あ、そういえば催促って一回もしたことなかったな。
ここ好き、感想、評価などいつでもwelcomeなのでぜひお願いします。
「今日やるのはこの曲なんだけど…いける?ひとりちゃん」
「いっいけます!」
私はスライム状の体を引っ張られてスタジオまで来ていた。
ギターヒーローは伊達じゃない!自分の取り柄であるギターくらい、いいとこ見せないと!
 ̄ ̄ ̄
「ド下手だ…」
「う゛っ」
あ、あれ?私、この曲弾けるはずなんだけど…
『説明しよう!ひとりは今までずっと押し入れの中で、ひとりで演奏していたから、人と合わせるのが絶望的に下手なのである!』
あ、ありがとう私のイマジナリーフレンド。
「どうも〜プランクトン後藤で〜す…」
「売れないお笑い芸人みたいなの出てきた!?」
だめだ、私はもう今ので失望されたんだ…もうマヂ無理…ゴミ箱入ろ…
「ゴミ箱汚いからでてきてよひとりちゃん!ていうか、もう本番始まっちゃうよ!?」
「わ、私にライブなんて無理なんですよ結局…」
「今初めて合わせたばかりだし仕方ないよ!わたしもそんなにうまくないし…」
「私はうまいけど」
「そういうこと言うな!とりあえず、頑張ろうよ〜!」
「ぐぬぬ…」
私に与えられたチャンス。
頭の中では、これを逃したらもう二度とこんなことは起きないってわかってる。
「あ、立った」
でも怖い…!逃げたい!
「あれ、しゃがんだ」
でも、私は一度だけのチャンスを無駄にはしたくないと思っている。
それに、私のためについてきてくれた人だっているんだ。その人たちの期待に応えられなくてどうする?
「あ、あの、」
私だってできるんだ!
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結局私は段ボールの中に入って演奏するという判断をした。リョウ先輩、助かりました…
顔も出せなかったし、正直演奏も走っちゃって全然ダメだった…けど、
私は何か踏み出せた気がする。
ああ、今日だけで1000歩くらい歩いたよ。
そんなことを考えながら私は帰路についていた。星咲くんと一緒にね。
「後藤さん、今日の演奏、ほんとに良かったよ」
「あ、ありがとうございます」
「俺は道こっちだけど、後藤さんは?」
「わ、私は電車で帰るのでこっちです…」
「へえ。そういえば、どこ住んでるの?」
「か、神奈川…」
「と、遠いね…」
こんな遠い遠いところに来ているのには深い深い訳があるんだけどね。
「じゃ、じゃあね〜」
「さ、さよなら…」
なんだか気まずいけれど、私にはこういう空気くらいがちょうどいい。
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『今日、バンドでミーティングがあるらしいんですけど、い、一緒に来てくれませんか…!』
今日、私が休み時間全部使って考えた一文である。
ことの発端は今日の朝だったかな?
『今日、バンドのミーティングするから学校終わり次第STARRY来てね〜
怖かったら星咲くんもつれてきていいよ〜』
ええ、言われずともそりゃあつれて行こうとしますとも。
あそこを1人で入れる自信がない!
しかし、現実は非情である。
『ごめんね、今日熱出ちゃったからいけない。ごめん。』
『いえいえこちらこそ見知った人と一緒に行けば少しは怖さが緩和されるかもしれな(ry
私の何かが暴走してしまった。
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「学校の話!略してガコバナ〜」
「高校は私の中学校時代を知らないところがよくて…」
「はいガコバナしゅうりょー!!!」
〜〜〜〜〜〜〜
「次は音楽の話!略して〜?」
「オトバナ〜」
「あっ、青春コンプレックスを刺激しない曲ならなんでも…」
「青春コンプレックスって何」
〜〜〜〜〜〜〜
「作曲ならリョウがやってくれるし、歌詞に禁句が多いならぼっちちゃんが作詞すればいいよ!」
「アイエエエ!サクシ!サクシナンデ!?」
〜〜〜〜〜〜〜
「どっちみちこれからライブするには数万円必要だし、ノルマ代機材代諸々を出すためにみんなでバイトしよう!」
「そうですね〜。バイト!?!?!?!?!?」
「今日1声でたね」
「アットホームで和気藹々とした職場ですよ」
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「…っ、つ」
最終奥義、氷風呂。
「30、29、28…」
「おかーさーん、お姉ちゃんお風呂で沈んでる〜」
この後、扇風機の前でギターをかき鳴らす。下着で。そして冷えピタ。完璧!
「うおおおおお!風邪ひけ風邪引け風邪ひけ風邪ひけ!」
そういえば、星咲くん風邪で休んでた。確実に風邪を引くにはこうするしかない!
『風邪をうつしてくれませんか』
『いやなんでだよ』
断られちゃった。
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結局、風邪は引くことなく月曜日を迎えた。
今日、STARRYに行くとバイトがある。逃げたい、超逃げたい!!
でもそれで逃げられるならインキャやってませんよってね。
「アア、バイト嫌だバイト嫌だバイト嫌だバイト嫌だバイト嫌だバイト嫌だバイト嫌だバイト嫌だ」
「どうしたん…」
星咲くんに見つかりました。
「えっと、本当にどうしたの?後藤さん」
「え、えっと実は…」
星咲くんに、バイトに行くことになったということを伝える。
「ああ、それであんなロインを…」
「わ、私にはバイトなんて絶対無理なんですよ」
今思っているがままのことを口にする。
「え〜、後藤さんならできると思うけどね」
「無、無理です!むむむむむむむむむむむむむむむむむむむm
私にはバイトなんて無理!
「わかった!そのバイト、俺もついていくよ」
「ほ、ほんとうですか?」
「俺は嘘つかないからね」
「じゃ、じゃあ虹夏先輩に伝えておきます」
星咲くんがついてきてくれるみたい!じゃあ早速虹夏ちゃんに連絡を、
『あの、今日星咲くんもバイトに一緒に来てくれるみたいです』
これでいいだろう。
あ、返信きた、早いね。
『わかった!じゃあお姉ちゃんに星咲くんもバイトに入れるように頼んどくね!』
あれ、星咲くんもバイトすることになってるみたいだけど、大丈夫かな?
「えーっと、俺が開店する前に入るのはダメだと思うから、俺はお客さんっていう程で入るよ。」
「あ、え、虹夏先輩にロインしたら、お姉ちゃんに星咲くんもバイトに入れてって頼んどくって」
「ふぇ、俺バイトするん?」
あっ、やらかしたやつだ。
結局、星咲くんもバイトしてくれるみたい。百人力ですね。
「あ、そうだ」
星咲くんは思い出したように言った。
「今日から、昼ごはん一緒に食べない?」
「え、は、」
まさかのお誘いだ。
ま、待て後藤ひとり!これはまたまたチャンスだ!!ここで断ったら昼ごはん誘ってくれる人なんて二度と現れないぞ!
「お、お願いしましゅ」
「やった!」
ま、断らないじゃなくて断れないなんだけどね。なんか2回目な気がする。
まあ、一緒にご飯食べたかったのも事実だし、断らなかったけどね。
「じゃあ、明日からよろしく。明日もここ集合でいい?」
「あ、じゃあそれで…」
なんか星咲くんがにやけてる。なんだか私みたい。
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放課後、私はSTARRYの前まで来ていた。
でもだめ、やっぱり1人で入るの慣れない…!!
なんやかんやで星咲くんを待っていると、彼はやってきた。待ってたよ…!
「どうしたの?もしかして鍵かかってる?」
「い、いやそういうわけではなくて…」
怖くて開けられないなんていえない…
「ん?まあとりあえずは「チケットの販売は5時からですよ」ふぁっ」
後ろから見知らぬ女の人の声がすると、目先の鋭い黄色ロングの女性が立っていた。
「てか、虹夏のバンドメンバーの付き添いじゃん。確かバイトしたいんだっけ」
あれ、どうやら女性と星咲くんは知り合いのようだ。
「あ、そうです。ていうか、こっちがそのバンドメンバーですね」
「ひゃ、ひゃい!」
急に私に振らないで星咲くん…怖い、目つきが怖い!
「あの段ボールの中に入ってた子か。確か…マンゴー仮面?」
「違いますよ」
「マ、マンゴー仮面です!!」
あだ名つけてくれた…この人、好き!
「なんで喜んでんのよ」
「まあ、とりあえず入りな」
「あ、ぼっちちゃんと星咲くんやっときたね。それとお姉ちゃんも」
「ここでは店長と呼べ」
「ひぃ…」
やっぱりこの人怖い!って、この人ここの店長さんか。
「ちょっと、ぼっちちゃん怖がらせないでよ〜」
「いや、別にそういう気は」
ぼっちちゃんっていうあだ名で呼ばれると、いい…じゃなくて。
「あ、これ履歴書です」
え、星咲くん履歴書持ってきたの?私、持ってきてない!!
「ありがとう。じゃあ、面接するからこっちきて」
「え、お姉ちゃん面接するの?」
「店長って呼べといったろ。それに、バイト始める前に面接するのは普通だ」
え、面接あるの?星咲くんが面接落ちたら困るし、何より私面接なんて無理だ…!
「ワタシ、メンセツ、シタクナイ」
「なぜかぼっちちゃんにダメージが入ってる!?」
「その、ぼっちちゃん?は面接しなくていいよ。あのライブが面接みたいなもんだから」
よかった、助かった…
「じゃ、ついてきて」
「はい」
星咲くんが落ちたら心細いよ。だから頑張って!!!
この小説にしては長すぎる3500字。読みにくかったらごめんね!
頭痛が痛い中頑張ってかきあげたから褒めて
これから星咲くんに行ってほしいところ
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新宿のあそこ
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ぼっちの家(熱出たから送る的な)
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虹夏ちゃんの家(バイト中に倒れる的な)
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原作通りで特にどこにもいかなくてもいいよ