マブラヴオルタネイティブ 「理不尽」モード実況プレイ 作:爺弾
それと、気づいたらルーキーランキングに入っててびびったゾ。みなさんのおかげです。ありがとナス!
ホモ君の名を世界に轟かせていく実況はーじまーるよー。
前回は初ミッションでBETAにしこたまぶち込み、余裕の勝利で帰還したホモ君。戦術機から降りた彼を解放軍スタッフ達が出迎えます。
「お帰りなさい少佐! どうでしたか、伊邪那岐は?」
う、うん。ばっちりよ(チェーンガンぶっぱしただけ)。
「それはよかったです! ……と、すみません。本題はそうじゃなくて……閣下から少佐が戻られたら話がしたいと言付かっていますので、少佐の自室に設置された通信用機器を使って閣下に連絡をお願いします」
「そちらの扉から格納庫を出ていただいて、そのまま通路を真っすぐ進まれれば居住区画があります。少佐のお部屋はその最奥となっております」
ん、おかのした。教えてくれたお礼に今度飲み物をおごってあげよう。多分アイスティーしかないけどいいよね?
「ッ……! は、はい! 楽しみにしておくであります!」
ホモ君の冗談に思いっきり乗ってくれるスタッフゥ(日焼けした肌が眩しい20代後半男性)に思わずにっこり。やっぱりさぁ、同じ職場の人間とはいい雰囲気で仕事したいじゃぁん? だから、こういうコミュニケーションって大事だし、こんな感じで真っ先に反応してくれる人っていいムードメーカーになるってそれ一番言われてるから。
教えてもらった通り、格納庫を出ていくホモ君。……なんか扉が閉まる直前に「なに抜け駆けしてんだてめえ!」とか「私だってお話したかったのに!」なんて声が聞こえてきましたが、まま、ホモ君には関係ないでしょ。
途中で何人かのスタッフと出くわしたので敬礼を交わしつつ、長い長い廊下を進みホモ君ルームにやって来ました。中は……はえー、すっごい広い。さすが少佐。
さて、では早速通信とやらをしてやろうじゃないか。というわけで、備え付けの机の上に設置されているPCっぽいものを機動させてみましょう。
『……やあ、焔少佐か。待っていたよ』
画面に映し出されたのはゲーム冒頭にも搭乗したオジサマです。ちなみに名前はありません。ゲーム中ずっと「閣下」と呼ばれています。というか、ホモ君以外の解放軍スタッフ全員ありません。裏方とはいえもう少しこう、なんとかならんかったんですかね。
『すでに戦闘記録は見させてもらった。……ふっ、あの程度の物量だったとはいえ、五分もかからず殲滅するとは流石だな。キミにとっては不完全燃焼だったのではないかね?』
お、そうだな。じゃけん次はもっと上手く戦いますよ。
『……ふむ。それだけの実力を持ちながらも現状のままを良しとせずか……。相変わらず向上心の塊のような男だなキミは』
はっはっはと豪快に笑うオジサマ。なに、ホモ君のこと馬鹿にしてんの? ケンカなら買うぞこら。
『くくく、いやすまない。だが、そんな少佐だからこそ、今回の任務は安心して任せられるというものだ。そして、そんなキミが思う存分戦えるよう我々も万全のサポートをすると約束しよう』
流石閣下! 誰だよこんな立派なお方に因縁吹っ掛けようとしたアホはよぉ。
『では、そろそろ失礼するよ。早速要請してもらっても構わんし、出撃してもらっても構わん。とにかく、キミの意志の下、一丸となってその世界の平和のために戦ってくれたまえ』
という事で、ここからインターミッション中に「支援要請」が選択できるようになりました。プレイヤーの「これ作って」や「これやって」といった要望を解放軍本部が「OK」と叶えてくれる便利なシステムとなっています。まったく使用しなくてもクリアは可能ですが、私はマゾではないので普通に使っていきます。
そんでもって、これが解放されたらツリーから真っ先に「意識改革」を行いましょう。誰のって? そりゃもちろん、この世界の人類のですよ。
マブラヴといえば内ゲバ。内ゲバといえばマブラヴです。BETAに侵略されてんのにやれ内乱がどうだとか勝ってもないのに戦後の覇権がどうだとかさぁ。そういうのは全部終わってからやれって散々言われてっから。まあ、ここらへんは意思疎通がまったく出来ない怪物が相手なので物語的にはどうしても人間同士のいざこざを描かないと話の膨らみようがないとかそういったところがあったんでしょうけど。
BETAくんもBETAくんでわざわざ冷戦中にこんにちはしなくてもよかったと思うし、戦後のことを考える余裕なんかまったくないほど大戦初期からハッスルしてたらまた違ってたと思いますけどね。
ホモ君世界も内ゲバしてたみたいですけど、それを先導していた連中をみんな爆殺☆ した上で、「地球からBETAを追い出すまでにちょっとでも足引っ張る国があったらそれ以外の国全てで協力して滅ぼすね♪」と国同士で約束したおかげでなんとかなったとか。
困ったことに、過去解放軍が救援しに向かった並行世界のほとんどがそういった内ゲバを繰り返している世界ばかりだったようで、特にひどい世界に送り込まれたホモ君の先輩達の中には「こんなんじゃ俺、この世界を守りたくなくなっちまうよ」となりかけてしまった人もいたのだとか(極々稀に最初から一致団結してBETAと戦っていた世界もあり、そこに派遣されたスタッフは嬉しさのあまり号泣したとの記録が残っている)。
なので、内ゲバのやっかいさをこれでもかと理解している解放軍はそれを解消する方法を考え色々実践しましたが、まったくと言っていいほど効果がなく、そのせいで突き上げをくらった研究員達がブチ切れた結果、「生ぬるい? だったら脳に直接協力の大切さを植えつければいいだろうが!」と結論付けて開発されたのが、サブリミナル効果を利用した映像作品です。
これは美しい自然や、多くの人々が笑顔で生活する街の姿を、聞けば誰もが心を落ち着かせるウィスパーボイスでナレーションするものです。表向きは国を奪われた衛士にかつての故郷を思い出させ、BETAに抗う決意を新たにさせたりBETAに怯える国民達の心を慰める役目を果たしますが、さきほど言った通り、この映像には研究員たちによる手が加えられており、この映像を見た人間の意識に刷り込みを行います。
といっても、原作における指向性蛋白みたいなぶっ飛んだしろものではなく、「人にやさしくしましょう」、「目的のためにみんなで手をとりあいましょう」などといったあくまでも人類同士で協力しあうための意識をもってもらうためのものにとどめています。この刷り込み内容は変更することも可能ですが、あまりに過激すぎる内容にすると「お前、協力しないつもりか非国民め!」な感じでみんな目がグルグルになっちゃうのでおすすめしません。
ただ、この映像を世界に流出させる事で、内ゲバ解決やったぜ! ……とはならないのがマブラヴ世界です。この映像、BETA大戦の前線を担っている国や軍の人間にはクリティカルヒットするのですが、残念ながら後方支援国家にはあまり効果が期待できません。具体的にはアメリカとかアメリカとかアメリカとか。
なので、条約も破棄されるし、横浜にG弾も落ちますし、オルタネイティブ5派に唆されてクーデターもおきます(決起させたところで米軍を投入、鎮圧させる事で日本への発言権を強めさせるマッチポンプ)。これらはストーリー上どうしても外せない出来事なので必ず起きてしまいます。汚い、さすがアメリカ汚い。
ただ、上記のイベントを全て終了させれば、アメリカにも協力させる事は可能ではあります。ただしその場合は、ありとあらゆる裏工作をしてアメリカが裏でこそこそやっていた事を全て暴露してトップを含め関係者を更迭して都合のいい人間を据える必要がありますが、クーデター終了後から甲21号作戦までしか時間がありませんし、そんなことしているくらいなら別の準備をしておくほうがマシです。
説明としてはこれくらいでしょうか。では改めて「意識改革」から「サブリミナル映像作成」をポチー。さらにそれを流布させるために「会社」も設立させておきましょう。こうする事でホモ君が支援要請で作成した物を自動で世界に広めてくれます。作成できるものは、衛士のストレスを軽減させてくれる携帯音楽プレイヤーや、携帯ゲーム。新しい合成食糧など多岐にわたります。
ストレス値の高い衛士は戦闘中の能力がさがってしまいます。ミッションに登場するNPC衛士は撃墜されるとリザルトの評価が下がってしまうので、高評価を狙う人はストレス軽減効果のアイテムはどんどん作成しておきましょう。他にも変わり種としては、コメディアンや手品師、大道芸人といった人間を使ったものもあります。
オルタ世界は本当に娯楽が少ないので、こういったものを広めればかなりストレス軽減効果が期待できます。あわせて一般人にも売り出せば、暴動やテロといったマイナスイベントを減らす事もできます。
また、芸人達に慰安行脚でも行わせれば、一般人だけでなく、場合によっては各国のお偉方の前で披露したりする事になります。この実況を行うにあたり、他の方の実況動画を見て参考にしようとしたのですが、コンビ芸人「ピンチャン」(名前はプレイヤーが自由に設定可能)のネタを見て涙を流しながら爆笑する近衛軍の姿を見た時は、誉れある近衛の姿か、これが……と絶句したものです(実はこっそり見ていた殿下は声を上げないよう口を押えながらプルプルしていた)。
ただし、あまり派手に売りまくると今度は各国のやばい連中に目をつけられる可能性もありますので、そこらへんのさじ加減が難しいのがネックです。考察で、オルタ世界ってそういう文化が全くないから、クッソしょうもないギャグとかでもめちゃくちゃ笑いとれるんじゃね? とか言われたりしますがどうなんでしょう。
では、会社の名前を決めないといけないのですが……「KMRグループ」、「MUR興業」、「TDRカンパニー」……どれも甲乙つけがたいですが、ここは王道を行く「焔商会」と命名しましょう。
肝心の社員ですが、これは解放軍に専門の部署がありますので、そこから派遣してもらう事になります。オッスお願いしまーす! 到着を待つ間にホモ君はミッションでもこなしておきましょう。というわけで、再び格納庫にイクゾー!
さて、今回は三つのミッションの中から選ぶみたいですね。……お、どうやら三つの目のミッションでは戦場にNPCが出現するみたいですね。これにしてみましょう。
『ミッションが選択されました。これより出撃準備に入ります』
ではでは今回もBETAくん達をいっぱい殺戮しましょうねぇ。と、ここですかさずレーダーチェック。敵はどこだ、探すぞぉ?
ホモ君を示す青いマーカーを中心に、11時の方向の辺りが真っ赤になってますね。そんでもって、同じ方向に緑色のマーカーがいくつか表示されています。彼らはこの星の明日のためにスクランブルした誉れある衛士達です。このように、他勢力とBETAが盛りあっている最中に俺も仲間に入れてくれよ~と空気も読まずに乱入するミッションもあります。
っと、グズグズしていたらNPCがやられてしまいます。生存すればするほどクリアランクにボーナスが入りますので、気にしながら戦いましょう(命を数字でしか見ていないクズ)。
かっとべ伊邪那岐ぃ! とフルブーストしながら一気に距離を詰めます。するといるわいるわ。チュートリアルとは比べ物にならない物量のBETAが大地にひしめき合っています。
『ッ!? CPより各機へ! 後方より未確認物体接近!』
突如として何者かの声が聞こえてきますが、別に幻聴ではありません。本来、オープンチャンネルでもない限り、他所の軍の通信や会話など聞こえるはずがないのですが、このゲームでは盛り上がり重視のためにプレイヤーにはばっちり聞こえるようになっております。ここら辺は某「超本格的ヒコーキごっこ」を参考にしたと聞いています。一応、戦域内の情報を得るために通信チャンネルを解析、盗聴しているとやや強引ですが理由があったりします。
『なんだありゃ……ミサイルか!?』
『違う、あれは……戦術機だ!』
速報~ホモ君、この世界の人類に初めて認知される~
ドーモ。エイシ=サン。ホムラ・モリヒトです。……あ、違う。これじゃBETAじゃなくてエイシスレイヤーになっちゃう。やっぱ今のなし。
アイサツキャンセルなどブレイ極まりませんが、誤解されるよりはましなのでセーフセーフ。お詫びといってはなんですが、代わりにこちら(120mm弾)でゴアイサツさせていただきますね。
BETAの密集部分めがけて装填した爆発弾を発射! 弾は前に出ていた要撃級の中心につき刺さったと思った瞬間には轟音と共に大爆発を起こし、広範囲のBETAをまとめて始末します。ちょうどいいのであの辺りに着地しましょうか。
『CP! 今の爆発はなんだ!?』
『ア、アンノウンによる攻撃によって要撃級数体が小型種を巻き込みつつ爆散したもよう!』
『アンノウンだぁ!? おい、もっと具体的に言いやがれ!』
『アンノウンはアンノウンだ! あんな戦術機見たことがない!』
着地しつつ弾を貫通弾に変更。そのままバーニアと伊邪那岐の各部に設けられたスラスターをドヒャドヒャ噴かせながら次の獲物の元へ高速移動だ!
『え、消え……』
半円に動きつつBETAを撃ちまくります。貫通弾は命中場所を考えなくてもぶっぱしてたら勝手に死んでいくので便利なんですよね。ただ、このせいで通常弾の存在意義が……。
『嘘だろ、あいつ……120mmを連射してやがる!?』
『ヒュウッ! 殻付き野郎がハチの巣になるなんて始めて見たぜ!』
ひっきりなしに声が聞こえてきますが、今のところNPCに被害はなさそうです。……と思ってたら戦車級に組みつかれている機体がいました。距離的にホモ君なら救出出来そうなので向かわせましょう。
『誰か! 誰か援護をぉ!』
大丈夫だって安心しろよ~。とはいえ、ここで120mmを撃ったらBETAごとNPCを殺ってしまいます。こういう時は……テテーン! 頭部バルカン~~~!(3代目)
これなら安全に戦車級だけを狙って始末できます。もちろん、こちらも∞仕様となっておりますので好きなだけ撃ち込めますやったー。戦車級くんさぁ、そんなもの食べるくらいならこっち食べなよ~!
『た、助かっ……た?』
惚けてないでさっさと動いて、どうぞ。
起き上がった戦術機は装甲を数か所齧られていますが、ホモ君の迅速な救助で戦闘は継続出来そうです。じゃあ俺、ギャラ(救助によるポイント)もらったし行くから。
……あん? 今度はホモ君が囲まれてんじゃん。でも、ここでまずいですよ! とならないのが我らがホモ君と伊邪那岐です。ではここで、視聴者のキミ達に最新情報を公開しよう!
『おい、なに突っ立てやがる!? 後ろから戦車級が来てんぞ!?』
伊邪那岐の本体を覆う装甲には特殊な処置がされており、たとえばこんな感じでBETAと接触しようものなら……。
『……は?』
『タ、戦車級……アンノウンに接触した瞬間に消滅しました』
はい、無邪気に伊邪那岐の足にまとわりつこうとした戦車級達がその体を一瞬で崩壊させてしまいました。このように、伊邪那岐は接触しただけでもBETAを殺せます。
その秘密は装甲に組み込まれたG元素……グレイ・サーティー(30)にあります。あんな、G元素って58種類あんねん(本ゲーム内設定)。
創造主によって人類にもたらされた新たなG元素の一つであるこのグレイ・サーティーには、「他のG元素、そしてそれを利用して生まれたあらゆる物体を崩壊させる」という性質があります。
はい、もうおわかりですね。BETAはG元素で出来ています。そんなBETAが伊邪那岐に触れればこうなる事は必然というわけです。その崩壊速度は人類が認識できる範囲を超えており、そのせいで人間の目には一瞬で消え去ったように見えます。あまりに早すぎて仮に大型BETAの攻撃を受けたとしても、その衝撃が伝わるよりも速くBETA側が消滅するのでダメージはありません。
無限の火力とBETAでは決して傷つけられない無敵の装甲。それが伊邪那岐なのです。ここまで来たらもう「リアルロボット世界にいきなり現れたスーパーロボット」ですが、第七世代の時点で既にスーパーロボットに下半身くらい突っ込んでるレベルだししへーきへーき。
この装甲はあくまで防御力を追い求めて生まれたものではありますが、同時にこちらから噴射地表面滑走(サーフェーシング)を利用しての体当たりでBETAを次々と轢き殺していくというやべー戦法も生み出してしまいました。各部のスラスターや背中のバーニアも積極的に体当たり戦法を行うために設けられたとの噂もあります。開発者はぜったいまともじゃありませんね。
さて、あんまり時間をかけすぎてクリアランクを落としたくありませんし、そろそろ本格的に動くとしましょう。
グレネードをまき散らすため大きく跳躍するホモ君。すると突如としてアラートが鳴り響きます。あ、ふーん(察し)。
『馬鹿野郎、まだ光線級が残ってんだぞ!?』
『CP! あいつに警告を!』
『ダメだ! 通信がカットされている!』
今回のミッションには光線級も配置されてたんですね。原作の脅威を知っていれば飛ぶなんざ自殺行為以外のなにものでもありませんが、このゲームは戦術機を操作する爽快感を優先したと開発者がインタビューで答えており、劇中で武ちゃんが見せたあの変態機動を再現することはもちろん、プレイヤーキャラの能力と戦術機の機動性が一定の値を満たしていて、かつ光線級との距離が近い場合に限りですが……。
『……ありえない』
『CP?』
『私は、私は夢を見ているのか……?』
『CP!? おいどうしたCP!?』
『アンノウン……光線級のレーザーを回避……!』
はい、ホモ君、見事にレーザーの回避に成功しました。再発射までのインターバル中に「バースト弾」あたりでサクッと倒してしまいましょう。
では、邪魔者もいなくなったところで……っと、その前にNPC達には下がってもらいましょう。
『アンノウンよりメッセージ! ―――これより爆撃を行う、直ちに後退されたし! 繰り返す! これより爆撃を行う、直ちに後退されたし!』
『ッ……!? 全機、全速力で後ろに下がれ!』
『隊長!?』
『いいから下がれ! あのデタラメ野郎、こっちの通信には一切反応しなかったくせにわざわざ警告してきやがったんだ。なにしでかすかわかんねえぞ!』
なんかひどいこと言われている気がしますが、一応みんな下がってくれたみたいですね。では改めて……空爆の時間だおらぁぁぁぁぁ!!!
ドーン! ドーン!! ドーン!!!
あぁ^~空爆の音ぉ~~~!(絶頂)
伊邪那岐のグレネードによって次々に吹っ飛んでいくBETA。はは、見ろ! まるでゴミのようだ!
『……戦術機自らが空爆するなんて』
『……なんだ俺。BETA共を憎みすぎて頭がおかしくなっちまったか?』
『……ジーザス』
え、なんか引かれてない? ここは「ヘイ! バーベキューなら先に言えよ」「ソースの用意をしねえとな」「おいおい、何百本あっても足りねえよ」「「「はっはっは!!!」」」……みたいな小粋なトークで場を沸かすのがお決まりじゃないんですか?
『……アンノウンの空爆により、突撃級の全滅、要撃級の半数の反応が消失、戦車級を含めた小型種は八割が消滅。各機は残りを掃討せよ』
心なしかCPの人の声にも覇気が。……これはあれだ、お化け屋敷とかに入った人間がビビりすぎて逆にお化けにあっても「どいてください」とか言う時の声だ。とにかく目の前で何が起こってもとにかく出口(目的)に行けばいいやっていうあの感じだ。
なんか、NPCの戦術機も動きがよくなった気がしますね。あと少しで勝てるという希望が彼らを後押ししているのでしょう。決して、早く帰りたいとかそういう気持ちで戦っているわけではないでしょう。
そうしてホモ君が十体目の要撃級を倒したところで、戦闘が終了しました。今回のクリアランクも……はい、無事Sを取得できました。では、さっさと帰りましょう。
『お、おい! 待ってくれ!』
離脱しようとするホモ君に気づいた一人が声をかけてきます。このまま無視して帰ってもいいですが、
それだとこの動画を見ているよい子のみんなの教育に悪いので(最初に年齢制限の事を言っていたのを忘れている)、せめてメッセージを残していきましょう。
では、今回はこの辺で。また次回お会いしましょう。
映像記録~元ユーラシア大陸戦線所属衛士へのインタビュー~が追加されました。再生します。
―――あの人について教えて欲しい? わざわざ俺なんかのところに来なくても答えてくれる人間なんかいくらでもいるんじゃないのか?
そりゃまあ、俺はあの人が初めて現れた戦場で戦っていた人間だけどよ。当時の隊長や他の連中だっているだろうに。……え、もう全員聞いた? あ、そう。
わかったよ。そこまで言うなら俺も答えてやるよ。……最初はそうだな。とにかく得体のしれないって感じだったな。あの時の部隊のみんなも全員同じ気持ちだったはずだ。けど、俺達は間違いなくあの人に助けてもらった。その点について感謝の気持ちを抱いていないヤツはいなかったよ。
それからも、あの人とは何度も戦場で出くわしたよ。いきなり現れては戦場で暴れまわった後、フラっと消えちまう。その内、あの人の事を機体の色と合わせて「ブラックゴースト」って呼ぶ奴が出てきてな。いつの間にかそれがあの人の愛称になっていった。
けれど、俺はとてもそう呼ぶ気にはならなかった。あの時、戦車級に齧りつかれていた俺をあっという間に救い出してくれた時から、あの人は俺にとっての「救世主」だ。
―――今じゃ世界の誰もがあの人の事をそう呼ぶけど、一番最初にあの人をそう呼んだのは絶対に俺さ。
クリスカ「演習で失敗したンゴ。これじゃ廃棄処分されちゃうンゴ」
サンダーク「まま、次頑張ればええよ」
クリスカ「ファッ!?」
ホモ君が例のアレをまき散らすよう指示した結果、数年後のユーコンでこんな会話が交わされる……かもしれない。