異世界スピノ ~恐竜に生まれ変わった私はスローライフを希望する~   作:SIS

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第72話 悲しいだけの昔話

 

 音に聞こえた最終戦争。伝聞であっても、それが凄まじい戦いであった事を、私はわかっていたつもりだった。

 

 だが、今私が見ている過去の幻らしきもの。それを見る限り、口伝はその実態の半分も伝えていないというのを、ありありと理解せざるを得ない。

 

 眼下では、二つの勢力がぶつかっている。最初、私は無数のアリが行列を作っているのかとおもった。だが違う。よく見ればその、一匹一匹を視認するのも難しいほど密集して犇めいているのは、全て悍ましい姿をした別々の生き物だ。人の空想、あるいは悪夢の中で見出されてきたような、この世にはあり得ない姿をした怪物。

 

 魔獣。

 

 それが、数えるのも馬鹿馬鹿しいほどの数で蠢いている。

 

 前世、テレビ番組で見たバッファローの大行進。あれをさらに何十倍にも規模を大きくしたような、絶望的な光景だ。常識的に考えれば、あんなものが押し寄せればどんな守りだってひとたまりもない。その道中にあるもの全てを踏みにじり破壊し殺しつくし押し寄せる、それは絶望の津波だった。

 

 それを、押しとどめる者達がいる。

 

 魔獣の群れに比べれば、あまりにも細やかな、到底黒い波濤を押し留められるとは思えない神獣達の群れ。魔獣達のそれに比べれば色鮮やかな彼らは、暗黒の中でまぶしいほどに輝き、その波濤を食い止めていた。

 

 雷雲のように煌めき雷撃を迸らせるディアトリマがいた。

 

 大津波のような水を操るウミサソリがいた。

 

 地面から剣山のように剣を生み出すケラトサウルスがいた。

 

 暴風を生み出すサーベルタイガーがいた。

 

 まさに一騎当千。凄まじい力で、数で遥かに勝る魔獣達を蹴散らし押し留めている。サルッカスや、私自身と比べてもその力はすさまじく……私は彼らに、神が降りている事をすぐに看破した。

 

 ザ・ワンを討滅した神罰執行。それと同じことが、ここに集った神獣達全てに起きているのだ。

 

 だが、その力をもってしても、魔獣を滅ぼすには至らない。倒しても倒しても、次から次へと魔獣が押し寄せてくる。奴らがもし、特定の意思に基づいて集まった軍であったり、あるいはまっとうな生物であれば、神獣の力に恐れをなして逃げ去ったかもしれない。

 

 だが魔獣はまっとうな生き物ではない。そして、群れる事もない。ただ、個々がその破壊衝動に従って襲い来るだけだ。隣で同類が倒れ伏しても、それを嘲笑って進撃する。

 

 狂人の群れと何ら変わりない。おまけに、一匹一匹が決して弱くない。ザ・ワンはもちろん、飛竜にも届かない奴らが大半だが、それぞれがマギア・ランクに到達しているらしく、超常の力で身を守っている。神の力を得た神獣の一撃はその守りごと奴らを討ち滅ぼしてはいるが、何体も纏めてぶち抜いて倒す、というレベルまではいかないようだ。

 

 不意に、ケラトサウルスが膝をついた。先ほどまで魔獣達を串刺しにしていた無数の刀剣が、霞のように消え去ってしまう。それだけにとどまらず、苦しそうに吐いた息に血が混じっていた。

 

 オーバーフローだ。

 

 自分の身に起きた事だからわかる。あの、神の力は、肉の器には過剰すぎる。

 

 私の場合、すでに持っていた電撃系統スキルと新しく目覚めた炎熱系統スキルを組み合わせて肉体の活性化、発散ができたが、もしそういった余剰エネルギーを放出する技能や別ラインで回せる能力を持ち合わせていない場合、体に負担が大きすぎるのは自明の理だ。私とて、あの瞬間に炎の力に覚醒していなければどうなっていたか。

 

 いや、例え持っていても、長時間戦い続ければ同じことか。そして戦況を見るに、神獣達が戦っているのは一時間やそこらの時間ではない。

 

 彼は、その力に耐えきれなくなったのだ。

 

 そして、神の力でようやく五分に抑え込んでいた戦線から、その力が消失すればどうなるか。

 

 ケラトサウルスが担当していた戦線に魔獣達が雪崩れ込む。彼は息も絶え絶えになりながらも応戦の構えを見せるが、一匹、二匹と蹴り倒したところでその首元に食らいつかれた。そのまま押し倒され、黒い波濤に飲み込まれる。無数の牙に、爪に引き裂かれ、忽ち原型を留めない肉塊へと変えられてしまう。

 

『アンビエール! 畜生ぉお!!』

 

『駄目だ持ち場を離れるな! 押し込まれるぞ!』

 

 それを目にしながら、他の神獣は動けない。彼らも、自分の持ち場を抑えるので精一杯なのだ。ケラトサウルスを仕留めた魔獣達は、意気揚々と先に進もうとする。不味い、その先にもはや神獣達の守りは無い。

 

 防衛線が崩壊する、まさにその瞬間、血風が吹き抜けた。

 

「GAAAAAO!!」

 

 一瞬で複数体の魔獣の首が宙に舞う。辛うじて最初の攻撃に巻き込まれなかった魔獣が、頭から踏みつぶされてミンチになった。

 

 現れたのは、目を深紅に爛々と輝かせる一匹のティラノサウルス。防衛線が抜かれた時の為の遊撃戦力を神獣軍は残していたのだ。

 

 だが、その体は返り血と、己の流した血で真っ赤に染まっている。どれだけの範囲で脱落者が出たのか、どれほどの犠牲が出ているのかを、その神獣は己の有様で語っていた。

 

 崩壊した防衛線を、両隣の神獣が己の担当場所を広げる事でなんとか埋めようとする。すでに抜けた魔獣には、ティラノサウルスが襲い掛かった。魔獣も反撃を試みるが、出鼻を挫かれて勢いを失った奴らは彼の敵ではない。残像すら残さない速度でその顎が噛み合わされ、魔獣達の肉体が千々に粉砕される。明らかに他の神獣と比べても別格の強さだ。だがその分、消耗の激しいポジションにある事で、目に見えて疲弊してもいる。

 

 一通りの魔獣を始末した所でぐらり、と傾いだ体を、ふんぬ、と堪えるティラノサウルス。もうとっくに限界を超えているが、ここで弱みを見せれば魔獣が勢いづくのは違いない。それでも精神論でカバーするにも、限度というものがあるだろうに。

 

 どう見ても、神獣側は限界を迎えている。防衛線そのものが崩壊するのも時間の問題のように見えた。

 

 にも関わらず、神獣達の士気は高い。まるで何かを待っているかのように、魔獣達と戦い続ける。

 

 突如、戦場に一筋の閃光が走った。

 

 一瞬で魔獣達の戦列を横切ったその光の跡を追うように、無数の爆発が生じる。直撃した魔獣は消し炭に、直撃でなくとも後追いの爆発を受けた魔獣が動きを止める。

 

 圧倒的な攻撃力に魔獣すらたじろぎ、戦線に一瞬の静寂が訪れる。そこへ、立ち込める煙の向こうから一匹の神獣が新たに姿を表した。

 

 増援だろうか。目を凝らした私は、いや、少し違うな、と首を振る。

 

 大型の、マンモス型の神獣。分厚い茶色の毛皮と、輝かしい黄金の牙を持った威風堂々の佇まい。だが、すでに死に体。その両目は失われ、四本の脚のうち二つは骨が見えるほどに肉がえぐられ、腹は割かれて内臓がまろび出ている。マンモスの特徴的な頭部も、いくらか欠けて脳が見えていた。

 

 まだ死んでいないだけで、ほぼ動く死体と言っても過言ではない有様だ。増援というより、この場所で死ぬ為に来た、そんな印象を受けた。

 

『よせ、レイストフ、やめるんだ!』

 

 戦場の騒乱の中、ティラノサウルスの神獣の叫びが辛うじて聞こえる。

 

 え、えぇ、と。思わずマンモスの神獣を二度見してしまう。

 

 レイストフって、確か。そうか、彼が。

 

 マンモスの神獣……レイストフは、仲間の声にも耳を貸さず、一歩前にでた。その頭上に、天使の輪のような光輪が浮かび上がる。

 

 直後、その光輪から無数の光が放たれ、魔獣の軍勢に降り注いだ。

 

 凄まじい力だが、あのあり様ではもはや神罰執行の負担に耐えられないはず。……死を前にした命の、最後の煌めき。そんな感想が頭に過ぎった。

 

『我、ハ。守れ、ナカった』

 

 レイストフの、血を吐くような嘆きが聞こえる。

 

『友を。友の愛スル者を。我は、守れなカッタ。ナラバ、せめて、使命だけでモ……』

 

 再びの光の爆撃。その圧力に押され、魔獣達ですら一歩後退する。

 

 レイストフの命を燃やし尽くすような猛攻を、私は茫然と見守るしかない。遥か未来の存在である私が出来る事など、他に何もなかった。

 

 と。

 

 レイストフの光輪を見つめていた私は、その向こうに……レイストフを挟んで反対側の丘の上に、小さな影が昇ってくるのに気が付いた。

 

 神獣じゃない。原住民?

 

 白い、犬のような姿。全身を毛で覆われている所は私の良く知る住人達と似ているが、頭身が少し高い。その身には、血で汚れた巫女装束に似た衣服を纏っている。

 

 あと一人じゃない。怪我をしているのかふらつく彼女を支えるように、違う種族の住人が、肩を支え、荷物をもって付き従っている。いずれも、血と泥で汚れた姿……つまり、戦傷で傷ついていた。

 

 最終戦争では、神獣に付き従った多くの巫女も命を落としたという。じゃあ、彼女たちが。

 

 見守る前で、白い少女が丘の上に立った。傍らの毛玉のような従者が、背負っていた荷物を差し出す。少女がそれを受け取り、天に掲げた。

 

 それは、一振りの剣だった。黄金とも真鍮とも違う色合いの、見事なまでの細工が施された壮麗な剣。前世において、中央大陸かどこかの国の国宝に、似たようなものを見た覚えがある。特殊な加工によって、千年以上たっても錆一つない青銅の剣。あれに、雰囲気が似ている。それに、どこか似通った雰囲気の鞘を、私はこの世界でも見ている。

 

 じゃあ、あれが境界剣?

 

 それでは、その剣を手にする少女……彼女が、レイストフの……。

 

『我が巫女ヨ! 今度、コソ! この地に、封印を……!』

 

「●■、×●……!」

 

 少女が何ごとかを口にする。ご丁寧にもこの幻影の中でも彼女達の言葉を私が理解する事は叶わなかったが、何を言っているのか、分からないはずがない。

 

 境界剣が少女の願いに答えてうっすらと輝きだした。その緻密な彫刻の刻まれた奥から、青白い光が噴出するようにあふれ出す。

 

 それと同時に、戦線に変化があった。

 

 レイストフの最後の命を振り絞った猛攻、それによって魔獣が後退した戦線一帯に、空から不可思議な色のオーロラのようなものが降り注ぐ。異常を察した魔獣達が超常の力を解き放つが、その大半がオーロラに阻まれ、3割ほどしか反対側に通り抜けなかった。

 

 吠え猛る魔獣の叫びも遠くなっていく。

 

 これが……禁則地の境界線か。

 

 魔獣達の存在感も遠ざかっていく。神獣達も、それを見て次々と膝をつく。辛うじて、彼らの奮戦は報われたのだ。

 

 ……待てよ。聞いた話だと、レイストフの巫女は、確か。

 

 弾かれたように目を向ける。

 

 少女は、変わらず剣を構え、封印を続行している。すでに魔獣達の力は、一割か二割しかこちらに届かない。もうほぼ封印は完了したようなものだ。

 

 なんだ、何かの勘違いか。そう思った瞬間の事だった。

 

 トス、と。

 

 少女の胸に、何かが生えた。

 

 遅れてそれが、魔獣が最後の苦し紛れに投射した無数の棘、そのうちの一本だと理解する。反射的に犯人の方に目を向けるが、オーロラの輝きはますます強さを増し、その向こうにいる凶手の姿すら見る事は叶わなかった。

 

 どさり、と少女が崩れ落ち、その手にあった境界剣が転がり落ちる。あまりの事に、傍らにいた従者たちは声も出ない。

 

 ただ、境界剣だけは主の絶命を受けてもなお、まるで最後までその命を果たそうとするかのように光り続けた。ついにオーロラは完全なる光の壁となり、魔獣達を永遠に封印する。

 

 それと同時に、境界剣もまた、沈黙する。

 

 

 

 禁則地は成立した。

 

 境界線は閉じられた。

 

 

 

 

 だが。

 

 こんなのって、ありかよ。

 

『巫女、ヨ……。ヨクヤッタ……』

 

 はっとして目を向ける。

 

 レイストフは満足そうに地に崩れ落ち、もう答えない巫女に語り掛けている。

 

 ああ、ああ。

 

 彼は、両目とも失っている。自分の大切な巫女に何が起きたか、彼には分からないのだ。

 

 呼びかけが続く。その場にいる誰もが、目を閉じ、顔を伏せた。

 

『……? 巫女よ、ドウ、した……? 答えてオクれ……』

 

 誰も、彼の勘違いを訂正しようなどと思わない。だって、あんまりだ。

 

 これから命尽きる彼に、残酷な真実を教えるなんて。そんなのは、あまりにも。

 

『アア……寒イ。巫女ヨ……傍に来て、オクレ……。どこに、イル……我が、巫女……ヨ……』

 

 レイストフがどれだけ呼びかけても、彼の巫女が答える事はない。だって、彼女は既に……。

 

 静かにティラノサウルスの神獣が、レイストフの元に歩み寄る。そして彼は、そっと首を下げて、レイストフに耳打ちした。

 

 それは、優しい優しい、一つの嘘だった。

 

『……レイストフ。お前の巫女なら、傍らにいるぞ。わからないか?』

 

『ソウ……ナノカ? ヨク……ワカラナイ……。巫女ヨ、ドコニ…………………』

 

 くたり、とレイストフの首が、落ちる。最後に僅かに息を吐いて、神獣は永遠の眠りについた。

 

 ティラノサウルスの神獣は、やりきれないように首を振り、悲しそうに一声啼いた。

 

 だが、彼らに悲しむ時間は与えられていない。戦いは、始まったばかりでもあるのだ。この禁則地は、あくまで始まりに過ぎない。のちに彼ら神獣達は、最終的に10の禁則地を作ることになるのだから。

 

 気持ちを切り替えて、彼は仲間たちに声をかけた。

 

『……生存者を取りまとめて、拠点まで後退する。ここでの戦いは終わった。……いくつか、問題がはっきりした。それを踏まえて、今後の計画を練り直す』

 

『……了解、しました』

 

 生き残った神獣達が、よろよろと下がっていく。だけど、皆がすぐに気持ちを切り替えられた訳ではない。

 

 丘の上で、横たわる剣の巫女の横で泣きはらす巫女達。そんな彼女らに躊躇うように神獣が声をかけるのが見えた。

 

 もう動かない血塗れの巫女を抱きかかえ、茫然としている神獣もいる。動かなくなった躯にすがりついて泣き叫ぶ巫女の姿もあった。

 

 ああ。

 

 ああ……。

 

 何故だ。どうして、こんなものを私に見せる?

 

 とっくに終わってしまった、ただ哀しいだけの物語を。

 

 ゆっくりと視界が再び暗くなっていく。答えを得られないまま、私の意識は現実へと戻っていった。

 

 

 

 

 

「グルルル……」

 

 そして目を覚ます。

 

 私が過去の幻影に魅入られていたのは、僅かな時間の事だったようだ。それでも、泥のような疲労感が全身に伸し掛かってくる。

 

 なんで……あんな……。

 

 原因と思われる黒い闇は、既に大半が揮発してしまい、あの闇色のガスも残っていない。これに触れた事で、過去を垣間見たという事なのだろうか?

 

 何故、そんな事に。

 

 そこまで考えて、私はビシリ、と体を硬直させた。最悪の思いつきが、脳裏をかすめたからだ。

 

 待て。待て待て。待ってくれ。そんな、事……。

 

 縋る様に、否定してくれと、闇の塊に目を向ける。

 

 だけど、それは私の考えの正しさを補強するだけだった。

 

『……ヨ……』

 

 ズルズルと闇が蠢く。私の攻撃で大きく体積を失った事で、有り様を変えようとしているのだ。蠢く闇が奥にひっこみ、代わりに今まで闇全体を支えていた骨格が、日の下に露になる。ただ塊になるのではなく、外骨格に対し、それを動かす筋肉のような役割へと、闇が己の在り方を変容させる。

 

 

 

 その結果、闇は一匹の獣の姿となった。

 

 黄金に輝く、ところどころ欠損したマンモスの骨格。それに纏わりつく、闇色の肉。

 

 湾曲した黄金の牙も、頭蓋骨に残る欠損も、全て、先ほど見た過去の光景そのままだった。

 

 金色のレイストフ。その、成れの果て。

 

 

 

 

 もはや、疑う余地はない。闇に触れた私が“彼ら”の過去を垣間見たのも、当然の話だ。だって、闇は、彼らの悲しみそのものだったのだから。

 

「グ……グルルゥ……」

 

 なあ、神様。

 

 この世界は、厳しくても愛と平和に満ちた楽園なんじゃなかったのか?

 

 だったら、なんで。なんでこんなあまりにも酷い話が、罷り通っちまうんだよ?

 

 どうして、こんな。哀しいだけで終わった話を、そっとしておいてやれないんだ?

 

『……巫女ヨ……』

 

 そうだ。この世界には神様も魔法もある。

 

 だったら……未練のあまり、彷徨い出てたり化けて出る亡霊の一つや二つ、いたって別におかしくはない。

 

 それがどうしてか今になって動き出し、己の巫女を探し求めて、かつて彼女と彼女の一族が守っていた神殿、そして境界剣を目当てにやってきたのだろう。

 

 それにタイミングが良すぎる。もしかすると、禁則地に穴を開けたのも彼かもしれない。どうやってとか、理由とかはわからないけども、今の彼は亡霊だ。愛しい巫女の気配を求めて、そこら中を荒らしまわっていても決しておかしな話じゃない。

 

 ひどい話だ。

 

 酷すぎる。

 

 正気を失っているからって、自分と大切な人が命と引き換えに成し遂げようとした事を、自分自身の手で無茶苦茶にする。こんな救われない話があるか?

 

『巫女ヨ。ドコニ……ココニ……キット……』

 

「グルルゥ……」

 

 ああ。金色のレイストフ。偉大なる黄金の牙よ。

 

 貴方の求める人は、ここには居ないよ。だから……早く、そっちに送ってやる。

 

 私は覚悟を決めて闇の獣と向かい合う。

 

 ただこの場を凌げればよいと思っていたが、私にも理由が出来た。出来てしまった。

 

 ここで。貴方を今度こそ、倒してみせる(弔ってみせる)。

 

「グルゥオオオオオオ!!!」

 

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