ひろがるスカイ!プリキュア〜救けて勝つヒーロー〜 作:伽華 竜魅
ちびたXtreme様、誤字報告ありがとうございます!
えぇ……こちらではお久しぶりです。
約七か月振りです……はい。
なぜ遅れたかと言いますと……まぁ、あれです。
この作品でのモチベーションが下がりに下がってもう上がらなくなったんです。
でも、この間アイドルプリキュアの映画見て来たらですね、何故か上がりに上がりまくったので、不定期更新になりますが、出来次第上げる形として復活することにしました。
この作品を未だ呼んで下さる方々がいるのであれば改めてお礼を。
そしてこれからもよろしくお願いいたします。
突如現れた謎のプリキュア。
AMOと面識のある素振りを見せ、AMOと謎のプリキュアは鋭い眼で見つめ合っていた。
「緑谷出久、すぐに他のプリキュアたちとそこの2人を連れて離れなさい」
「ッ!」
その謎のプリキュアは、後方にいる緑谷たちに離れるよう指示をする。
緑谷は驚くも、自分たちに対し敵意がないことをすぐに理解し、怒りを押し殺して冷静さを必死に取り戻す。そして『
「……まさかここで、
そんな緑谷を無視し、AMOは謎のプリキュアに対し剣を構える。
「こっちは
謎のプリキュアは『スカイミラージュ』を逆手に持ち構える。
——ガキンッ!!!
次の瞬間、2人は瞬きする間もなく一瞬で互いの距離を詰め、攻撃をぶつけあった。
「ッ!
「あんたより器用じゃないけど、私も私なりに頑張ってるのよ…!」
謎のプリキュアが逆手に持つ『スカイミラージュ』。
その先端の球体部分から青緑のエネルギーが剣上に生成され、AMOのスカイランドの剣の刀身と火花を散りながら押し合っていた。
「ハッ…!
「えぇ、
弾き合うように距離を放し、着地と同時に、2人は素人は当然とし、熟練の戦士すら目で追えない速度で飛び回りながら激しい戦闘を繰り広げ始める。
その激しさは、周辺の土地を凸凹にしていき、原因不明だが天候までも悪影響により怪しくなり始めていた。
「『
「ッ! ハァ!!!」
AMOは『
そしてすぐに謎のプリキュアは構えて技を放つ。
「【ひろがる・ディメンションビット】!!」
謎のプリキュアの背面から計6つの黄金の先の尖がったビットが現れ、1つ1つが自分の意志で飛び回りながら、先端からエネルギーを放ち始める。
「ビットか…! あの頃の脳筋主体のお前が、偉く戦闘方法を変えるとはなァ!!」
「そういうあんたこそ…!
AMOは剣にて、ビットから放たれるエネルギーを全て切り裂いていく。
「『空気押し出し』!!」
「シールド展開!!」
AMOは『空気押し出し』を謎のプリキュアに放ち、対する謎のプリキュアはビットを自身へ引き戻し、エネルギーを板状に溜めることでシールドを作り防いだ。
「『反重力』!」
AMOは『反重力』にて自身を宙へと浮かす。
「【ビット武装・ブースター】!!」
また謎のプリキュアも、6つのうち2つのビットを己の背面部に戻し、装着させるように接続させる。
するとその2つ、それぞれから青緑のエネルギーが翼状に放出され、謎のプリキュア本人がその翼を羽ばたかせながら浮き出した。
そして2人は宙を激しく飛び回り、アクロバティックな激しい空中戦を繰り広げていった。
——◆——
3人がやられて、AMOの発言で怒りが沸き上がって、一瞬暴走してしまっていた。
だけど突然現れた謎の女性……いや、プリキュアの乱入で少し落ち着きを取り戻すことができた。
あの人は何者なんだ。あの感じだと僕たちの味方なんだろうけど……それに、なんで僕のことを知って…いや今は後だ。
それよりも——
「——3人とも! しっかりして!!」
「えるぅ!!」
『
するとタイミングがいいのか悪いのか、3人の変身が解けて元の姿に戻った。
だけど身体の傷はなぜか治っていない。
もしかして、ランボーグを浄化して勝ってこそ傷は治るシステムなのか?
「みんな傷が酷すぎる…! あげはさん! バッグの中に医療キットがあるはずです!」
「ッ! わ、わかった…!!」
意図を読み取ってくれたおかげで、あげはさんは慌てながらもバッグから僕があらかじめ持ってきていた医療キットを取り出す。
それを使い、3人の身体を応急手当していく。
「えるぅ……」
「あげはさん、エルちゃんには刺激すぎるから、見えないようにお願いします」
「わ、わかった…何か、手伝えることある…?」
「……今はエルちゃんを見えないようにしながら、3人の傍にいてあげてください」
赤子がこんなのをずっと見ていたらトラウマになる。とにかく今は3人の手当てをして、AMOと謎のプリキュアを止めないと……!
「(何が救けて勝つだ……救けるどころか、守れてないじゃないか……!!!)」
同時に僕は、何もできないクソナードだと、自分に対し強く怒りを抱いていた。
——◆——
上空。
そこでは激しい衝撃波がいくつも連続で続き、雲や風が激しく揺れていた。
AMOはマントを激しく揺らせながら、複数"個性"+剣の斬撃を謎のプリキュアへと飛ばす。
謎のプリキュアはその攻撃を躱したり、はじき返したりなど行い、徐々にAMOとの距離を詰めていく。
「チッ! (当然だがあの頃より成長してやがる…!!)」
「【スカイミラージュ・ソード】!!」
謎のプリキュアは『スカイミラージュ』を逆手に持ち構える。
瞬間、先端の球体からエネルギーが凝縮、構築されていく剣の刃の形として形成される、そのままAMOへと接近していく。
【【スカイランド剣術——!!!!】】
2人は互いに剣を構え叫ぶ。
——ドォォオオオンッ!!!
互いの青空を思わせる色をした、膨大なエネルギーを刃がぶつかり合い、凄まじい衝撃波を生み出す。
「剣術の技まで習得していたか…!」
「
謎のプリキュアが押し始める。
しかしAMOも負け時と、片手を持ち手から離して謎のプリキュアへと掌を向ける。
「——『空気押し出し』!!」
「なっ!?」
ボォォオオンッ!と掌から膨大な空気が放出され、謎のプリキュアは吹き飛ばされる。
「はぁ…はぁ…あ?」
AMOは息を荒くしている中、左腕のサポートアイテムから通信が入っていることに気づき応答する。
『ボス、衛星で確認した……できればあいつを振り切って戻ってきて』
「それが出来たら苦労しねぇよ…それにアイツの諦めの悪さはよぉくわかってるから、簡単には戻れねぇ。仮に別世界か並行世界に飛んでからって手を使っても、アイツは追いかけてくる。諦めの悪さは、俺が肌で感じるほどに悪いって分かるからな……」
『…わかった。衛星から増援を射出して隙を作る……その隙を見逃さないで……』
「ハッ! 上等…!!」
通信を終え身構える。
すれば雲を突き抜けてAMOへとまっすぐ謎のプリキュアが接近していた。
「一緒にあの子の所へ帰るわよ! バカエイジ!!」
「しつけぇし断るっつってんだろうが! クソシズク!!」
何故と不思議で、謎に包まれていながら、互いに面識のある2人はさらに激しくぶつかり合い続けた。
——◆——
大気圏外、地球付近。
そこには衛星が一定の距離を保ちながら無重力によって浮き彷徨っている。
すればその衛星の一部部品が分離され、次々と別の形へと変形していく。
やがてそれは銃口のある無数の巨大な砲台へと変わり、中央にはひときわ大きな砲台となり、全てがエネルギーを溜めていく。
『座標・及ビターゲット確認』
『ありったけを放射して……ボスが離脱できる時間を稼ぐの……』
『了解。作戦実行』
次の瞬間、形状を変えた衛星は隕石のごとく、無数の光のエネルギーの塊を放射していった。
——◆——
上空。
「ッ! なに!?」
「(来たか…!) 悪いな。お前相手にはこれを使うしかないから、使った。俺を追いかけるのもいいが、このままだと下の奴らが死ぬぞ?」
大気圏外から地球へ向けて落下している無数にして膨大な光。
それを見た謎のプリキュアは、AMOの煽りもあって焦り始める。
そして「しかたない」と自身を言い聞かせ、ビットを先に行かせながら、地上へ急降下した。
——◆——
地上。
とりあえず応急処置は済んだ…だけど、プリキュアの力で治ってない以上、早く病院で適切な治療を受けないと……救急車を呼ぶにしても、向こうの森では先の戦闘による山火事が起きているし、上空の2人の戦闘の余波が地上に届いているから、すぐには来れない。
そもそも道が戦闘の跡でなくなってる可能性もある……。
「いずくん…私たち、どうすれば……」
「えるぅ…」
3人がやられて、あげはさんも深刻な顔をしている。それが伝わってるのか、エルちゃんは涙目になっていた。
そんなエルちゃんの頭を優しく撫でる。
「大丈夫! ソラさんたちは絶対救ける! そしたらみんなでまた楽しく遊んだり、今度こそ楽しいお出かけをしよ!!」
笑顔で言う。いや、言い切るんだ。
困ってる人を笑顔で救ける。それがヒーローだろ。
それが僕の憧れたヒーロー…オールマイトだろ?緑谷出久。
「戦いによる風圧は来ても、斬撃や攻撃自体が飛んできてない。ひとまずあそこの岩陰に隠れていてください。あげはさん、ソラさんたちをお願いします」
僕は立ち上がり、"個性"を纏って空へ向かおうとする。だけどそんな僕の手を、正確には指を小さな手が掴んできた。
「やぁ!!」
「エルちゃん…」
今にも泣き出しそうなほどの顔をして、僕の指を強く握ってきている。
あげはさんも片手を伸ばして僕の腕を掴んだ。
「行っちゃだめ! 今回ばかりは危険すぎるよ!! それにいずくんは3人と違って勝っても傷は治らないんだよ!?」
「っめ!!」
それでも行かないといけない……そう思った時だった。
——ドォォォオオオンッ‼‼‼‼‼‼‼
「「「ッ!?」」」
——突然何かが上から降り注いできた。
それも一回だけじゃない。雨…いや、隕石のように上空から巨大な光が無数にだ。
「な、なに!? 隕石!?」
「まずい!!!」
『
防御をメインに最大に!!!
『危機感知』がずっと鳴り続けていたから、気づかなかったけど、降り注ぐ光が規模も大きさもバカでかい!!
「くっ…!! (一発一発が強い…『
『
するとそれらが互いにエネルギーを放射し、繋がるようにして平面を作り、光を防ぎ始めた。
もしかしてあのプリキュアの技なのか?
「——そのまま防御に意識を集中しなさい!!」
「ッ!? あなたはさっきの!?」
考えていたら、あの謎のプリキュアが現れて同じように防御し始めた。
「あのバカ…関係ない人たちも巻き込んでまで…!! (逃げるための時間稼ぎなのはわかる…でも、今はこの子たちを守らないと!!)」
互いに防御に集中して、降り注ぐ光からみんなを守っていく。
やがて収まり、攻撃の雨は止まった。
「終わった…?」
「まだよ!!!」
その叫びと同時に『危機感知』が今まで一番大きな警報を鳴らした。
反射的に見上げれば——
「嘘…だろ…!?」
——さっきまでのとは違く、ひときわ大きな光が一つだけ、真っすぐこっちへ落下してきていた。
「防御は無理…緑谷出久! 今あなたが放てる最大火力を! 私の最大火力と合わせてあのデカブツを相殺するわよ!!」
「ッ! 可能なんですか!?」
「やるしかない! でないと死ぬわ!!」
クソ!やるしかないか!!
「あげはさんたちは巻き込まれないようにソラさんたちの所へ!!」
「う、うん!!」
もうすぐそこ…!!
選択の余地はない!!
「【ワン・フォー・オール——100%!!!】」
「【スカイランド神拳+プリキュア+——多重次元!!】」
右腕を構えて、100%を溜めていく。
同じように、謎のプリキュアも力を溜めていた。
【 デトロイト…——スマァァァッシュゥゥッ!!!】
【プリキュア…——ディルメセスインパクトォォッ!!!】
——ボォ"ォ"ォ"オ"オ"オ"ン"ッ‼‼‼‼
僕と謎のプリキュアの最大火力の大技が、降り注ぐ膨大で巨大なエネルギーと激突する。
だけど規模が大きすぎて、火力も膨大なせいでそのまま押し返されて、足が地面に埋もれていき、地割れが起こる。
「ぐぅぅ!!!」
「ふんっ…ばりなさい…!!」
『
「「——ぉぉぉぉぉおおおおおおおッ‼‼‼‼‼‼‼」」
次の瞬間、僕たちはギリギリという形で、相殺することに成功し、降り注ぐ膨大で巨大なエネルギーが消滅した。
ミッドガントレットは壊れてない……でも、内側で腕が内出血してるのが痛みで分かる。
「……逃げられたわね、あのバカ野郎」
僕が息を荒くしてる一方で、隣にいる謎のプリキュアは片腕をもう片方の手で添えるように掴みながら、独り呟いていた。
AMOにあんな言い方してるってことは、この人はあいつと何かしら繋がりがあるのか?
「ッ! みんな…!!」
だけどハッと気づき、ソラさんたちの方へ振り替える。さっきの衝撃、みんなは無事なのか!?
するとあげはさんが顔を出してきた。
「ッ! あげはさん! 無事ですか!?」
「な、なんとかね……でもさっきのは本当にやばかったよ。『フェアリーパーク』以来だよこんな感覚に襲われたの……」
抱えられているエルちゃんも無事だ。
良かった……とは言えない、ソラさんたちが重症で、今回は傷が一切治ってないから急がないと。
「病院……は考えたけど、いろいろと問いだされて別の問題が起きる可能性があるから無理だ。応急処置してから急いで家に戻りましょう。ソラさんとましろさんは下手したら命に関わるかもしれない…!」
「た、救かるんだよね!?」
「救けます。絶対に!!」
すると背後から足音が聞こえて、あの謎のプリキュアのことを今更思い出す。
僕はすぐに振り返れば、やっぱりと立っていたけど、敵意とか殺意とかは感じなかった。
「私も手伝うわ」
「えっ? あ、ありがとう……えっと、あなたは? ましろんたちと同じプリキュアって感じだけど……」
「一言で言えば私はヨヨ先生に頼まれて助太刀に来た、あなたたちの味方。それだけよ」
謎のプリキュアは変身を解かずに、ソラさんと、いつの間にか鳥の姿に戻っているツバサくんを抱き上げた。
「今はとやかく言ってる暇はない。優先はこの子たちの命。そうでしょ? ヒーローさん」
「ッ! そうだ…あげはさん、僕たちがみんなを運ぶので、車の用意を!!」
「お、オーケー! すぐに用意してくる!!」
僕はましろさんを抱き上げ、あげはさんはエルちゃんを連れて駐車場へと向かって走り出す。
僕たちも後に続き、傷に響かないよう僕は『
謎のプリキュアも飛べていたからか、同じように浮きながらだったのは驚いたけど、今は3人が最優先だ。
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