ひろがるスカイ!プリキュア〜救けて勝つヒーロー〜 作:伽華 竜魅
ちびたXtreme様、誤字報告ありがとうございます!
ソラとましろたちが、カバトンがUFO・ランボーグにて街を襲撃しているのを確認した頃。
「……『
『
そしてある程度の高さまで浮き上がったら、【エアフォース】発動!
——ドンッ!
『
まさか夢中で特訓していたら、カバトンが現れてしかも街を襲うなんて……この世界にヒーローがいない以上、対処できるのはプリキュアになれるソラさんたちや僕ぐらいだ。
それに、複数"個性"を扱うAMOへの対応をソラさんとましろさんはまだできていないし、それらの特訓もまだできていない。
アイツが現れたら、僕が対処しないと……!!
きっとソラさんたちも事態に気づいて街に向かってるはずだ。
思考を動かしながら飛んでいると、街に着いたから周囲を見渡した。
やっぱりUFOのようなランボーグが街をめちゃくちゃにしている……街の人たちは避難しているけど、それでも巻き込まれそうになってる人も何人もいる。僕は【エアフォース】で降下し両手を構えた。
「『
『
「ここは危険です! 早く逃げてくださいッ!!」
腹の底からの声で呼びかける。
それを聞いた人々は安全なほうへ走り出した。
『お前は…脇役ッ!? な、何で飛んでるのねん!?』
「ッ! 音声越しの声……お前、ランボーグの中にいるのか!?」
『ゲゲッ!? も、もうバレたのねん!!!』
『
そこには、落下してきている瓦礫から子供を抱きしめて守ろうとする親子がいた。
「まずいッ!」
僕は『
『
「ぐっ!!」
親子を受け止めてからすぐに離れた瞬間、瓦礫はさっきまで親子がいたところに落下した…間に合った……僕はすぐに安全な場所に移動してから親子を降ろした。
「怪我はありませんか?」
「は、はい…」
「なら早くここから避難してください!」
子供も無事なのを確認して、僕は再びランボーグの元へ『
『ムッキ~! 今回は俺TUEEEでプリキュアどもをコテンパンにできると思ったのに…今回の空は俺の専売特許なのねん!!』
「お前にそんなのを決める権利はない!!」
ランボーグが円盤の中心から赤いプラズマを放ってきたけど、僕はそれを【エアフォース】の推進力で避けていく。
かっちゃんの【爆速ターボ】や屋内戦での小規模での『爆破』の使用での細かな動きほどに器用にはまだできないけど……!!
「『
『ぬぉわっ!?』
『
そして空いている手で【エアフォース】を放ち、真っすぐ進む!アイツが離れようとしても、『
このまま……——
——ドォォォオオオンッ!!!!
「ッ!?」
だけどその『
飛んできたほうを見れば、そこには——
「……ッ!? なんで、仮想
——仮想
だけど僕の知っている雄英の仮想
その2機のうち1機が僕に銃口を向けて来た。
——ドドドドドッ!!!
「うわっ!?」
そして銃弾を連射で撃って来た。
僕は咄嗟に【エアフォース】で回避し、ビルの屋上に避難した。
「なんで仮想
スカイたちが来るまで3対1か……空中と地上で2体ずつ……いや、カバトンとランボーグのほうはスカイたちでしか倒せない。
僕にはプリキュアの浄化能力も技もないんだ。
『突っ立ってると的になるぞ脇役ゥ!!』
ランボーグが攻撃してきた瞬間に動き、避けると同時にそのままビルから飛び降りて、顔を下にして落下する。見た感じ、仮想
「『
『
すると撃ってきている仮想
「【 セントルイス スマッシュ!!】」
そして僕の【セントルイススマッシュ】とそのアームの攻撃がぶつかり合った。
僕の知る仮想
「くっ…! やっぱりオール・マイ・オーンが用意した物か!!」
そして弾けるように互いが吹き飛び後方に下がった。片方が中遠距離で、もう片方が近距離か…… 対策を考えていると、仮想
「ハァーッ!!」
「スカイ! プリズム!」
スカイが上から仮想
だけどそこをスカイに続いて来ていたプリズムが光弾で攻撃する。けどそれらも簡単に避けられた。
「遅れてごめんね! まさかランボーグが3体もいるなんて…!」
「いや、こいつらはランボーグじゃない! 僕の世界…超常世界に存在する兵器だ!」
「えっ! それどういうことですか!?」
2人に状況を説明しようとするも急に影で暗くなり、上を見上げればランボーグがいた。
『来たかプリキュア! 俺とお前らどっちがTUEEのか、今日こそ決めてやるのねん!』
カバトンの声と共にランボーグが攻撃してきた。
僕たちはその攻撃を避けてから合流した。
「2人はランボーグを! 僕じゃランボーグを止めても浄化はできない!」
「1人であの地上の敵を2体も相手する気ですか!?」
「というかその服いつの間に直してアレンジしたの!?」
「僕の
するとミサイルが飛んで来ているの気づいて、僕は【シュートスタイル】で被害の及ばない上に蹴り飛ばし、爆破させた。
だけどもう一機の仮想
「デクッ!」
「ランボーグとカバトンは任せる!」
押されながらも声を張って伝え、僕は仮想
奥を見れば、もう1機も2人に見向きもせずに僕に向かってきている。やっぱり狙いは僕か……!!
「くっ! ハァ!!」
押し続けている仮想
僕はそれを避けて『
銃弾は【エアフォース】でも吹き飛ばせないし、アイアンソールや『ミッドガントレット』もずっとくらい続けば壊れる。
やっぱり攻撃を潜り抜けて直接当てるしかないか…!でも雄英のとは性能が全く違う……
装甲の厚みも、機能性も、戦闘力も、すべてが本物の
「『
『
「兵器なのにまるで人のように……! これがましろさんの言っていた思能さんの…ドクターの技術力によるものか…!!」
すぐに倒して加勢に行くって言ったけど、簡単にはいかなそうだ……でも、やるしかない…いや、やるんだ!
——◆——
デクが実戦用試作仮想
「カバトン…!」
『TUEE俺様を無視するなァ!』
「…ッ、スカイ! ここはデクくんの言う通りに!」
「…はい!」
スカイとプリズムは気を取り直し、空中にいるカバトンとランボーグに攻撃を入れるため、一番高いビルへと走り出す。
その間にもランボーグからの攻撃が降り注ぐが、2人は避けながら進んでいき、ビルの屋上のフェンスに足を着いた。
「「ジャンプ!」」
そしてカバトンへと跳び上がる。
だがそれでも届くかどうか微妙な距離だった。
『ヘナチョコジャンプで届くもんか!』
「スカイ!」
だがそれは2人も分かっており、プリズムがスカイを呼べばスカイは頷く。
プリズムは身体の上下を反転させて、うまくスカイの後ろに行くと、2人は互いの足裏を合わせた。
「ハァ!」
そしてプリズムはそのままスカイを蹴り飛ばし、スカイはその勢いで更にカバトンへと距離を詰めていった。
「(これなら…!) ハァー!!」
『残念!』
だがカバトンは余裕と煽りを乗せたようにそう言うと、UFO・ランボーグはそのまま後方に下がり、逆に届かなくなってしまった。
「へっ!?」
「ズルくないそれ!!?」
それに対してスカイは思わず裏返った声で驚き、プリズムも思わずツッコむ。
そしてスカイは必死に空中に長く留まろうとするも、飛ぶことも浮くこともできない為そのまま落ちてしまった。
「スカイ!」
先にビルに着地していたプリズムは、光弾を出し、そして器用に操り落下しているスカイのために足場を作り出す。
スカイはそれを見て体勢を立て直し、光弾を足場にしてうまくビルに着地した。
「ありがとうございます!」
「うん! それは良かったんだけど……」
「……ッ」
スカイとプリズムは上空にいるカバトン…ランボーグを見る。
そこにはランボーグは紫のエネルギーを充填しており、ゆっくりと膨れ上がっていた。
「なんかやばそうな予感がしてるの……私だけかな?」
「いいえ、ヤバヤバです…!」
あまりにも危険と既に悟った2人は、すぐにその場から離れようとする。
だが一手、カバトンのほうが早く、そのエネルギーはレーザーとしてスカイとプリズムがいるビルへと放たれた。
2人はビルから離れたがその衝撃に巻き込まれてしまい、土煙が立ち昇り見えなくなってしまった。
「ぎゃはははッ! 俺様、TUEEE……! と、言いたいところだが…プリキュアもまぁまぁTUEEEし、ここで油断するから負けるのねん!」
カバトンはこれまでの戦闘をしっかりと経験値としており、一切の油断を許さないよう確実にプリキュアを仕留めようとしていた。
鍵盤を打ち込んでいき、レーダーでプリキュアの位置を特定し、その位置をリアルタイム映像として映し出す。映像にはちょうど土煙が晴れ、スカイとプリズムが地上にて気絶しているところが映し出された。
「ぐふふふ! トドメ……あ?」
それを確認したカバトンはトドメを指そうとするも、別の反応を検知したレーダーがそれを知らせ、モニターの映像に映し出した。
そこにはベビースリングに乗ってプリキュアの元に向かっているエルが映っていた。
「おっと…うーん……ま、こっちだな」
カバトンは先にエルを攫うか、それともプリキュアにトドメを刺すか迷ったが、エルを優先した。
だがその直後に再び検知音が鳴り出した。
「あん!? 今度は何!?」
3つ目の映像が映し出されると、その映像には鳥の姿で少し汚れているツバサが映っていた。
「カバトン、エルちゃんに手を出すな! 僕が相手だ!」
そしてツバサはエルを守るために、カバトンに宣戦布告をした。
だが同時にツバサは飛んでいるカバトンとUFO・ランボーグに対し、何も対策も考えておらず一瞬で青ざめた。
——◆——
「クソ…ッ!」
とても大きな衝撃音が響いて反射的に見れば、スカイとプリズムがやられて気絶しているのが分かった。2人を救けに行こうにも仮想
「邪魔っ、するなァ!!!」
『
「ッ! 別の所を狙ってる……?」
カバトンとランボーグ本人はなぜかスカイたちとは別の方に移動しながら赤いプラズマを放っていた。
2人が心配だけど、もし民間人だったら危険すぎる。僕は2人なら大丈夫だと信じてカバトンの方へ向かった。
そしてカバトンたちに追い付けば、カバトンが狙っているものが分かった。
「エルちゃんにツバサくん!?」
ベビースリングに乗って飛んでいるエルちゃんと鳥の姿で走っているツバサくんがいた。
そしてツバサくんはエルちゃんのベビースリングに飛び込み一緒に乗るも、その結果エルちゃんたちの速度は落ちた。
チラッと上にいるカバトンとランボーグを確認すれば、さっきまでの攻撃と別の攻撃か何かを放とうとしていた。僕は【エアフォース】と『
『なっ!? 脇役!?』
「ッ! い、出久さん…!?」
「えるぅ!」
『
『待てェ!! プリンセスを渡すのねェん!!』
カバトンとランボーグが追ってくる。
すると横のビルの壁が壊されて、そこから仮想
「出久さん…と、飛んで…!?」
「危ないから伏せて目と口を閉じて、歯を食いしばって!」
瞬間連射の音が鳴り、上からも赤いプラズマが降り注いで来た。
それらを全てうまく予測して躱し続けながら距離を取ろうとするも、向こうはそれを許すことなく追いかけ続けてくる。
疑似%をしようにもエルちゃん達を抱えている状態では無理だし2人が危険だ。
ビルからビルへ飛んで、一瞬だけ『
でもこれ以上逃げ続けていたら街への被害も拡大し続けるし、下手したらまだ一般人がいるところに出てしまう可能性もある!
『こんのォ!! おとなしく渡すのねん!!』
上空からの攻撃を避けるために、細道の路地裏に!
「い、出久さん! まだ追いかけて来ます!」
「仮想
仮想
やるしかないか……ちょうど路地裏を出てから道路の十字路に着き、僕は一度止まり地上に着地して振り返った。それを見た仮想
「2人とも、危ないからここからは顔を出さないで」
「えっ、それどういうことですか?」
「えるぅ?」
『
さらに『
3対1でエルちゃんたちを安全な場所に避難させても仮想
ツバサくんがエルちゃんを連れて逃げ出すにも、その間に足止め出来る保証はない。
だから守るためにもこうするしかない。
スカイとプリズムまでの距離も大分離れたから、目を覚ますまでは被害はいかないはずだ。
『素直に渡すことはできないのか脇役!』
「絶対に、嫌だ…!」
【フルカウル】の常時纏える%は30%。
今が20%だから、ここからは常に30%にする…!
「ツバサくん。『
「ッ! わ、わかりました!」
「えりゅりゅ!?」
エルちゃんが心配でもしてくれてるのか、どこか悲しそうな声を出した。
それに対し僕は顔を横にして見せて笑った。
「大丈夫だよ。
なるべく揺れないよう『
それしか方法が今は思いつかない。
スカイたちが目覚めて来るまでの耐久戦だ……!!
【『OFA』フルカウル】… 30%!!!
重要注意点!(大事だから読んでください)
『
それとデクがエルちゃんとツバサを抱えて逃げ出すシーンはヒロアカ映画『ワールド ヒーローズ ミッション』でデクがロディを抱えて警察から逃げるシーンを真似てます(私個人はです)。
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