ひろがるスカイ!プリキュア〜救けて勝つヒーロー〜   作:伽華 竜魅

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この作品は 『ひろがるスカイ!プリキュア』と『僕のヒーローアカデミア』のクロスオーバー作品となっております。
それが嫌な方はブラウザバックし、大丈夫な方のみこの先を読んでください。
今作は『何でも許せる人向け』となっております。

それを理解した方は行ってらっしゃいませ……——






本編
そこで終わりを迎え、そして本来とは異なるほうへ始まった物語


 

 

 

 

『超常』は『日常』に『架空(ゆめ)』は『現実』となった。世界総人口の約8割が何らかの『特異体質』を持っていた世界。

"個性"を悪用する(ヴィラン)により混乱渦巻く世の中で、かつて誰もが空想し憧れた1つの職業、『ヒーロー』と呼ばれる職業が脚光を浴びた。

そんな世界で1人の少年もまた、同じようにヒーローに憧れ、目指した。

 

だが、その少年は当たり前に持つ"個性"を持たず生まれた"無個性"だった。

4歳にして人は生まれながらに平等じゃないことを、社会の現実を知った。

それでも彼は諦めずにいた。そして恵まれ、憧れのヒーローの後継者となった。

 

受け継いだ"個性"で彼は、ヒーローへと志した。

沢山の困難を、死闘を超え、時に人を救った。

 

 

そんなヒーローを目指す彼は今……——

 

 

 

 

 

那歩島。

(ヴィラン)の襲撃によって、ヒーロー推奨プロジェクトとして活動していた『雄英ヒーロー科、1年A組』は死闘を繰り広げた。

そして、2人の少年は……救けるために、勝つために、最後の手段を取った。

 

 

 

——こんなことして、てめぇは使えんのかよ

 

——わからない。でも、オールマイトは『残り火』で僕らを守ってくれた

 

 

 

——2つの『ワン・フォー・オール(OFA)』……

 

 

 

——これで救ける!

 

——これで勝つ!

 

 

その身に纏うは、憧れから受け継いだ、世代を超えて受け継がれていった"個性"

 

 

——てめぇの夢も、これで最後だな

 

——いいんだ、これしかない。それにオールマイトなら、君なら大丈夫だって言ってくれる。秘密を共有している君なら……同じ人に憧れ続けた君なら……

 

 

 

勝って救けるヒーローは己の左手を握る。

救けて勝つヒーローは己の右手を握る。

 

憧れのヒーローを超えるために。

憧れのヒーローのようになるために。

 

 

 

どんだけピンチでも最後は絶対……——

 

——勝つんだよォォオオッ!!!

 

 

どんなに困ってる人も笑顔で……—

 

——救けるんだァァアアッ!!!

 

 

 

 

——デトロイトォォォスマァァァアアッシュ!!!

 

 

 

 

同じ人に憧れ、同じ夢を持ち、対立しあいながらも、最後はライバルとして認めあった、若く、学ぶことの多い2人のヒーロー。

彼らが天へ突き上げ、貫かせた拳は、嵐を吹き飛ばし、青き空を地へ照らさせた。

隠されていた光が差し込み、2人を照らす。それはまるで、絶える筈だった希望が、蘇るような姿だった。

 

 

——行こう、かっちゃん!

 

——俺に命令すんじゃねぇ!!

 

 

彼らは、決着をつけるべく、駆け出した。

 

 

 

 

 

みんなを守るために…救けて勝つために…

かっちゃん(爆豪勝己)』に『ワン・フォー・オール(OFA)』を譲渡させて、2つの『OFA』で(ヴィラン)と死闘を繰り広げた。その時には、僕の中に残る『残り火』が消えていくのも同時に感じていた。

でも後悔はない。たとえ夢が潰えても。みんなを救えるなら、それでいいんだ。

『オールマイト』なら「君なら大丈夫だ」って言ってくれるから。

それに、オールマイトの思いに答えられなかったけど、少しでもヒーローとして、みんなと一緒にその道を進めたのが嬉しかった。

少しでもヒーローっぽいことを、いや、ヒーローをやれたのが何より嬉しかった。

 

だから、ごめんなさいお母さん。いつも無茶ばかりして心配かけて…

 

ごめんなさいオールマイト、後継者に選んでくれたのに、期待に答えられなくて…

 

ごめんかっちゃん、ライバルとして、憧れである君と肩を並べて進み始めたのに…

 

でも、秘密を共有している君だからこそ『OFA』を、同じ人に憧れた君だからこそ『OFA』を託せるんだ。だから僕も、この最後の瞬間を全力で、後悔のないように進むよ……!

 

『残り火』がもう僅かだ……きっとこれを放ったら完全に消えるだろう……躊躇うな。

躊躇うものか。僕は、ヒーローなんだから……!!!

 

 

 

 

 

——これが、僕の放つ最後の…最後の……!!!!

 

 

 

「スマァァァアアアッシュゥゥウウッ!!!!!」

 

 

 

……さようなら…『OFA』……——

 

 

 

——ありがとう……

 

 

 

少年は幼馴染(ライバル)に『授かった"個性"()』を譲渡させ、自身の中に残る『残り火』を燃やし尽くした。

 

少年は、否、ヒーローは……晴れ渡り始めてる中、落下している。

 

そんなヒーローを神の気まぐれか、それとも世界が拒んだのかはわからない。

 

落下しているヒーローの先に亀裂が生まれ、1つの光輝く空間が、ガラスが割れるように出現した。

 

光輝く空間から光の粒が溢れ出し、ヒーローの身体へ入り込んでいく。

 

ヒーローはその光と共に、光の空間へ吸い込まれるように入っていき——

 

——光の空間は閉じられた。

 

 

 

 

 

その後、プロヒーローらと軍隊などが駆けつけたことで、(ヴィラン)と対峙した『雄英ヒーロー科 1年A組』及び、最後まで守り通した避難民たち全員は救出された。

 

だがたった1人……——

 

——『緑谷出久』というヒーローだけが、行方不明となった

 

 

——◆——

 

 

真っ暗な空間……何もないその空間の真ん中だろうか、そこに1つだけ、炎が燃え上がっていた。

否、その炎は燃えてはいたが、消える寸前だった。

 

だがそんな炎…『残り火』に光の粒が降り注いだ。

 

瞬間、消えるはずだった『残り火』は、ゆっくりと再炎(・・)しだした。

 

 

 

 

「……ッ…ん…?」

 

晴れ渡り、白い雲が泳ぐ、青空の下。

周りが森で生い茂っている中、光が差し込むそこで、1人の少年が目を覚ました。

その少年の見た目は、緑がかった癖毛と頬にあるそばかす、大きく丸い目が特徴的な小柄な姿。

そして身に纏う衣服は周りから見ればコスプレなどに見られるであろう物。

 

「あ、れ…? ここは……」

 

だが、死闘の末にボロボロになっていたはずの衣服は元の、本来のデザインへと戻っており、身体中にできた傷も治っていた。

否、正確にはできたばかりの傷であり、古傷などは消えておらず、治ってもいない。

 

 

 

 

少年の名は『緑谷出久』

ヒーローを夢み志し、憧れの後継者となった少年。

そんな彼の物語は、本来(原作)とは違う、別の物語(IF)へと動き出した。

 

 

 

 




改めて皆様どうも、伽華 竜魅です。
Xでも何回か呟いて後押しされてやりました。
ちなみにというかひろプリ書こうかなって思った頃はね、ひろプリ世界に転生した出久に憧れてる転生者がプリキュアになって出久みたいに戦うストーリーにしようと思ったんですよ。
でも、難しいですし……何よりあるお方の作品を見てね、あぁもう出久以外勝てんわこれってなっちゃったんですよ。オリキャラも確かにいいですよ?でもね、やっぱりヒロアカとひろプリってめっちゃ相性良いと思うんですよ。pix〇vでヒロキュアってタグがあるほどだし、何より、もう怒られる覚悟で言いますけどね……そらまめ24さんっていうお方の作品に出会ってから私も書く気が俄然湧いちゃったんですよ!!!

投稿ペースは『この"沢山の歌声"で、"曲"で、ヒーローを目指します』を優先する予定ですが、書いて行こうかなって思ってます。

もしよろしければ評価と感想のほう、よろしくお願いいたします。



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