ひろがるスカイ!プリキュア〜救けて勝つヒーロー〜   作:伽華 竜魅

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ちびたXtreme様、誤字報告ありがとうございます!




山中での戦い

 

 

 

 

スカイミラージュ! トーンコネクト!

 

『ミラージュペン』が起動し羽根部分が展開して『スカイミラージュ』へと変わる。

そしてくぼみ部分に『スカイストーン・スカイ』をセットした。同時に服が水色に輝くワンピースドレスへと変わり、『スカイミラージュ』のボタンを押した。

 

ひろがるチェンジ! スカイ!

 

その言葉と共に青く輝く空間が宇宙のような空間となり、その真ん中にドーム状のステージが広がっていた。サイドテール青髪が毛先がピンクのグラデーションになっている水色の髪へと変わり、長いツインテールと変わる。

次には青く、履き口が襟で折り曲げられてるようなピンクに、靴底と靴先が黄色の靴を履いた。

 

きらめきHOP!

 

ツインテールの結び目に、羽根をイメージする白く黄色いラインが入った髪飾りが飾られ、左耳に金色のイヤーカフ、右耳に小さな青い玉がぶら下がった金のピアスが飾られた。

 

さわやかSTEP!

 

下から水色に青い線が入り、下が白のフリルスカート。腹部には青をメインに上下に黄色のラインが入っており、真ん中の左右に計2つの白のボタンのようなものが付けられた服。

胸部には白のワンピースのようなものが着せられ、二の腕には肩だしの袖がない白と水色のパフスリーブのようなものが付けられた。

胸元に黄色の星マークがついた青の球体に左右に伸びる羽根と白と水色のネクタイが付いた飾りが付けられた。左肩にだけ黄色と白の羽のような肩留めが添えられ、脚には青のラインが入った白のニーソックスへと変わっていった。

 

はればれJUMP!

 

両手を一回合わせて叩くとピンクのハートが描かれたオープンフィンガーの手袋が付けられた。

左手を左肩に添え、伸ばせば左肩から外側が青の内側が赤、そして下には肩章のようなものが付けられた豪華で長いマントがひろがるように伸ばされた。

そして次の瞬間、宇宙から再び青い空間となり、そこにひろがる足場に着地した。

 

 

    無限にひろがる青い空

 

aaaa    キュアスカイ!

 

 

その決め台詞と共に、キュアスカイの後ろの背景は青い空と白い雲が広がった。

 

 

——◆——

 

 

「ランボーグ!」

 

ソラさんがスカイに変身した直後、ランボーグはこちらに飛びかかって来た。

ソラさんはそれを上に飛び上がり、僕は後ろに下がって避けた。

そしてすぐに僕は駆け出し、足を構えた。

 

セントルイス スマッシュ!!」

 

ランボーグに【セントルイス スマッシュ】を打ち込むが、ランボーグは片手でそれを防いできた。

しかも、意外にも…固い!!

 

「ランボーグ!」

 

「くっ!!」

 

「デク!!」

 

ランボーグはそのまま僕を弾き飛ばし、光り出したもう片手をすぐさま地面に突き刺した。

すると地面から竹が槍の突き刺すような勢いで生えていき、こっちに来ているスカイの方へ迫っていった。

 

「避けてスカイ!」

 

「ッ!」

 

僕がすぐに呼びかけたことで、スカイは竹を避けていった。

あの両手のタケノコ部分を地面に突き刺せば、竹を一瞬で槍の突き刺しのように生やすことができるのか…それは地面だけか?

もしかしたら地面以外にも壁といった無機物にはどんなものでも突き刺せば生やせる可能性だってある。

 

「デク! 下は危険です! こっちに——」

 

スカイはより大きな大岩の上に避難し、僕に呼びかけるけど、竹は大岩にも生えてスカイを追いかけた。そして竹はみるみる伸びていき、大岩を破壊した。

 

「うわっ!?」

 

「スカイ!」

 

自分より大きく広く、壊れない物に限りずっと出せるのか!

大岩とかそれ単体の無機物は生えたとしてもそのパワーに耐えきれず壊れてしまう、だから地面に…!

だけどスカイはそのままランボーグに向かって蹴りかかる。それに対しランボーグは両手を抜いて攻撃しようとしていた。

 

「ボッ!?」

 

それよりも早く僕はランボーグの背後に回り、【エアフォース】を打ち込んだ。

 

「ハァッ!!」

 

「ランッ!!」

 

ランボーグが【エアフォース】で怯んでいる間にスカイはそのままランボーグの顔にキックを打ち込んだ。それによってランボーグは吹き飛び、こっちに飛んできた。僕はそれを避けた。

そしてランボーグはそのまま通り過ぎ、岩に激突した。

 

「ランボォォ……」

 

「ムッキー! 早く立つのねん!!」

 

「ランボーグゥ!!」

 

ッ!タケノコを撃って来た!しかも打った瞬間に両手には新しいタケノコが再生して…!

僕とスカイは駆け出し、僕はグローブを再度構えた。

 

エアフォース!!」

 

僕は【エアフォース】を打ち込みタケノコを撃ち落としていく。

スカイも撃ち漏らしたタケノコを避けながら、一緒にランボーグへ距離を詰めていく。

 

「は…! ましろさん!!!」

 

「ッ!?」

 

コッチに飛んで行きていたタケノコの1つが、岩陰に隠れていた虹ヶ丘さんとエルちゃんの方へ向かっていた。

 

「ましろさ——…ッ!?」

 

【フルカウル】を5%から15%に上げ、僕は2人の元へ駆けつけた。

そして守るように立って、少し跳んで脚を構える。

このまま『OFA』を15%から20%に……!!!

 

セントルイススマッシュ エアフォース!!!」

 

20%の出力で【セントルイス スマッシュ】に【エアフォース】を掛け合わせて、蹴り放つ。

風圧が一気に放たれ、タケノコを吹き飛ばし、そのまま地面を抉りながらランボーグへ向かって行く。

 

「ラララランボーグッ!?」

 

「嘘だろ!?」

 

そしてランボーグを吹き飛ばした。

僕が地面に着地と同時に、スカイもこっちに駆け付けて来た。

 

「ましろさん! 怪我は!?」

 

「大丈夫!」

 

「スカイ、一気に決めるよ!!」

 

「ッ! はい!!」

 

ランボーグが立ち上がり、こっちに走って来てる。それに対し僕とスカイは同時に駆け出した。

 

「ラァッ!!!」

 

「ふんっ!!」

 

ランボーグが片手で貫こうとし、それを僕は刺さらないようにしながら片手で受け止めて、わし掴みするように握った。

 

「ランボーグ!!」

 

もう片方でもやって来て、また同じように掴み抑える。そのままお互い押し合いになった。

だけど、これで……!!

 

「ムッキー! さっさと片を付けるのねん!」

 

「スカイ!!」

 

「はいッ!!」

 

『OFA』20%!!

20%に上げて、ランボーグ掴んだまま回転し、地面に叩きつけた。

そしてすぐにその場から離れると、スカイとすれ違って、スカイは真っすぐランボーグへ向かった。

 

ひ~ろ~が~る…スカイパンチ !!」

 

スカイの【スカイパンチ】が命中し、ランボーグは灰色へと変わり——

 

「スミキッタ~……」

 

——元の竹へと戻った。

そして周辺の戦闘跡も、元に戻り、破壊されていた大岩すらも元に戻った。後は……!

僕は【フルカウル】を解いてカバトンへ近づく。

 

「どうしてエルちゃんを狙うのか、全部聞かせてもらうぞ!」

 

「ぐぬぬ! こうなったら……!!」

 

だけどカバトンはどこから取り出したのか、見たことがあるキノコを取り出した。

 

「これでパワー全開なのねん! あ~ん…!」

 

そしてそれを口に放り込んだ。

でも、あれって確か……。

 

「いくぜ…!」

 

「えぇ!? まさかの2回目ですか!?」

 

仮に大丈夫で本当に2回目が来たらマズい。

僕はすぐに【フルカウル】をもう一度纏った。

 

「カモン! アンダー……」

 

そして手を上げて、再び【アンダーグ・エナジー】を出そうとしたとき、カバトンのお腹が僕らにも聞こえるほどに鳴り出し、次の瞬間にはカバトンは自身のお腹を抑えて苦しんでいた。

 

「痛てててて……!!」

 

「あっ…」

 

やっぱりさっきのキノコは、あの時の毒キノコだったんだ。

 

「もう…むやみに山にある物を採ったり食べたりしちゃダメなんですよ? めっ!」

 

「覚えてろ…カバトントン!」

 

カバトンはそう唱えると、その場から消えた。

苦しんでいようと使えるのか……それに「パワー全開」って言っていた。

てことは、カバトンの力は砂藤くんの『シュガードープ』、糖分を摂取すると分量によってパワーが倍増する"個性"に似ているのか?

八百万さんの『創造』も、食べ物を摂取すればするほど多く創造できるって言っていた。

つまり、ランボーグを生み出すのに莫大な量の【アンダーグ・エナジー】が必要…もしくは一度使ったら、その後また食べ物などを摂取しない限り【アンダーグ・エナジー】を出せないのか?

とりあえず僕は【フルカウル】を、スカイは変身を解いた。

 

「ソラちゃん、出久くん!」

 

振り返れば、虹ヶ丘さん駆け寄ってきていた。

 

「大丈夫?」

 

「はい! それと出久さん、さっきはありがとうございます。ましろさんたちを…」

 

「気にしないで。虹ヶ丘さんたちが無事なら僕はそれで十分だから」

 

どうやらソラさんはさっきの虹ヶ丘さんたちを守る際にすぐに迎えなかったことを悔やんでいるらしい。でも、僕も最初っからそういうのができたわけじゃないから、少し気持ちはわかるけど、思い詰めないと良いけど……。

 

「…ねぇ出久くん、ずっと思ってたんだけど」

 

「え、なに——」

 

「なんで私だけ下の名前で呼ばないのかなって」

 

「——……へぁ?」

 

予想外の問いかけに声が裏返った。

 

「な、ななななっ! 何を言って…!?」

 

「だってソラちゃんやおばあちゃんは名前で呼んでるのに私だけ苗字呼びだから」

 

「そ、そそそ、それは…! えぇっと…その、ソ、ソラさんは海外名で…ヨヨさんは虹ヶ丘さんと同じだからわかりやすいように出して…!」

 

それにクラスメイトのみんなも姓で呼び合ってるしで……そんな下の名前なんて…あっ。

 

『梅雨ちゃんと呼んで?』

 

蛙吹さんは下の名前で呼ぶよう言っていたァー!

で、でも元々女性との接触が高校からの僕はとてもももも…!!

 

「この機会に呼んでよ? 友達なんだから!」

 

「そ、それは恐れ多いというか…なんというかぁ~!!」

 

「……」

 

「と、とりあえずスカイジュエルは手に入れたんですから! は、早く戻ろう! ね!?」

 

僕はそう言って逃げるように来た道を戻り始めた。

 

 

——◆——

 

 

出久が顔を赤面しながら逃げるようにその場を去り、ましろとソラ、エルだけが残った。

 

「行っちゃった…私たちも行こっか」

 

「えるぅ!」

 

「……」

 

「…ソラちゃん?」

 

ましろはエルの返事を聞いて歩みだそうとしたら、ソラが動かなかったことに気づき、留まった。

 

「ソラちゃん?」

 

「ッ! は、はい!!」

 

「どうしたの? 大丈夫? もしかしてさっきの戦いで……」

 

「な、なんてことありません! 行きましょう!」

 

ソラはそう言い駆け出す。

ましろもエルを見てから追いかけるように駆け出した。

 

「(さっきのソラちゃんの顔…もしかして……)」

 

だがましろはソラの顔を見て何かに気づいていた。

何故ならソラの顔は、つまらなさそうな顔をしていたのだから。

 

 

その後、虹ヶ丘住宅にある『ミラーパッド』にスカイジュエルのエネルギーを加えることで、スカイランドと通信が可能となり、エルの両親のことやエルの正体などを知ったのだった。

 

 

——◆——

 

 

夜、裏山。

月に照らせれ、その月が反射して映っている川が流れている場所。

出久たちが昼間に戦闘した場所に、1人の人影がいた。

 

「……」

 

その人物は頭部から足先まで全体を黒紫のロングマントを羽織って覆い隠している。

フードを深く被って顔も見えないようにしているが、前髪…否、左右の横前(もみあげ)の真っ白な髪だけがはみ出ていた。

その人物は顔を上げ、月を見ており、右手を月を掴みたいとでも言いたいのかというように伸ばしていた。そんな伸ばされている手のひらの真ん中には、穴が開いていた(・・・・・・・)

そして夜風にロングマントは靡き、フードも動く。

その靡く瞬間に一瞬見えた人物の口元は、口端を上げて(わら)っていた。

 

 

 

 





出ちゃったオリキャラ!
さぁてあいつは一体、誰なんでしょうね?
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