ひろがるスカイ!プリキュア〜救けて勝つヒーロー〜   作:伽華 竜魅

12 / 36

ちびたXtreme様、ホーエル様、誤字報告ありがとうございます!




お手伝いやらいろいろなこと

 

 

 

 

あの日から数日、僕は自室で椅子に座り、机に置いてある手帳を見ていた。

その手帳は、ソラさんが使っていた『私のヒーロー手帳』。そのカバーだ。

カバトンに破かれ、カバーだけになったその手帳を、今は僕が持っている。

理由はソラさんに「持っていてほしい」と言われたからだ。でも、あの日の戦闘の時に、エルちゃんから出た3つの光のうち2つはソラさんとましろさんの必殺技【アップドラフト・シャイニング】を使用するための『スカイストーン』へと変化し、残りの1つは僕のポーチの中に入っていった。

でも、その両サイド合わせて4つある赤いポーチ、そのうちの1つに入った。しかもそこには、ちょうどこの手帳カバーを(・・・・・・・・)入れているポーチ(・・・・・・・・)のだった。

 

「何か、意味があるのか…?」

 

僕は手帳カバーを手に取り、表と裏を見たり、カバーを開いて紙の入っていない中身を見ても何もない。エルちゃんのプリンセスパワー(ましろさん命名)が、プリキュア関連なのはわかったけど、具体的なのはわからない。

いくつもノートに仮説などを書いてはいるけど、書いていたらもうそのノートが終わってしまう。いくつあっても足りない程だ…。

 

「きっかけというきっかけは、やっぱりカバトンやランボーグとの戦闘の際の、追い詰められて起こる、奇跡ともいえる状況になった瞬間……」

 

片手を上げて、意識すれば『黒鞭』が溢れ出し、僕の意志に従って、うねうねとその場でうごめいている。

 

「オール・マイ・オーンとの戦闘で覚醒し、使えるようになった『黒鞭』…それに……」

 

『お前は、俺の求めるヒーローだったんだな…!』

 

AMOのあの発言……やっぱりステインのような思想を持っているのだろうか?あれほどの"個性"を持っていながら、ただ欲に塗れたような戦い方じゃない。根本的なのがわからない……今日はそれらの情報が集められるか調べよう。

確かましろさんから聞いた話だと、この家には百科事典とかいろいろと本も置かれている。

ヨヨさんも古い本を調べてプリキュアの情報を掴んだから、それらのことだって古い記述などに載っているはずだ。

そう思い手帳をポケットにしまってから部屋を出れば、ちょうどましろさんとソラさんがいた。

 

「あ、おはようございます出久さん!」

 

「おはようソラさん、ましろさんも……あっ」

 

「おはよう出久くん」

 

ソラさんはこれまでと同じ格好だけど、ましろさんは普段とは違う格好をしていた。

 

「その服って制服だよね…?」

 

「うん、そうだよ。これから学校なんだ」

 

この世界ではもうそういう時期なのか。

と考えると、元の世界ではもうどれ程学業が進んでいるのか気になるな……。

 

「ソラちゃんは学校知ってる?」

 

「もちろんです。スカイランドにも学校はありますから、私も通ってましたよ」

 

「そこら辺はこっちの世界と同じだね」

 

そんな話をしながら玄関まで行くとましろさんとソラさんは靴を履き始めて、一緒に出ようとしていた。

 

「出久さんは一緒に行かないんですか?」

 

「いや、僕はちょっと調べものしたいから。気を付けてね」

 

「うん、じゃあ行ってくるね」

 

「行ってきます!」

 

そうして2人は学校へ向かって行った。

見送った僕はヨヨさんがいるであろうリビングに向かい、入ればヨヨさんがエルちゃんを抱っこして座っていた。

 

「おはようございますヨヨさん」

 

「おはよう出久さん」

 

「あの、書斎を少しお借りしてもいいでしょうか? 調べものがしたくて」

 

「いいわよ。私の方も作業があるのだけど、良かったらエルちゃんもお願いできる?」

 

「あ、はい。わかりました」

 

ヨヨさんからエルちゃんを授かる。そしてヨヨさんは自室へ戻っていった。

書斎室にエルちゃんも楽しめる絵本とかあればいいけど……そう考えながら僕は以前に教えてもらった書斎室へ向かった。

 

 

——◆——

 

 

書斎室に着けば、本がずらりと並んでいた。

スゴイな…下手したらここで調べて1日終わるほどだ……っと、その前にエルちゃんが楽しめる絵本とかを……。

 

「ちゃんとある……ヨヨさん、本当にすごいな…」

 

本当に絵本もあった。

椅子に座って読むのもいいけど、エルちゃんがどこかにいかないように傍で床座りで読むことにしよう。

それに、エルちゃんが呼んでほしいと頼んでくる可能性もある。エリちゃんの時がそうだったこともあるしね。

エルちゃんに絵本を渡せば、エルちゃんは喜びながらその本を持った。

その間に僕はそれらしい本を何本も取り出し、読み漁る。

 

「……これは違うな。こっちの本は…」

 

漁る、漁る、漁る。

だけどこれといった情報はない……元々この世界は超常やスカイランドとは無縁の世界だったんだ。これらはそれらに関係ない、この世界としての歴史とかしか載っていないのは分かっていた。

でも、だとしたらヨヨさんが見つけた古い本でのプリキュアのことは?あれはいったいどこで……。

 

「ん? あ、読み飽きちゃった?」

 

「えるぅ~…」

 

エルちゃんがつまらなそうな顔をして、僕の脚を叩いてきた。僕も本を片付ける。

それにそろそろエルちゃんはお腹がすく頃だろう。確かキッチンにミルクと哺乳瓶が既に置かれていたはずだから、そう考え、エルちゃんを抱き上げてから書斎室を出た——

 

「あ、出久さん!」

 

「ソラさん!?」

 

——瞬間、三角巾とエプロンを身に着けたソラさんがいた。

 

「ま、ましろさんと出たはずじゃ…」

 

「…実は、この世界の学校はスカイランドと違い、誰でも通えないようです」

 

「そうなん……えっ、誰でも通える?」

 

「はい」

 

学校に、誰でも通える!?そ、そんな学校がスカイランドにあるのか!?

 

「す、すごいね…僕の世界でも学校は関係者以外禁止だから」

 

「そうなんですか? う~ん…何故でしょう……」

 

僕からしたら誰でも通えるほうが不思議だよ……そう思ったけど、口に出さないでおこう。

 

「それよりもその格好ってもしかして……」

 

「はい! これから家中をピッカピカにしようと思いまして!」

 

「家中を!? ま、待って! 大変だから僕も手伝うよ!?」

 

 

——◆——

 

 

とりあえず掃除道具を出した僕は、ソラさんとはそれぞれ別々で虹ヶ丘家の掃除を始めた…のだが……。

 

「い、出久さ~ん! これどうすれば~!?」

 

「ソラさん!?」

 

ソラさんが急に僕の所に来たと思ったら、逆に掃除機に服が吸われていた。

雑巾がけとかは大丈夫そうだったけど、掃除機とかそういう機械系での掃除はスカイランドにはなかったと僕は察した。

そして急いで掃除機のボタンを切って、ソラさんを解放させた。

 

「こ、これ…急に私を吸い取ろうと…」

 

「先端を床につけて、雑巾と同じように擦れば勝手にゴミを吸い取ってくれるんだよ。でも服とかも吸い取っちゃうから、なるべく下にだけ向けないと危ないから」

 

「そうなんですね…すいませんご迷惑を……」

 

「気にしなくていいから。慣れてないのもしょうがないよ」

 

 

 

ソラさんにこの世界の字を教えながら僕も自分の勉強をしたりもして。

 

「ここの漢字はこう書くけど、書き順で言うとここからで……」

 

「なるほど……出久さんも難しい文字いっぱいで書かれてますね」

 

「ノートに書き込むのが趣味で癖みたいなものだから…」

 

「私もこれぐらいいっぱい書けるようになるため、もっと勉強します!」

 

なんかソラさんのやる気が満ちた……。

 

 

 

ソラさんが腕立てのトレーニングをし、僕は『黒鞭』を器用に扱えるようにするため、エルちゃんをベビースリングごと優しく持ち上げてブランコのように動かしたりしてのお世話をした。

 

「楽しい?」

 

「えるぅ~!」

 

意外と簡単そうに見えてこれが難しい……エルちゃんを落とさないようにするための維持と同時に優しく、リズムを崩さず前後に揺らす。

エルちゃんは楽しいのか、笑顔で返事した。

 

 

——◆——

 

 

同時刻、学校。

ましろは授業の中、窓の外を見ていた。

 

「(ソラちゃんと出久くん、2人とも今頃何やってるかなぁ……)」

 

ましろは2人が今何をしているのか気になっており、頭の中はそれでいっぱいだった。

 

 

「気になる子がいる顔」

 

 

「え?」

 

ましろは隣から微かに聞こえた声に反応し、反射的に振り返れば、隣の席には中学生には低すぎる、小学生ほどの子が席に座り、突っ伏しながらましろを見ていた。

そこには、見た目は暗緑のツインテールに緑色の瞳のタレ目をしている。そして身体の合う制服を着ているが、その上に身体に合わなすぎる大きな白衣を羽織っている。

そのせいか白衣の下部分は地面に垂れついている。同時に両手も袖で隠れている。

そんな少女がいた。

 

「…恋?」

 

「ふぇっ!? ち、違うよ!?」

 

その少女の問いかけに、ましろは慌てながらも小声で反論した。

 

「でもましろ……何か気にしてる……授業が普段より長いと思ってるような顔してる……」

 

「か、顔に出てたの!? うぅ…た、確かにそうは思っちゃってるけど……」

 

暗緑ツインテールの少女の言葉に、ましろは図星でも突かれたような表情をした。

 

「最近……ここら辺で変な化け物が出るっていう噂……知ってる?」

 

「ッ! う、うん。私も噂だけど聞いたよ~……」

 

暗緑ツインテールの唐突な話題の切り替えと、その話題にましろは驚き、視線を逸らしながら話を合わせた。

 

「ニュースでもやってる……それで、あまりにも不自然な災害のようなことも起こってる……」

 

暗緑ツインテールの少女はそう話しながらスマホにニュースの内容を出し、ましろに見せた。

 

「そうなんだ…って! だ、ダメだよ! 授業中にスマホいじっちゃ……!」

 

「再来月分までの授業範囲は……終わらせてる……」

 

「えぇ!?」

 

暗緑ツインテールはとっくに授業範囲を再来月分まで終わらせてあるというとんでもない発言をし、ましろの注意を無視してスマホをいじり続ける。

 

「……ましろ、何か知ってる感じ…?」

 

「えっ!? し、知らないよ~……?」

 

「ジー……」

 

「……ッ」

 

暗緑ツインテールの少女はジーッとましろを見るが、ましろは汗を流しながら必死にバレないように、声に出さないように顔を逸らしていた。

 

「……わかった…これ以上は聞かない……」

 

暗緑ツインテールの少女が諦めたことでましろはホッとした。

その後、教師の問題の問いかけにましろが指定され、ましろは困惑している中、暗緑ツインテールがあっさり答えて正解させたとか……ちなみに、先のスマホに載っていたニュースの内容は、デクとAMOの戦闘時による街の被害だった。

 

 

——◆——

 

 

やることを終えた僕とソラさんは、ヨヨさんの部屋にお邪魔し、調合などと言ったお手伝いをしていた。力仕事に自信がある僕はとても大きな乳鉢で中にある素材を擦り潰しており、ある程度擦り潰したら、そこに追加で持ってきた素材をソラさんに入れてもらっている。

そんな作業をしていたら、ソラさんは何か思い詰めたような顔でヨヨさんの方に向かった。

 

「…ヨヨさん」

 

「…?」

 

「この間はごめんなさい! 私、自分のことばかり…ヨヨさんに嫌な態度を取ってしまいました」

 

ソラさんはこの間のことをずっと気にしていたらしい。だから今このタイミングで頭を下げて謝ったのだ。

 

「いいのよ、気にしないで。それよりもこっちの世界には慣れた?」

 

「はい。けど私、お世話になりっぱなしで……皆さんにも迷惑をかけてばかりです…」

 

「それで言ったら僕もだよソラさん。むしろなんか罰があってもいいんじゃないかってぐらい恵まれてるから…」

 

元の世界でも"個性"を授かってから友達もできて、今いる世界でもいろいろとお世話になったりしている。本当に恵まれすぎている。

 

「そんなことないわ。2人の何事にも一生懸命で諦めない所、とってもいいと思うわよ」

 

だけどヨヨさんは気にしていないようだった。

 

「戸惑うことも多いけど、こっちの世界は興味深いことばかり…そうでしょう?」

 

「はい。今日見たましろさんの学校もとっても楽しそうでした! あ、出久さんも今度一緒にお見送りしましょう!」

 

「えっ? でもましろさんに迷惑じゃ……」

 

ソラさんの急な提案に驚いた。

確かにましろさんの学校は気になると言ったら本当になる。でもそれはましろさんからすれば迷惑の可能性もあるし……。

 

「2人も学校行きたい?」

 

「え、いえ! 私はこの家の中で、やることがありますし!」

 

「僕も大丈夫です。それに、確かに学校に通うのいいんですけど、向こうでは高校生なので結局同じ学校には通えませんから」

 

「そう?」

‭‭‭‭

自己紹介の時に年齢のことも話して驚かれたのは流石に忘れられない。

ソラさんとましろさんも僕のことを同い年だと思っていたみたいだから。

そしてチラッとソラさんを見れば、どこか考えているようだった。

 

‭‭‭‭「2人とも」

 

「は、はい!」

 

「どうしました?」

 

ヨヨさんの声にソラさんは驚くように返事をした。そしてヨヨさんを見ればヨヨさんは財布とメモであろう紙1枚を渡してきた。

 

「ちょっとまた買い物を頼める?」‭‭

 

ヨヨさんに買い物を頼まれて、僕たちはそれを受け取り、買い物に行くことになった。

 

 

——◆——

 

 

メモを見ながら僕とソラさんは街中を歩いている。

メモには——

マシュマロ 2kg

たこぶつ 200g

フクロウの羽根

ボタン電池CR2032

ノート2冊

——と書かれていた。

これらもトンネルを繋げるための素材に当たるものなのだろうか?考えてもよくわからない……。

 

「……わぁ!」

 

するとソラさんが何かを見つけたらしく、前にも行った『Pretty Holic』の窓に並ぶ商品を見ていた。

 

「かわいい! こういうのましろさん好きそう!」

 

僕の見てみれば、確かにこういうの女子が好きそうな商品が並んでいた。

 

「確かに、喜びそうな商品だね」

 

「ですよね! ねぇましろさ…あっ…」

 

ソラさんがましろさんの名前を言うと、いないことに改めて気づき、どこか寂しそうな顔をしていた。

僕はあたふたしながら、声をかけようとしたけどそれよりも早く、ソラさんの背後から誰かがソラさんの名前を言いながら抱き着いてきた。

ソラさんはそれに驚き、急いで離れて身構えたけど、その人は前にもあった知り合いの人だった。

 

「あげはさん!」

 

「こんちゃ! いずくんも!」

 

「こんにちはあげはさん。それ…もしかして帰りかお買い物ですか?」

 

「学校帰りだよ。それよりどうかしたの? ソラちゃんなんか浮かない顔してたけど」

 

あげはさんはどうやらさっきのましろさんがいなくて寂しく感じているソラさんに気づいていたみたいだ。というかあげはさん、何故片手を狐にして声に合わせてパクパクしてるんですか…。

 

「あ、え〜と……」

 

「…オーケー! とりあえず…気分アゲてこう!」

 

あげはさんはそう言いながら僕たちの手を取って歩き出した。

 

「あ、あの! 僕たち買い物を頼まれてまして…!」

 

「でも今気分あれでしょ? ならアゲるためにもね?」

 

アゲるってどういう意味!?ていうかこの流れ、なんか断りにくいのは気のせいだろうか!?

 

 

——◆——

 

 

あげはさんに連れてこられたのはとあるカフェで、あげはさんの奢りでパフェを注文してくれた。

正直申し訳なさがあったけど、ここで貰わないほうが失礼だから美味しくいただいた。

 

「はぁ…!」

 

「とてもおいしかった…なんか、ありがとうございますあげはさん。僕の分まで……」

 

「いいよいいよ! 元気も出たみたいでよかったけど、まだ悩みは解決していないって顔してるね~ソラちゃん」

 

あげはさんはそう言いながらソラさんの顔を覗き込んだ。僕も隣に座っているソラさんを見てみると、やっぱり曇っていた。

 

「今日はいずくんと二人だけなんだ?」

 

「ましろさんは今日から学校だったんです」

 

「はい…私たちはヨヨさんのお使いに来ていて…」

 

ソラさんは両手をツンツンとしながら俯いてそう呟いた。

 

「ふ〜ん…なるほどね……つまりソラちゃんは、ましろんと一緒じゃなくて寂しいんだ?」

 

「確かに、こっちに来てからずっと一緒だったもんね」

 

「うんうんわかるよ。ましろんの優しさってお日様のようなポカポカ陽気みたいでさ。そばにましろんがいないと途端に寂しくな——」

 

「そうなんです!」

 

あげはさんが喋ってるところを遮るように、ソラさんは立ち上がりそう強く言った。

 

「今日はなんかいつもと違うなぁって思ってたけど、それはズバリ! 3人一緒にいないから…だったんです!」

 

その勢いに、声が出なかった。

 

「アハッ…勢いいいね! いずくんもよかったじゃん。ソラちゃんに大切に思われて〜!」

 

「へっ? あ、いや…! でも、僕なんかを大切にしてくれてるってのは、確かに嬉しかったです」

 

やっぱり、恵まれているって実感が来るなぁ……。

 

 

——◆——

 

 

同時刻、とある通り道。

そこでは、何か巨大なダンボールで出来た置き看板が配置されている最中でいた。

 

「ふー…こんなところなのねん!」

 

「精が出るな豚野郎」

 

「うぉぉぉおおお!?」

 

そこには作業員の格好をしているカバトンが一汗かいたかのように、腕で顔を拭いていた。

そんなカバトンの後ろに黒紫のロングマントを羽織っているAMOが空中から舞い降りるように現れ、カバトンは驚いた。

 

「お、お前! なんでここに!?」

 

カバトンは青ざめながら数歩後退りした。

 

「取って食おうってわけじゃねぇんだからそう怯えるなよ……まぁいい。今回の戦いは俺に譲ってほしくて来たんだ」

 

「なっ!? 何を言うかと思えば! そんなの許さないのねん!! プリンセスは俺が——」

 

「プリンセス目的じゃねぇ。あのヒーローと一緒に戦っている2人を見極めたいんだよ。もし譲ってくれるなら前払いとして……」

 

AMOは懐からお札を取り出し1万円の札束……それを札束で計5つという大金を出した。

 

「これらお前にやる。それで好きなもん食ってくれ。これでいいだろ?」

 

「んな!? ぐ、ぐぬぬぬ……!!」

 

AMOの前払いでの大金に、カバトンは驚きながらも、大量に食い物が食えるという事実という誘惑に襲われていた。

どうするかと必死に顔をしかめながら考えているが、最終的にその札束を全て受け取った。

 

「こ、今回だけなのねん! それ以降は邪魔するな!! いいな!?」

 

「はいはいわかりましたよ豚野郎。んじゃ、さっさと行きな」

 

「ぐぬぬ…ふんっ!!」

 

カバトンは札束を両手に、その場を離れていった。

そしてAMOはカバトンが作った置き看板に触れ、『分解』を使用し一瞬で消した。

 

「さてと……念のために連絡しておくか」

 

AMOは、スマホに似ているが、どこにも売ってなさそうな変わった作りをした端末を取り出し、耳に当てた。

 

 

 

 





えぇ、皆様にお知らせがあります。
もう少し先の話になるのですが、この度オールスターズDX2を書く際に、同じく現在進行形で小説を書いている『そらまめ24』様とコラボすることになりました!
怒られる覚悟で宣伝をさせていただきます!今回コラボするそらまめ24様は、ひろプリ×ヒロアカの小説を手掛けている先輩にあたり、私が尊敬するお方の1人であります!
なんならこの方の作品がプリキュア×ヒロアカを書くきっかけになっています。
そんなそらまめ24様の作品『ひろがるスカイ!プリキュア〜無個性なヒーロー〜』は私が更新する度に楽しみにしている作品であります。
とても物語もしっかりしており、ストーリーでの伏線貼りやオリキャラの設定、他コラボ相手様とのストーリーの繋がりがとてもお上手な方であります。
私もオリジナルの展開などには毎回驚愕するばかりで興奮が止まらず、ファンアートを送ってしまう程に素晴らしい作品となっております!そんなお方とコラボすることになり大変嬉しく思っております!

URLも貼っておきますので、もしよければそらまめ24様の作品も見ていってください!

『ひろがるスカイ!プリキュア〜無個性なヒーロー〜』
https://syosetu.org/novel/335973/


そしてもしよければお気に入り登録と評価、感想の方よろしくお願いします!
次回もお楽しみに!

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。