ひろがるスカイ!プリキュア〜救けて勝つヒーロー〜   作:伽華 竜魅

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ちびたXtreme様、誤字報告ありがとうございます!

昨日のヒロアカアニメ最新話見て興奮が止まりません。特にオープニング!!もう原作も終わるし……あたし悲しいよ!!!





新しいヒーロー手帳

 

 

 

 

「ランボーグゥ!!」

 

昨日倒したランボーグもあの後ショベルカーに戻っていた。アイツが出したエネルギーが物体に憑依して、姿を変えさせて暴れさせてるのか…僕は【フルカウル】を身に纏う。

 

「急いで離れてください!! ここは危険です!!」

 

周りの人々に逃げるよう呼びかける。

それを聞いた人たちは一斉に逃げ出した。

 

「ギャ〜ハッハッハッハッ!」

 

「ランボーグ!」

 

ランボーグは取り出し口からペットボトルを、ペットボトルロケットのように放ってきた。

 

「危ない!!」

 

すぐに後ろにいる2人を抱えてその場から離れた。

するとペットボトルがさっきまでいた場所に着弾し爆発した。規模は大きくない。

だけど、アレをずっと撃ってくるなら被害が広がる…!とりあえず2人抱えて建物の上に駆け上がり、下ろした。

 

「ランボーグ!!」

 

振り返れば今度は5発同時に放ってきていた。

僕は両手を突き出し、デコピンの構えをする。するとグローブがカシャッ!と音とともに変形した。

 

デラウェアスマッシュ エアフォース 】!!!

 

サポートアイテムであるグローブで

デラウェアスマッシュ エアフォース(空気弾)】をペットボトルへ向けて放った。

空気弾が着弾したペットボトルはその場で動きが乱れて、あらぬ方向に飛んでから爆発した。

 

「なッ!? そ、そんなのアリなのねん!?」

 

「これ以上好き勝手にはさせない!」

 

僕はビルから飛び上がり、踵落としをするように構えてランボーグに向かって落下した。

 

マンチェスター スマッシュ!!!」

 

「ランボーグ!!」

 

落下しながら【マンチェスター スマッシュ】でランボーグを蹴る。

ランボーグは蹴られながらもまたペットボトルを放ってきた。僕は離れてからそれらを【エアフォース】で撃ち落としたり、避けたりしながら回避した。

 

 

——◆——

 

 

一方、ソラとましろは出久の戦いを離れた位置で見ていた。そしてましろは、ソラの手が震えているのに気づいた。

 

「ソラちゃん…」

 

「…未熟です…憧れのあの人の背中だけじゃない…彼の背中もまた、遥かに遠い……」

 

ソラの視線の先は、ランボーグと戦う【フルカウル】を纏う出久。否、ヒーローデク。

ソラは腰にぶら下げてある『ミラージュペン』を掴み、取り出した。

 

「でも今は…ヒーローの出番です!!」

 

 

 

スカイミラージュ! トーンコネクト!

 

『ミラージュペン』が起動し羽根部分が展開して『スカイミラージュ』へと変わる。

そしてくぼみ部分に『スカイストーン・スカイ』をセットした。同時に服が水色に輝くワンピースドレスへと変わり、『スカイミラージュ』のボタンを押した。

 

ひろがるチェンジ! スカイ!

 

その言葉と共に青く輝く空間が宇宙のような空間となり、その真ん中にドーム状のステージが広がっていた。サイドテール青髪が毛先がピンクのグラデーションになっている水色の髪へと変わり、長いツインテールと変わる。

次には青く、履き口が襟で折り曲げられてるようなピンクに、靴底と靴先が黄色の靴を履いた。

 

きらめきHOP!

 

ツインテールの結び目に、羽根をイメージする白く黄色いラインが入った髪飾りが飾られ、左耳に金色のイヤーカフ、右耳に小さな青い玉がぶら下がった金のピアスが飾られた。

 

さわやかSTEP!

 

下から水色に青い線が入り、下が白のフリルスカート。腹部には青をメインに上下に黄色のラインが入っており、真ん中の左右に計2つの白のボタンのようなものが付けられた服。

胸部には白のワンピースのようなものが着せられ、二の腕には肩だしの袖がない白と水色のパフスリーブのようなものが付けられた。

胸元に黄色の星マークがついた青の球体に左右に伸びる羽根と白と水色のネクタイが付いた飾りが付けられた。左肩にだけ黄色と白の羽のような肩留めが添えられ、脚には青のラインが入った白のニーソックスへと変わっていった。

 

はればれJUMP!

 

両手を一回合わせて叩くとピンクのハートが描かれたオープンフィンガーの手袋が付けられた。

左手を左肩に添え、伸ばせば左肩から外側が青の内側が赤、そして下には肩章のようなものが付けられた豪華で長いマントがひろがるように伸ばされた。

そして次の瞬間、宇宙から再び青い空間となり、そこにひろがる足場に着地した。

 

 

    無限にひろがる青い空

 

aaa  a  キュアスカイ!

 

 

その決め台詞と共に、キュアスカイの後ろの背景は青い空と白い雲が広がった。

 

 

——◆——

 

 

「ランボーグ!」

 

「キリがない…!」

 

自販機に憑依みたいな感じだから、実際に入っていたペットボトルや缶の数だけ撃てると思っていたが、実際は無限に撃てる感じか…!

それに、まだ市民の避難が完全じゃない!周囲の建物の中にも人がいる!

 

「ハァッ!!」

 

「ランッ!?」

 

すると上からキュアスカイに変身したソラさんがランボーグを蹴って来た。

 

「ソラさ—……スカイ!」

 

「遅れてすいません!」

 

「大丈夫!」

 

これで2対1……カバトンは基本指示だけで自分自身が何かやるってことはしていない。おそらく物体に自身の力を憑依させて戦わせる。

それがカバトンの基本戦闘スタイル。

まだハッキリとは言えないけど、自身で戦う…僕の【フルカウル】のようなやり方はできるかできないかはわからないけど、それでもランボーグを……!

 

「しっかりやるのねん!」

 

「ランボーグ!」

 

ランボーグが腕を振るってきた。スカイはそれを後ろに飛び避け、逆に僕は腕を受け止めた。

 

「ランボッ!?」

 

「スカイ!!」

 

「ハァッ!!!」

 

僕が抑えている間にスカイは一度ビルの壁に着地してから、その場で勢いよく飛び出しランボーグをもう一度蹴った。

 

「ラン!!」

 

スカイがそのままランボーグを足場に飛び上がって離れてから、僕は力み腕を引いた。

 

「ランボ…!?」

 

シュートスタイル スマッシュ!!!」

 

そして軽く飛び上がり、脚を構えてランボーグを蹴り飛ばした。

 

「ランボーグ! とっておきだ!!」

 

「ラァァンボォォー……——」

 

何か来る!!

着地してからすぐにグローブを構えた。

 

「——グゥゥー!!!」

 

ランボーグは巨大なペットボトルをスカイに向けて放ち飛ばした。

 

「させない!!」

 

「ランボーグ!」

 

【エアフォース】を放ったが、ランボーグが連続でペットボトルを放ち【エアフォース】を防いだ。

 

「まずい…! スカイ!!」

 

「フンッ!」

 

だけど、僕の心配は必要なかった。

スカイは巨大なペットボトルを受け止め、そのまま回転しだした。

 

「うっそだろ!? ラ、ランボーグ!!」

 

「ランボー…——」

 

「ッ!」

 

ランボーグがそのままスカイにまた放とうとした。

僕はそれよりも早く懐に入り、拳を構えた。

 

デトロイト スマッシュ!!!」

 

「グッ!?」

 

ランボーグの取り出し口の中から少し出かけたペットボトルを【デトロイト スマッシュ】で殴り、そのまま取り出し口の内部まで腕が食い込んだ。

 

「…大回転…プリキュア返しッ!」

 

そしてスカイが自身ごと回していた巨大ペットボトルを、ランボーグに向かって投げ返した。

僕はそれが向かってくるところを見て、すぐに取り出し口から腕を引き抜いて、ランボーグから離れた。

 

「ランボボボボッ!!!」

 

巨大ペットボトルはランボーグに命中し、ランボーグは道路をえぐりながら後方に押されて行った。

そしてスカイがビルの壁に着してから一気にランボーグへ向かった。

 

ひ~ろ~が~る…スカイパンチ !!!」

 

そして【 スカイパンチ 】をランボーグに放ち、命中させた。

 

「スミキッタ~……」

 

【スカイパンチ】を食らったランボーグは灰色に染まり、元の自販機へと戻った。

その間に僕は建物を駆け上がり、カバトンの元へ向かう。

 

「ぐぬぬ!! ぬ?」

 

「今度は逃がさない!!」

 

一気に駆け付けて、カバトンを抑えようと手を伸ばす。だが……。

 

「カ、カバトントン…!」

 

カバトンがそう唱えると額にある飾りのようなものが光、そして紫の煙と共に姿を消し、僕の手は空を切った。すぐに急ブレーキで止まって、振り返るとやっぱりそこにカバトンはいなかった。

 

「対象は干渉せずに、自分だけをその場から別の場所へ移す……オールマイトが言っていたAFOの使用していた『泥ワープ』の"個性"の反対…いや、自分だけしかできない技か? どちらにしても、あれがある以上絶対逃げられちゃうか……」

 

だけどそしたら自分たちの前に現れるときはなんでアレで来ないんだ?

もしくは、指定された場所にしか飛べない系なのか?一方通行的な……。

 

「あ、街の被害は!? ……やっぱり元通りになってる…」

 

街を見渡せば、昨日の戦闘後と同じでやっぱり元通りになっていた。

これも、プリキュアの力に関係してるのか……?とりあえず僕は【フルカウル】を解いた。

 

「出久さん! カバトンは!?」

 

スカイが同じように駆け上がって来て、僕の隣に着地してきた。

 

「ごめん、また逃げられた…」

 

「いえ大丈夫です。ただ、また今後も襲ってくることになると、警戒しないとですね……」

 

スカイはそう言った。

あのワープみたいな能力がある以上、捕まえたところですぐに逃げられる。

だけど、どうしてエルちゃんを狙ったりするのかを聞き出すには、今現状本人から直接聞きだすしか方法はない……変身を解いたソラさんは『ミラージュペン』を見つめていた。

 

「2人とも!」

 

「虹ヶ丘さん」

 

「わかってますましろさん。騒ぎになる前に…」

 

虹ヶ丘さんが駆け寄って来て、騒ぎに僕たちはすぐにその場から離れようとわかったけど、なぜかソラさんも含め僕たちは虹ヶ丘さんに手を掴まれて、引っ張られた。

 

「あ、え…?」

 

「に、虹ヶ丘さん、どうしたの?」

 

僕たちはその場から離れたはいいけど、虹ヶ丘さんはその後も手を離さず移動し続けると、看板に『Pretty Holic』という文字が書かれているお店の前に着いた。

そしてその店内に入っていった。あ、明らかに女性用のお店で、男である僕が入っていいお店なのかここ!?てかグローブ外さないと!!

 

「えっと…あ! よかった~! まだ売り切れてなかった!」

 

僕がグローブを外して紙袋にしまってる間に、虹ヶ丘さんは商品棚から1つのメモ帳を手に取り、ソラさんへ見せた。

 

「これ、どうかな?」

 

「どうかなって……」

 

「これ、ヒーロー手帳の代わりにならないかな?」

 

「え?」

 

虹ヶ丘さんが言うには、発売前から情報をチェックしてお小遣い貯めており、買う予定だったみたい。

だけど今これが必要なのは自身ではなくソラさんと思い、プレゼントすると言ったのだ。

 

「ダ、ダメです! もらえません!」

 

それをソラさんは断るも、虹ヶ丘さんの気持ちは変わらないようだった。

 

「……どうして?」

 

「…本物のヒーローを見ちゃったから……かな」

 

「貰ってあげたら?」

 

「出久さん……」

 

「虹ヶ丘さんの気持ちを…ね?」

 

僕が後押しをするように言えば、ソラさんはゆっくりとその手帳を手に取り、とても嬉しそうに受け取った。

 

「あ、出久くんにもあげたかったけど…お小遣いが足りないから……」

 

「僕は大丈夫。服とかいろいろ見てくれたし、気持ちだけでも嬉しいよ」

 

それに、行く当てのない僕らを助けてくれたんだ……恵まれすぎていて、これ以上は本当に、申し訳ないよ。

 

 

 

 





出久はコスチューム姿じゃなく、新しい服を着たまま【フルカウル】を纏っています。
エアフォース用のグローブは万が一に備えて装備していました。アニメや原作でもそこだけ装着している部分がありましたし…ね?
あと変身シーンの文章での再現表現も大変でしたァ!!

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