異世界スピノ ~恐竜に生まれ変わった私はスローライフを希望する~ 作:SIS
登場人物紹介
・私
スピノサウルスに突如転生した現代人。性別は男。
知性的に振舞っているつもりだが大分肉体に引っ張られている。最近ますます脳筋化が進んでいるが本人に自覚はない。
現代人の道徳観で人助けをした結果、俗世のややこしい事情に絡めとられつつあり、ちょっと困っている。
オルタレーネの事は好き。
・オルタレーネ・ヴァン・バーシスト
金髪金目の女神憑きの少女。アルカレーレ人と呼ばれる、コウモリ人。実はノルヴァーレ帝国という国の貴族の元お嬢様。
最近、スピノの巫女としての立場を盤石な物にしつつある。基本的には穏やかで礼儀正しいが、スピノの事になると人が変わる。過激派。実は政治劇にも強い。
スピノの事が好き。
・ザリガニ
“私”の主食の一つにして永遠のライバル。
どうやらそろそろ我々の実力を見せつける必要があるようだ。
・白羊のレギン
白羊の勇者とも呼ばれる、セルヴェの街一番の冒険者。身の丈以上の大剣を使いこなす。
普通に冒険者最強クラス。
ザ・ワンとの闘いには街の防衛についていた為参加していない。
・青犬のマクガ
外遊に出ている領主に代わってセルヴェの街を取り仕切っている。領主が留守の間に色々トラブルが起きてしまい胃が痛い。最近抜け毛が多い。
・白犬のウォルター
冒険者ギルドの纏め役。外敵への対策などを取り仕切っている。仕事に忙殺されて最近一歩もギルド本部から出てない。
・氷決のサルッカス
ウォールランド王国近隣を縄張りにしているワニ型の神獣。氷の力を操る。こう見えて数千年生きているが、精神的には未熟で時間感覚が適当。神の言葉に従い俗世と距離を置いていたが、スピノとオルタレーネを見てもうちょっと興味持つかぁーと考え直しつつある。
これまで何度か配下の部族から従者を捧げられたが、皆、数年身の回りの世話をさせた後部族に返している(本人的には美人の家政婦を雇ったような認識らしい)。
・ゲーダー
ウォールランド王国の宰相。リス型獣人が中心のウォールランド王国には珍しい、爬虫類系の住人。サルッカスを崇める部族の出だが、友人である現王の為に一族を出奔して王国に来た。現王への忠誠は絶対的なものがある。
・三毛猫のマリサ
オルタレーネの後見人である、喫茶店“年経た猫の鍋”の店主。一般的な群れ成す人々の倍近い巨体を誇る。とにかく気が強く、街の男達は彼女に頭が上がらない。オルタレーネの事を自分の娘のようにかわいがっている。
・煌鹿のヤキウ
関門都市セルヴェの市長。だが、外遊の為に年中を通して外を回っており、セルヴェに帰ってくる事は少ない。セルヴェの主な収入である関税などは、ヤキウの尽力によって調整されているため、街に居ないながらも大きな貢献をしている人物。最近自分が留守の間に街に色々あった事を知り、正直気が気でない。
スピノって何なの???
・黄金都市市長 サルガス
複数の都市国家によって形成される連合王国、その中心である黄金都市リヴェールの市長。毛むくじゃらの躰から、角なのか牙なのか判別のつかない突起物が伸びている奇妙な出で立ちをしており、群れ成す人々特有の名乗りもないため、一体どんな本性なのか、誰も知らない。
ただ長年市長として勤めてきた敏腕とそれに対する信頼は疑いようがなく、事実上の国王として連合王国を導いている。
最近の連続魔獣襲撃事件を深刻な脅威と捉え、大胆な行動に出る。
・“唯一咲き誇る者”
二部で暴れ倒した古代の魔王級魔獣。何らかの理由で禁則地を脱出したらしい。マギア・ランクに到達した魔獣の中でも特に凶悪な魔獣を慣習的に魔王級と呼ぶが、この個体はそれすらも超越して言うなれば魔神級に到達していた可能性がある。スピノは現代人の語彙センスでジ・オンリー・ワン、あるいはザ・ワンと呼ぶ。最終戦争にも参加しており、サルッカスとも交戦経験があるが、その時より遥かにパワーアップしている。慎重というか臆病な性格で勝てる戦いしかしない性質であり、勝てない相手多数と戦わされた最終戦争がよっぽどトラウマだったようだ。
その力で外界を脅かしたが、その行いが神々の地雷を全力で踏み抜いた結果、その助力を得たスピノに根っこ一本残さず完全に滅ぼされた。
・“卑冠を頂く者”
一部でスピノと交戦した古代の魔王級魔獣。マギア・ランク到達魔獣の上澄みぐらいの戦闘力。ザ・ワンと同じく禁則地に封じられていたが、何らかの理由で外界に脱出した。炎を操る力と、狡猾な思考で神気に目覚めていないスピノを圧倒するが、最終的にレギンの助力もありスピノに滅ぼされた。その頭蓋骨は今は街に飾られている。
最終戦争にも参加しており、ザ・ワンと共に神獣達と戦ったことがある。一般的な魔獣の例にもれず自己鍛錬とかしないので、その時から特に強くなった訳ではない。
・金色のレイストフ
最終戦争において最初の戦いにおける神獣達のリーダーを務めた、マンモス型の神獣。知性的かつ慈愛にあふれた性格で、敵対する魔獣達にすら慈悲の心を持ち合わせていた。戦いにおいては容赦はせず、名前の通り金色のキバで苛烈に敵を打ち据える。光を操る力を持っていたらしい。
白犬の少女を巫女として引き連れており、彼女の事を溺愛している。
・人知未踏のレクスシオ
防衛都市グランツ近くを拠点とする、竜型の神獣。極めて頑丈で強力な顎を武器とし、反面前足は酷く小さく退化している。体躯も全長12mと非常に大きい。現在まで生き残ってる数少ない神獣の中で最大級の戦闘力を持つ。
長い間人間とは距離を置いており、サルッカスのように彼を崇める部族もなく、近年はその存在を疑わしく思う者もいるという。