ひろがるスカイ!プリキュア〜救けて勝つヒーロー〜 作:伽華 竜魅
ちびたXtreme様、誤字報告ありがとうございます!
そして更新遅れてしまい申し訳ございません!
コラボ相手『そらまめ24』様。
コラボ作品
『ひろがるスカイ!プリキュア〜無個性なヒーロー〜』
https://syosetu.org/novel/335973/
大変オススメする作品であります。
相手様のコラボの時系列は、第46話~第47話に当たります。
「……ん、んぅ?」
重い瞼をゆっくりと開ければ、暗く不気味な森が目に入った。横向きに倒れていた身体を起こせば、少し背中が重く、肩も痛い。
多分この重みと痛みはずっと背負っていたバックのせいだろう。
そのバックを下ろしてから、肩を保護しながら周りを見渡した。
「ここは……考美通さんの言う通り、パーク内が大きく変貌したのか…?」
それに周りには誰もいない。
きっとあの地割れで皆バラバラになったんだ。守れられなかった……。
「…ッ、少し傷が……」
確かバックの中に医療具とかを入れていたはず。
それらを取り出して上着を脱いで傷部分を確認する。
「あ、やっぱり傷が出来てる……」
医療具を使って応急処置をしていく。
改めて雄英でこれらも学んでおいてよかったと思う。それが終えてから、周りを再度確認してすぐに
こうしているとやっぱり、プリキュアの変身は強いな……。
「まずはソラさんたち全員と合流して無事の確認をしないと……もしここがまだパーク内なら、変貌してしまっているとはいえ、道とかまで変わってはないはずだ。森を抜け出そう」
しばらく待機音が鳴り続けるも……。
「…ダメだ。繋がらない……」
スマホでソラさんやましろさんたちに連絡を取ろうにも一向に繋がらない……やっぱり、自力で探して合流するしかないか。
もし『レインボージュエル』を完全に物にしたら、街だけじゃない。この世界中が危険な目に遭ってしまう。
「…?」
足を止めて、耳を澄ませる。
今微かに音が……——
——ドーンッ!!
「ッ! なんだ!?」
突然目の前から地面を抉って何かが出て来た。
それは地面に着地すると姿を現した。
「お前は…!?」
「見つけたぞ小僧!」
全身が金色の
コイツは僕と同じ近距離の肉弾。
しかも地面を一回でとんでもない規模で抉りだして持ち上げるほどのパワーを持っている……。
「やはり貴様、プリキュアとは異なる力を秘めているな?」
「……答える義理はない!」
「構わん! どっちにしろ貴様を倒し、
来た!足を構えて蹴ると、
その衝撃による風圧で周りの木々は根元から抜けて上に上昇し飛んで行った。
「プリキュアでもないのにこれほどのパワー! いいぞ!!」
「くっ……!!」
押し返される…!今の出力だと
「フンッ!」
「なっ!?」
だがそれも片手で止められた。
そして
「そんなものではないだろぉ!?」
「ぐっ…『黒鞭』ィ!」
『黒鞭』を後ろに伸ばし、木の一つを掴んで、僕自身が木のほうへ引き寄せられるように引っ張り、
「なに!?」
そしてそのまま木の周辺を回って……身体への負担を起こさずにオーバーする%を引き出す!これまでたくさんのトレーニング方法やみんなの戦い方を見てそれらを見出した。
『黒鞭』の弾性による遠心力+『OFA』30%!!
「【 疑似70% セントルイス スマッシュ!!】」
【疑似70%セントルイススマッシュ】で
それを
「ぬぅ! さきほどよりもパワーが…!?」
「うおぉぉぉぉおおおおおッ!!!!」
そして負けじと押し続け、
蹴り飛ばされた
「「うわぁぁ!?」」
「えっ!?」
だけど、
すぐに着地と同時に地を蹴って、
茂みなどを搔い潜っていけば、そこには——
「デク!」
「デクさん!?」
「花咲さん!? 来海さんも!」
——それぞれ妖精を1人ずつ抱えた花咲さんと来海さんがいた。
「2人も無事だったんだね!?」
「はい! デクさんも無事だったんですね!」
「あれって、デクがやったの…?」
「えっ? あ…」
来海さんが指で木々が折れ倒れてる方を指した。
そこを見れば、少し奥にあの
「さっきピーチたちにも助けられて、この子たちも連れてシプレとコフレを探すために動いていたんです」
「その後に『レインボージュエル』を——」
「大変メポ!」
花咲さんが抱いているメップルがある方向を指した。その方向を見れば、歪なお城のようなものが見えて、大きなハート、その空白がゆっくりと埋まっていっていた。
「時間がないミポ!」
「そんな、急がな——」
——ボコッ
「「「——えっ?」」」
だけど次の瞬間、足元から何かが崩れる音が聞こえて、次に気づいた時には僕たちは落下していた。
「あぁ!!?」
「な、何なんですかァ!?」
「ちょ、2人とも…!?」
咄嗟に上に『黒鞭』を出そうとするも、花咲さんと来海さんが急に片手で抱き着いてきてしまった。
それによって『黒鞭』を出すことができず、僕たちのトンネルのような穴に滑るように落ちていってしまった。
——◆——
アトラクションエリア。
「出久さ~ん! つぼみさ~ん! えりかさ~ん!」
「みんな~! どこ~!?」
「無暗に大声で呼ばないほうがいい……アイツらにもバレる可能性がある……」
ソラとましろ、あげはにエル、そして思能が他のプリキュア及びデクたちを探していた。
「あの後みんなと離れ離れになっちゃったけど、大丈夫かな?」
「妖精さんたちも心配だよ……」
「えるぅ……」
ソラ達は気を少し落としながらも、必死に他のプリキュアたちを探し始める。
そんな中、思能はスマホとは別の端末をジッと見ていた。
「(場所が場所なだけあって時間はかかる……だけどすぐにやっていたおかげで問題はない…これで私も……)」
「思能ちゃん携帯繋がった?」
「ん…ダメ……電波が完全にやられてる……」
「そっかぁ~…じゃあやっぱり自力で探すしかないね」
ソラ、ましろ、あげは再び歩き出す。
そんな3人と少しだけ距離を取った思能は端末を1回、スイッチを押すようにタップした。
——◆——
アトラクション、別エリア
「みんなパーク内にいるんだろうけど、誰もいませんね……」
「プリキュア同士のテレパスとか出来ねぇのか?」
「そ、そんな能力は僕も知りません……」
そこでは
「にしても深海の闇ボトム…『レインボージュエル』を取り込んでこの世界を闇に染め上げるみたいですけど、何でそんなことを……」
「さぁな。ただとんでもねぇことをしでかすのは確かだ。その前に消せばいい」
そんな会話をしながらも、周辺を見渡し他の皆がいるかどうかを確認する。
だが2人の周辺には人の気配が一切なかった。
「……あの、1つ聞いていいですか?」
「ん? なんだよ改まって」
「…あなたは、『五十嵐』のようにカバトンの仲間的な人なんですか?」
「………は?」
それは自身の世界でのことが、この世界では人は違えど同じような感じであり、AMOは自分たちの世界でいう五十嵐という人物に当たる存在なのでは?そう思っていた
その質問を受けたAMOは驚愕の表情をした。
「あ、ち、違いましたか!?」
「いや……(まぁ並行世界のデクがプリキュアになれるなら、こっちの世界と一部似たような状況なんだろう……ん? 待てよ…?) お前、その五十嵐とか言う奴は知り合いなのか?」
「えっ、えっと…知り合いというか……カバトンの仲間なんです。仲は悪いみたいですけど…」
「へぇ、
「…? 俺ら……?」
瞬間、AMOの端末から通信音が鳴り響く。
それに2人は多少驚き、AMOはすぐに端末を取り出して画面を確認した。
「…!」
「(スマホは使えないはず……それとも何か別の方法があるのか?)」
「……行く場所は決まった。行くぞ」
「え? さっきのアレは何だったんですか!?」
AMOは唐突に
「舌噛むなよ?」
「え、あの、それってどういう…——」
「『弾性』付与。『反重力』発動」
AMOは自身の足元の地面を『弾性』によってトランポリンのように、その『弾性』を乗せた跳躍をした直後に『反重力』を発動させる。
「ッ!? (全く関連性のない"個性"!? しかも複数持っている!?)」
「『空気押し出し』+『倍加』+『消音』」
そして3つの"個性"を同時発動させる。
それによって音速に近い速度で移動した。
その際
まるで、音量が0でその場面を再生されているような瞬間だったのだ。
——◆——
「「「わぁぁああッ!?」」」
長いトンネルを終え、僕たちは放り出されるようにトンネルから出た。
だけど落下することはなく、まるで麗日さんの『
「えっ!? なに、何なの!?」
「あれ……ここってもしかして、プラネタリウムですか?」
周りを見れば、宇宙が広がっていた。
でも息が出来るところから、アトラクションの1つであるプラネタリウムだってわかった……わかったけど…!
「お、お2人とも…そろそろ離れてくれませんか…!?」
未だに抱き着いている2人に離れるよう願う。
さっきから顔が近いし上半身に柔らかいものががが……!!!
「ご、ごめんなさいッ!!」
2人は気づいてくれて離れてくれた…良かった……それにメップルとミップルの2人も挟まれていて息苦しかったのか、離れてから息を吸って吐いてをしていた。その間に周りを見たけど、入口らしい入口は見当たらない……ただ本当にプラネタリウムが広がっていた。
「……シプレたちを探すって、こんなに広いんだから無理ですよ」
花咲さんが俯いてそう小さく呟いた。
それにつられてか、来海までも俯いてしまった。
「…なぎさたちならそんなこと言わないメポ!」
「え?」
すると、メップルが真剣な表情で花咲さんを見て言った。
「どんなに辛くても絶対あきらめないメポ!」
「それにシプレたちも2人のことを探してるミポ」
メップルとミップルは2人を元気づけようとしているんだ。でもそれでも花咲さんたちは俯いている……。
「……2人にとってシプレとコフレは大事な友達なんだよね?」
「えっ? は、はい……」
「メップルとミップルの言う通り、きっと2人も探していると思う。ならあきらめずに信じて探そうよ」
「デク……」
僕は花咲さんたちのことを知っているわけでもない。でも困ってるのを救けるのがヒーローだ。
「デクの言う通りメポ!」
「最後まで希望を失っちゃいけないミポ!」
僕の言葉にメップルとミップルも同じように笑顔で賛同してくれた。
「……うん。つぼみ、シプレとコフレを探そう!」
「ッ! は、はい…!」
来海さんも笑顔になり、それを見た花咲さんも表情こそ変えなかったけど、声から立ち直ったのが分かった。
「…よし、ならまずはプラネタリウムの入り口を探しながらシプレとコフレを探そ——」
「オーッホッホッホッ!!!」
「「「ッ!?」」」
瞬間、女性の高笑いが響き渡るように聞こえ、思わずプラネタリウムの宇宙を見た。
すると、1つの流れ星が見えた。すぐに花咲さんが願い事をするも、どこか妙な感じがした。
さっきの高笑いのようなものが聞こえた後に流れ星が出るなんて……。
「…あれ?」
「な、なんかこっち来てない!?」
段々とその流れ星がこっちに向かってきて、それでようやくわかった。
アレは星ではなく、それは水の球体のようなものに乗って飛んでいる女性だったのだ。
同時にアレはパークが変貌するときにいた
「『黒鞭』ッ!!」
僕はすぐに【フルカウル】を纏うと同時に片腕から『黒鞭』を出し、花咲さんたちに巻き付かせる。
そしてもう片方の空いている手をデコピンに構えと、グローブがカシャッ!と音とともに変形した。
このプラネタリウムが宇宙と同じで、麗日さんの『
「【 エアフォース 】!!」
かっちゃんの【爆速ターボ】を参考にして【エアフォース】の推進力で飛ぶ!それは僕の分析通りうまくいき【エアフォース】の推進力で4人を『黒鞭』で掴んだまま飛べた。
そしてを
すぐにもう一度【エアフォース】を放ってその勢いでその場に止まった。
「太陽は暑いぜ? チャッチャッチャ♪」
もう1人!?しかも炎の球体……アイツは太陽って言っていたけど、まさか太陽系の能力なのか!?
すぐに『黒鞭』を引いて、花咲さんたちを守るために後ろにさせる。
だけど、後ろを見ればさっきの水の方の
「あんたたちの探し物って、この子たちかしら?」
「「つぼみ、えりか!!」」
水の方の
それは花咲さんたちが探していたシプレとコフレだった。
「「シプレ、コフレッ!」」
「ほ、ほらぁ信じてたから会えたメポ…」
「でもこれはちょっと違うミポ…」
挟撃の状況…皆を守って戦えるか?2人の
「お前ら、俺達から『レインボージュエル』を取り返すつもりなんだろ?」
「そしてこいつらも取り返したい。そんなことが全部叶うはずないじゃない」
『黒鞭』の放出準備をして、両手を後方に向ける。
デコピンの構えと共にグローブが再び変形する音が聞こえた。
「【 エアフォース 】!」
【エアフォース】の推進力で一気に飛んでシプレたちを取り返そうとするも、
すぐに振り向きざまに『黒鞭』を出すもそれすらも避けられた。
無重力状態での『黒鞭』の
「あんたは『キントレスキー』が捕らえに行ったはずだけど…そう簡単には行かないようね」
「2人を放せ!」
「おっと、こっちはどうなってもいいのか? チャッチャ♪」
「なっ!?」
炎の
すぐに【エアフォース】で花咲さんたちの元に移動して、守るように立つ。
「両方とも守れるかしら?」
「ッ!?」
あっちの
「ど、どうすれば……!」
「あ、あぁ…」
いや、オーバーするけど【オクラホマスマッシュ】で……ッ!?
「伏せて!!」
「「えっ!?」」
すぐに4人を抱き寄せて守るようにし、頭を伏せさせた。その次の瞬間、赤と青の光が同時に飛んできて、それぞれ赤が水の球体に、青が炎の球体に命中した。それによって球体は蒸発するかのように破裂した。
「……今のは…?」
顔を上げて上を見上げれば、5人のプリキュアがいた。
「あぁ…皆さん!」
「3人とも、大丈夫?」
「う、うん! デクが守ってくれて……!」
良かった…無事だったんだ……でも見た感じ、ソラさんたちはいないみたいだ。
てことはここに偶然にも来たって感じか。これならシプレたちを救える!
「おのれプリキュア…! でもまだこの子たちが…——」
「——ハァッ!!!」
「ギャァ!?」
水の
僕たちは慌てて避ければ、そのまま炎の
「つぼみ!」
「えりか!」
解放されたシプレとコフレは花咲さんと来海さんの元へ飛んで行っていたため、僕はすぐにメップルとミップルを抱き寄せてローズの傍へと離れた。花咲さんたちはシプレたちと無事抱きしめ合うことで光が発生し包まれ、その光の中で2人はプリキュアへと無事変身することが出来た。
同時にその光がプラネタリウム全体に広がっていく。やがてその光が消えると、プラネタリウムだったそこはウォーターライドに変わっていた。
さっきまでのは実体のある幻覚のようなものなのか?でもプラネタリウムは元々あった、あの光で場所が変わったのか?
「ハッ! お前たち、それで逆転したつもりかい?」
「だったら、とんだ勘違いだぜ?」
2人の
同時に背後から何かが強い衝撃で着地するような音が聞こえ、振り返ればそこにはまた別の
「「「ナイトメアッ!」」」
「久しぶりだね~お嬢ちゃんたち!」
全体が鳥のような異形型の
「ブロッサム、マリン、デク! ここは任せて、メップルとミップルを連れて早く!」
「そんな…!」
「あたしたちも戦う!」
ドリームの言葉にブロッサムとマリンは一緒に戦うべきだと主張する。
数的にはこっちの方が有利かもしれない…でも
それはどの戦いでも同じことだ。
戦闘訓練の時もそういう所を指摘されたからわかる。
「さっき、ココたちが言ってたじゃないですか。『レインボージュエル』はみんなの夢や希望が詰まって輝いている、とっても大切な物だって」
「私たちだけじゃない。私たちの友達や家族、みんなの希望の光だから、力を合わせて、絶対取り戻しましょう?」
「でも……」
「そうはさせないぜ?」
レモネードとミントが微笑んでそう言った。
だけどブロッサムは心配なのかまた俯く。
けど
指を鳴らすだけで、何もないところから炎を自由に出して操ることができるのか…!
「なぎさとほのかは、メップルとミップルがいないとプリキュアになれないの!」
それって、メップルとミップルがいないあの2人は今危険な状態ってことなのか!?
「『レインボージュエル』を取り戻すためには、プリキュアみんなの力が絶対に必要なの! だからお願い! 私たちは大丈夫! みんなの大切なものを……奪おうとする人たちなんかに、絶対…負けないんだから!」
「……わかった。ここは頼みます!!」
僕はメップルとミップルをマリンに預けてから片腕に『黒鞭』を出し、ブロッサムとマリンのお腹に巻き付ける。同時に%を少し上げながらかがみ、一気に跳躍した。
「しっかり掴まってて!」
「は、はい!」
空いているもう片方の手を伸ばして『黒鞭』を放出する。『黒鞭』はその先にある木を掴んだ。
そして一気に『黒鞭』を使って進み、その場を後にした。着地してから『黒鞭』を解いて、僕たち3人は走り出した。みんなのためにも、急がないと…!
——◆——
同時刻。
一般人であり、避難した人々が『フェアリーパーク』を離れ、その橋の奥である街から『フェアリーパーク』を不安の表情で眺めていた。
だがそんな中、突然のクラクション音が響き渡る。人々はなんだなんだと振り返れば、その先には高速で走る『*1黒一色で統一された謎のスポーツカー』だった。人々は慌てながらその進行方向を避けると、スポーツカーはそのまま走り抜けて『フェアリーパーク』へ繋がる橋を走り、『フェアリーパーク』へ向かって行った。
なんかフレッシュプリキュアの部分だけ削られてる……そんなつもりじゃなかったんだけどな……でも完成した後に自分で呼んで気づいたし、修正すると余計時間かかるし……てな感じでこうなっちゃいました。フレッシュプリキュアが好きな方、申し訳ございません!!!
もしよければお気に入り登録と評価、感想のほうよろしくお願いします!