞の前に其々の名前の頭文字をつけます。
第十話 酒と従者と歓迎会
~紅魔館 咲夜の部屋~
??「失礼しまーす。」
入ってきたのは、薄紅色の長髪の少女。見た目は12歳くらいでよく似合う薄ピンクのギンガムチェックの寝間着姿だった。
彼女の名前は緋月律佳(ひづきりつか)。紅魔館に一年半程前にやってきた人間の少女だ。
咲「いらっしゃい。もうみんなそろってるわよ。」
律「すみません。」
小「私たちが早く来すぎただけですから気にしないでください。それにしても可愛い寝間着ですね。」
美「緋月ちゃんっぽくてよく似合ってるよ。」
律「あ、ありがとうございます。」
今宵は緋月の新人研修が終わったので歓迎会を兼ねて第五十九回紅魔館従者の集いをすることになったのだ。
メンバーは、
門番 紅美鈴
司書 小悪魔
メイド長 十六夜咲夜
特殊部所長 紅月葎佳
そして、今回から参加 緋月律佳
である。
この集まりには、幾つかの決まりがある。
一つ、幹事は当番制。
二つ、幹事の部屋集合。
三つ、寝間着集合。
四つ、酒必須。
五つ、盛り上がれ。
_紅魔館主要従者心得より抜粋_
では、寝間着の紹介を。
まずは、美鈴。薄緑でどこか中華風。そのデザインのお陰か美しい体のラインがより強調されている。なんかエロい。
続いて小悪魔。ゆったりとしたデザインの黒いサテン生地のワンピースで裾や袖口に暗い紫色のレースがついている。
ゆったりとしたデザインなのに体のラインが美しく強直され美しくも妖しい。
さてさて、お次は咲夜。清潔感溢れる薄い青色のシンプルな寝間着。胸の辺りが少しキツそうだ。
最後に葎佳。紺色の咲夜以上にシンプルなデザインの寝間着。それでいて、彼女の姿は三日月のように儚げで美しくそして妖しく見えた。これが吸血鬼という種族のちからなのだろうか。
美「好きな所に座って。」
咲「それ私のセリフよ。」
美「えへへ。ごめんなさい。」
律「そういえば、皆さんお仕事大丈夫なんですか?私は元々休みですけど。」
葎「私以外はみんな明日は半休よ。今夜もお嬢様から許可を取ってあるから。私は明日は絶対に休めないけどね。」
美「ん?あぁ、もうそんな時期なのね。何年目になるんだっけ?」
葎「えーっと,,,三百十年目だよ。」
咲「二人とも,,,私たちにも解るように説明してくれないかしら?」
美「あ、ごめんごめん。葎佳。」
葎「はいはい。了解,,,。明日は私がフランお嬢様の『飼い狗』になった日なの。だから明日はお嬢様のお傍にいる約束になってるの。毎年ね。」
咲「あぁ、そっか。葎佳は『飼い主』が違うんだったわね。」
律「そうなんですか?」
美「うん。初めは同じだったんだけどね。」
律「凄く気になります。」
葎「「はいはい。話はあと!乾杯しましょ。」
咲「そうね。美鈴はウィスキー、緋月ちゃんは焼酎でこあと私はワイン。葎佳は持参だったわね?」
葎「流石!」
律「あ、ありがそうございます。」
小「オーケーで~す。」
美「それじゃあ,,,」
「「「「「乾杯!」」」」」
全員酒を一口飲む。
律「先輩のそれってブランデーですか?」
葎「ん?そだよ?,,,匂い嗅いでみ?」
律「ん,,,。血の匂い,,,ですか?」
葎「うん。少しだけ混ぜてるの。こうでもしないと命に関わるからね。」
律「大変ですね。」
葎「もう慣れたわ。」
ー従者飲酒中,,,ー
数分後、皆がほろ酔いになってきた所でふと緋月がこんな話題をふった。
律「皆さんは何故ここで働いてるんですか?特に咲夜さんは人間ですよね?」
咲「気になる?」
律「はい。」
咲「別に話してもいいけど。でも、その前に私は先輩方の昔話を聞きたいわ。」
咲夜がニヤリと笑って見せる。それはまるでいたずら好きの子供の様だった。
葎「だったらやっぱり美鈴からでしょ。」
小「さんせー」
二人も便乗。こちらもニヤニヤしている。
美「えー,,,。」
葎「ねー。おねがーい。」
葎佳の必殺技、上目遣いのおねだりをした!
美鈴にこうかはばつぐんだ!
美「はぁ。,,,仕方ないな,,,。(この小娘はほんとに,,,)それじゃあ。」
美鈴は、コホンと咳払いをして話始めた。
*****
いまから五百数年程前に修行の旅をしている娘がいた。
娘は武術に長け、更に不思議な気術を操るいう。
そんな娘は、ある時西洋の小さな町で吸血鬼退治を頼まれた。
心の優しい娘は、依頼を快く引き受けた。
そして、娘は吸血鬼の館へと向かった。
館は森の奥に建っていた。
「誰がいないか?!」
門前で大きく呼び掛ける。
すると,,,中から腹の大きな若い女性が出てきた。
女性の背には大きな漆黒の蝙蝠の羽の様な翼があった。そこから解るように彼女が吸血鬼なのだろう。
「私は、吸血鬼退治た頼まれてここまで来た。紅魔館はここで合っているだろうか。」
「えぇ。合っているわ。私がこの館の当主、ブランシェ・スカーレットよ。」
「なんだか矛盾した名前だな。私は、紅美鈴(ホン・メイリン)よ。」
そして二人は無言で身構えた。
美鈴の構えは、中国拳法特有のもの。
対してブランシェは、身を低くした彼女のオリジナルの構え。
ドォン!
遠くの方から雷鳴が鳴り響いた。
それが、開戦の合図とばかりに二人は、同時に走り出す。
____________
とあれからどれ程経っただろうか、壮絶な殴り合いから一転。今度はブランシェが空へと舞い上がり遠距離戦へと変わっていた。
いつの間にか激しい風雨が二人を 包んでいた。
先程の近距離戦では美鈴が優勢であったが今度は雨による視界の悪さのせいもあってブランシェが優勢であった。
だが、美鈴の表情は笑っていた。同様にブランシェの方も笑っていた。二人とも楽しんでいた。ひ久しぶりに自分と互角に渡り合える者に出会ったから愉快でたまらなかったのだ。
だが、そろそろお互い疲れが見えてきた。
「次で決着を着けるっ!」
「そうね。それなら全力でお応えしましょう。」
美鈴は全身の筋肉に緊張を走らせて、そして気を最大限に溜める。
ブランシェは、魔力、妖力を最大限に引き出すようにして、避けるでも受け流すでもなく、受け止める動作をした。
美鈴はそれを見て強く地を蹴った。
ふぅ。
遅くなりました。
やっと第二期ですよ。
ここまで読んでいただいてありがとう御座います。
感想とかください。。