ひろがるスカイ!プリキュア〜救けて勝つヒーロー〜 作:伽華 竜魅
ちびたXtreme様、誤字報告ありがとうございます!
皆様、約三か月ぶりです。
まず最初に、三か月も更新を止めてしまい誠に申し訳ございませんでした。
理由といたしましては、拝見してくださってる方々は知ってる、もしくは察してくれてるかもしれませんが、同時進行で執筆させてもらっている『この"沢山の歌声"で、"曲"で、ヒーローを目指します』のほうを、物語の関係上一時的に優先させていただき、こちらの方を報告もなしで一時的に更新を停止させてもらいました。
誠に申し訳ございません。
今後もこっちの作品は更新速度がとても遅くなりますが、なるべく中途半端に終わらず、執筆し続けようとと思っております。
そして、今後もまた自分が書きたくなって新しいのを執筆する可能性もありますので、その場合はより更新速度が落ちてしまいますが、それでも良い方は今後もよろしくお願いします。
改めて、今後も『ひろがるスカイ!プリキュア〜救けて勝つヒーロー〜』をよろしくお願いします。
それでは、行ってらっしゃい。
普通のたい焼きを作りツバサくんに試食してもらったが、ヤーキターイとは材料などが違うため味は違かったようで、いろんな味のたい焼きを作ったが、材料を切らしたのと別の新しいのを作るためにも追加で材料の買いに出かけた僕たちは河川敷が見える道を歩いていた。
「ハチミツとかカスタード…オレンジとか果物もいいかも!」
「鮭です! 思い付くものは全部買いましょう!」
鮭はどっちかというとソラさんが食べたいからでは……いや、これは言わないでおこう。
追加であんこも買うから、グラントリノ用のたい焼きは作れるとして、念のため僕が無事であることをオールマイトや相澤先生に手紙とかで伝えないとだよな。かっちゃんに譲渡させたはずの『OFA』が僕の中に残ったままなことと、『OFA』とは別の力が"個性"として僕に宿ったことも知らせないとだし……。
「もう時間も無いし、それで上手く作れればいいけど……うん、きっと作れる!」
「ましろさん、ありがとうございます…僕のために、ソラさんと出久さんとこんなに頑張ってくれて」
「お礼なんて全然いいよ。私はただツバサくんにヤーキターイを食べて、喜んでもらいたいだけで…」
「私も思い出します。出久さんとここに来たばかりの頃、ましろさんがスカイランドをイメージした雲パンというパンを作ってもらいました。それが凄く嬉しくて……」
確かにあの雲パンはとても美味しかった。
それはソラさんの為であるし、今はツバサくんのためにヤーキターイに確実に近いものを作ろうと努力している。
「……もしそうだったら嬉しいな」
そしてましろさんはある思い出を、初めて料理を作ろうとした時の事を話し始めた。
仕事で疲れている両親のためにも、おにぎりを作ろうとしたのだが、上手く作れずに泣いてしまうも、それに気づいた両親は一緒に作ってくれたと。
「あの時食べたおにぎりはとっても美味しくて、皆んな笑顔でずっと忘れられない味…もしかしたら私にとってのヤーキターイみたいなものかも!」
「…ぁ」
ツバサくんが急に立ち止まり、僕らも足を止める。
「ツバサくん、どうかした?」
「僕、気づきました……ヤーキターイを食べたかったんじゃなくて…本当は——」
『カ~バや~きいも~、おイモ、おイモだよ~!』
ツバサくんの言葉を遮るようにスピーカー越しのような声が聞こえ、聞こえた方に振り向くと、そこには焼き芋の屋台を引いているカバトンの姿があった。僕はそっと手に持っている袋をそっと地面に置いた。
「ツバサ君、教えて」
「本当に食べたかった物は何ですか?」
『ちょいちょいちょーい!! 聞いてんのか!? 美味しい焼き芋なのねん!!!』
「今大事なところなので後に——…えぇ!?」
僕はすぐに飛び出し、カバトンに対面するように着地した。
「い、出久くん!?」
みんなが驚いている中、袖を捲って手首に着けている
『ミッドガントレット』は僕の腕を上腕から指の根本までしっかりと保護した。
「なんで脇役はちゃんと相手してお前らは無視するねん!」
「ツバサくんが大事な話をしていたからですよ!」
「出久くん、今のは無視してもよかった気が……——」
「——それで被害が出たら?」
「「「ッ!?」」」
僕は少しだけ声のトーンを落としてみんなにそう言うと、3人とも驚いた…特にソラさんはすごく驚いているけど、それが現実だ。
相澤先生もオールマイトも少しでも無視したらそれで亡くなってしまう命があるって、僕たちが楽しく過ごしているときに、遠いところでは誰かが苦しんで救けを求めたりもしている。
この手が届く位置で手を伸ばさないのは僕が嫌だ。だからこそ無視はしない。
エリちゃんの時だって、救えたとはいえ、一度は手を離してしまったんだ…。
「ヒーローってのは人を救けるためにも、決して
「ッ!」
「ソラさんは『目の前にある危機から困ってる人を救ける』と『大事な話だから無視して救けない』、ヒーローを目指す君はどっちを選ぶの?」
「……ッ!!!」
厳しく酷いことをソラさんに言ってしまった……でも、相澤先生もこういう風に厳しく、それでいて優しく指導してくれていた。
だからこそ僕も目の前で困ってる人、それか迫っている脅威があるなら、絶対無視しない。
「どんなことでも空気とかそういうのは実戦では関係ない。目の前に危険が迫ってるなら止める。それもまたヒーローなんだ!!」
【フルカウル】と『
すると僕の隣にソラさんが降りて来た。
「…やっぱり私はまだまだ未熟で…出久さんの言う通りです。ヒーローを目指すのに、悪党を無視するなんてダメな話です!!」
そしてましろさんとツバサくんも降りてきて隣に並んだ。
「まだ日の浅い僕ですが…それでも出久さんの言葉には重みを感じました!」
「今までずっと勝ってきたけど、その勝利までにいっぱい街や街の人たちに迷惑かけてちゃってるから……やっぱりそれだけじゃダメなんだって痛感したよ!!」
そして3人は『ミラージュペン』を構える。
「ヒーローの!」 「「出番です!」」
——◆——
——◆——
3人がプリキュアへの変身を終えるとカバトンも
「ふんっ! 石焼き芋屋に化けてお前らを油断させる作戦は失敗したがまぁいい。カモンッ! 【 アンダーグ・エナジー 】!!」
カバトンも変装なんだろう服を脱ぎ捨てて、いつもの格好になってから片手を構える。
そして【アンダーグ・エナジー】を放出し、そのエネルギーは焼き芋へと入っていき、肥大化と同時に姿を変えていく。
袋に包まれたような身体に顔は焼き芋、伸びる手足は左手だけが大砲になっていた。
「よぉし、あっつ熱の焼き芋弾で四人まとめて芋っちまえ!」
「ランボォォ―グゥ!!!」
ランボーグはカバトンの命令通り、左腕の大砲から芋の形をした砲弾を放ってきた。
それを回避すれば、ランボーグは立て続けに連射してくる。しかもその弾は追尾機能が搭載されているのか、飛んでいるウィングには追尾していく。
「『
「ランボッ!?」
僕は『
ランボーグはそれに驚きながらも踏ん張っていた。
「ハァッ!」
「ランボーグ!」
その隙にスカイが背後から攻撃し、それによって体勢を崩してこっちに倒れるところを、僕は飛びこみ【シュートスタイル】でさらに攻撃した。
だがランボーグは吹き飛ばされながらも体勢を直して着地し、近くにいるプリズム目掛けて砲弾を連射した。
「ハァ!」
それに対しプリズムも光弾を連射して応戦する。
「おらおら負けるなァ! 芋っちまえェ!」
「ランボーグ!」
だけどプリズムのほうが押され始めてしまっていた。
「うぅ……!」
「どうだTUEEEだろ! もっと撃って撃って、撃ちまくれなのねん!」
「『
「ランボッ!?」
すかさず僕は背後に回って『
「ハァーッ!」
そのランボーグをウィングが蹴り、ランボーグが蹴り押されるのを利用して『
「ハァッ!」
スカイは待っていたと言わんばかりに構えており、ランボーグを殴り返した。
「3人とも、凄いよ!」
ランボーグがカバトンの傍で体勢を立て直している間に、僕たちはそれぞれ囲むように立つ。
それを見たカバトンは明らかにマズいと悟り、慌てだした。
「こうなったら! 芋食って……」
カバトンはどこからか芋を取り出したと思ったら急に食べ始め、そして尻を……ッ!マズいっ!!
「ブーッだ!!」
——ブーッ!!
カバトンが大量のオナラを噴射してきた。
「ッ! く、くっさァ〜ッ…!」
「うぅ…!」
「臭いよ〜!」
みんなはともかく、僕はギリギリで
すぐに【オクラホマ】でこのガスを吹き飛ばさないと……——
「今だ! やれランボーグ!」
「ランッボーグ!」
みんなが苦しんでる間にランボーグは僕たちに砲弾を放ってきた。
僕たちはそれぞれ避けたり弾いたりしたけど、プリズムは焼き芋弾を光弾で迎撃した結果、煙が発生して視界が塞がれてしまった。
その隙にランボーグはプリズムに急接近していた。
「ランボーグ!」
「ハッ!?」
プリズムに殴りかかる。
それを見て僕は一気にプリズムの元へ駆け出した。
——ドォンッ!!
「「プリズム!!」」
「ギャハハハッ! おらおらどうしたプリキュアさんよ~? 数は増えたが、全然YOEEE…まずは一匹撃破——」
「——していないッ!」
僕が叫べばカバトンは驚きながらこっちに振り向いた。
先の攻撃、当たる直前に僕はプリズムを抱き上げて(お姫様抱っこで)回避していた。
「怪我は?」
「だ、大丈夫! ありがとう!!」
「……ケッ! 空も飛べねぇ、身軽でもねぇ、そうやって助けられるだけで何も出来ねぇで弱ぇ雑魚のお前は、さっさとやられてしまえばいいのに!!」
カバトンがプリズムに向かってそう発言した。
チラッとプリズムを見れば何も言い返せない顔をして、僕に身体に掴まっている手をギュッと無意識に強く握ってきていた。
「「それは違います!!」」
スカイとウィングが真っ先に否定し、ランボーグへと向かっていく。
「はぁ? 何が違うってんだ? やれランボーグ!」
「ランボーグ!」
ランボーグは砲弾を放つも、スカイとウィングはそれを弾き飛ばしながらランボーグへと向かって行った。
「お前は何もわかってない! プリズムには、誰にも負けない優しさがあるんだ!」
「そうです! プリズムはその優しさでいつも私達を照らしてくれます! それがどんなに心強いことか!!」
「僕のために、ヤーキターイを作ろうとしてくれた! おかげで僕は、大切なことに気づくことが出来た! そんなプリズムは…ましろさんは!」
「周りの皆を照らしてくれる……——」
「「——輝きを持ってるんです!!」」
そして2人は砲弾を全て避けていき、そのままランボーグを同時に攻撃して後方へと飛ばした。
「ウィング…スカイ…」
「黙れ黙れ! 何訳のわかんねぇことを言ってやがる! TUEEEってのは、こういうことなのねんッ!」
「ランボーグッ!」
ランボーグは片腕の大砲を構えると、中にそうてんされて弾が今まで以上に大きいのか膨らんだ。
そしてそれを発射すれば巨大な砲弾が真っすぐスカイとウィングへと向かって行く。
「どうだ! スーパー巨大焼き芋ミサイルだァ!」
それを見て僕はプリズムを抱いたまま駆け出し、2人の前に移動する。
「【 スマッシュ!!】」
そして【シュートスタイル】で上に蹴り飛ばす。砲弾はある程度上に飛ばされてから爆発した。
「プリズム、スカイとウィングの言う通りだ」
「ッ!」
僕はそっとプリズムを降ろして面を向かって言った。
「何度も言うけどプリズムは光を意味する呼び名であり、プリズムは、ましろさんは2人の言う通り、みんなを照らす輝きが、その素敵な笑顔がある。初めてプリキュアに変身する際にも言ったけど、それはましろさんの優しさが、誰よりも他者を思いやる心があるから。そして、それがましろさんの"個性"なんだ。だから自信を持っていいんだ!!」
「……ッ!」
プリズムは涙を漏らし始めた。
そんなプリズムに微笑んでいるとランボーグの叫び声が聞こえて咄嗟にそっちへ視線を向ける。
「何いい雰囲気になってやがるのねん! やっちまえランボーグ!!」
「ランボーグ!!」
ランボーグが僕たちへ再び砲弾を放とうとしてくる。それに対し僕はチラッとプリズムを見れば、プリズムは自分の涙を拭き取り、覚悟を決めた表情で僕を見て来た。
僕はその顔を見て笑い、放たれた砲弾を見て身構える。
「隙は一瞬だ! その一瞬を見逃さず、
「うんッ!!」
僕は両手を構えてグローブを起動させる。
そして【エアフォース】を放って砲弾を全て撃ち落としていき、全て爆発させた。
「今だッ!!」
僕が叫べば、
「ランッ!?」
「はぁ!?」
それを見てランボーグとカバトンは驚き、スカイとウィングも驚いていた。
「いつの間に!?」
「プリズム、いつの間にそんな早く動けて…!?」
みんなが驚いてる中、僕は笑みを浮かべながら、プリズムに向かって再び叫んだ。
「腰を入れて! 撓りを意識して! そしてこう叫べ!!!」
プリズムはそのまま僕の言った通りにしながら右足を浮かせて、ランボーグに振るいながら叫んだ。
「【 ——スマッシュッ!!! 】」
「ランボォッ!!!?」
プリズムはランボーグに蹴りを決めて、そのまま川へ水没させた。
そんなプリズムを見た僕以外の3人は驚いて固まっている。
「ぁ……できた…できた!! できたよデクくん!!!」
「……うん!」
プリズムはとても嬉しいのか、僕へ笑顔を向けて来た。それに対し僕も笑顔でサムズアップした。
プリズムは中遠距離で光弾などを使用するスタイル。だけど接近戦で距離を詰められた時、それらの対策がまだうまく定まっていなかった。
基本的に光弾は手からの放出で、かっちゃんの『爆破』にある意味酷似している。
そんなかっちゃんは自身の"個性"の爆風で空中移動を可能にしたり、その勢いを利用して足技をしてきたりもあった。
そして僕もまた、オールマイトが拳だからこそ、僕も拳で戦うべきであると無意識に決めており、それによって単純だった答えが一切わからずにいた。
それらによって僕が編み出した、腕を使わずに戦うスタイルが脚をメインにした【シュートスタイル】!
「今の動きってデクの……」
「うん! 私も戦えるようになるために教えてもらったんだ!」
その【シュートスタイル】をましろさんに、プリズムに教え込んで、脚での近距離戦をできるようにしたのだ。
「なっ…なに勝手に勝った気でいるのねん! ランボーグ! 早く立て! そしてプリキュアどもをぶっ飛ばすのねん!!」
「ランボォォ……!」
カバトンの指示に従い、ランボーグが川から出てくる
「プリズム! 実戦での経験が一番成長に繋がる! 迷わず、真っすぐに進んで!!」
「うんッ!!」
「ランボーグ!!」
プリズムが駆け出すと同時にランボーグが砲弾を連射して迎え撃つ。
対するプリズムは走りながら光弾を連射して迎え撃ち、一気に上に飛び上がった。
「プリズム! 空中じゃ身動きが…!!」
「大丈夫!!」
スカイが思わず心配するも、プリズムは逆に笑顔で返してきた。
「これ以上、私の大事な友達に手出しはさせないよ!」
「ランボーグ!!」
ランボーグが砲弾を放つ前に一気に距離を詰めて、脚を振るってランボーグの顔を蹴り飛ばした。
そしてそのまま踏み台にしてこっちに飛んで戻ってくる。
「ま、まずい! ランボーグ! 早く立つのね——」
「【 ひろがる……ウィングアタック!!】」
「ランボォ~…!」
そこを畳みかけてウィングが【ウィングアタック】でランボーグに攻撃し、動きを止めた。
「今です!」
スカイとプリズム、2人は『スカイストーン』を『スカイミラージュ』へセットする。
すると『スカイミラージュ』は起動し、2人はそれぞれ発動する為スイッチを押した。
そして開いている手を繋ぎ、互いに『スカイミラージュ』を天へ掲げる。
『スカイミラージュ』からそれぞれ水色とピンクの光が放出され、渦を巻きながら1つになって行き、2人が同時にスイッチを押せば、その光は巨大な円盤へと形を変え、中央部分から溢れんばかりの光を漏らし、ランボーグを包み込みんで吸い寄せるかのように上昇させ、ランボーグは円盤の中に吸い込まれていった。
【アップドラフト・シャイニング】を発動させた瞬間、円盤から煙が放出される。
「スミキッタ〜…」
ランボーグは浄化され、元の焼き芋へと戻った。
「いいもんいいもん、もういいもん! 今日はこのへんで許してやる! カバトントン!」
その間にカバトンは既に屋台を押して撤退しており、その場から消えて行った。
——◆——
「すみません皆さん…少しいいですか?」
あの後材料の買い出しを済ました僕達は、夕方ごろに帰るために行きに通った河川敷を歩いた。
だけどツバサくんが僕達に話があると止め、そのまま河川敷に並ぶように座って話を聞いた。
「僕、気づいたんです。本当はただヤーキターイを食べたかったんじゃなくて、父さんや母さんと一緒に食べた…あの楽しい時間を過ごしたかったんだって。そのことに気づけたのは、ましろさんのおかげです」
「え?」
「だって今日、ましろさんや出久さん、ソラさんとヤーキターイを作ろうとして、それがすっごく楽しくて、出来上がった物を皆んなで食べてみたら、あの時と同じくらい美味しかったから。あぁこの感じはスカイランドで家族と食べたヤーキターイと同じだなぁって」
「ツバサくん…!」
「味は違っても…今日皆で作った料理は、僕らのヤーキターイです!」
ツバサくんの言葉で皆笑顔になっていると、ソラさんが立ち上がりながら買い物袋を掲げた。
「なら早く帰って歓迎パーティです! もっともっと美味しく、そして楽しいパーティにしましょう!」
「お~!」
「ッ! はい!!」
そうして僕たちは虹ヶ丘家へと改めて足を運んだ。
——◆——
ラボ。
そこには変わらずバーチャルキーボードを慣れた手つきで打ち込んでいるドクターだけがいた。
するとモニターの端にフェイトが現れる。
『高エネルギー反応検知』
「……データは?」
『タイプ:AMO』
その知らせを聞いたドクターは手を止め、椅子ごと後方に振り返る。
すると後方の広い空間の真ん中に突然稲妻がピリッと走り、次の瞬間——
——ドォォオオン!!
——渦のように巻く赤い光が現れた。
そしてその中から1人の男性が……オール・マイ・オーンが姿を現した。
「ん…おかえり……」
「おう。と言っても、俺だけじゃないがな」
「…? ……あぁ、そういう…」
AMOがゲートへ顔を向け、ドクターもつられてみれば理解する。
そしてゲートから——
「——たっだいま~!」
——全体の黒に赤がメッシュやグラデーションのように混じった赤黒の左側のワンサイドアップの髪に蒼くつつじ色の輪のような柄が入っている瞳。
服装は和服を着ているが、上半身はオフショルダーのように肩など露出し、和風の袖をアームカバーのように通し、腹巻を巻いており背面で大きなリボンにしていおり、下半身はミニスカートを履いてストッキングなどを一切履いていない生足で紐状のヒールサンダルを履いている。
そして同時に彼女の左手首に着けられていた装置が稲妻を走らせ、次には黒煙が漏れ出した。
「ありゃ? この子もお釈迦になっちゃった……」
「はぁ、なんでそう……『並行転移装置』を無駄にするの……?」
「えぇ? だって便利じゃん!」
「ボスの『世界移動』に同行するために発明したもの……とはいえ、それを作るのは簡単じゃない……!」
ドクターは少しばかり少女に対して怒りを露にするが、少女は知らん顔しており、それを見てドクターはため息をつく。
外見だけ見れば元気でバカそうな年上のお姉さんと冷静で頭のいい年下のように見えるだろう。
「それで…
ドクターはAMOに視線を向け問いただし、それに対しAMOは答える。
「目的であった世界には行けてない。理由としては少し予定が変わったんだ」
AMOはそう言いながら左腕のサポートアイテムをいじる。するとドクターのデスクから自動でケーブルが伸び、サポートアイテムと接続するとモニターにあるものを映し出される。
そしてそれを見たドクターは驚愕の表情をした。
「…これ…本当なの……?」
「まだ確定じゃない。だからこそお前に調べてもらいたい。俺はその間にアイツとだ」
「……」
ドクターは嫌そうな顔をしながら少女を見る。
少女は置いてある部品を勝手に触りいじり出そうとしており、それをAIのフェイトがアームなどを操作し止めようとしている。
「確かに…
「その時は俺が無理にでも止める。アイツも俺らのことは信頼してくれてるからな。それにデクとプリキュア共と戦いたいって言ったしな」
「デク……
「あぁ……俺たちの悲願を叶えるためには、本物の英雄が必要だ……」
そんな2人の後ろにあるモニターには、『スカイランド』という文字と共に、何かの3Dモデルのデータが大量に映し出されていた。
えぇ、この作品にオリキャラが今4人出ています。
ですがこれ以上は出さない予定です。
自分の中でオリキャラは最低でも4人多くて6人までと決めております。
多すぎると別作品になったりして大変になりますからね…(過去にそこを指摘されたからこそです)
あとマジなこと言うと、プリキュアだからそういう感じになるし終わっても治るからいいけど、ヒロアカ世界ではそういう無視とかは救えるはずだった命を見捨てるみたいな感じに私は思えるんですよ。
だからこそデクは、エリちゃんの時に一度救えなかったことも含め、カバトンのあれらの行動も無視せずちゃんと相手すると思うんですよ。
そして今回より変身の文を大幅にカットして割愛するようにしました(いや今更ー!!)
空気を読めだ?それで誰かが亡くなったらあなたはどう責任取るつもりでェ!?って感じです。
ちなみに最後に出た4人目のオリキャラのイメージCVは『悠木碧』さんです。
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