ひろがるスカイ!プリキュア〜救けて勝つヒーロー〜 作:伽華 竜魅
ちびたXtreme様、誤字報告ありがとうございます!
コラボ相手『そらまめ24』様。
コラボ作品
『ひろがるスカイ!プリキュア〜無個性なヒーロー〜』
https://syosetu.org/novel/335973/
大変オススメする作品であります。
相手様のコラボの時系列は、第46話~第47話に当たります。
同時刻、お化け屋敷。
デクとブロッサム、マリンらが『レインボージュエル』を探すべく走り出したのと同時刻のころ。
お化け屋敷の中に隠された『ミラクルライト』を取り戻すべく、屋敷に入ったココたち妖精らは——
「待てこのぉ!!!」
「「「いやぁぁぁあああっ!!!」」」
——『ウラガノス』に見つかり、鬼ごっこ状態になっていた。
そして逃げ先は物置場になっており、妖精たちは散らばって隠れた。
ウラガノスは周囲を見渡し、1つも見逃さないように探し始める。
「隠れたって無駄だ! さっさと出てこい!」
バレていない隙に妖精たちは1つの木箱に全員で隠れた。だがそこは思っていた以上に狭く、満員電車のようにぎゅうぎゅう状態になっており、全員が辛く、ついうごめいてしまう状態だった。
「どこに隠れたんだ…お?」
ウラガノスはそれによって暴れている木箱を見つけ、その木箱を抑えてから、蓋を開けた。
「見つけたぞ~!」
「「「あぁぁぁぁぁぁっ!!!」」」
妖精たちは急いで逃げようとするも、ウラガノスはそれを許さず妖精を全員捕まえた。
妖精たちは成す術なく、ただただ助けを求めながら泣きわめくことしかできなかった。
「このままお前たちをどこかに閉じ込めてや——ゴハッ!?」
「「「えっ!?」」」
だが次の瞬間、ウラガノスに光弾が命中した。
それによってウラガノスは妖精たちを捕まえていた手を放してしまう。
ウラガノスは咄嗟に光弾が飛んできたほうを見れば、そこには2人のプリキュアがあった。
「お、お前らは!?」
「ッ! スカイ! プリズム!!」
キュアスカイとキュアプリズムだった。
スカイが外まで漏れる妖精たちの悲鳴を聞き取り、急ぎ駆けつけて来たのだ。
「これ以上妖精さんたちをいじめることは許しません!」
「こんなところにプリキュアが2人も…! だが、叩き潰してやるわ!」
「あなたの好きにはさせないよ!」
プリズムの声と共にスカイが駆け出す。
ウラガノスもまた駆け出し、拳を構える。
「ぬぅおあ!!」
「ハーッ!!」
ウラガノスの攻撃を避け、スカイはそのウラガノスの腹部に拳を突き刺した。
それを受けたウラガノスは吹き飛ばされ、屋敷の壁に激突し、そのまま外に出た。
だがウラガノスはすぐに地を抉りながらも持ち堪えた。
「ぬぅ! これしき——」
「【 ひ~ろ~が~る…プリズムショット 】!!」
「——ッ!?」
だがプリズムが畳みかけて【プリズムショット】を放つ。ウラガノスはそれをすぐに腕をクロス状にして防いだ。
「なめるなと、言っただろう!!」
ウラガノスは一気に駆け出し、攻撃する。
そこをスカイが間に割り込み防御した。
「く…っ! (なんてパワー…!)」
一方妖精たちは、後から来たあげはと思能と合流し、隠れていた木箱の中に『ミラクルライト』があったことに気づき、人数分取り出していた。
「スカイとプリズムが相手をしている間に、『ミラクルライト』を点けるココ!」
「それで何が起こるの!?」
「『レインボージュエル』がどこにあるかわかるナツ!」
「不思議な原理……」
あげははすぐに『ミラクルライト』をエルに渡してから自身も持つ。
一方で思能はあまりにも都合がいい機能性に疑問を浮かんでいたが、すぐ近くでスカイたちが戦っている状況、今は言う通りにするべきだと、脳内0.5秒というわずかな時間で考え抜いた。
「『ミラクルライト』ー! プリキュアに『レインボージュエル』のあるとこを教えてココー!」
「おぉ…やっぱ妖精さんたちは使い慣れていらっしゃる…!」
「(『ミラクルライト』もただの祝福用とかそう言うのじゃない……持ち帰って事細かく研究しないと……)」
すると『ミラクルライト』が光り出す。
1分も行かないぐらいほど時間が経つと『ミラクルライト』は光を失った。
「これでプリキュアたちに『レインボージュエル』の場所が分かったはずや! ワイらはスカイたちの邪魔にならへんよう離れんと!」
「急ぐロプ!」
妖精たちは急ぎ走り出し、その後をあげはと思能も続いて走り出そうと——
「面倒なことをしてくれたな!」
「ッ! うぁ!!?」
——したが、思能が突然後ろから何かに首を強く掴まれ、引き寄せられた。
突然のことにあげはたちは振り返ればそこには『ムカーディア』がいた。
「思能ちゃん!」
「動くな! この小娘がどうなってもいいのか?」
「ぐぅ…! (中央エリアで現れた異形型…!?)」
ムカーディアは空いている手を上げると、周りの物が浮き出す。それらで攻撃し、あげはたちは急いで回避していった。
そして急ぎスカイたちが抜けていった穴から外へ避難した。ムカーディアは思能を掴んだままゆっくりと同じように穴から出る。
「おとなしく『ミラクルライト』を渡せば、この子娘は解放してやろう」
「そ、それは…」
「断ったら、コイツはここで終わるまでだ」
そんな危険な状況を、戦っていたスカイとプリズムも気づいた。
「思能ちゃんッ!!!」
「ふんぬぅ!!」
「ッ! ぐぅ…!!」
特にプリズムは深刻そうな顔をする。
友達がピンチな状況だが、今現在相手しているウラガノスもまた強敵であるが故に、スカイと共に戦ってやっと互角。
それによって、助けに行きたいが行けない状況だった。
「早くしろ。本当にコイツがどうなってもいいのか?」
「思能ちゃん…わかった。渡せばいいんだね?」
「「「ッ!?」」」
「フンッ、話の分かる女だな。先にそっちから『ミラクルライト』を渡せ」
あげははムカーディアの要求に、木箱に入っている『ミラクルライト』を木箱ごと渡そうとした。
その前にエルを妖精たちに預け、木箱を持ち上げてゆっくりと、ゆっくりと足を動かす。
「(『ミラクルライト』で『レインボージュエル』の場所はきっとプリキュアたちに伝わってるはず…それに、大人が子供を助けないでどうするの!!)」
「早くし——」
「——伏せてッ!!」
「「ッ!?」」
ムカーディアの声を遮るように、思能が大声で叫んだ。それに対しムカーディアとあげはが驚くその瞬間。ムカーディアと思能目掛けて何かが空中から勢いよく降って来た。
「「「わぁぁぁああ~~!!!」」」
「な、何ですか!?」
「何が起こって……ッ!?」
その衝撃によって周辺にいた妖精たちと戦っていたスカイたちは飛ばされそうになり、同時に土煙が立ち昇る。だが次の瞬間にはムカーディアが土煙の中から吹き飛ばされるように現れ、そのままお化け屋敷に激突した。
「ったく……なんで2対2でこんな悪い状況になってんだァ?」
土煙が晴れると、そこには座り込んでいる思能とその傍にプリキュアに変身していたクラウディ、そして片手を突き出しているAMOがいた。
「オール・マイ・オーンッ!?」
「それにクラウディも!!」
それを見たスカイたちは驚愕の表情に染まっていた。
「大丈夫!?」
「…うん……」
クラウディが思能を心配するも、思能はゆっくりとAMOを見た。
「……」
それに気づいたAMOも思能に顔を向ける。
そして思能の目は覚悟を決めた目をしていた。
「……もう学校生活も、唯一できた友とも過ごせなくなるぞ。それでもいいんだな?」
「遅かれ早かれこうなることは決定されてる……ただ、予定が狂っただけ……それに私は…ううん——」
思能はゆっくりと立ち上がるとAMOの横に並ぶように立つ。そして左腕の袖をめくり、腕時計みたいなものを1回タップした。
「——…
「……そうか、まぁた学校との手続きとか諸々しないといけねぇな…」
2人の意味があり、周りからだと追いつけない会話に困惑の表情をしていた。
特にプリズムはそれがくっきりと出ていた。
「し、思能ちゃん……?」
「ごめんましろ……理由は、この後わかる……」
「え…それってどういう…——」
次の瞬間。
ムカーディアが屋敷から飛び出し、周囲から物を引き寄せて攻撃しようとした。
クラウディはすぐに構えるが、それをAMOが静止させる。
「この人間風情がァ!!!」
ムカーディアは物を投擲する。
だが突然ある方向からミサイルが飛んで現れ、それらを全て命中させて爆破した。
「なにッ!?」
「今のは…!?」
ミサイルが飛んできたほうを全員が見れば、その奥には1台のスポーツカーらしき車が走行して来ていた。
「私の名は
「えっ、
スポーツカーはスカイたちの元までくれば瞬時に思能の傍まで行くようにドリフトをし始めた。
その間にAMOはクラウディを掴み、スカイたちの方へ投げた。
「私たちの『ボス』、オール・マイ・オーンに尽くすと誓った幹部の1人…!」
思能の大声による発言は、その場にいる全員…AMOを除く全員が驚く内容だった。
特にプリズムは信じられない表情をしており、数歩足を引いてしまった。
「思能さんが、オール・マイ・オーンの仲間…!?」
「ほ、本当…なの……!?」
スカイとプリズムの問いに、思能はコクリと1回頷く。そしてスポーツカーは綺麗に思能とAMOの後ろに止まった。
『オ待タセシマシタ。ドクター』
「うんうん、いいタイミングだよ『フェイト』……これで私も戦える……」
スポーツカーは無人で動いており、突然音声のような形で声が発生した。
それを耳にした思能……否、ドクターは当たり前かのような表情で『フェイト』と名前を呼ぶように返答した。
「たかが道具で適うとでも?」
「……1つ教えてあげる」
「あ?」
「世界ってのは不思議で溢れかえってる……でも、それらを凌駕する武器を人間は平等に持っている……」
ドクターの語りにAMOを除く全員がどういうことだと頭に「?」が浮かぶ。
だがドクターは気にせず、自身の羽織り着ていた白衣を掴み脱ぎ捨てた。
「それは限界を超えないと言われるけど……"個性"や別世界の未知の力も上回るときがある……」
そして両手足の首部分から何かが起動し、それぞれ膝と肘まで覆うように形を変えていく。
同時にドクターの背後でスポーツカーであるフェイトが一部パーツを分離した。
「私の作った発明品は、それらもすべて計算内に入れて作り上げた……だから、上回ることができる…!」
その分離したパーツは塵のようになると、浮きながらドクターの手足に纏わりついていき、覆うように形を変えていた物と融合していく。
『腕部脚部『コンデニウム』ニヨル『最新鋭圧縮技術』、並ビニ『ナノテクノロジー』ノ融合形態武装ヲ完了。『スカイジュエル』ヲ原動力トシ、エネルギー充電ヲ開始。同時ニ一部分離ニヨル武器変形ヘノ”チェンジ”ヲ開始シマス』
フェイトの言葉と共にさらにスポーツカーがパーツを一部分離させ『ナノテクノロジー』によって形を変えていき、それはドクターの身体には合わない程巨大なハンマーとなった。
それによってドクターは、腕部と脚部に黒い装甲を纏い、巨大なハンマーを持つ姿へと変わった。
「一体何者なんだ貴様は!?」
「さっきも言った……私は、オール・マイ・オーンの忠実な幹部の…その1人、発明家にして科学者…ドクターだって…!」
ドクターの腕部並びに脚部、そして巨大ハンマーのつなぎ目部分から光が漏れていた。
——◆——
同時刻。
先頭を僕が走り、その後ろをシプレとコフレを抱いているブロッサム、メップルとミップルを抱いているマリンが走っていた。
「…! 『レインボージュエル』はあそこですぅ!!」
「「「ッ!?」」」
「ココたちが『ミラクルライト』を見つけたですぅ!」
突然シプレとコフレがそう言い、コフレが歪な城に指を指す。その城を見れば、確かに一瞬だけ何かが光って見えた。
「ッ! ポルンとルルンを感じるミポ!」
「近くにいるメポ!」
そう言うとメップルとミップルはマリンの腕から抜け出し、地面に降りた。
僕たち3人は思わず足を止めてしまった。
「ミップルたちはポルンたちを探しにいくミポ」
「3人は『レインボージュエル』を頼むメポ!」
「みんなにあんたたちを頼まれたんだもん! 2人だけじゃ心配だよ!」
マリンの言う通りだ。
この子たちは戦えないし、
「ならコフレたちも行くですぅ!!」
「「えっ!?」」
シプレとコフレはブロッサムの腕から抜け出し、メップルたちの傍に移動した。
「4人で行けば大丈夫です!」
「時間がもうないミポ!」
「……わかった!」
「みんな、気を付けてください」
ブロッサムたちがそれを許せば「必ず駆け付ける」と「それまでお願い」と言い、シプレたち4人はポルンたちを探すため走り出した。
「急ごう2人とも、みんなのためにも!」
「はい!」
「うん!」
向かうべき場所は分かった。
僕たちは城へ向かって急いで走り出した。
——◆——
同時刻、お化け屋敷エリア外。
そこでは未だ戦闘が続いており、ウラガノスをスカイとプリズムとクラウディの3人が相手し、ムカーディアのほうをAMOとドクターが相手し戦っていた。
「ハァッ!」
「ふんぬっ!」
スカイとウラガノスの拳がぶつかり合う、その間にウラガノスの背後に回ったクラウディが蹴りを入れるも、ウラガノスが振り向きざまにそれを防御した。
「くっ…!!」
「無駄だと言っているだろう!!」
そしてそのままクラウディの足を掴み、勢いよく振りかざしてスカイに叩きつけた。
だがスカイはすぐにクラウディを受け止め、地面を抉りながらも必死に飛ばされないよう耐えた。
「大丈夫ですかクラウディ!」
「うん、ありがとう…!」
その間にプリズムはウラガノスの周辺を走りながら、光弾を連射して攻撃する。
だがウラガノスはそれを受けながらも耐え、プリズムへ向かって駆け出した。
「…!?」
「さっきから痛いわァ!!」
ウラガノスは腕を振り下ろそうとするも、すぐさまクラウディが駆け出し、今度は確実にウラガノスの腹部に蹴りを入れた。
「んぐっ!?」
「おぉぉッ!!!」
そしてその勢いのままウラガノスを吹き飛ばし、ウラガノスはこれ以上吹き飛ばないよう耐えた。
「プリズム! 思能さんが気になるのはわかる! だけど今はアイツを何とかしよう!」
「う、うん!!」
そう言い、3人は再びウラガノスへ駆け出した。
一方でムカーディアと戦っているAMOとドクターは、優勢状態になっていた。
「おのれぇ!!」
「『
ムカーディアは両手足にあるムカデの脚の触手で攻撃するも、AMOは『
そしてそこをドクターが脚部の機能でアップした速度アップによる駆け足で一気にムカーディアの真横に移動した。
「なっ!?」
「”点火”!!」
ドクターの指示によりハンマーがロケットのように噴射し、その勢いを乗せた攻撃でムカーディアを横から叩いた。
「フンッ!!」
そしてその勢いによってムカーディアは吹き飛ばされる。
「フェイト! ”ミサイル発射”!!」
『了解』
ムカーディアの吹き飛んでいく先に、先回りしたフェイトは走行しながら左右からパーツを展開しミサイルを放つ。
ムカーディアはすぐに体勢を立て直すも、ミサイルは地面に着弾し爆発した。そしてその爆破により炎が燃え広がる。
「おのれぇ……!!」
その爆炎の中を潜り抜け、ムカーディアの身体に黒い鋼線が巻き付いた。
「ぬぁッ!?」
そのまま引き寄せられ、爆炎の中に突っ込んでいく。ムカーディアは黒い鋼線を無理やり破るが、目の前に爆炎の中で何かが接近しているのが分かった。
「”チェンジ”、右腕部・レールガン!」
ハンマーを持っていないドクターが接近していた。
否、正確には『ナノテクノロジー』で創られた武器であるハンマーはドクターの命令に従い、その形を右腕の装甲と合体するように形を変え、巨大なレールガンへと形態変化していたのだ。
そしてそのレールガンの先端をムカーディアの腹部に突き立てる。
『エネルギー充電完了。異常ナシ。発射可能』
「……”ファイヤ”!!」
その言葉と共にレールガンから青いエネルギーが放たれ、ムカーディアはもろに受けた。
同時にレールガンの勢いによって周辺の炎は吹き飛ぶように消えた。
「フェイト、敵の生命反応をスキャン!」
『対象スキャン開始……——…完了。生命反応アリ』
ムカーディアは目を開き、ドクターを睨んでいた。
ムカーディアは攻撃しようとするも、ドクターの背後から『触手』が伸び、ドクターの身体に絡みつけば一気に引き寄せ、ムカーディアとの距離を開けた。
「やっぱ決定打までとはいかねぇか……!」
「うん…『スカイジュエル』のエネルギーでもダメ……ボスの言う通り、ましろたちが変身しているプリキュアというもの……それに宿る力でないとダメ……」
「ッチ……プリキュアでさえ未だに俺たちにとっちゃ未知なのに、それでないと倒せないとは……めんっどくせぇなぁ!!!」
AMOは剣を抜き、ドクターは、レールガン形態を消すと『ナノテクノロジー』は再びハンマーへと変わった。
『対象スキャンデータ共有。敵ハ簡単語デ言エバ悪デアリ闇デス。プリキュアハ、ソレニ相反スル
「ありがとうフェイト……ボス、向こうで戦ってるましろたちの敵…そいつと目の前の敵をぶつけて、一気にオーバーキル……それが今最も合理的な作戦だと思う……」
「あぁ……どのみちこの状況が終わるまでの休戦と共闘だ。今のうちにデータも取れるだけ取っといてくれ」
「うん…!」
作戦会議を終えた2人は、スカイたちの戦闘を見ながら再びムカーディアとの戦闘を始めた。
ドンッ!と音ともにクラウディは地を抉りながらも持ち堪えた。
「フンッ!」
「ッ! ハァッ!!」
ウラガノスがクラウディへ接近し拳を振り下ろす。
クラウディはすぐに片足で蹴り上げて反撃し、拳と足がぶつかり合う。
「くっ…! (パワーに差がありすぎる…!)」
「ボトム様が突然求めだしたあの異なるガキと瓜二つの顔をしているが、お前はアイツとは違いそこにいる他のプリキュアたちと同じだな……!」
「ッ! (デクを狙っている…!? 僕と違って"個性"を持ってるからか? いや、だったらオール・マイ・オーンさんや思能さんも狙ってもおかしくないはず……!)」
足と拳の押し合い、勝ったのはウラガノスであり、クラウディは吹き飛ばされた。
だがすぐに身体を回転させることで体勢を立て直し、足もとに雲を出した。
それと同時にウラガノスの左右からスカイとプリズムが距離を詰めて攻撃する。
「ハーッ!」
「ヤーッ!!」
だがウラガノスはその左右からの攻撃を受け止めた。
「無駄だと言って——」
「いいえ…!」
「作戦通りだよ!」
しかしそれはスカイたち3人の作戦だった。クラウディが主力として戦い、一瞬でも隙を作る。
その隙をつきスカイとプリズムが接近してウラガノスを動けなくするよう拘束する。
それが3人の作戦だ。
「き、貴様ら!?」
「今ですクラウディ!!」
「うんッ!!」
ウラガノスは自身の両腕を掴み抑えてくるスカイとプリズムを振り解こうとするも、2人は負けじと踏ん張り抑え続ける。
その間にクラウディは一気に飛び出し、遠心力を乗せた足を構えた。
「【 ひろがる…クラウディスマッシュ 】!!」
「ゴホッ!!」
クラウディは片足を突き出し、【クラウディスマッシュ】を腹に命中させた。
そしてスカイとプリズムが放すとウラガノスは【クラウディスマッシュ】を受けたことで吹き飛んでいく。浄化技でもあるためか、先までの攻撃よりも顔を歪ませていた。
ウラガノスはすぐに体勢を直そうとするも、後ろから何かが強く激突し合ったような衝撃と痛みが起こり出し、その勢いはピタリと止まった。
「ッ! ムカーディア!?」
「ぐ……っあ…!」
ウラガノスが振り返れば、AMOたちの攻撃で再び吹き飛ばされたムカーディアがいた。
そこに黒い鋼線が伸び、2人を背中合わせのまま拘束した。
「ッ! 思能ちゃん、オール・マイ・オーン!」
プリズムが奥を見れば、左腕の装甲で鋼線を出しているドクターと、右腕を構えているAMOがいた。
「プリキュアども! 今すぐ技を放て! 一気に倒す!!」
「ッ! わかりました! プリズム!!」
「う、うん!」
「(だったら僕は…!)」
AMOの指示に従い、スカイとプリズムは『スカイミラージュ』を構える。
同時にクラウディは雲を何度も出し、上へと駆け上がっていった。
「おのれ…こんなもの…!」
「フェイト! 高圧電流を!!」
『『スカイジュエル』カラエネルギーヲ充電。高圧電流起動』
ウラガノスとムカーディアは黒い鋼線を破ろうとするも、ドクターはまた破られることは予想しており、高圧電流を使った。
それによってウラガノスとムカーディアは高圧電流を浴び、身体が硬直した。
「今ッ!!!」
ドクターの叫びと共い、AMOは片手を突き出すと同時に"複数個性"を発動させた。
「『空気押し出し』+『
スカイとプリズムは『スカイストーン』を『スカイミラージュ』にセットし空いている手を互いに繋ぐと、『スカイミラージュ』を持つ手を掲げた。
【 プリキュア!】
【 アップドラフト・シャイニング!】
そしてクラウディは一気に落下し、その落下の勢いを乗せながら身体を縦に回転させる。
クラウディは既にデクの戦いである戦法を1つ参考にしており、それを今自分の技として使用した。
「【 ひろがる…クラウディスマッシュ 】ッ!!」
それぞれが最大の一撃を放つ。
AMOは右手を突き出すと『
スカイとプリズムは、光を巨大な円盤へと形を変え、中央部分から溢れんばかりの光を漏らさせてウラガノスとムカーディアを包み込んだ。
クラウディは回転させながら落下し続け、右足に緑の光が溜まっていく。
それによってその回転は発光を始め、クラウディは踵落としの構えをした。
クラウディの脳裏にはデクが使用する【マンチェスタースマッシュ】が映っていた。
計3つの技がウラガノスとムカーディアへ命中し、大爆発が起こった。
「「ガアァァァァアアアアアッ!!!」」
AMOの強大な"複数個性"によるダメージ。
スカイとプリズムの【アップドラフト・シャイニング】による爆発。
クラウディのデクの【マンチェスタースマッシュ】を真似た【クラウディスマッシュ】の踵落とし。
それをモロに受けたウラガノスとムカーディアは、最終的にプリキュアの力で消滅した。
それによって戦いを終えたそれぞれが一息つく。
そしてそこにエルを抱えているあげはと、その後に続いて妖精たちが駆け寄ってきた。
「みんな大丈夫!?」
「はい。何とか倒せました。ですが……」
倒せたことは喜ばしいがまだ戦いは終わっていない。そしてスカイは心配そうにプリズムを見つめた。そんなプリズムの視線はドクター……思能に向けられていた。
思能はというと武装を一度解除し、フェイトは元のスポーツ―に戻っていた。
同時に思能もまたプリズムを見つめていた。
「ましろの思うことはわかる……だけど今は、もっと優先すべきことがある」
「うん……終わった後、話そう?」
「……」
プリズムの少し落ち込みが混じった微笑みに、思能は表情こそ変えなかったが、一瞬だけ瞳が揺らいだ。するとシロップが他の妖精たちと同じ小柄な姿から巨大な鳥に変身した。
「ココたちは他の皆を探すココ! スカイたちは『レインボージュエル』をお願いココ!」
「わかった。あげはさんとエルちゃんも、ココたち皆と一緒に行動してください」
「オーケー! エルちゃんたちは私に任せといて!」
「よろしくお願いします!」
ココたち妖精をエルを抱き上げているあげはがシロップの背に乗り込むと、シロップは上空へ羽ばたいていった。
「私たちも急ぎましょう!」
スカイの言葉にプリズムとクラウディは頷く。
すると車のクラクション音が聞こえ、その音の方に振り返る。
そこにはスポーツカーの運転席に乗った思能と、宙に浮いているAMOがいた。
「急ぐなら…乗って……」
「えっ、し、思能ちゃん私たちの年齢じゃまだ免許取れないよね!?」
「
「細けぇことはいいからさっさとしろ」
3人は慌てながらも急ぎ思能の乗るスポーツカー、フェイトの内部の席に、助手席をプリズム、後部座席をスカイとクラウディが乗り込んだ。
それを確認した思能は所持していた『ミラクルライト』を出す。
すると車内の一部が『ナノテクノロジー』によって形を変え、何かをセットできるような形に変わった。思能はそこにある穴に『ミラクルライト』をセットすると、上部分にあるモニターからレーダーが表示され、ある場所が点滅していた。
『『レインボージュエル』ノ位置ヲ特定』
「レーダーの反応位置に向かう……舌噛まないようにね」
「えっ? 思能ちゃんそれってどういう——」
プリズムが思わず聞こうとするも、その声を消すかのように思能は激しくクラッチ操作をして、アクセルを強く踏んだ。
するとフェイトのタイヤは激しく回転し、一気にスタートダッシュのように走行し出した。
「相変わらずの運転だな……まぁ13歳で運転って普通に無免許運転とか諸々で犯罪だもんな。
高速で荒く走行するフェイトから3人の悲鳴が聞こえるのを眺めてから、AMOは『空気押し出し』と『倍加』を使い、その後に続いて飛び行動した。
10000文字も行ってたってマ?
私びっくりのなんの。
っと、今回の回で『
本名 『
外見
暗緑のツインテールに瞳は緑。
そして身体の合う制服を着ているがその上に身体に合わなすぎる大きな白衣を羽織っている。
そのせいで両手も伸ばせば袖で隠れている。
年齢 13歳。
性別 女
身長 139cm
体重 34kg
誕生日 8月12日
"個性"『???』
ドクター専用サポートアイテム。
命名『フェイト』
超常世界で手に入れる『コンデニウム』
どの世界でも手に入れる『ナノテクノロジー』
スカイランドなどで手に入れる『スカイジュエル』
これら3つを統合させることでサポートアイテムを作り上げている。『スカイジュエル』を原動力としており、拡張ユニットは通常時はスポーツカーとしてプログラムされており、思能の要求で一部パーツを分離し『ナノテクノロジー』にて形を変えて、思能のアーマー装甲などに形態変化。
同時に思能の両手足の首についている輪っかが『コンデニウム』ので出来ている『最新鋭圧縮技術』を付けており、『ナノテクノロジー』で形態変化した装甲と融合合体し、真に装甲にすることができ、武装できる。
更に身体に合わずの巨大な武器を作り出すこともできる。今回で言うと巨大ハンマーがいい例だ。
「チェンジ」と言えば、武器チェンジが行い、武器が『ナノテクノロジー』として両手の装甲とドッキングし、様々な武器に変換できる。
レールガンからビームサーベルまで幅広く、手甲は鋼線を射出することが可能。
レールガンなどのエネルギーを使う攻撃もまた、原動力としている『スカイジュエル』を通して行う。
Ps.これらはまだごく一部でしかない……私の発明品はもっとすごい…by
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