葎佳「なんで?」
作者「作者事情です。」
葎佳「詠唱。刃物「銀の乱反射」!」
作者「きゃっ!(ピチューン)
葎佳はグラスに残ったブランデーを一気に飲み干すと、遠い昔に思いを馳せるようにゆっくりと瞳を閉じ大きく呼吸をしてから、何か決心をしたように目を見開き静かに語り始めた。
「そもそも私は自分が人外だなんて思いもしなかった。ずっと人間だと信じて止まなかったの。
***
ある西洋の村にエリナという少女がいた。
エリナは、村で最も美しいと言われるほどの美人であった。
また、優しく聡明で誰からも好かれていた。
そんな彼女が突然病に倒れたのはある冬のことであった。
村の者達はたいそう心配した。
その時、丁度彼女の家に幼い女の子がやって来ていた。
どうやら捨てられたようで、衰弱しいまにもその玉の緒は切れてしまいそうだった。
エリナは女の子にレイナという名を付けてまるで自分の本当の家族のように可愛がった。
エリナの母もまた、レイナをとても可愛がっていた。
エリナが倒れたのは、そんなときだった。
村の人々は、あまりにタイミングが良すぎると感じていた。
そして、彼らはレイナは魔女ではないかという結論に至った。
そこで村人は、ある満月の夜に魔女狩りを行った。
***
と、そろそろ寝ないと仕事に影響出ちゃうわね。残りはお嬢様とか美鈴に聞くのをお勧めするわ。」
美「丸投げっ!?」
咲「仕事のことなら仕方がないわよ。で?部屋に戻るの?」
葎「えぇ。結構飲んだから時間までに酔いが冷めてくれると助かるんだけど,,,。」
咲「酔い冷ましあるけど?」
葎「要らないわよ。本当は夜風に当たれば一発なんだけど,,,嫌な予感がするからそうもいかないし,,,。まぁ。ほっとけば冷めると思うけど。」
そういって葎佳は部屋を出ていった。
そのあとで緋月が口を開いた。
律「結局、話の続きはどうなったんですか?」
美「魔女狩りから逃げてたら追い詰められてエリナの母親が身代わりに殺された。そして、途方に暮れて館のある森をさ迷って行き倒れになってたのをブランシェに拾われた。って感じだったかと,,,。」
律「昔の先輩ってどんな感じだったんですか?」
美「今ほど明るくなかったかと,,,
***
紅魔館のメイド長、紅美鈴は困っていた。
彼女の目の前には、銀髪の女の子が立っている。
美鈴が口を開く。
「あなたのお名前は?」
「…‥。」
「どこから来たのかな?」
「…‥。」
悩みのタネはこれである。
女の子は何を尋ねてもギュッと唇を噛み締めたまま何も話そうとしないのだ。
あまりにもなにも言わない女の子は、館の前で行き倒れていたところを助けられ、そして目覚めてから今までの三日間ずっとこんな調子である。
と、美鈴からため息が漏れたとき丁度ブランシェがやって来て女の子に言った。
「もしかして貴女魔女狩りから逃げてきたんじゃないのかしら?」
「…はい。」
それから女の子は少しだけためらいながらも今までに何があったのかを話してくれた。
その口調はとても丁寧で
まるで、高貴な者に仕える従者のようだった。
***
それから…」
そのとき、時計台から夜明けを告げる彼が響いてきた。
美「と、続きはまたいつか話すとしましょうか。」
咲「そう。それじゃあ解散ね。」
作者「次回からは、第三期 日常をお送りします。」
フラン「コラボだよ!やったね。」
咲夜「こんな駄作しか書かない奴とコラボしてくれるほのぼの獣耳様ありがとうございます。」